見えない欠陥まで全てリセット!これから30年、安心して住める「防災屋根」へ

こちら現場での初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

名古屋市中区で雨漏り修理!サビに強い「ガルバリウム中樋」へ交換!防水加工の全貌

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 雨漏り解決へ!新中樋取り付けとプロの防水技術 前回、ボロボロになった防水シートを新しく貼り替え、雨漏りの「…

「雨漏りの原因が、まさか新築の時からの手抜きだったなんて…」
名古屋市中川区のお客様は、調査結果を聞いて驚きを隠せませんでした。

サーモグラフィーと高所カメラで見抜いたのは、瓦の下にあるはずの「板金」が入っていないという致命的な欠陥。
表面的な修理では直らないと判断し、屋根全体を新しく作り直す「葺き替え(ふきかえ)工事」を行いました。


【重要】ご相談のきっかけ・工事の背景

「押入れの天井にシミができて、雨漏りしているようなんです」。
一本のお電話から、今回の屋根リフォーム工事は始まりました。
お電話をくださったのは、名古屋市中川区にお住まいのお客様。
不安なご様子が声からも伝わってきました。

すぐにお電話で詳しくお話を伺うと、雨染みは日に日に広がっているとのこと。
私たちは、正確な状況を把握し、お客様の不安を一日でも早く解消するため、すぐに現地調査の日程を調整いたしました。
ご訪問当日、問題の押入れを拝見すると、天井にはっきりと雨染みが広がり、雨漏りの跡が生々しく残っていました。

しかし、雨水の入口は必ずしもその真上にあるとは限りません。
そこで、目には見えない雨水の通り道を発見するため、専門機材であるサーモグラフィーカメラを使用しました。
すると、天井裏には私たちの予想以上に広範囲にわたって雨水が溜まっていることが判明。
この深刻な状況を解決するためには、雨水の浸入源である屋根の徹底的な調査が不可欠であると判断し、お客様にご説明の上、高所カメラを用いた詳細な屋根点検へと進むことになりました。

建物の状況

築年数約25年ほど
工事費用約300万円ほど
施工期間約14日ほど
建物種別戸建て(木造)
目次

作業のビフォーアフター

06.中川区 作業開始前
04.中川区 アンケート 完了写真

名古屋市中川区で発生した雨漏り、原因は押入れ天井裏の浸水でした

お客様からのSOS「天井に雨染みが…」

01.中川区 瓦破損 雨漏りしていたのでバケツが置いてありました。

「押入れの天井から雨漏りがしていて困っているんです」。
名古屋市中川区にお住まいのお客様から、切実なご相談のお電話をいただいたのが今回の工事の始まりでした。
詳しい状況をお伺いするため、まずはお電話で簡単なヒアリングを実施。
その後、お客様のご都合に合わせて、専門スタッフが現地調査にお伺いするお約束をいたしました。

サーモグラフィーカメラで判明した天井裏の深刻な状況

02.中川区 瓦破損 押入れ天井から雨漏りが発生して雨水で腐食しています。
03.中川区 瓦破損 熱源カメラで雨漏り位置を撮影しました。

後日、お客様宅へご訪問し、ご挨拶ののち、問題となっているお部屋へご案内いただきました。
押入れの天井には、お客様が発見された時にはすでに雨染みが広がり、雨水が滴っている状態でした。

私たちは、目に見えない雨水の侵入経路を正確に把握するため、専門機材であるサーモグラフィーカメラを使用しました。
雨染み部分を撮影すると、天井裏に広範囲で雨水が溜まっている様子が紫色で映し出され、深刻な状況であることが確認できました。

※必ずしもサーモグラフィーカメラが雨漏りの跡を発見することが出来にあ場合もあります。
お問い合わせの時点で、担当者にお聞きください。

屋根に登らずに原因を特定!高所撮影カメラによる詳細調査

雨漏りの原因は屋根瓦にあると予測

04.中川区 瓦破損 高所撮影用のカメラで屋根上を撮影!

室内の状況から、雨漏りの直接的な原因は屋根にあると確信しました。
外から屋根を見上げると、そこには経年劣化した「モニエル瓦」が葺かれていました。

モニエル瓦は、表面に塗装が施されたセメント瓦の一種で、年数が経つと表面が劣化し、苔などが付着して非常に滑りやすくなります。
そのため、直接屋根に登っての点検は瓦を破損させるリスクが伴います。

安全かつ正確な調査を可能にする高所撮影カメラ

05.中川区 瓦破損 撮影中に瓦が破損していることを発見。

このようなケースで活躍するのが、私たちが常備している高所撮影用のカメラです。
これは、釣り竿のように伸縮する長いポールの先にカメラを取り付け、手元のモニターで屋根の状態をリアルタイムで確認できる機材です。
最大で約7メートルの高さまで伸ばせるため、安全を確保しながら屋根の隅々まで詳細な点検が可能です。
このカメラで屋根全体を撮影していくと、雨漏りの原因と考えられる破損箇所を2つ発見しました。

雨漏りを引き起こした3つの複合的な原因とは?

原因1:新築時のものと思われる瓦の破損と不適切な修理跡

06.中川区 瓦破損 新築時から誤った修理が施されていました。

一つ目の破損箇所は、明らかに人為的なものでした。
おそらく新築時の屋根工事や足場解体の際に作業者が瓦を破損させ、その場しのぎの簡単な補修で済ませてしまったのでしょう。
当時の現場管理が適切に行われていなかったため、誰にも気づかれないまま、長年雨漏りの原因となっていた可能性が非常に高い状態でした。

原因2:経年劣化によるモニエル瓦の亀裂とズレ

07.中川区 瓦破損 破損した瓦部品がズレ落ちています。

もう一つの原因は、経年劣化による瓦自体の問題です。
新築当初は目に見えなかった微細な亀裂が、長年の風雨や紫外線の影響で徐々に広がり、最終的に瓦がズレ落ちてしまったと考えられます。

原因3:ケラバ袖の「水流れ板金」の欠落

10.中川区 瓦破損 ケラバ水流れ板金が未施工でした。

さらに調査を進めると、屋根の側面部分である「ケラバ袖」という箇所に、本来あるべき「水流れ板金」が取り付けられていないことが判明しました。
この板金は、屋根の内部に雨水が浸入するのを防ぐ非常に重要な部材です。
これがないためにケラバ袖付近から雨水が内部に流れ込み、瓦を固定している釘が腐食して、瓦のズレを引き起こしていた可能性も考えられました。

お客様へのご提案:根本解決のための屋根葺き替え工事

調査結果のご報告と複数のお見積もり提示

点検調査の報告

調査で撮影した動画をお客様にご覧いただきながら、雨漏りの原因と屋根の現状を丁寧にご説明しました。
その上で、解決策として以下の複数の選択肢をご提案し、それぞれのお見積書を作成してお渡ししました。

  1. 破損箇所のみを修理する部分補修工事
  2. ケラバ袖全体に水流れ板金を取り付ける工事
  3. 屋根全体の耐久性と防水性を根本から見直す、新しい屋根瓦への「葺き替え工事」

安全第一!屋根葺き替え工事の第一歩は仮設足場の設置から

新しい屋根材への葺き替え工事というご決断

01.中川区 屋根葺き替え 安全対策で建物周りに仮設足場を設置します。

お客様は複数の見積もりをじっくりとご検討された結果、今後の安心と建物の資産価値向上も考慮し、新しい屋根瓦に交換する「葺き替え工事」をご依頼くださいました。
後日、正式な工事契約を取り交わし、詳細な作業スケジュールをお客様にお伝えしました。

足場部材の搬入と組み立て

03.中川区 屋根葺き替え それぞれに必要な材料を配置します。
06.中川区 屋根葺き替え 屋根上まで仮設足場を設置します。

屋根リフォームのような高所作業では、作業者の安全確保と作業品質の向上のために、仮設足場の設置が不可欠です。
まず、建物の周囲に必要な足場部材を配置し、専門の職人が手際よく屋根の高さまで足場を組み上げていきます。
お客様の敷地に余裕がある場合は、作業者が安全に昇り降りできる階段も設置します。

周辺への配慮も万全!養生ネットの取り付け

08.中川区 屋根葺き替え 養生シートの付属の紐で足場に緊結していきます。

足場が組み上がったら、その周囲を「養生ネット」で覆います。
これは、工具の落下や廃材の飛散を防ぎ、ご近隣への配慮と安全を確保するために非常に重要です。
ネットは付属の紐で足場にしっかりと固定し、強風で飛ばされることのないよう万全を期します。

いよいよ屋根リフォーム開始!既存モニエル瓦の解体・撤去

棟から軒先へ、手際よく瓦を解体

01.中川区 屋根めくり 屋根めくりで棟瓦から順番に撮ります。
03.中川区 屋根めくり 平瓦を上から順番に取り剥がします。

足場と養生の準備が整い、いよいよ本格的な工事の開始です。
表面の塗装が劣化し、防水機能が低下していたモニエル瓦を、屋根の頂点である「大棟(おおむね)」から軒先に向かって一枚一枚丁寧に取り剥がしていきます。

撤去した瓦の効率的な搬出作業

05.中川区 屋根めくり 一塊で固めて後で屋根から降ろします。
06.中川区 屋根めくり 瓦を梯子の荷台に乗せて降ろします。

剥がしたモニエル瓦は、屋根の各所でまとめておき、瓦運搬用の昇降ハシゴ(ウインチ)を使って地上へ降ろします。
ワイヤーで昇降する台車に瓦を載せ、安全かつ効率的に搬出作業を進めていきます。

雨漏りから屋根を守る重要な下地処理

下地合板の腐食を発見、そして補修

01.中川区 屋根めくり 雨漏りしていた部分を野地板合板から変更。
02.中川区 屋根めくり 長年の雨漏りで腐食した野地板合板。
03.中川区 屋根めくり 新しい野地板合板を取り付けて行きます。

モニエル瓦と、その下に敷かれていた瓦を引っ掛けるための木材「桟木(さんぎ)」をすべて撤去すると、新築時に施工された「ルーフィング(防水シート)」が現れます。

そして、高所カメラによる点検で発見していた瓦の破損箇所直下の「野地板合板(のじいたごうはん)」と呼ばれる下地材は、長年の雨漏りによって腐食していました。
この状態から、かなりの量の雨水が屋根裏に浸入していたことが伺えます。

私たちは腐食した部分を丁寧に取り除き、新しい野地板合板を同じ大きさに加工してはめ込み、屋根の強度を回復させる補強を行いました。

新しい野地板を重ね貼りする「増し貼り工法」

06.中川区 屋根めくり 既存のルーフィングに重ねるように合板を取り付けます。
07.中川区 屋根めくり 屋根の頂点部分で合板を合わせます。

今回は、既存の野地板合板とルーフィングの状態が比較的良好だったため、それらを残したまま上から新しい野地板合板を重ねて貼る「増し貼り工法」を採用しました。
これにより、屋根の断熱性や強度がさらに向上します。
軒先から棟に向かって、屋根全体に隙間なく新しい野地板合板を施工していきます。

防水の要!新しいルーフィング(防水シート)の施工

08.中川区 屋根めくり 野地板合板に重ねるようにルーフィングを貼っていきます。
09.中川区 屋根めくり 北側屋根面にもルーフィングを施工します。

新しい野地板合板を貼り終えたら、その上から新しいルーフィング(防水シート)を敷設していきます。
これは雨漏りを防ぐ最後の砦ともいえる非常に重要な工程です。
軒先から棟に向かって、シートの重なり部分に十分な幅を取りながら、隙間ができないよう丁寧に貼り付け、屋根全体を防水シートで完全に覆います。

新しい洋風平板瓦の設置工程

瓦を固定するための桟木(さんぎ)の取り付け

07.中川区 桟木打ち 規定寸法で屋根全体に桟木を取り付けます。
10.中川区 桟木打ち 陸棟部には強力棟部材を設置します。

ルーフィングの上に、新しい屋根瓦を引っ掛けて固定するための「桟木(さんぎ)」を、規定の寸法に従って取り付けていきます。
その後、屋根の頂点部分に「冠瓦(かんむりかわら)」を取り付けるための土台となる「強力棟(きょうりょくむね)」という専用の補強金具と木材を設置します。

新しい瓦の搬入と荷揚げ

01.中川区 瓦上げ 運搬車で梱包された瓦が運ばれます。
07.中川区 瓦替え 荷台には瓦を載せ過ぎないように注意します。

今回お客様がお選びになった、新しい「洋風平板瓦」が瓦メーカーから現場に搬入されました。
破損しないよう丁寧に梱包された瓦を敷地内に降ろし、昇降ハシゴを使って屋根の上まで運び上げます。
長年の経験に基づき、作業効率を考えながら必要な枚数を屋根全体に均等に配置していきます。

軒先から丁寧に取り付け開始

04.中川区 瓦施工 平瓦の裏面に付属した爪を使います。
06.中川区 瓦施工 軒先瓦の先端に耐風クリップを取り付けます。

いよいよ新しい瓦の葺き替えです。屋根瓦の裏側にある爪を桟木に引っ掛け、一枚一枚丁寧に並べていきます。
特に屋根の先端である軒先部分は、雨水の流れをスムーズにし、風による煽りを防ぐため、瓦の先端を少しはみ出して施工します。
この部分には、瓦が浮き上がらないように専用の「軒先クリップ」という固定金具を使用して強度を高めます。

美しさと強度を両立する「組み違い施工」

08.中川区 瓦施工 瓦の形状に沿って施工していきます。
06.中川区 大棟施工 冠瓦を一列屋根頂点に取り付けます。

瓦は、真上に積むのではなく、下の段の瓦の継ぎ目の上に上の段の瓦が来るように、半分ずつずらしながら葺いていきます。
これにより、雨水の浸入を防ぎ、見た目も美しく仕上がります。
一枚ずつ釘で確実に固定しながら、軒先から棟に向かって丁寧に施工を進めます。

細部までこだわる!ケラバ・棟部分の仕上げ作業

ケラバ袖瓦の丁寧な施工と水密対策

05.中川区 ケラバ施工 ケラバ袖部に調整材を取り付けます。
07.中川区 ケラバ施工 ケラバ部に切断加工した瓦を施工します。

屋根の側面であるケラバ部分は、雨漏りがしやすい箇所のひとつです。
まず、高さ調整のために木材を取り付け、下地の木材が見えないように「隠し面戸」という板金を取り付けます。

その後、屋根瓦と壁の隙間から雨水が浸入しないよう、「水密材」という部材を設置。
最後に、専用のケラバ袖瓦を一枚ずつビスで上下左右から頑丈に固定していきます。

屋根の頂点「棟」の仕上げと冠瓦の設置

04.中川区 大棟施工 タルキに面隠しのモルタルを施工します。
05.中川区 大棟施工 冠瓦を一本ずつビスで固定して取り付けます。

屋根の頂点である棟部分も、雨水の浸入口となりやすい重要な箇所です。
平板瓦を棟の形に合わせて正確に切断・加工して取り付けた後、強力棟に設置した下地材の側面に「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」という防水性と耐久性に優れた漆喰を塗ります。
その上に、棟の頂点を覆う「冠瓦」を一本ずつ丁寧に並べ、頂点から長いビスを打ち込んで下地材にがっちりと固定。
これで、屋根葺き替え工事が完了となります。

全ての工事が完了!生まれ変わった美しい屋根

仮設足場の解体・撤去作業

06.中川区 足場解体 設置した足場の最上段から解体します。
08.中川区 足場解体 解体した足場材料を手渡しで降ろします。

屋根リフォーム工事がすべて完了したら、安全対策のために設置した仮設足場を解体します。
まずは養生シートを丁寧に取り外し、屋根の上段から順番に部材を解体していきます。
高所での作業となるため、常にバランスと安全に気を配りながら、地上で待機する作業員と連携して効率よく進めます。
息の合ったチームワークで、スムーズに解体作業は完了しました。

お客様への工事完了報告

09.中川区 足場解体 降ろした足場の材料を整理整頓で積んでいきます。
10.中川区 足場解体 足場の解体が終わって全ての作業工程が終了しました。

足場がすべて撤去され、美しく生まれ変わった屋根の全景が現れました。
これですべての作業が完了です。

私たちは、工事の各工程で撮影した写真をお客様にお見せしながら、どのような作業を行ったのかを改めて詳しくご説明いたしました。
お客様からは、「屋根がきれいになっただけでなく、隅々まで丁寧にチェックして直してもらえて本当に安心しました」と、大変喜んでいただくことができました。


「葺き替え(ふきかえ)」とはどんな工事ですか?

今ある屋根材(瓦など)をすべて撤去し、下地の防水シートや野地板から新しく作り直して、新品の屋根材を乗せる工事です。屋根を「丸ごと交換」するため、防水性も耐久性も新築同様に戻ります。

「モニエル瓦」は塗装ではダメなのですか?

モニエル瓦は現在生産中止されており、割れた場合の交換部品が手に入りません。また、劣化が進むと塗装してもすぐに剥がれてしまうため、長期的に見ると「葺き替え」の方がコストパフォーマンスが良い場合が多いです。

地震対策になりますか?

はい。古いセメント瓦や土を使った工法から、最新の防災瓦と乾式工法(強力棟)に変えることで、屋根が軽量化され、地震の揺れを軽減する効果があります。

それぞれの現場ブログ記事のリスト表!


04.名古屋市中川区 冠瓦修繕 完了写真
【名古屋市中川区】塀瓦修理|落下した「江戸冠瓦」を復旧!針金交換と3重固定で安全対策
02.名古屋市中川区 屋根葺き替え 葺き替え後の屋根。
【名古屋市中川区】雨漏りを防ぐ技と強力棟固定で耐震施工!足場設置から完工まで
後片付けを行って作業の完了
【名古屋市中川区】洗面所の天井から水漏れ!サーモグラフィー調査で原因を特定し復旧
01.名古屋市南区 屋根修繕 足場設置スペースにブルーシートを敷きます。
【名古屋市南区】敷地内でも道路占用許可を取得する理由?安全管理と法令順守!
01.知多市 葺き替え ケラバ袖部の施工での注意点。.JPG
【知多市】雨漏り対策の要ケラバ袖!瓦と板金専用部材での固定と雨水侵入を防ぐ
01名古屋市港区 葺き替え 天井板に雨漏りの染み痕が発生。
【名古屋市港区】雨漏り調査|天井のシミは一直線!原因はDIY補修のズレにあり?

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