名古屋市南区にて雨漏り対策!ベランダの手すり壁の上端の笠木にルーフィングを施工!昔の笠木鈑金の修繕工事!

雨漏りがしやすい笠木鈑金と笠木材の隙間にルーフィングを貼っていきます

笠木の隙間にルーフィング

名古屋市南区にお住まいのお客様から、強い雨が降ると部屋の中に雨染みができて困っているというご相談をいただきました。
早速ご訪問し、目視による点検調査を行わせていただきました。
今回の現場ブログでは、笠木と笠木鉄板の間に防水紙としてルーフィングを貼り、防水処理を行う作業の様子をご紹介します。

笠木鈑金と木材の隙間にルーフィングを貼って雨水を防いでいきます

笠木の板金を取り外します
笠木木の上にルーフィングを貼ります

まず、笠木の上に被せて取り付けられている笠木鈑金を、横から固定している釘を取ってから取り外していきます。
取り外した板金と固定の釘は紛失しないように、注意して保管しておきます。

ルーフィングの接続に防水テープを貼ります

笠木木の上からルーフィングを打ち、タッカーで固定していきます。
貼り合わせたルーフィング同士の接続部分には、雨水が入り込まないように粘着力のある防水テープを貼っておきます。

取りはずした笠木鈑金を再度取り付けます
ハンマータッカー

笠木にルーフィングを貼ったら、その上から最初に取り外して保管しておいた笠木鈑金を取り付けていきます。
笠木に貼ったルーフィングには、笠木の横部分にタッカー(建築用ホッチキス)で打ち止めしていきます。

取り外しておいた笠木鈑金を再度取り付けて固定していきます

固定ビスを打って行きます
笠木鈑金の横からビスを打ち固定します

ルーフィングを貼った笠木に被せるように、笠木鉄板を取り付けていきます。
笠木鉄板の固定方法として、ビスを笠木鉄板の横部分から打ち込んでおきます。
なお、笠木鈑金の上側にはできるだけ固定用の釘やビスなどは打たないようにしておきます。
上から固定のビスや釘を打って固定する場合、雨水が溜まりやすいのか?防水処理を行っても、雨漏りがしやすくなってしまいますね。

笠木鈑金のコーナー部では板金の重ね部分に隠しでビスを打ちます

直角コーナーでは、重なったところの隠れる部分でビスを打って固定をしておきます。
その後、もう一つのコーナー板金を取り付けて横に固定でビスを打って行きます。
もう一つのコーナー板金を取り付ける前に、裏側に雨水が回らないように重なり部分でコーキングボンドを塗っておきます。

コーキングボンドで目地塞ぎで塗っていきます

マスキングテープを貼ってコーキングのはみだし注意

笠木鈑金を取り付けたら、雨水などが入りそうな隙間などを防水処理を行っていきます。
板金同士の接続部分などの隙間を中心に、その両端にマスキングテープを貼っておきます。
このマスキングテープを貼っておくことで、はみ出さずにコーキングボンドを塗れば、マスキングテープを取ったときに綺麗になります。
そのため、接続部分にコーキングボンドを塗る時には、マスキングテープは必須な商品となります。

板金の隙間をコーキングで埋めます

笠木鈑金の隙間ができたところに貼っていった、マスキングテープ同士の間にコーキングボンドを塗っていきます。
必要分のコーキングボンドを塗っていったら、表面などを均していきます。
コーキングボンドが乾く前に、最初に貼ったマスキングテープを取り外していきます。
これ以外にも、笠木鈑金の固定で横から打ったビスの頭部分も、コーキングボンドを塗っていきここからの雨水の進入を防いでいきます。

ベランダ壁がモルタル使用になっていたがヒビが入っていました
ヒビはコーキングで埋めておきました

ベランダの壁部分がモルタル塗りしていましたが、経年劣化にてクラック(傷)が入っておりました。
ここには、応急処置ですが上からコーキングボンドを塗って、雨水が入り込まないようにしておきました。
基本的に、このようなモルタル壁でクラック傷が入っている場合、早めの対応(壁の修復作業など)を行った方が良いですよ!
この隙間から雨水が入って、内部で腐食してこのモルタル壁が傷が入ったところで、大きく下に落ちてくる可能性は十分にありますよ。
住人が住んでいて歩くことが多い場所なら、歩行している時に上から落ちてきたら大事故になることもありえますので、放置だけはしないようにしてください!

作業が完了してお客様にお伝えしました。
お客様も、工事の内容の写真を見ていて「これから雨が降っても心配することが無いですね!」と喜んでおりました。

まとめ

今回は、強雨が降ると部屋の中に雨染みができて困っているお客様の雨漏り修理を行いました。
笠木と笠木鉄板の間にルーフィングを貼ることで、雨水の浸入を防ぎ、雨漏りを解消することができました。
雨漏りは、建物内部の腐食を進行させるだけでなく、住まいの快適性を損なう原因にもなります。
定期的な点検やメンテナンスを行い、早めの対策を心がけましょう。

この記事が、皆様の雨漏り対策に少しでもお役に立てれば幸いです。

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