【外壁塗装】名古屋市中区 失敗しない外壁塗装!訪問業者トラブルから学ぶ賢いリフォーム、全工程とプロのこだわり

名古屋市の外壁塗装はヤマムラ建装へ!完全ガイド

工事のきっかけ

今回の外壁塗装工事は、名古屋市中区にお住まいのお客様から屋根リフォームのご相談をいただいたことがきっかけでした。
お客様は、以前からお住まいが道路に面しているため、頻繁に「そろそろ外壁の塗り替え時期ですよ」「無料で点検させてください」といった言葉で声をかけられていたそうです。
こうした突然の訪問は、残念ながら悪質な業者のケースが多いのが実情です。
不安を感じながらも、何度も繰り返される声かけに、お客様も次第に「本当に外壁のメンテナンスが必要なのかな?」と考えるようになったとのことでした。
屋根のご相談をいただいた際に、お客様から「建物全体に足場を組むなら、同時に外壁塗装もした方が費用がお得になりますか?」という賢明なご質問をいただきました。
私たちは「まさにその通りです!」と即座にお答えし、屋根工事と外壁塗装を同時に行うことで、通常2回かかる足場代が1回で済むため、結果的に費用を大幅に抑えられることを丁寧に説明しました。
お客様は、この「まとめて工事」のメリットに納得され、長年の不安を解消するためにも、この機会に屋根と外壁の同時リフォームを決断されました。
後日、私たちは協力会社の塗装職人と共に、お客様の建物の詳細な調査を行いました。
建物の寸法はもちろん、外壁の劣化状態、日当たりや風通しなどの立地条件を細部まで確認。
お客様のご要望と建物の状態に最適な塗料や施工方法を選定し、透明性のあるお見積もりを作成・提出させていただきました。
お客様にはすべての工程や費用について納得いただいた上で、工事を開始することとなりました。
このように、悪質な訪問業者に惑わされることなく、大切な住まいを適切にメンテナンスするためには、まず信頼できる専門業者に相談し、総合的な視点から計画を立てることが何よりも重要です。

建物の状況

築年数 ・・・ 築17年ほど

工事費用・・・ 約120万円ほど(仮設足場代や他の作業は含みません)

施工期間・・・ 約3週間ほど

建物種別・・・ 戸建て(木造)

ビフォーアフター

11.名古屋市中区 外壁塗装 外壁の塗り替え作業前の状態。

12.名古屋市中区 外壁塗装 外壁の塗り替え作業が完了した状態です。

「そろそろ外壁の汚れが気になるけれど、どんな業者に頼めばいいのか…」
「突然の訪問営業にどう対応すればいいの?」
名古屋市にお住まいの皆さん、そんなお悩みはありませんか?

実は、外壁塗装はただ見た目をきれいにするだけでなく、大切な住まいを雨風や紫外線から守り、寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
今回は、悪質な訪問業者に惑わされず、賢くお得に外壁塗装を行うための全てを、私たちリフォームのプロが詳しく解説します。
ご自宅の未来を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

名古屋市で後悔しない外壁塗装!訪問業者トラブルから学ぶ賢いリフォームとプロの全工程

13.名古屋市中区 カバー工法 歩行者に近い所に赤色灯を設置します。

名古屋市中区で、突然の訪問業者に困惑されていたお客様から屋根リフォームのご依頼をいただいた後のことです。
お客様から「建物全体に足場を組むなら、同時に外壁塗装もした方がお得になりますか?」とご質問をいただきました。
まさにその通りです!
もし近い将来、外壁塗装も検討されていたのであれば、屋根工事と同時にご依頼いただくことで、通常2回かかる足場代(建物の周りに設置する作業用のやぐらの費用)が1回分で済み、その分大きく費用を抑えられることをお伝えしました。

実はこちらのお客様、お住まいが道路に面しているため、通りがかりの人から「そろそろ外壁の塗り替え時期では?」「外壁が汚いからやり直したら?」などと頻繁に声をかけられていたそうです。
こうした声をかけてくる人のほとんどは、残念ながら悪質な訪問業者である可能性が高いです。
しかし、あまりにも頻繁に声をかけられるため、これを機にまとめて工事を依頼しようと決断されたとのことでした。

後日、私たちは協力会社の塗装職人と共に、お見積もり作成に必要な建物の寸法、外壁の状態、そして建物の立地状態などを詳しく調査しました。
細部までしっかりと確認した上で、お客様にご納得いただけるお見積もりを作成し、提出させていただきました。
このように、屋根や外壁の工事は同時期に行うことで、経済的なメリットだけでなく、効率的な作業が可能になります。
悪質な訪問業者に惑わされることなく、大切な住まいを適切にメンテナンスするためにも、まずは信頼できる専門業者に相談することが第一歩です。

名古屋市で屋根や外壁のリフォーム、塗装をご検討中の方、または訪問業者にお困りの方は、ぜひお気軽にヤマムラ建装にご相談ください。
お客様の状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。

高圧洗浄で外壁をまっさらに!塗装の密着性を高める下準備

01.名古屋市中区 外壁塗装 業務用の高圧洗浄機で外壁を洗います。
03.名古屋市中区 外壁塗り替え 水圧で外壁についた汚れなどを洗い落とします。

私たちが外壁塗装を行う際に最初に行うのが、建物全体をきれいにする高圧洗浄です。
長年の間に外壁にこびりついた埃やカビ、藻、そして過去の塗装の残りなどを、業者専用の強力な高圧洗浄機を使って徹底的に洗い流していきます。
なぜ、そこまで徹底的に洗浄するのでしょうか?
それは、塗装面に少しでも埃や汚れが残っていると、その後に塗る塗料が外壁にしっかりと密着しないからです。
想像してみてください、汚れた上から化粧をしても、きれいには見えませんよね?
それと同じで、塗装も下地がきれいであるほど、塗料がしっかりと定着し、ムラなく美しい仕上がりになるのです。
この高圧洗浄は、単に汚れを落とすだけでなく、塗料の密着性(塗料が素材にくっつく力)を高め、塗装の剥がれやひび割れを防ぐ上で欠かせない工程です。
私たちは、お客様の大切な住まいを長く美しく保つために、この見えない下準備にも一切妥協しません。

04.名古屋市中区 外壁塗り替え 外壁から流れ落ちた汚れなどを洗い流します。
07.名古屋市中区 外壁塗り替え 水洗い完了した後の外壁の状態です。

私たちは、お客様の建物を上から下まで、敷地内から道路に面した部分まで、隅々まで丁寧に高圧洗浄していきます。
私たちが使うのは、ホームセンターで売られているような家庭用のものではなく、専門業者ならではのパワフルな業務用高圧洗浄機です。
この業務用高圧洗浄機を使うと、外壁にこびりついた長年の汚れはもちろん、以前の塗装のチョーキング(塗料が粉状になる現象)や、剥がれかかった古い塗膜もほとんど取り除くことができます。
まるで、長年の垢を一気に洗い流すようなイメージですね。

なぜここまで徹底的に洗浄するのかというと、この洗浄作業が、新しい塗料の密着性(塗料が外壁にしっかりとくっつく力)を左右するからです。
もし古い塗膜や汚れが残ったままだと、その上からいくら良い塗料を塗っても、すぐに剥がれてしまったり、塗膜が浮いてきたりする原因になってしまいます。
高圧洗浄で外壁をまっさらな状態にすることで、新しい塗料が外壁材にしっかりと食い込み、塗膜本来の耐久性と美しさを最大限に引き出すことができるのです。
これは、塗装工事の品質を左右する、非常に重要な下準備と言えます。

シーリング補修は外壁塗装と同時が鉄則!雨漏り・ひび割れを防ぐ重要性

02.名古屋市中区 外壁塗装 シーリングの交換作業を行います。

サイディング壁は、一枚一枚の板(サイディング材)を組み合わせて外壁を構成しています。
このサイディング材とサイディング材の間には、わずかな隙間が必ず開いています。
この隙間に、ゴムのような弾力性のある「シーリング材」を埋め込むことで、雨水の侵入を防ぎ、建物を守っているんです。

シーリングには、雨水の侵入を防ぐ防水機能だけでなく、もう一つ大切な役割があります。
それは、地震や強風などでお家が揺れた際に、サイディング材同士が直接ぶつかり合わないようにする「クッション材」としての役割です。

しかし、この大切なシーリング材も、紫外線や雨風にさらされることで徐々に劣化します。
一般的に約10年ほどで交換時期が来ると言われています。
シーリングが劣化して弾力性を失うと、クッション機能が失われ、揺れによる衝撃でサイディング材同士がぶつかり、ひび割れや破損を引き起こしてしまうことがあります。
もし、ご自宅のサイディング壁、特に板の継ぎ目部分などにひび割れや破損が見られる場合、それはすでにシーリングの劣化がかなり進行している証拠です。
この状態を放置すると、雨漏りのリスクが高まるだけでなく、サイディング材自体の交換作業が必要になる可能性も高くなります。
そうなると、工事費用も高額になってしまうことが多いでしょう。

03.名古屋市中区 外壁塗装 作業の初めにマスキングテープを貼っていきます。
05.名古屋市中区 外壁塗装 バックアップ材を外壁同士の隙間に埋め込みます。

まず最初に行うのは、古くなった既存のシーリング材(コーキング材)を丁寧に撤去する作業です。
劣化したシーリング材は、ひび割れていたり、硬くなっていたりして、防水性やクッション性が失われています。
これをしっかりと取り除くことで、新しいシーリング材が本来の性能を最大限に発揮できる下地を作ります。

古いシーリング材の撤去が終わると、次にマスキングテープ(青緑色のテープ)を貼って養生(ようじょう)します。
マスキングテープは、シーリング材を塗る際に、外壁材にはみ出さないようにするための「ガイドライン」と「保護」の役割を兼ねています。
このテープを隙間に沿ってまっすぐに貼ることで、仕上がりのラインが美しく、均一になります。

そして、シーリング材を充填する前に、サイディング材の隙間の奥に「バックアップ材」を施工します。
バックアップ材とは、棒状の緩衝材(かんしょうざい)のようなもので、シーリング材が不必要に奥に流れ込むのを防ぎ、適切な厚みを確保するためのものです。
このひと手間が、シーリング材の耐久性を高め、長持ちさせるために非常に重要なんです。
これらの丁寧な下準備があるからこそ、新しいシーリング材が外壁にしっかりと密着し、雨水の侵入を防ぎ、建物の揺れから外壁材を守るという大切な役割を果たすことができます。

06.名古屋市中区 外壁塗装 プライマーを塗ってシーリングの付着性を上げます。
07.名古屋市中区 外壁塗装 一か所ずつ隙間にシーリングを充填していきます。

シーリング材の撤去や、マスキングテープ、バックアップ材の設置についてお話ししましたね。
それらの準備が整ったら、いよいよ新しいシーリング材を充填する最終段階に入ります。
まず、新しいシーリング材を塗る前に、プライマーという透明な液体を外壁の隙間にムラなく塗布していきます。
プライマーは、例えるならシーリング材専用の強力な接着剤のようなものです。
これを塗ることで、これから埋め込むシーリング材が外壁材にしっかりと密着し、将来的に剥がれにくくなる効果があります。
このひと手間が、シーリングの防水性や耐久性を長期間保つために非常に重要なのです。

プライマーがしっかりと乾燥したら、いよいよ外壁の隙間に新しいシーリング材を埋め込んでいきます。
専用のガンを使って材料を充填した後、プロの職人がヘラやコテを使い、表面を均一に、そして美しくなぞって仕上げていきます。
この「なぞる」作業は、単に見た目を整えるだけでなく、シーリング材を隙間の奥までしっかりと押し込み、空気の層ができないようにする大切な工程です(これを「押さえ」と呼びます)。
これにより、シーリング材本来の防水性と弾力性が最大限に発揮されます。

このように、シーリング工事は、下準備から始まり、プライマー塗布、そしてシーリング材の充填と仕上げまで、一つ一つの工程にプロの知識と技術が凝縮されています。
目に見えない部分ですが、建物を雨水から守り、長持ちさせるためには欠かせない作業です。

08.名古屋市中区 外壁塗装 はみ出し防止のマスキングテープを取り剥がします。
09.名古屋市中区 外壁塗装 サッシ周辺にもシーリングを塗っていきます。

私たちは、建物の外壁にあるすべての隙間、そして窓サッシの周りなど、雨水が入り込みやすい場所に、新しいシーリング材を丁寧に充填していきます。
この作業は、雨漏りを防ぎ、建物を長持ちさせるために欠かせない、非常に重要な工程です。
一つ一つの目地を、熟練した職人が細心の注意を払って仕上げていきます。

シーリング材の充填が終わり、表面がきれいに整えられたら、いよいよマスキングテープを取り除きます。
このマスキングテープは、シーリング材がはみ出さないように、そして直線で美しいラインを作るために貼っておいたものです。
テープを剥がす瞬間は、まるで絵画の額縁を外すような、仕上がりを確認する大切な瞬間です。

テープを慎重に剥がすと、その下にはまっすぐで均一なシーリングラインが姿を現します。
これで、建物の防水性を高め、外壁材の動きを吸収する大切なシーリング作業が完了となります。
この美しい仕上がりは、単に見た目だけでなく、雨水が侵入するリスクを大幅に減らし、お客様の大切な住まいを長く保護する役割を果たします。

外壁塗装は付帯部も重要!雨樋・破風板・軒天・シャッターボックスの役割と塗装のメリット

雨樋塗装の重要性と素材別の特徴

03.名古屋市中区 外壁塗装 雨樋の表面を塗り替えしていきます。
05.名古屋市中区 外壁塗装 雨樋の塗り替え作業が完了しました。

外壁塗装を行うなら、ぜひ同時に雨樋(あまどい)の塗り替えも検討してください。
なぜなら、外壁塗装の際には必ず足場を設置しますが、この足場があるうちに雨樋も塗装してしまえば、別途足場を組む費用がかからず、トータルで大きなコスト削減になるからです。

残念ながら、業者さんの中には、お見積もりの段階で雨樋の塗り替え項目を含めないケースもごく稀にあります。
もし、提出されたお見積もりに雨樋の塗装が含まれていなかった場合は、お客様の方から「雨樋の塗装は含まれていますか?」と積極的に質問することをお勧めします。
作業が全て終わってから「雨樋が塗られていない!」と気づき、業者に尋ねても、「お見積もりには記載されていないので、作業はしていません」と言われてしまう可能性があります。
そうなると、後から雨樋の塗装だけを依頼することになり、改めて足場代が発生するなど、余計な費用がかかってしまうことになりかねません。

雨樋は、屋根から流れ落ちる雨水を地上へと導く大切な役割を担っています。
しかし、常に直射日光や雨風にさらされているため、外壁と同様に劣化が進みやすい場所です。
色褪せたり、塗膜が剥がれたりすると、見た目が悪くなるだけでなく、雨樋自体の寿命を縮めてしまい、破損につながることもあります。

06.名古屋市中区 外壁塗装 集水器と竪樋も塗り替えします。
07.名古屋市中区 外壁塗装 竪樋全体すべて塗り替えをします。

雨樋がどんな素材でできているかご存知ですか?
実は、雨樋にはいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるんです。

主な雨樋の素材は以下の通りです。

  • 塩化ビニール製雨樋(硬質ビニール樹脂も含む)
  • ガルバリウム鋼板製雨樋
  • 銅製雨樋
  • ステンレス製雨樋
  • アルミ製雨樋
  • その他素材の雨樋

この中で、平屋や2階建て、3階建てといった一般的な低層住宅で最も多く使われているのは、やはり塩化ビニール製(硬質ビニール樹脂を含む)の雨樋でしょう。
これは、加工がしやすく、比較的安価で手に入るため、広く普及しています。

それぞれの素材には、例えば耐久性、デザイン性、費用、そしてメンテナンスのしやすさなど、様々な観点からメリットとデメリットがあります。
例えば、ガルバリウム鋼板製は錆びにくく耐久性が高いですが、塩化ビニール製より費用がかかります。
銅製は非常に耐久性があり、時間とともに独特の色合いに変化して美しいですが、費用はかなり高額になります。
ご自宅の雨樋がどのような素材でできているかを知ることは、適切なメンテナンス時期や方法を考える上で非常に役立ちます。
また、これから雨樋の交換や塗装を検討する際には、それぞれの素材の特性を理解しておくことで、よりご自身の希望に合った選択ができるでしょう。

破風板(はふいた)塗装で屋根の側面を保護

02 .名古屋市中区 外壁塗装 ケラバ破風板も劣化で色落ちしています。
03.名古屋市中区 外壁塗装 ケラバ袖部の破風板を塗装で塗り替えします。

多くのお住まいで見られる「切妻屋根(きりづまやね)」(本を伏せたような形の屋根)には、屋根の側面、つまり壁が突き出ている部分に「ケラバ袖部(けらばそでぶ)」という箇所があります。
このケラバ袖部の先端に取り付けられている板が、今回塗装を行う「破風板(はふいた)」です。
破風板は、普段あまり意識されないかもしれませんが、建物を雨風から守る上で非常に重要な役割を担っています。
具体的には、屋根の内部に強風が吹き込むのを防いだり、雨水が建物内部に侵入するのを防いだりする、いわば「風除け」や「防水」の役割を果たしているんです。

しかし、この破風板も屋根や外壁と同様に、常に紫外線や雨水にさらされています。
そのため、時間とともに塗膜が劣化し、色褪せや塗料の剥がれといった症状が現れやすい場所でもあります。
塗装が剥がれてしまうと、破風板自体の素材がむき出しになり、腐食や劣化が早まってしまう原因にもなりかねません。
だからこそ、外壁塗装を行う際には、このケラバ袖部の破風板も合わせてしっかりと塗装で塗り替えることが不可欠です。
丁寧に塗り直すことで、建物の耐久性を高めるだけでなく、屋根全体の見た目が引き締まり、より美しい外観を長持ちさせることができます。

軒天(のきてん)塗装で屋根裏の健康と建物の美観を両立

06.名古屋市中区 外壁塗装 屋根の先端部である軒板も塗り替えします。
05.名古屋市中区 外壁塗装 破風板の下部分も均等に塗っていきます。

その破風板と並んで大切な、屋根の先端部分にある「軒板(のきいた)」の塗り替えについてお話しします。
軒板は、屋根の軒先(建物の外壁から突き出ている部分)の裏側に位置する板で、「軒天(のきてん)」とも呼ばれます。
この軒板もまた、建物の見た目を美しく見せるだけでなく、屋根裏の湿気を防いだり、防火の役割を担ったりする重要な部分です。

私たちは、破風板の塗装と同時に、この軒板にも丁寧に塗料を塗り替えていきます。
重要なのは、破風板も軒板も、塗料がムラなく均一に塗られることです。
なぜなら、これらの部分は屋根の「縁(ふち)」として、建物全体の印象を大きく左右するからです。
色が均一に塗られていないと、せっかくの外壁塗装もどこかちぐはぐな印象になってしまいます。

熟練の職人が細部にまで目を配り、一刷毛一刷毛、丁寧に塗料を重ねていくことで、まるで新築時のような美しい仕上がりを実現します。
破風板と軒板が同じ色合いで均一に塗られることで、建物全体に統一感が生まれ、より引き締まった外観になるんです。

03.名古屋市中区 外壁塗装 軒天と呼ばれる場所。

この軒天は、普段あまり意識されないかもしれませんが、建物の美観と健康を保つ上で非常に大切な役割を担っています。
直射日光は直接当たらない場所ですが、雨水が跳ね返ったり、湿気がこもったりすることで、意外と汚れが付きやすい箇所なんです。
使われている材質によっては、時間の経過とともに黒ずみが目立ってくることもあります。

軒天の汚れや黒ずみを放置してしまうと、せっかく外壁をきれいにしても、建物全体がくすんで見えたり、古びた印象を与えてしまったりします。
また、軒天は屋根裏の換気を助け、湿気を防ぐ役割も持っているため、汚れや劣化が進むと、その機能が低下してしまう可能性もあります。
だからこそ、私たちは外壁の塗り替え作業を行う際に、この軒天も同時に塗装することを強くお勧めしています。
外壁塗装で足場を組むタイミングで軒天も一緒に作業すれば、別途足場を組む費用がかからず、トータルコストを抑えることができます。

軒天を外壁と同じタイミングで塗装することで、建物全体に統一感が生まれ、より一層引き締まった美しい外観に仕上がります。
見落としがちな場所まできれいにすることで、ご自宅の魅力が格段にアップするでしょう。

08.名古屋市中区 外壁塗装 塗り替え作業前の状態。
10.名古屋市中区 外壁塗装 専用道具で幅の狭い所も塗り替えしていきます。

私たちは、専用のローラーを使って軒天に塗料を塗っていきます。
ローラーを使うことで、広い面でもムラなく、均一に塗料を塗布できます。
しかし、ただ塗るだけでは終わりません。この作業中も、実は非常に大切な工程があるんです。

それは「掃除」です。
塗装作業中は、目には見えなくても小さな埃や塵が舞い上がることがあります。
もし、これらの埃が塗料に付着したまま乾燥してしまうと、仕上がりがザラついたり、小さなブツブツができて美観を損ねてしまいます。
だからこそ、私たちは塗料を付けながらも、常に塗装面やその周囲を注意深く確認し、埃や異物が付着しないように細心の注意を払っています。
必要に応じて、都度清掃を行いながら塗り替え作業を進めていくのです。

この地道な「掃除」の積み重ねこそが、最終的にムラがなく、滑らかで美しい軒天の仕上がりを実現する秘訣です。
お客様には完成後、きっとその違いを感じていただけるはずです。
軒天は、直射日光が当たりにくい場所ですが、実は湿気やカビ、そして排気ガスなどの汚れが付きやすい箇所でもあります。
定期的な塗装メンテナンスで、美観を保ち、建物の健康を守ることは非常に重要です。

06.名古屋市中区 外壁塗装 屋根の先端部である軒板も塗り替えします。

軒天の塗装は、まず下塗り材を塗布し、しっかりと乾燥させた後、選んでいただいた色の上塗り材を丁寧に重ねて塗っていきます。
この多層塗りが、軒天を長期間にわたって保護し、美しい状態を保つための秘訣です。
ちなみに、軒天の色選びは、建物の印象を大きく左右する大切なポイントです。
一般的に、軒天によく使われる人気の色としては、以下のようなものがあります。

  • 白色:最もポピュラーな色で、清潔感があり、どんな外壁の色にも合わせやすいのが特徴です。
    軒下が明るく感じられ、開放的な印象を与えます。
  • クリーム系:柔らかな印象を与え、温かみのある雰囲気にしたい場合に選ばれることが多いです。
    特に、暖色系の外壁色と相性が良いでしょう。
  • 外壁に塗る予定の色よりも薄い同系色:外壁と同じ系統の色で、トーンを落とした色を選ぶと、建物全体に統一感が生まれ、すっきりと洗練された印象になります。
    外壁と軒天のコントラストがつきすぎず、調和の取れた仕上がりになります。

軒天の色は、直射日光が当たりにくい場所だからこそ、汚れや黒ずみが目立ちやすい側面もあります。
そのため、汚れが目立ちにくい色や、建物全体の雰囲気に合う色を選ぶことが大切です。

シャッターボックス塗装で窓周りも美しく長持ち

03.名古屋市中区 外壁塗装 色があせたシャッターボックス。
04.名古屋市中区 外壁塗装 ケレン作業で錆や汚れなどを除去します。 

シャッターボックスは、窓の上に取り付けられていて、シャッターを巻き上げてしまう場所です。
昔ながらの和風の建物にある、横にスライドする雨戸を収納する「戸袋(とぶくろ)」のようなものだとイメージしていただけると分かりやすいかもしれませんね。
このシャッターボックスも、外壁や屋根と同じように、常に紫外線や雨風にさらされています。
そのため、時間の経過とともに色褪せたり、特に金属製の場合は錆びが発生したりすることがあります。
見た目が悪くなるだけでなく、錆を放置するとシャッター本体の動きが悪くなったり、最悪の場合は雨漏りの原因になったりすることもあります。

そこで、シャッターボックスの塗装を行う前に、非常に重要な下準備が必要になります。
それが「ケレン作業」です。
ケレン作業とは、シャッターボックスの表面にある古い塗膜の浮きや剥がれ、そして錆などを、サンドペーパーやワイヤーブラシを使って徹底的に取り除く作業のことです。
この作業を丁寧に行うことで、新しい塗料が素材にしっかりと密着するためのきれいな下地を作り出します。
錆を完全に除去したら、次に「錆止め材」をシャッターボックス全体に均一に塗っていきます。
錆止め材は、塗料が持つ本来の性能を最大限に引き出し、シャッターボックスを長期間にわたって錆から保護するために不可欠な下塗り塗料です。

05.名古屋中区 外壁塗装 錆止め材の上から塗料を塗っていきます。
07.名古屋市中区 外壁塗装 シャッタボックスの塗り替え作業の完了です。

シャッターボックスの錆を丁寧に除去し、その上に「錆止め材」を塗布する下準備についてお話ししましたね。
錆止め材がしっかりと乾燥したことを確認したら、いよいよその上から仕上げの塗料を重ねて塗っていきます。
選んでいただいた塗料の色が、シャッターボックスに均一に、そして美しく発色するように、職人が細心の注意を払って作業を進めます。
この仕上げ塗装は、シャッターボックスの見た目を一新するだけでなく、錆止め材と連携して、紫外線や雨風からシャッターボックスを長期間にわたって保護する大切な役割を担っています。
塗料を丁寧に塗り重ねることで、塗膜(塗料の膜)に十分な厚みと強度を持たせ、劣化を防ぎます。

ご自宅にある全ての窓シャッターのボックスを一つ一つ丁寧に塗り終えたら、このシャッターボックスの塗り替え作業は完了です。
塗り替えられたシャッターボックスは、まるで新築時のような輝きを取り戻し、建物全体の美観をより一層引き立てます。
普段あまり意識しない部分かもしれませんが、シャッターボックスのメンテナンスは、錆の発生を防ぎ、シャッター本体の故障を予防するためにも非常に重要です。
外壁塗装の際にまとめて行うことで、足場代を有効活用し、経済的に家全体のメンテナンスを完了できます。

下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りが外壁塗装の基本!

02.名古屋市中区 外壁塗装 洗浄した外壁に下塗り塗料を塗っていきます。
06.名古屋市中区 外壁塗装 外壁全体に下塗りを塗っていきます。

外壁塗装は、まるで化粧をするのと同じで、まず「下地」を整えることが大切です。
下塗りは、この下地と、その後に塗る「中塗り(なかぬり)」や「上塗り(うわぬり)」の塗料をしっかりと接着させる役割を担っています。
これにより、塗膜がサイディング材から剥がれにくくなり、長期間にわたって外壁を保護してくれるんです。

もしこの下塗りを怠ったり、適切な材料を選ばなかったりすると、せっかく高性能な塗料を塗っても、数年で剥がれてしまったり、ひび割れが生じたりする原因となってしまいます。
下塗り材は、建物の年式や外壁の劣化具合、そして使われている外壁材の種類に合わせて、最適なものを選びます。
例えば、外壁材の吸い込みを均一にするための「シーラー」や、金属部分の錆止め効果を持つ「プライマー」など、様々な種類があります。
これらを適切に使い分けることで、塗料が持つ本来の性能を最大限に引き出し、美しい仕上がりと高い耐久性を実現できるのです。
下塗りは、完成後には見えなくなる部分ですが、外壁塗装全体の品質を左右する、まさに「縁の下の力持ち」のような存在です。

07.名古屋市中区 外壁塗装 下塗り塗料を塗った上から中塗りを重ね塗りします。
02.名古屋市中区 外壁塗装 外壁の塗り替え作業での中塗り作業の重要性。

外壁全体に下塗り材を塗布する重要性をお話ししました。
この下塗り材が数日間かけてしっかりと乾燥したことを確認してから、いよいよその上から重ねるように中塗り材を塗っていきます。
この中塗りの役割は、例えるなら「下地材」と「上塗り材」をしっかりと繋ぐ「橋渡し」のようなものです。
中塗りがあることで、下塗り材で整えられた外壁の表面と、最終的に建物の色となる上塗り材が強力に接着します。

中塗りが適切に施されると、上塗りの塗料が外壁にしっかりと密着し、剥がれにくい丈夫な塗膜(とまく)が形成されます。
もし中塗りを省いてしまうと、塗膜が薄くなり、外壁の表面が紫外線や雨風の影響を受けやすくなるため、早期に剥がれや色褪せが発生するリスクが高まってしまいます。
このように、中塗りは完成後には見えなくなる部分ですが、外壁塗装全体の品質と寿命を大きく左右する、非常に重要な工程です。

期間が短すぎる塗装工事は要注意!信頼できる業者を見極めるポイント

02.名古屋市中区 外壁塗装 専用のスプレーで塗料を噴霧していきます。
03.名古屋市中区 外壁塗装 スプレーで外壁に塗料を吹き付けて行きます。

名古屋市で外壁塗装を検討されている皆さん、塗装工事の品質を左右する最も重要な要素の一つが、塗りの回数です。
私たちが自信を持って行う外壁塗装は、以下の3つの工程を必ず実施します。

  • 下塗り(したぬり):外壁材と塗料の密着性を高める下地作り
  • 中塗り(なかぬり):塗膜の厚みを確保し、上塗りの発色を良くする層
  • 上塗り(うわぬり):最終的な色を出す仕上げの層

これらの3工程は、塗料の性能を最大限に引き出し、外壁を長期間にわたって保護するために不可欠です。
使用する塗料の種類や外壁の状態によっては、中塗りを2回行ったり、上塗りを2回重ねたりすることもありますが、基本的な3工程は変わりません。

「すべての塗装の作業が1日で終わる」は要注意!
塗装工事の常識 ここで特に注意していただきたいのが、各工程の間には必ず「乾燥時間」が必要だということです。
塗料は、塗布後に空気中でしっかりと乾かすことで、本来の性能を発揮します。
そのため、「中塗りと上塗りは1日で作業が終わります」などと話してくる業者には十分気を付けてください。

このような説明は、塗料の乾燥時間を無視しているか、あるいは中塗りを省略して上塗りのみで済ませる「手抜き工事」である可能性が非常に高いです。
適切な乾燥時間を確保しなければ、塗膜は十分に硬化せず、数年で剥がれたり、ひび割れたりする原因となってしまいます。

私たちヤマムラ建装では、お客様の大切な住まいを長く美しく保つために、これらの基本工程と乾燥時間を厳守しています。
外壁の高圧洗浄から始まり、下塗り、中塗り、そして最終的なフッ素樹脂塗装での上塗りまで、建物全体を丁寧に塗り終えることで、全ての工事が完了となります。
塗装工事には、足場の設置、塗料の選定と手配、そして乾燥時間と熟練した職人の技術、これら全てが必要です。
そのため、相場よりも極端に安すぎる見積もりには、何か裏があると考えて慎重に検討することをお勧めします

名古屋市で外壁塗装をご検討の際は、単に価格だけでなく、工事内容や期間、そして業者の信頼性を総合的に判断することが大切です。
ご自宅のことで何かご不安な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

最終チェックと後片付けまで!プロがこだわる完璧な外壁塗装

08.名古屋市中区 外壁塗装 作業に干渉していた室外機を元に戻します。
10.名古屋市中区 外壁塗装 塗料が付着しないように養生をします。

名古屋市中区でご依頼いただいていた外壁の塗り替え塗装工事が、ついに全ての工程を終え、完了となりました!
これまでのブログで、高圧洗浄から下塗り、中塗り、そして上塗りといった塗装作業の様子をご紹介してきましたが、最後の仕上げとして非常に大切なのが「後片付け」です。
塗装作業中、私たちは外壁の隅々まで塗料が行き届くよう、エアコンの室外機を一時的に取り外したり、給湯器や換気口、電気メーターなどの設備機器を養生材(ようじょうざい)で丁寧に保護していました。
これらの作業に干渉していた室外機は、塗装が完了し、塗膜が完全に乾いたことを確認してから、慎重に元の場所に戻していきます。

さらに、外壁部分に沿って取り付けられていた設備機器などを保護していた余剰テープ(マスキングテープなど)も、一つ一つ丁寧に取り外していきます。
このテープ剥がしは、塗装ラインの美しさを最終的に確認する作業でもあります。
このように、すべての後片付け作業が終了し、清掃が行き届いたところで、外壁塗装工事は本当に完了となります。
お客様には、まるで新築のような美しさと、隅々まで手入れの行き届いた清潔な状態の住まいをお渡しできる瞬間です。

私たちは、お客様に心からご満足いただけるよう、塗装の品質はもちろんのこと、作業中の安全管理や、工事後の清掃、そして後片付けまで、一切妥協しません。
名古屋市で外壁塗装をご検討中なら、見えない部分の配慮まで徹底する私たちヤマムラ建装にお任せください。
ご自宅のことで何かご不明な点がありましたら、どんなことでもお気軽にご相談くださいね。

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