【屋根軒先修理】豊明市 軒天が落ちかけた原因は過去の不適切工事!専門業者が行う部分修繕で危険な垂木を補強し瓦を固定
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
その軒天の垂れ下がり衝撃の原因が!部分修繕で不安を安心に変える
工事のきっかけ
豊明市にお住まいのお客様から、「敷地内にある建物の屋根が、なんだかおかしいんです」という、一本のお電話をいただいたのが、今回の工事の始まりでした。
お話を詳しく伺うと、「いつも見ている風景なのに、ふと見上げた時に、屋根の裏側の影の形が違うように見えた。
気のせいかと思ったが、日を追うごとにその違和感が大きくなって、なんだか落ちかけているように思えてきて…とても心配なんです」と、不安な気持ちを打ち明けてくださいました。
ご自宅の敷地内とはいえ、毎日目にする建物の異変は、大きなストレスになります。
万が一、強風や地震で崩れでもしたら、と考えると夜も安眠できないほどの不安だったことでしょう。
その「気づき」と「不安」に一刻も早くお応えしたい。
その一心で、私たちはすぐさま現地調査へと向かいました。
現地に到着し、お客様にご案内いただきながら問題の建物を少し離れた場所から確認すると、長年の経験から、それがお客様の気のせいなどではなく、建物が発している極めて危険なSOSサインであることがすぐに分かりました。
屋根の裏側にあたる軒天部分が、明らかに重力に負けて垂れ下がっていたのです。
お客様の鋭い観察眼が、大きな事故に繋がる前に対処する、最後のチャンスを与えてくれた瞬間でした。
建物の状況
築年数 ・・・ 築100年以上
工事費用・・・ 約70万円ほど
施工期間・・・ 実働6日ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

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ご自宅の敷地にある倉庫や離れ。
普段あまり意識しないその建物を、最近じっくりとご覧になったことはありますか?
先日、豊明市のお客様から「屋根が落ちかけているように見える」という、大変ご不安な様子でご相談をいただきました。
その「何となくおかしい」というお客様の直感は、まさしく建物が発する重大なSOSサインでした。
調査を進めると、そこには単なる経年劣化では済まされない、衝撃的な事実が隠されていたのです。
本記事では、その危険なサインから始まった屋根の部分修繕リフォームの全工程を、余すところなくご紹介します。
原因の特定から、問題を根本から解決する専門的な補強工事、そして災害に強い屋根へと蘇らせる仕上げの技術まで。
私たちの仕事が、お客様の長年の「不安」を、未来への「安心」へと変えていく様子を、ぜひ最後までご覧ください。
目次
軒天が落ちかけた原因は過去の不適切工事!部分修繕で不安を安心に変えた全工程

「敷地内の建物の屋根が、なんだか落ちかけているように見えるんです。
心配なので一度、専門家に見てもらえませんか?」
先日、豊明市にお住まいのお客様から、このような不安なご様子のお問い合わせをいただきました。
私たちは、その「気づき」と「不安」に真摯に向き合うため、早速現地調査へとお伺いしました。
発見した危険なサイン「軒天の垂れ下がり」


建物の少し離れた場所から全体を拝見すると、お客様のご指摘通り、屋根の裏側にあたる「軒天(のきてん)」の天井部分が崩れかかり、危険な状態であることが一目で確認できました。
さらに調査を進めると、この軒天の垂れ下がりが引き金となり、二次的な被害が発生していることも判明。
屋根の骨組みである「垂木(たるき)」が内部で折れていることで軒先が沈み込み、そこに設置されていた「雨樋(あまどい)」まで一緒に引っ張られ、変形してしまっていたのです。
一つの問題が、ドミノ倒しのように被害を広げている危険なサイン。
お客様との対話を通じて、建物の現状と今後の使い方を丁寧にお伺いし、今回は危険箇所に絞って安全性を確保する「部分修繕工事」をご提案。正式にご依頼をいただきました。
衝撃の事実!軒天が垂れ下がった本当の原因は「過去の不適切工事」


安全な作業のための「仮設足場」を設置し、いよいよ本格的な修繕工事に着手します。
原因を特定するため、問題箇所の屋根材を丁寧にめくっていくと、私たちは言葉を失う光景を目の当たりにしました。
なぜ?建物の骨格「垂木」に加えられた致命的なダメージ
軒天が折れかかった原因は、経年劣化ではありませんでした。
屋根の骨格として最も重要な部材である「垂木」に、意図のわからない深い切り込みが入れられ、その断面が極端に細くなっていたのです。
さらに信じられないことに、構造的に最も弱くなったその一点に、追い打ちをかけるように釘が打ち込まれ、垂木が折れることを決定づけていました。
これは建物の構造を全く理解していない、あってはならない危険な作業です。
未来の安全を創る!骨組み再生技術「添え垂木」による補強工事


私たちの使命は、この問題を根本から解決し、お客様に未来の安心をお届けすることです。
早速、弱ってしまった骨組みを再生させるための「添え垂木(そえだるき)」工法で、本格的な補強工事に着手しました。
これは、傷んだ既存の垂木の真横に、新しい丈夫な垂木をぴったりと寄り添わせ、強力なビスで完全に一体化させる技術です。
この作業を問題範囲のすべての垂木に一本一本丁寧に行い、二度と動くことのない、力強い骨格を再生させました。
見えない部分へのこだわりが、屋根全体の強度を決める


力強い骨組みが完成したら、次は屋根の下地作りです。
完成後には見えなくなってしまう部分ですが、ここでの一手間が、この先の何十年という安心を支えます。
盤石な下地を作るための「隙間を埋める」一手間
垂木の補強によって生じた、屋根の一番低い位置にある「軒桁(のきげた)」と、これから張る下地「野地板(のじいた)」との間のわずかな隙間。
これを放置せず、木材でぴったりと埋めてから野地板を張ることで、ズレのない平滑で頑丈な下地が生まれます。


屋根の生命線「防水処理」と瓦を支える「桟木」の設置
新しい野地板を張り終えたら、次は建物を雨から守る最重要工程です。
野地板の全面に、雨漏りを防ぐ最後の砦「防水紙(ルーフィング)」を隙間なく施工。
さらにその上に、屋根瓦を正しい位置に固定するための「桟木(さんぎ)」を、規定通り正確に取り付けます。
台風や地震に負けない!災害に強い現代の瓦固定工法


万全の下地が整い、いよいよ屋根の顔となる瓦葺きです。
昔のようにただ瓦を載せるだけでなく、近年の自然災害に備えるための防災工法で施工します。
軒先瓦を守る「二重ロック」
最も風雨に晒される「軒先瓦(のきさきがわら)」は、錆に強い針金で物理的に固定する「緊結」と、高機能な「南蛮しっくい」で強力に接着する、二重のロックで万全を期します。


全ての瓦を固定する「防災ビス留め」
二段目以降の「平瓦(ひらがわら)」も、一枚一枚に下穴を開け、防水パッキン付きの特殊なビスで下地の桟木に全数固定。
これにより、台風や地震の揺れによる瓦の飛散やズレを最小限に抑えます。
工事完了!お客様の不安を「安心」に変えることが私たちの使命です


最後の瓦一枚まで一切の妥協なく施工を進め、ついに部分修繕リフォーム工事の全工程が完了しました。
お客様へご報告すると、美しく蘇った屋根を見上げ、「綺麗になってうれしい。これで屋根が落ちる心配をしなくてよくなった」と、安堵の表情で喜んでくださいました。
お客様が日々抱えていた不安を、私たちの技術で「安心」に変えること。
それこそが、この仕事の最も大切な目的であり、最高の喜びです。
初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『豊明市【屋根軒先修理】経年劣化から軒先の垂れ下がり放置は危険!雨漏りや瓦の落下に繋がる前に点検調査で原因特定!』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『【屋根軒先修理】豊明市 崩れかけた屋根の軒先部!躯体から補強修理して瓦で施工!工事後のお客様の声アンケート!』
ヤマムラ建装 株式会社では

