【名古屋市南区】原因は陸屋根の防水劣化？天井のシミや壁の穴から調査！過去の屋根塗装の失敗による被害も特定！【雨漏り点検】
ヤマムラ建装株式会社writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
名古屋市南区での緊急雨漏り点検！陸屋根の防水劣化と天井からの漏水を施工者が徹底調査
「突然、部屋の天井から水が落ちてきた」というお客様からのSOSを受け、名古屋市南区へ緊急の雨漏り点検に伺いました。
一見すると屋根の不具合だけが原因に思えますが、現場の状況は想像以上に複雑でした。
陸屋根の防水層の劣化、2階押入れの雨染み、さらには1階居間の壁紙破損と、建物全体が悲鳴を上げている状態です。
実は、過去に行われた屋根塗装の不備が被害を拡大させている可能性も見えてきました。
建物の構造を知り尽くした施工者として、どのように漏水箇所を特定し、解決へと導くのか。
実際の調査写真とともに、職人による現場レポートをお届けします。
【名古屋市南区】天井からの雨漏り、原因は陸屋根の防水層？緊急点検レポート
先日、名古屋市南区にお住まいのお客様から、緊急の雨漏り点検調査のご連絡をいただきました。
お話を伺うと、ある日突然、お部屋の天井から雨水が漏れ始めたとのこと。
大変ご不安な状況だったことと思います。
お客様のお宅は築年数が経過しておりましたが、実は数十年前にも陸屋根（屋上）の防水工事をされていたそうです。
しかし、当時の施工者様は既にお店を閉じられてしまったとのことで、お困りの中、インターネットで調べて弊社のホームページを見つけ、ご連絡くださいました。
こうした古い施工履歴がある場合、現在の雨漏りが過去の防水工事の劣化によるものか、建物の構造的な要因によるものかを切り分けるのが重要になります。
弊社は地域で長く屋根リフォームや防水工事を手掛けており、様々なケースに対応してきた実績がございます。
お客様と弊社のタイミングが合う日時で調整させていただき、早速、点検調査のためご訪問させていただきました。
経験豊富な職人さんが丁寧に屋根と防水層の状態を入念にチェックし、雨漏りの原因を特定していきます。
お客様が抱える不安を一日でも早く解消できるよう、まずは正確な原因究明と適切な修理計画をご提案させていただきます。
名古屋市南区エリアで屋根や防水のことでお困りでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
目次
2階押入れの天井から原因を特定！徹底調査の様子
先日、お客様より「室内で水滴が落ちてくる」とのご相談をいただき、現地にて雨漏り点検を実施いたしました。
ご挨拶の後、すぐに被害が発生している2階の押入れ周辺から調査を開始しました。
一般的に雨漏りは「屋根の破損」が原因だと思われがちですが、実際には外壁のひび割れやサッシ周りなど、様々な要因が複雑に絡み合っているケースも少なくありません。
そのため、私たち施工者は、まず室内の状況から「水の侵入経路」を慎重に読み解きます。
今回の調査を進めていく中で、押入れの天井部分だけでなく、付近の内壁にも雨水が伝った明確な形跡（雨染み）を確認しました。
現状では、このエリアを中心に漏水が発生していると予測を立てています。
しかし、水は建物の内部を複雑に伝うため、出口と入口が離れていることもあります。
経験豊富な職人さんとしての知識をフルに活かし、慎重に原因特定を行った上で、確実に雨漏りを止めるための最適な修理をご提案させていただきます。
雨漏りのサイン】天井と壁の隙間からの水漏れ、陸屋根の防水切れが原因かも？
室内の調査を進めると、お部屋の隅にある天井板と内壁の境目から、雨水が絶え間なく流れ落ちている状況を確認しました。
床にはタオルが置かれ、溢れ出る水を吸い取る応急処置がされていました。
お客様が懸命に対応されていましたが、タオルがすぐに濡れてしまうほどの水量を見ると、建物へのダメージが心配されます。
この漏水箇所と建物の構造から、屋上部分である陸屋根（平らな屋根）の防水機能が著しく劣化している可能性が高いと考えられます。
陸屋根は水が溜まりやすく、防水層が傷むと今回のような雨漏りに直結しやすいのです。
正確な原因特定には屋根上の詳細な点検が必要ですが、私たち施工者の経験上、今は非常に雨水が侵入しやすい危険な状態にあると言えます。
建物を守るためにも、熟練の職人さんによる早急な調査と修理が必要です。
【天井に謎の穴？】雨漏りによる腐食のサインと、修理の優先順位
詳細な点検を進める中で、天井板の一部に、雨漏りによる湿気や腐食が原因と思われる穴が2か所空いているのを発見しました。
普段の生活では天井をまじまじと見上げる機会は少ないため、今回のお客様のように「気が付かないうちに穴が空いていた」というケースは珍しくありません。
これは、見えない部分で長期間にわたり水が回っていた証拠でもあります。
弊社では、傷んでしまった天井板の交換工事といった内装リフォームも一貫して対応可能です。
しかし、お客様は「まずは雨漏りを確実に治したい」と希望されました。
これは非常に賢明な判断です。
いくら内装を綺麗に直しても、大元の漏水が止まっていなければ、またすぐに腐食が始まってしまうからです。
私たち施工者としても、まずは建物の寿命を守るための修理を最優先にご提案します。
経験豊富な職人さんが原因を根絶し、安心できる状態にしてから、次のステップへ進みましょう。
【1階天井の雨漏り】壁紙の剥がれは危険信号！過去の「屋根塗装」が原因かも？
調査の手を1階の居間へと広げると、天井のクロス（壁紙）が雨漏りの影響で破れ、深刻なダメージを受けている箇所が見つかりました。
この部屋の真上にあたる屋根を確認すると、カラーベストと呼ばれるスレート屋根材が使用されていました。
お客様によると、十数年前に屋根塗装のメンテナンスを行ったそうです。
実は、この「過去の塗装」に原因が潜んでいるケースが少なくありません。
塗装の際、屋根材同士の隙間を塗料で完全に塞いでしまうと、入った雨水の逃げ場がなくなり、毛細管現象で屋根裏へと水を吸い上げてしまうことがあります。
現場の状況から、過去の施工における配慮不足による雨漏りの予感が強くしました。
私たち施工者は、こうした「誤ったメンテナンス」による被害も見逃しません。
推測を確信に変え、適切な処置を行うため、すぐに屋根の上に登り、熟練の職人さんの厳しい目で詳細な点検調査を行います。
FAQ（よくある質問）
Q1. 昔、家を建てた工務店がなくなってしまったのですが、見てもらえますか？
A. はい、もちろんです。
今回の記事のお客様のように、施工店が廃業されて相談先にお困りの方からのご依頼も数多く承っております。
過去の履歴も含めてしっかり調査しますのでご安心ください。
Q2. 天井にシミがあるだけで、水は落ちてきていません。点検は必要ですか？
A. 早めの点検を強くおすすめします。
シミが出ている時点で、天井裏ではすでに雨水が侵入しています。
記事中の事例のように、気づかないうちに木材が腐食し、穴が空いてしまう前にご相談ください。
Q3. 雨漏り修理と一緒に、シミになった天井の張り替えも頼めますか？
A. はい、対応可能です。
ただし、まずは雨漏りの原因を完全に直すことが最優先です。
水が止まったことを確認してから、内装の復旧工事を行う順序をおすすめしています。
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