名古屋市中川区で築100年の屋根リフォーム!職人の技で仕上げるケラバと平部の和瓦施工

屋根の端であるケラバの納まりも美しく決まり、工事はいよいよ平瓦(桟瓦)を葺き上げるメイン作業に入りました。
重厚で美しいこの和瓦は、職人の指先の感覚と目による微調整が美観と寿命を左右する、難易度の高い施工です。

台風や地震などの災害に負けない屋根を作るには、瓦の並びだけでなく、見えない固定にこそ技術が必要です。
今回は、強風対策となるケラバ・軒先の二段階固定や、雨漏りを防ぐ瓦の加工技術まで、施工者のこだわりを徹底解説します。

前回の現場ブログ記事は?

【名古屋市中川区】屋根職人が施工!軒先とケラバを固定し強風に勝つ屋根葺き替え

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 職人が魅せるいぶし瓦の美しさと強風に耐える固定技術 下地作りが完了し、いよいよ新しいいぶし瓦を屋根全体に葺…

こちら現場での初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

【名古屋市中川区】築100年の屋根雨漏り点検!瓦のズレや経年劣化を調査!

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 名古屋市中川区の築100年平屋で雨漏り点検!いぶし瓦の劣化と南面葺き替え工事の現地調査 「天井から雨が漏れてき…

「ケラバ」から「平部」へ、職人の技が光る和瓦施工

07.名古屋市中川区 屋根葺き替え ケラバ袖瓦を取り付けビスで固定打ちします。

今回採用したこの和瓦は、日本建築特有の重厚感があり非常に美しい反面、一枚一枚の噛み合わせや並びを調整するのに高度な技術を要する、難易度の高い製品です。
マニュアル通りにはいかないデリケートな素材だからこそ、長年の経験を持つ熟練の職人さんが、その指先の感覚と目で微調整を行いながら、ベストな位置に納めていきます。

ただ並べるだけではありません。
施工者の腕次第で寿命も美観も変わるのが瓦屋根の奥深さです。
波打つような美しい瓦のラインが出来上がっていく様子を、ぜひご覧ください。

【台風対策】屋根の端が一番危ない?「ケラバ瓦」の落下を防ぐビス固定の秘密

11.名古屋市中川区 屋根葺き替え ケラバ袖瓦を一枚ずつ釘で打ち込み固定します。
12.名古屋市中川区 屋根葺き替え 屋根の左端にも専用のケラバ瓦を取り付けます。

左右のケラバ袖部(屋根の端)の施工では、念には念を入れた「二段階の固定」を行います。
まず、上下の瓦が重なって隠れる部分にある釘穴へ、確実に釘を打ち込みます。
そして陸棟部まで積み上げた後、仕上げとして側面からビス釘を打ち込み、建物とガッチリ一体化させます。

なぜここまで厳重にするのでしょうか?
それは、切妻屋根の構造上、軒先ケラバなどの端部分は屋根から少し飛び出しており、台風などの強風で最も下から煽られやすい場所だからです。

実は、昔の建物の多くはこの「ビス止め」がされておらず、強風で瓦が浮き上がり、最悪の場合は落下してしまう事故が後を絶ちません。
私たち施工者は、見えない内部の釘と表面からのビス釘、このダブルの対策で災害に強い屋根仕上げを徹底しています。
「ウチの屋根は固定されているかな?」とご不安な方は、ぜひ経験豊富な職人さんによる点検をご利用ください。

瓦は「互い違い」に留める!平瓦の固定技術と乾式工法の秘密

13.名古屋市中川区 屋根葺き替え 一枚ずつ上に昇るように瓦を施工します。
14.名古屋市中川区 屋根葺き開け 瓦には釘穴があるのでそこに釘を打って行きます。

いよいよ屋根の大部分を占める「平瓦(桟瓦)」の施工です。
昔の土を使う「湿式工法」とは異なり、現代の主流である「乾式工法」では、屋根の形状に合わせて右からでも左からでも柔軟に施工を開始できるのが特徴です。
これにより、職人さんは現場の状況に応じた最も効率的な手順で作業を進めることができます。

そして、強風に負けない屋根を作るための重要なポイントが「の打ち方」です。
全ての瓦に闇雲に打つのではなく、二枚に一枚の間隔で打ち込み、次の列ではその位置を一つずらして配置します。
こうしての位置を「ひし形」や「ジグザグ」になるよう計算して配置することで、瓦同士が互いに隣の瓦を押さえ合う力が生まれ、全体として非常に強固な固定力が発揮されるのです。

一見単純な作業に見えますが、この計算された配置こそが、台風時の瓦の飛散を防ぐ鍵となります。
見えない部分の安全管理も、私たち施工者にお任せください。

【屋根の頂点】雨漏りを防ぐ「最後の1枚」!陸棟部での瓦加工と隙間対策

軒先から一枚ずつ丁寧に積み上げてきた桟瓦(さんがわら)の施工も、いよいよ屋根の頂点である「陸棟部(りくむね)」に到達します。

しかし、ここで既製品の瓦が計算したようにピタリと収まることは稀です。
どうしても棟の中心との間に、半端な「隙間」が生まれてしまいます。

ここからが職人さんの腕の見せ所です。
この隙間を適当に埋めてしまうと、そこが水の侵入口となり、将来的な雨漏りの重大な原因となりかねません。

そのため、私たち施工者は、その場の隙間に合わせて瓦をミリ単位で加工切断し、パズルのピースのようにピッタリと収まる特注サイズの瓦を作り出します。
「入らないなら、入る形を作る」。
この手間を惜しまず、限界まで隙間をなくして納める執念こそが、家を長く守る強い屋根を生み出すのです。

【強風対策】軒先瓦は「ビス固定」で守る!塩ビ屋根との取り合い加工も完了

16.名古屋市中川区 屋根葺き替え 瓦施工後軒先瓦にもビスで固定打ちします。
17.名古屋市中川区 屋根葺き替え 塩ビ屋根部分は加工して干渉しないようにします。

仕上げの工程として、屋根の最前線である軒先瓦の完全固定を行います。
ケラバ(袖)同様、ここも強風の影響を最も受けやすい場所です。

そのため、瓦にあらかじめ設けられた釘穴を利用し、下地の軒板(のきいた)に向けて長いビスをしっかりと打ち込みます。
上からの荷重でズレたり、台風で捲れ上がったりしないよう、物理的にガッチリと固定することで、長期的な安全性を確保します。

また、以前仮加工しておいた塩ビ屋根(テラス屋根)との干渉部分も、最終調整を行いました。
新しい和瓦特有の丸い形状に合わせて、接触して割れないよう絶妙な隙間(クリアランス)を保ちつつ、塩ビ屋根を丁寧に切断加工して綺麗に納めました。

これで、屋根全体の和瓦の施工がすべて完了いたしました。
見えなくなる固定部分から、目に見える細部の収まりまで。
こだわり抜いた職人さんの仕事ぶりは、必ずやお住まいの寿命を延ばしてくれるはずです。


なぜ瓦をビスや釘で固定する必要があるのですか?

台風や地震の際に瓦がズレたり落下したりするのを防ぐためです。昔の工法では土の重みで載せているだけでしたが、現在は全ての瓦を固定して安全性を高める工法が主流です。

平部の瓦の釘打ちは全ての瓦に行いますか?

全数打ちや千鳥打ち(交互打ち)など、瓦の種類や現場の状況に合わせた最適な工法を選定します。互いに押さえ合う力を利用して、屋根全体としての強度を高めています。

瓦の加工とは具体的に何をするのですか?

屋根の大きさや形状は一軒ごとに異なります。既製品の瓦が収まりきらない場所(棟際など)では、現場で瓦を切断・研磨して、隙間なくピッタリ収まるように調整します。

次回の現場ブログ記事の内容は?

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名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

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