「強風で雨樋が飛んだ!」2000年以前の家は要注意

雨樋の飛散して消失しています

前回のブログで、雨漏り修理と板金工事の様子をお伝えしました。
今回は、同じく台風の被害を受けてボロボロになっていた「雨樋(あまどい)」の交換工事です。

「雨樋なんて、水が流れれば何でもいいでしょ?」
そう思われがちですが、実は古い家(特に2000年以前)に使われている金具は強度が低く、台風のたびに変形したり、最悪の場合は飛散してお隣の車を傷つけたりするリスクがあります。

今回の現場も、強風で雨樋が折れ曲がり、金具もサビて限界を迎えていました。
そこで私たちは、単に新しくするだけでなく、「二度と飛ばないための工夫(二重固定)」を施しました。
その職人のひと手間をご紹介します。

前回の現場ブログ記事は?

【東浦町】雨漏り修理|DIYコーキングを除去し「特注板金」で完全防水

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 「埋めた隙間」を再び開ける!雨漏りを止めるための逆転作業 前回のブログで、お客様が良かれと思って行った「DIY…

こちら現場での初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

【東浦町】雨漏り調査|DIYの「コーキング」が逆効果?屋根と雨樋の正しい点検

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 「隙間を埋めれば直る」は間違い!DIY修理に潜む落とし穴 「雨漏りしたので、ホームセンターでコーキングを買って…

強風にも負けない!雨樋交換で住まいの雨水対策を強化

消失した雨樋を交換

東浦町で進めている屋根の修理工事の様子、今日は雨樋の交換についてお伝えしますね。
前回は、雨漏りの原因になっていたところに、板金で特製の箱型のカバーを取り付けて、雨水が入らないようにする防水処理をしました。

今回は、長い間の雨風でだんだん傷んできて、さらに台風みたいな強い風で壊れてしまった雨樋を、新しいものに交換する作業をご紹介します。
雨樋って、屋根に降った雨水をきちんと流して、お家の外壁や土台を守るすごく大事な役割があるんです。
壊れたままにしておくと、雨水が直接外壁を伝って、お家の傷みを早めてしまう原因になります。

だから、今回は雨樋をまるごと新しいものに取り替えて、雨水の排水の機能を元に戻します。
これで、これから雨の日も安心して過ごせるようになりますよ。
作業としては、まず壊れてしまった古い雨樋を丁寧に取り外して、新しい雨樋を屋根の形に合わせて正確に取り付けていきます。
雨水の流れを考えて、傾斜や繋ぎ目の部分も丁寧に調整することが大切なんです。

雨樋の交換は、お家を長持ちさせるために絶対に欠かせないお手入れの一つです。
もし、ご自宅の雨樋が歪んでいたり、壊れていたりするようでしたら、早めに専門の業者に見てもらうことを考えてみてください。

経年劣化した雨樋を取り始めます

古い樋吊りも取り外します

今回、交換することになった雨樋は、長年の劣化でサビが進んでいたところに、先日のような強い台風が追い打ちをかけて、壊れて飛んでしまったのが原因です。
傷んだ雨樋を取り外すときに、一緒に雨樋を支える金具(樋吊り)もチェックしましたが、こちらもかなり傷んでいて、サビが目立ったり、折れかかっているものもありました。

特に、2000年より前に建てられたお家の場合、樋吊りに今ほど丈夫な材料が使われていない可能性があります。
材料が弱いと、雨樋が変形したり、雨水の重さに耐えられずに垂れ下がったりする心配があります。
そのままにしておくと、雨水が溢れて外壁を汚したり、雨樋自体が割れてしまう原因にもなりかねません。

もし、ご自宅の雨樋で気になることがあれば、近くの専門業者(板金屋さんや屋根工事屋さん)に一度見てもらうことをおすすめします。
早く見つけて、きちんと手入れをすることが、お家を長く守ることにつながります。

新しい雨樋部材を屋根に取り付けて行きます

新しい樋吊りを取り付けます
新しい雨樋を取り付けます

傷んだ古い樋吊りを取り外した場所に、新しい樋吊りを丁寧に設置していきます。
この新しい樋吊りの上に、新しい雨樋を乗せるように取り付けて、交換作業は完了です。

新しい雨樋と樋吊りは、以前のものと比べて丈夫になっているので、普通の強風で飛んでしまう心配はありません。
でも、私たちはさらに安全のために、樋吊りに針金をしっかりと巻き付けて、雨樋を固定する対策をしました。
これは、もしかしたら起こるかもしれない、予想外の強い風にも備えて、雨樋が絶対に飛ばないようにするための工夫です。
お客様に、より長く安心して暮らしていただくためと考えています。
新しい雨樋になって、雨水の流れもスムーズになるので、お家の外壁や土台への負担も軽くなります。

曲がった樋吊りに乗った雨樋を取り替えします

樋吊りから曲がった雨樋

今回は、ほぼ直角に曲がってしまった雨樋の交換作業をご紹介します。
写真を見ていただくとわかるように、本来スムーズに雨水を流すはずの雨樋が、まるでポキッと折れてしまったような状態になっています。
これは、樋吊りが長年の劣化で弱ってしまったことが主な原因と考えられます。

このように雨樋が大きく変形してしまうと、雨水が正常に流れなくなり、雨が降るたびに雨樋全体から直接地面に落ちてしまう状態になっていました。
お客様ご自身も、この雨水が落ちる様子をいつも気にされていたそうです。
雨樋から直接雨水が落ちる状態を放っておくと、お家の外壁が汚れたり、地面に水たまりができやすくなったりするだけでなく、お家の土台の部分に悪い影響を与える可能性もあります。
ですから、すぐに修理や交換が必要になります。
今回の工事では、変形した雨樋を新しいものに交換して、きちんと雨水が流れるようにします。
また、古くなった樋吊りも全部新しいものに取り替えることで、同じようなトラブルが二度と起こらないように対策をします。

取りはずした部分に樋吊りを付け直します
新しい樋吊りを取り付けます

長年の劣化で曲がってしまった古い樋吊りも、一つひとつ丁寧に外して、新しい樋吊りに交換していきます。
土台となる樋吊りがしっかり新しくなることで、雨樋を正しい位置で安定して支えることができるようになります。

そして、以前雨樋が曲がっていた場所には、新しい樋吊りを適切な間隔で取り付けた後、その上に新しい雨樋を慎重に載せていきます。
歪みのない、スムーズな排水を実現するための大切な作業です。
さらに、ここでも安全性を高めるために、針金で固定する対策をしました。
新しい樋吊りと雨樋自体も丈夫なのですが、万が一の強い風などにも備えて、しっかりと固定するための工夫です。
このように、傷んだ部分をしっかりと、そして将来のことも考えて丁寧に工事をすることで、雨水によるお家のリスクをできるだけ小さくすることができます。

雨樋の部品で竪樋部分も取り替えします

集水器と竪樋

屋根に降った雨水は、屋根の端っこに取り付けられた雨樋を流れて、特定の場所に集められます。
この雨水が集まる場所が「集水器(しゅうすいき)」と呼ばれる部分です。
集水器は、その名前の通り雨水を受け止めて、一時的に溜める役割をします。

そして、この集水器に溜まった雨水を、地面へと導く管が「竪樋(たてとい)」です。
写真で丸い筒のように見える部分が、まさにこの竪樋です。
竪樋があるおかげで、雨水はお家の壁を汚すことなく、きちんと排水される仕組みになっています。

つまり、雨樋全体が屋根から流れ落ちる雨水を集めて、集水器でいったん受け止め、竪樋を通って地面へと安全に排出するという、チームワークで、私たちのお家は雨水から守られているんです。
もし、雨が降ったときに、竪樋からスムーズに雨水が出てこないとか、集水器のあたりから水が溢れているようでしたら、雨樋が詰まっているか、壊れている可能性があります。

長い距離を竪樋で施工
新しい雨樋部材を取り付けます

今回のお客様からのご依頼は、お家全体の雨樋の交換でした。
特に見ていただきたいのが、写真に写っている竪樋です。
この竪樋は、屋根から地面までかなり距離があって、途中で建物の形に合わせて何回か向きを変えながら雨水を排水する、ちょっと特殊な形をしていました。

長い間雨水を受け止めてきた古い竪樋は、だんだん傷んできていたので、今回の交換作業で丁寧に取り外しました。
そして、新しい竪樋を取り付けるときには、前と同じように、お家の形に合わせて雨水がスムーズに流れるように、角度や繋ぎ目を調整しながらの作業になりました。
熟練の技術によって、長い距離でも効率よく雨水を排水できるルートを作っていきます。
このように、ただ古いものから新しいものに交換するだけでなく、もともとのお家の状態を正確に把握して、最大限にその良さを引き出すための工夫をすることが、私たちの修理の質を高める上でとても大切なんです。

エアコンのホースが干渉している場所の取り付けます

エアコンホースが干渉していました
ホースの下にもぐらせます

新しい竪樋を取り付ける際、現場を見てみると、エアコンの室外機から伸びるホースが、竪樋の通る場所とぶつかりそうになりました。
そこで、私たちは、このエアコンホースの下をうまく竪樋を通すことで、問題をスマートに解決しました。
ただ下を通すだけでなく、エアコンホースが竪樋に直接重みがかからないように、また、もし重みが加わっても竪樋がズレないように、樋吊りなどを使ってしっかりと固定しました。
これで、将来的にトラブルが起こる心配を大きく減らすことができます。

このように、私たちは、雨樋の機能だけでなく、もともとある設備とのバランスや、長く使えるようにするための工夫も考えて、丁寧に工事をしています。
すべての雨樋の取り替え交換作業が終わったことをお客様にご報告したところ、新しい雨樋によって雨水の流れがスムーズになり、お家を雨水から守ることができると聞いて、とても喜んでいただけました。
お家のリフォームでは、予期せぬことへの臨機応変な対応と、細かいところまで気を配った作業が大切です。
私たちは、お客様が快適に暮らせるように、いつも最善を尽くしています。



雨樋が壊れたまま放置するとどうなりますか?       

雨水が正しく排水されず、軒先からバシャバシャと直接落ちるため、外壁が汚れたり、跳ね返った水で基礎や土台を傷める原因になります。騒音トラブルにもなるため早めの修理が必要です。

雨樋の交換は1日で終わりますか?

一般的な戸建て住宅の部分交換や一面交換であれば、半日〜1日で完了します。家全体の交換や足場が必要な場合は数日かかることもあります。

どんな種類の雨樋がありますか? 

一般的な「塩ビ」製だけでなく、中に鉄芯が入った丈夫なものや、デザイン性の高い「角樋」などがあります。ご予算や建物の雰囲気に合わせて最適なものをご提案します。


02.東浦町 谷鈑金 新しい谷鈑金を取り付けて行きます。
【東浦町】雨漏り原因は谷樋と防水紙の施工不良?天井の調査から修理までの記録
完了して掃除を行います
【東浦町】劣化し穴が開いた銅板の雨漏りした谷樋板金の交換で瓦の固定などの全貌
02.東浦町 棟修理 一本葺き工法で施工完成。.JPG
【東浦町】屋根の棟瓦ズレの施工不良!解体から再施工まで漆喰と金具で直す作業!
雨漏り調査でご訪問
【名古屋市緑区】雨漏り修理!足場を活用して屋根点検を行い原因を特定!
01.緑区 隅棟修理 梅雨に入る前に屋根の点検調査を行います。
【名古屋市緑区】その漆喰は限界かも?雨漏り前の「SOSサイン」を見逃すな
01.緑区 屋根修繕作業 屋根から落ちた屋根材の破片。
【名古屋市緑区】屋根点検|庭に落ちた「黒い破片」はアスファルトシングル!飛散箇所の応急処置


ヤマムラ建装㈱ 代表取締役 顔写真
私が点検調査にお伺いします!


名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

フリーダイヤル番号のロゴマーク

【主な対応業務】
屋根工事: 葺き替え、漆喰補修、雨漏り修理(かわらぶき技能士)
外装工事: 外壁塗装、ベランダ・屋根防水、雨樋工事、電気工事
その他の業務も(大工工事、キッチン、トイレ、浴室リフォーム等)一度ご相談してください。

お問い合わせ

点検調査などのご依頼及び業務内容へのご質問などお気軽にお問い合わせください