【カバー工法】豊明市 雨漏りの原因は棟板金?カバー工法の費用と防水工事の全工程!ルーフィングや板金の重要性と共に解説!
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
屋根リフォーム|雨漏り診断からカバー工法完了まで全解説
工事のきっかけ
「もしかしたら、雨漏りしているかもしれないんです」。
先日、豊明市にお住まいのお客様から、そんな不安な声でご相談のお電話をいただきました。
さっそくお伺いして詳しいお話を伺うと、ご自宅を新築されてから十数年、これまで一度も外壁や屋根のお手入れをされたことがなかったそうです。
外観の色褪せは気になっていたものの、まさか雨漏りに繋がるとは思ってもみなかったとのこと。
さらに、数年前に東海地方を襲った大型台風の際には、屋根のてっぺんにある棟板金という金属の板が強風で飛ばされてしまい、簡単な応急処置だけはしたものの、屋根全体の状態を専門家に見てもらったことはなかったそうです。
「最近のゲリラ豪雨のニュースを見るたびに、うちの屋根は大丈夫だろうかと心配で…」と語るお客様。
私たちは、その不安を解消し、安心して暮らせる毎日を取り戻していただくため、まずは屋根の状態を正確に把握する無料点検から始めさせていただきました。
建物の状況
築年数 ・・・ 築35年以上
工事費用・・・ 約100万円ほど
施工期間・・・ 約5日ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

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名古屋市および近郊エリアにお住まいの皆様、「うちの屋根、最後に点検したのはいつだろう?」と考えたことはありますか。
「天井にシミがあるけど、気のせいかな」「台風の時に変な音がしたけど、大丈夫だったみたい」そんな小さなサインを見過ごしていると、気づかないうちに雨漏りが進行し、大切なお住まいの寿命を縮めてしまうかもしれません。
この記事では、実際に雨漏りのご相談をいただいたお客様の事例を基に、プロが行う無料点検から、屋根リフォームの最適な方法、そして工事完了までの全貌を、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
屋根工事は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、この記事を読んで正しい知識を身につけ、後悔しないリフォームを実現してください。
目次
- 1 屋根リフォーム|雨漏り診断からカバー工法完了まで全解説
- 2 【豊明市】もしかして雨漏り?専門家による屋根の点検調査のすすめ
- 3 知っておきたい!カラーベスト屋根のメンテナンスとリフォームのタイミング
- 4 屋根の点検はプロにお任せ!安全第一の診断方法
- 5 屋根カバー工法で安心の住まいに!工事開始までの流れ
- 6 なぜ必要?屋根カバー工法における「軒先水切り板金」の役割
- 7 二重の備えで雨漏り知らず!屋根カバー工法の防水対策
- 8 屋根リフォームの要!美しさと機能性を両立する金属屋根の施工
- 9 一階の屋根も安心!玄関上の屋根もカバー工法でリフォーム
- 10 屋根工事完了!きれいになった屋根と、お客様の笑顔が最高の宝物です
- 11 ヤマムラ建装 株式会社では
【豊明市】もしかして雨漏り?専門家による屋根の点検調査のすすめ

先日、「雨漏りしているかもしれない」というご相談を豊明市にお住まいのお客様からいただき、さっそくご自宅へお伺いしました。
ご挨拶の後、お客様から詳しくお話を伺ったところ、新築されてから一度も外装のお手入れをされたことがないとのことでした。
外壁や屋根は、毎日私たちを雨風から守ってくれている大切な部分です。
しかし、紫外線や雨の影響で少しずつ劣化が進み、気づかないうちにひび割れや隙間が生じてしまうことがあります。
今回のお客様も、まさか雨漏りの原因が屋根にあるとは思っていなかったそうで、早めに専門家へ相談してよかったと安心されていました。
雨漏りは建物の構造部分にまで被害が及ぶことがあるため、初期の段階で発見し、適切な処置を施すことが非常に大切です。
当社では、お客様の大切な住まいを守るため、無料での屋根点検を実施しています。
「もしかして雨漏りかな?」と感じたら、症状が軽いうちにぜひ一度ご相談ください。
お客様の不安を解消できるよう、丁寧な点検と分かりやすいご説明を心がけています。
知っておきたい!カラーベスト屋根のメンテナンスとリフォームのタイミング

新築やリフォームでよく使われるカラーベスト屋根材。
その軽さ、薄さ、そして手頃な価格から多くの住宅で採用されています。
しかし、その手軽さゆえに、定期的なメンテナンスが非常に重要になってきます。
カラーベスト屋根は、製造からおよそ5年から10年で色あせやひび割れが目立ち始めます。
この時期には、屋根塗装を検討されるのがおすすめです。
塗装によって屋根材の表面を保護し、雨水が内部に浸入するのを防ぎます。
そして、築20年ほどが経過すると、屋根材自体の劣化がさらに進んでいる可能性があります。
この段階では、塗装だけでは十分な効果が得られないケースも少なくありません。
その場合は、劣化した屋根材をすべて新しいものに交換する葺き替え工事や、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工するカバー工法を検討する良いタイミングです。
屋根の点検はプロにお任せ!安全第一の診断方法


屋根の点検というと、脚立をかけて屋根に登るイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、一見すると何でもないように見える屋根でも、実は思わぬ危険が潜んでいることがあります。
特にカラーベスト屋根材は、年数が経過すると表面にコケや藻、カビなどの汚れが付着しやすくなります。
この汚れは見た目が悪いだけでなく、屋根材の表面を滑りやすくするため、点検中に足元を滑らせてしまうと、重大な事故につながる恐れがあります。
お客様の大切な家を診断するため、私たちは細心の注意を払って屋根に登りますが、もし目視で危険だと判断した場合は、無理な点検は行いません。
お客様の安全、そして作業員の安全を第一に考えているからです。
その場合は、別の方法で屋根の状態を確認し、お客様にご報告させていただきますので、ご理解いただけますと幸いです。
今回のケースでは幸いにも屋根に登れる状態でしたが、やはりカラーベストは汚れが目立ちやすい屋根材だと改めて感じました。
屋根の状態が気になっているものの、ご自身で登るのは危険だと感じている方は、ぜひ一度プロにご相談ください。
なぜ台風で屋根が壊れる?棟板金の意外な弱点とメンテナンスの重要性


「数年前の台風で棟板金が飛ばされてしまったんです。」お客様から、そんなお話を伺いました。
屋根のてっぺんにある棟板金は、屋根材同士のつなぎ目を雨水から守る重要な役割を担っています。
しかし、強風で簡単に飛ばされてしまうことがあります。
その原因の一つに、内部の土台の劣化が挙げられます。
棟板金は、土台となる木材に釘で固定されています。
しかし、年月が経つと、固定釘を打った部分の防水処理が劣化し、わずかな隙間から雨水が浸入してしまうのです。
浸入した雨水は内部の木材を徐々に腐食させ、釘が効かなくなってしまいます。
その結果、少しの強風でも板金が飛ばされてしまうのです。
普段あまり意識することのない棟板金ですが、私たちの暮らしを守る上で欠かせない存在です。
大きな被害につながる前に、約10年を目安に定期的な点検やメンテナンスを行うことをお勧めします。
雨漏り診断からご提案へ!屋根リフォームで大切なこと

先日、雨漏り点検でお伺いしたお客様のお宅では、築年数が経ったカラーベスト屋根の劣化がかなり進んでいる状態でした。
撮影した屋根の写真をお客様にご覧いただき、現状をご説明するとともに、最適な工事方法をご提案させていただきました。
劣化が進んだ屋根の工事には、主に二つの選択肢があります。
一つは、既存の屋根材の上に軽量な金属屋根材を重ねて施工する『屋根カバー工法』。
もう一つは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に葺き替える『葺き替え工事』です。
葺き替え工事で新しいカラーベストに交換する方が、材料費だけを考えれば安価に見えます。
しかし、今回のお宅のようにアスベストを含有している可能性のある古い屋根材は、撤去する際に特別な処理が必要となり、その費用が加算されます。
私たちは、お客様にそれぞれのメリットとデメリットを丁寧にお伝えし、長期的な視点で最適な選択ができるようサポートしています。
屋根工事は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、お客様に納得して選んでいただくことが何よりも重要だと考えています。
屋根カバー工法で安心の住まいに!工事開始までの流れ


お客様より、ご家族でご相談された結果、金属屋根材を重ねて施工する「屋根カバー工法」でのご依頼をいただきました。
ご契約書の締結後、いよいよ工事の準備に入ります。
お客様に安心していただくため、まずは使用する材料の手配や、作業のスケジュールを綿密に組み立ててから、改めてお客様のご自宅へお伺いしました。
今回の工事のポイントは、既存のカラーベスト屋根の上に新しい金属屋根を重ねていくことです。
きれいに仕上げるためには、屋根の表面をできるだけ平らに整える必要があります。
特に、屋根のつなぎ目にある棟板金は高さがあるため、そのままでは新しい屋根材をきれいに重ねることができません。
そこで、作業の第一歩として、既存の棟板金を丁寧に取り外す作業から始めます。
この下準備をしっかり行うことで、新しい屋根材が屋根にぴったりとフィットし、美しい仕上がりと高い防水性が実現します。
屋根のカバー工法は、古い屋根材を撤去する手間や費用が省けるだけでなく、二重構造になることで断熱性や遮音性が向上するというメリットもあります。
知られざる屋根の土台!棟板金下の木材の役割とメンテナンス


棟板金を取り外すと、その下には屋根の重要なパーツである土台の木材が現れます。
今回は幸いにも、数年前に交換されていたため、非常にきれいな状態でした。
しかし、通常は長年の雨風にさらされて腐食し、ボロボロになっていることが少なくありません。
この土台木は、屋根のつなぎ目となる棟板金をしっかりと固定するための大切な役割を担っています。
屋根の真ん中にある棟を挟んで、二本の木材を丁寧に設置することで、棟板金がしっかりと取り付けられるようになっています。
今回のリフォームでは、金属屋根材を既存の屋根に重ねていく「カバー工法」を採用しました。
この工法をきれいに仕上げるためには、屋根をできるだけ平坦にする必要があります。
そのため、新しい屋根材を施工する前に、この土台木も一時的に取り外しました。
普段目にすることのない屋根の内部ですが、このように一つひとつのパーツが私たちの暮らしを守る上で重要な役割を果たしています。
土台木が腐食すると、棟板金が強風で飛ばされやすくなり、雨漏りの原因にもなります。
屋根工事の要!雨水を徹底的に防ぐルーフィングの重要性

屋根のてっぺんにある棟板金と、その下にあった木材を取り外すと、屋根には以前の釘を打った小さな穴が残ります。
これらの穴は、たとえ小さくても雨水が建物内部に侵入する原因になりかねません。
私たちは、お客様の大切な家を雨から守るため、こうした細部にも決して妥協しません。
残ってしまった釘穴一つひとつを丁寧に確認し、その上から防水シート(ルーフィング)を隙間なく貼り付けます。
これにより、雨水の侵入経路を完全に遮断し、新しい屋根材の下にある既存の屋根をしっかりと保護します。
このルーフィングは、屋根工事において非常に重要な役割を果たします。
新しい屋根材を施工する前に、この防水対策を徹底することで、万が一の事態にも備え、お客様に長く安心して暮らしていただける住まいを提供することができるのです。
なぜ必要?屋根カバー工法における「軒先水切り板金」の役割

屋根のカバー工法は、古い屋根材の上に新しい金属屋根を重ねていく工法です。
この工事で最も重要と言えるのが、「軒先水切り板金」の取り付けです。
私たちは、既存の土台木を取り外した後に、屋根の軒先部を一周するようにこの水切り板金を丁寧に取り付けていきます。
屋根の角(寄棟屋根のコーナー部分)など、複雑な形状の箇所でも、専用のハサミを使い、その場で加工しながら隙間なくしっかりと取り付けます。
このひと手間をかけることで、新しい金属屋根材と既存の屋根材の間に隙間が生まれなくなり、雨水やゴミの侵入をしっかりと防ぐことができます。
また、この軒先水切り板金は、強風による被害からも屋根を守る重要な役割を担っています。
しっかりと固定された水切り板金がストッパーとなり、台風などの強風が下から吹き上げた際も、新しい金属屋根材が飛ばされるのを防ぎます。
屋根は、ただ新しい材料を重ねれば良いわけではありません。
こうした目に見えない部分の丁寧な下地処理こそが、家の耐久性を高め、お客様に長く安心して暮らしていただくための鍵となります。
二重の備えで雨漏り知らず!屋根カバー工法の防水対策


軒先の板金材をしっかりと取り付けた後、いよいよ新しい屋根の防水対策に入ります。
既存のカラーベスト屋根の上に、ルーフィングと呼ばれる防水シートを丁寧に貼っていきます。
このルーフィングは、万が一、新しい金属屋根材の隙間から雨水が侵入したとしても、建物の内部へ水が届かないようにする、いわば二重の備えです。
屋根全体をすき間なく覆うことで、屋根全体の防水性を格段に向上させます。
ルーフィングを貼り進めながら、同時に新しい金属屋根材を屋根の上へ上げておきます。
こうすることで、ルーフィングを貼り終えたらすぐに次の工程へスムーズに移行でき、作業時間を短縮することができます。
これも、お客様になるべくご負担をかけず、迅速に工事を完了させるための工夫の一つです。
屋根のリフォームでは、新しい屋根材にばかり目が行きがちですが、実はこのルーフィングの施工こそが、雨漏りを防ぎ、お客様の家を長く守るための最も重要な工程です。
私たちは、こうした見えない部分にも一切妥協せず、細部にまでこだわった丁寧な施工を心がけています。
家を雨から守る!屋根工事で最も重要な「ルーフィング」の役割


新しい屋根材を葺く前に、必ず行うのが「ルーフィング(防水シート)」の設置です。
この工程は、屋根の防水性を決める上で最も重要だと言っても過言ではありません。
私たちは、屋根の軒先から、ルーフィングを一列ずつ丁寧に横に貼り進めていきます。
それを一段一段重ねるように、屋根の頂点まで隙間なく貼っていきます。
この際、前のシートに少し重ねて貼ることで、万が一の雨水の侵入を防ぎます。
特に、屋根のつなぎ目となる隅棟(すみむね)部分は雨水が集中しやすい箇所です。
そのため、この部分にはさらに一枚余分にルーフィングを重ねて貼ることで、徹底した雨漏り対策を施します。
このルーフィングは、たとえ屋根材にひび割れやズレが生じたとしても、建物内部への水の浸入を防ぐ、いわば「第二の屋根」の役割を果たします。
屋根の見た目だけではなく、こうした見えない部分の施工にどれだけこだわるかが、お客様の大切な家を長く守るための鍵となります。
屋根リフォームの要!美しさと機能性を両立する金属屋根の施工


下地処理と防水対策が完了したら、いよいよ新しい金属屋根材を葺いていく作業に入ります。
屋根の先端部分である軒先から、一枚ずつ丁寧に金属屋根材を横一列に並べていきます。
これを一段ずつ、屋根の頂上に向かって重ねていくように取り付けていきます。
この際、既存のカラーベスト屋根の上に新しい金属屋根を重ねることで、二重の屋根となり、断熱性や遮音性の向上も期待できます。
棟板金が取り付けられる斜めになった隅棟部分は、屋根材をそのままの形で取り付けることができません。
そこで、専用の工具を使って、屋根の形に合わせて金属屋根材を一枚一枚丁寧にカットし、ぴったりと加工してから取り付けていきます。
さらに、雨漏りを徹底的に防ぐため、隅棟の際には「水密材」を事前に貼り付けておきます。
水密材は裏面が粘着シールになっていて、瓦や金属屋根材の表面にしっかりと接着します。
これにより、万が一雨水が流れてきても、手前でしっかりとせき止め、水の流れを変えてくれるため、雨漏りのリスクを最小限に抑えることができます。
見えないところにもこだわりを!新しい屋根の土台材について


屋根の工事では、見た目の美しさだけでなく、その下の見えない部分の施工が非常に重要になります。
先日施工した屋根では、水密材をしっかりと接着した後、その上から新しい土台材を取り付けました。
今回使用した土台材は、雨に強い樹脂製のものです。
この素材は、水に濡れても腐食しにくいため、長期にわたって屋根の強度を保つことができます。
もちろん、これまでの主流であった木材の土台材が決して悪いわけではありません。
雨水が内部に浸入しないようにしっかりと施工すれば、木材でも問題なく役割を果たしてくれます。
私たちは、お客様に安心して長く暮らしていただけるよう、素材の特性を理解し、最適なものをご提案しています。
大切なのは、素材そのものの善し悪しではなく、雨水が入らないように丁寧な施工を行うことです。
屋根の仕上げ!棟板金で家を守る最終工程


樹脂製の新しい土台材をしっかりと設置したら、いよいよ屋根の顔とも言える棟板金を取り付ける作業に入ります。
棟板金は、屋根の頂上にあるつなぎ目を雨水から守る、非常に重要な部材です。
長さ約2mの棟板金を、複数本使いながら、屋根の端から頂点まで丁寧に被せていきます。
この際、ただ単に並べていくだけではありません。
棟のてっぺんなど、複雑な形状の箇所では、必要な部分を正確に切断し、きれいに加工してから取り付けていきます。
このひと手間を惜しまないことで、雨水の侵入を防ぐだけでなく、見た目にも美しく、すっきりとした仕上がりになります。
屋根のリフォームは、新しい屋根材を載せて終わりではありません。
最後に棟板金をしっかりと取り付けることで、すべての工程が完了します。
見逃せない最終仕上げ!棟板金のコーキング処理


屋根のてっぺんに棟板金を取り付けたら、最終工程に入ります。
棟板金は横から専用の釘でしっかりと固定しますが、この釘の頭部分は外に出ています。
この小さな隙間からでも雨水が侵入し、雨漏りの原因になることがあります。
そこで、私たちは釘の頭一つひとつをコーキングボンドで丁寧に埋めるように塗っていきます。
これにより、雨水の侵入をしっかりと防ぎ、棟板金の耐久性を高めます。
また、屋根の頂点部分も、板金を加工して取り付けるため、どうしてもわずかな隙間ができてしまいます。
この隙間も同様にコーキングボンドで丁寧に埋めていきます。
この作業は、見た目の美しさだけでなく、屋根全体の防水性を高めるために非常に重要な工程です。
細かな隙間も見逃さない!屋根の防水対策

屋根の工事では、屋根材や板金をただ取り付けるだけでなく、雨水の侵入を防ぐための細かな処理が非常に重要になります。
特に、屋根の端にあるケラバと呼ばれる部分の防水対策は、雨漏りを防ぐ上で欠かせない工程です。
ケラバの袖部分に取り付けた専用の板金材と、新しい金属屋根材が接する部分には、わずかな隙間ができてしまいます。
この隙間から雨水が浸入してしまうと、せっかくの屋根リフォームも台無しになってしまいます。
私たちは、このわずかな隙間も見逃しません。
コーキングボンドを丁寧に充填することで、雨水の侵入を防ぎ、水の流れをコントロールします。
これにより、雨が降っても水がスムーズに流れ、屋根の内部に浸み込む心配がなくなります。
一階の屋根も安心!玄関上の屋根もカバー工法でリフォーム

屋根のリフォームというと、建物の大部分を占める二階の屋根を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、一階の屋根、特に玄関の上にあるような屋根も、二階の屋根と同じように紫外線や雨風にさらされ、劣化が進んでしまいます。
今回、玄関上のカラーベスト屋根も、二階の屋根と同じように金属屋根材を重ねて施工する「カバー工法」でリフォームを行いました。
屋根の面積は二階に比べて小さいですが、施工方法は同じです。
既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を被せるため、工事期間が短く、コストも抑えられるのがこの工法の大きなメリットです。
私たちは、屋根の大小にかかわらず、隅々まで丁寧な施工を心がけています。
玄関上の屋根は、毎日お客様やご家族が目にする場所だからこそ、美しく、そして何よりも安心して暮らしていただけるよう、一つひとつの工程を確実に行いました。
屋根カバー工法は下準備が大切!雨漏りを防ぐ工夫

一階の屋根も二階と同様に、カバー工法でのリフォームを進めていきます。
まずは屋根の先端、軒先部分に専用の軒先板金を丁寧に設置します。
この板金が、屋根の先端部分からの雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たします。
続いて、既存のカラーベスト屋根の上にルーフィング(防水シート)を隙間なく貼り付けていきます。
このルーフィングは、新しい屋根材の下地となり、万が一雨水が侵入したとしても建物の内部を守る、いわば二重の備えとなります。
ルーフィングの設置が完了したら、新しい金属屋根材を葺く前に、もう一つ大切な下準備があります。
それは、外壁との取り合い部分に水流れの板金を設置することです。
この板金が、外壁を伝って入り込んだ雨水を受け止め、軒先の雨樋へスムーズに流れるように誘導します。
屋根リフォームの細かなこだわり!ケラバ袖部の施工について

屋根のリフォームは、大きな面積を占める部分だけでなく、細部にまで気を配ることが重要です。
特に、屋根の端にあるケラバと呼ばれる部分の処理は、雨漏りを防ぐ上で欠かせません。
今回、一階の玄関屋根にも、二か所あるケラバ袖部に専用の板金材を取り付けました。
この板金は、ただ単に取り付けるだけでなく、後から施工する金属屋根材がぴったりと収まるように、正確な寸法で設計されています。
この板金の隙間に金属屋根材がしっかりと入り込むことで、雨水が侵入する隙間をなくし、屋根全体の防水性を高めることができます。
一見、地味に見える作業かもしれませんが、この細かな工夫が、お客様の大切な家を雨風から守り、長く安全な暮らしを支えることにつながります。
美しい仕上がりへ!屋根カバー工法の取り付け工程


軒先からの下地処理が完了したら、いよいよ新しい金属屋根材を葺いていく作業に入ります。
まずは屋根の先端部分から、金属屋根材を一枚ずつ丁寧に横に並べていきます。
これを、一段ずつ上に上がりながら、屋根と外壁が接する部分まで施工していきます。
カバー工法は、既存のカラーベスト屋根を撤去せずに上から重ねて施工するため、工事期間が短く、費用も抑えられるのが大きなメリットです。
また、二重構造になることで断熱性や遮音性が向上し、より快適な住まいが実現します。
屋根のてっぺんまで金属屋根材を葺き終えたら、次に外壁との取り合い部分に専用の板金を取り付けていきます。
この板金が、外壁を伝って流れる雨水を屋根にスムーズに誘導し、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たします。
雨漏り知らずの家へ!外壁と屋根の隙間を埋める防水工事


屋根と外壁の境目は、雨水が侵入しやすいデリケートな箇所です。
新しい屋根材を葺き終えたら、次に外壁との取り合い部分に専用の板金を取り付けていきます。
この板金は、事前に設置しておいた壁際の土台材に向かってビスを打ち込み、しっかりと固定します。
これにより、強風などで板金が飛ばされるのを防ぎ、屋根全体の強度を高めます。
板金を取り付けた後も、外壁との間にわずかな隙間ができてしまいます。
この隙間をそのままにしておくと、雨水が侵入し、雨漏りの原因になるため、コーキングボンドを隙間なく丁寧に充填していきます。
このコーキング処理は、屋根の防水性を確実にするために欠かせない、最後の仕上げ作業です。
屋根工事完了!きれいになった屋根と、お客様の笑顔が最高の宝物です


屋根の修理や塗り替えが完了し、いよいよお引き渡しです。
屋根の上で使った工具や余った材料、端材などを丁寧に降ろしていきます。
安全第一で、地上にいる人や植木などを傷つけないよう細心の注意を払います。
屋根に落ちた小さなゴミやほこりは、ブロワーでしっかりと吹き飛ばし、ピカピカに仕上げます。
お客様に「ありがとう。きれいになったね」と言っていただけるよう、最後の最後まで心を込めて作業します。
すべての作業が終わったら、お客様に屋根の仕上がりをご確認いただきます。
工事中に撮影した「施工前」「施工中」「施工後」の写真をタブレットやPCで一緒にご覧いただきながら、どのような工事を行ったのか、詳しくご説明します。
普段見ることのできない屋根の状況を写真で見ていただくことで、より安心して、ご納得いただけるからです。
「こんなにきれいになるなんて」「頼んでよかった」と、お客様に喜んでいただけることが、私たちにとって何よりの喜びです。
屋根は、ご家族を雨や風から守る大切な場所。
これからも、お客様の大切な住まいを守るため、心を込めた丁寧な工事を続けてまいります。
屋根のことで気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『豊明市【カバー工法】築30年超の雨漏り原因はカラーベストの劣化?費用を抑えるカバー工法とアスベスト問題を解説!』
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