【瓦葺き替え】名古屋市港区 雨漏り修理と屋根リフォームならヤマムラ建装!瓦の劣化原因から桟木を使った安心施工
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
名古屋で信頼の雨漏り修理・屋根リフォームならヤマムラ建装へ!
工事のきっかけ
こんにちは!
名古屋市と名古屋市近郊で屋根・住宅リフォームを手がけている「ヤマムラ建装株式会社」です。
今回は、お客様からご依頼いただいた雨漏り調査の様子についてお話しします。
雨漏りは、お住まいにお住まいの方にとって大きな不安の種ですよね。
私たちはお客様の不安を少しでも早く解消できるよう、迅速な対応を心がけています。
先日、建築屋さんと一緒に、お客様のお宅へお伺いしました。
事前に建築屋さんから、現在の雨漏りの状況について、おおまかな情報はお聞きしていました。
しかし、やはり現場を直接見て、お客様から詳しくお話を聞くことが、原因を特定するためには不可欠です。
ご挨拶もそこそこに、早速お客様にご案内いただき、雨漏りが発生しているという玄関先の天井板を拝見させていただきました。
天井には、雨水が染み込んだ跡がはっきりと確認できます。
「こんなところにシミが!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
雨漏りは、必ずしも屋根の真下から起きるとは限りません。雨水が屋根の構造内部を伝って、思わぬ場所に現れることもよくあるんです。
目に見えるシミだけでなく、天井板の質感や、周囲の壁の状態なども細かく確認し、雨水の侵入経路の手がかりを探していきます。
お客様も、長年の雨漏りに悩まされていたご様子で、切実な思いが伝わってきました。
私たち「ヤマムラ建装株式会社」は、お客様の言葉にしっかりと耳を傾け、一つひとつのサインを見逃さずに、雨漏りの原因を徹底的に突き止めます。
雨漏りでお困りの際は、どうぞお一人で悩まず、お気軽に私たちにご相談ください。
専門知識を持ったスタッフが、お客様の大切な住まいを守るため、全力でサポートさせていただきます!
建物の状況
築年数 ・・・ 築70年付近
工事費用・・・ 約150万円ほど
施工期間・・・ 約10日間ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

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雨漏りでお悩みではありませんか?
突然の雨漏りは、大切なお住まいへの不安だけでなく、日常生活にも大きな影響を与えますよね。
私たち「ヤマムラ建装株式会社」は、名古屋市とその近郊で屋根・住宅リフォームを手がける専門家として、お客様の不安を一日も早く解消できるよう、迅速かつ丁寧な対応を心がけています。
このブログでは、先日お客様からご依頼いただいた雨漏り調査から、原因の特定、そして実際の修理工程までを、写真とともに詳しくご紹介します。
雨漏りの兆候を見つけた時、どこに相談すればいいのか、どんな調査が行われるのか、どんな修理が必要になるのかなど、多くの方が抱える疑問や不安を解消できるような内容になっています。
私たちは、単に修理を行うだけでなく、お客様のお気持ちに寄り添い、現状を分かりやすくご説明し、ご予算に合わせた最適なプランをご提案することを大切にしています。
この記事を通して、雨漏りに対する不安が少しでも軽くなり、安心してお住まいを任せられるパートナーを見つけるきっかけとなれば幸いです。
ぜひ最後までお読みいただき、ヤマムラ建装の「安心リフォーム」へのこだわりを感じてみてください。
目次
雨漏り調査の全貌と安心リフォームへの道筋
名古屋市のお客様宅で発生した雨漏り調査と修理の全記録

お客様から「玄関の天井から雨漏りがしている」とご相談をいただきました。
雨漏りは、建物の構造に深刻なダメージを与えるだけでなく、カビの発生やアレルギーの原因となることもあり、早期の対応が不可欠です。
私たちは、お客様の切実な声を受け、すぐに現場調査の日程を調整しました。
現場に到着すると、まずはお客様から具体的な状況を詳しくお伺いしました。
「いつから」「どのくらいの頻度で」「どのくらいの量」といった情報を細かくヒアリングすることで、雨漏りの規模や進行度を把握します。
今回のお客様も長年の雨漏りに悩まされており、天井のシミだけでなく、壁紙の剥がれや、湿気による異臭も気にされていました。
次に、実際に雨漏りが発生している玄関先の天井を拝見しました。
天井には、雨水が染み込んだ大きなシミがはっきりと確認できます。
お客様は「こんなところにシミが!」と驚かれていましたが、雨漏りは必ずしも屋根の真下から起きるとは限りません。
雨水が屋根の構造内部を伝って、思わぬ場所に現れることもよくあるんです。
私たちは、目に見えるシミだけでなく、天井板の質感や、周囲の壁の状態なども細かく確認し、雨水の侵入経路の手がかりを探っていきました。
室内での調査とヒアリングを終えた後、次は屋根に上がって目視による調査を開始しました。
屋根に上ると、築年数の経過による全体の劣化が目立ちました。
特に、破損や亀裂が見られる屋根瓦が複数箇所にわたって確認でき、これが雨漏りの直接的な原因である可能性が高いと判断しました。
さらに、和瓦の特性も今回の雨漏りと深く関係している可能性があると考えました。和瓦は粘土を焼いて作られるため、年数が経つと雨水を吸い込みやすくなる傾向があります。
瓦自体が水を吸い込んでしまうと、たとえ瓦が大量に破損していなくても、吸い込んだ雨水が屋根の内部や屋根裏へと流れ込み、雨漏りを引き起こすことがあるのです。
これは、見た目だけでは分かりにくい、和瓦特有の隠れた雨漏りの原因の一つです。
また、過去にコーキングボンドで補修された形跡も見られましたが、その位置が今回の雨漏り原因箇所とは少しずれていたため、補修効果がほとんどなかったことも判明しました。
このように、雨漏りの原因は複雑で、専門的な知識と経験がなければ正確な特定は困難です。
【徹底解説】雨漏り調査のプロが原因を突き止めるまでの道のり
雨漏りのサインを見逃さない!天井のシミから原因を特定するプロの技

お客様からお聞きしていた通り、玄関の天井板には複数の雨染みが発生していました。
ただ、重要なのは、これらのシミがバラバラではなく、ある一定の場所に集中してできていることです。
これは、雨水が特定の経路を通って天井に到達している可能性が高いことを示唆しています。
私たちは、そのシミができている場所から、玄関までの距離を慎重に計測しました。
この距離が、雨漏りの原因を突き止めるための重要な手がかりになります。
なぜなら、後ほど屋根に上がって同じように距離を測ることで、天井のシミと屋根の不具合箇所とが一直線上に重なる可能性が高いからです。
「天井のシミから屋根の原因がわかるの?」と不思議に思われるかもしれませんね。
雨水は、屋根の小さな隙間から侵入すると、屋根の下地や建物の構造材を伝って、思わぬ場所に出てくることがあります。
しかし、多くの場合、侵入箇所とシミの場所には何らかの関連性があるんです。
この計測結果をもとに、次はいよいよ屋根に上がって、具体的にどの部分から雨水が侵入しているのかを詳しく調べていきます。
屋根上の詳細調査!差し掛け屋根と和瓦の劣化が語る雨漏りの原因

玄関の屋根を含んだ差し掛け屋根(さしかけやね)の部分に脚立を設置し、慎重に屋根に昇ってみました。
差し掛け屋根とは、メインの屋根から一段下がって取り付けられている屋根のことで、玄関や勝手口の上によく見られます。
築年数がかなり経過していることもあり、屋根全体を見ると、劣化がかなり進んでいることが一目で分かりました。
特に、破損したり亀裂が入ったりしている屋根瓦が、複数箇所にわたって見受けられます。
さらに、和瓦(わがわら)の特性も、今回の雨漏りの原因と深く関係している可能性があります。
和瓦は、主に粘土を焼いて作られるため、年数が経つと、その材質が雨水を吸い込みやすくなる傾向があるんです。
「瓦が水を吸い込むの?」と驚かれるかもしれませんね。
瓦自体が水を吸い込んでしまうと、たとえ瓦が大量に破損していなくても、吸い込んだ雨水が屋根の内部や屋根裏へと流れ込んでしまい、雨漏りを引き起こすことがあるんですよ。
これは、見た目だけでは分かりにくい、和瓦特有の隠れた雨漏りの原因の一つです。
雨漏りの真犯人発見!屋根と外壁の「際」に潜む複合的な原因とは


まず、室内で玄関の天井のシミの位置から測った寸法を、屋根上でも同じように測ってみました。
すると、その測定した場所が、屋根と外壁がぶつかる「際(きわ)」の部分を正確に指し示していたんです!
「やはり、ここが原因だったか」と確信しました。
屋根瓦の経年劣化による雨水の吸い込みも考えられますが、この「屋根と外壁の際」という場所は、雨漏りが非常に発生しやすい箇所なんです。
特に、築年数が経過しているお住まいでは、外壁の壁漆喰(かべしっくい)も経年劣化を起こし、雨水を吸い込んでしまうことがあります。
壁漆喰とは、外壁に塗られている漆喰のことで、防水の役割も担っています。
そして、外壁の際にある屋根瓦を支えている屋根土(やねつち)の部分も確認すると、雨水が染み込んで、まるで砂のようにサラサラになっていました。
屋根土は瓦を固定する大切な役割がありますが、水を吸い込むと脆くなってしまうんです。
これらの状況から、今回の雨漏りは、屋根瓦の劣化による吸水と、外壁の壁漆喰の劣化が複合的に絡み合い、最終的に屋根土まで水を吸い込んでしまっていたことが原因だと判明しました。
「補修したのに止まらない」はなぜ?雨漏り修理の落とし穴と正確な原因特定が重要な理由

今回の雨漏り箇所を詳しく調査したところ、過去にコーキングボンドを塗って補強工事が行われた形跡がありました。
コーキングボンドとは、建物の隙間を埋めて防水性を高めるための、弾力性のある接着剤のようなものです。
しかし、残念ながら、このコーキングボンドが塗られていた場所は、私たちが今回特定した雨漏りの原因箇所からは少し離れた位置だったんです。
そのため、せっかく補強工事が施されていても、今回の雨漏りを止める効果はほとんどありませんでした。
「せっかく補修したのに、意味がなかったなんて…」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、これが雨漏り修理の難しいところで、原因を正確に特定しないまま補修を行ってしまうと、時間も費用も無駄になってしまうことがよくあります。
雨漏りの原因は、見た目では判断しにくいことも多く、専門的な知識と経験が必要です。
シミが出ている場所と、実際に雨水が侵入している場所が異なるケースも少なくありません。
雨漏りだけじゃない!放置すると危険な屋根の劣化サイン


まず、屋根瓦と大棟(おおむね)の間にある半月漆喰(はんつきしっくい)の部分を見てみましょう。
この漆喰が剥がれてしまい、その下にある屋根土(やねつち)がむき出しになっていました。
半月漆喰とは、瓦の隙間を埋めて雨水の浸入を防ぐ役割を持つ、白い漆喰のこと。
これが剥がれると、土台の屋根土が雨水に直接さらされ、そこから雨水が建物内部に染み込むリスクが高まります。
他にも、屋根のあちらこちらで漆喰が剥がれている箇所が多数見受けられました。
このような状態を放置すると、雨漏りの原因になるだけでなく、屋根全体の耐久性も低下させてしまいます。
剥がれた漆喰は、塗り直しや、状況によっては他の補修方法を検討する必要がありますね。
さらに、雨樋も同様に経年劣化が進んでいました。
雨樋は、屋根から流れる雨水を集め、スムーズに排水する大切な設備です。
しかし、古くなると耐久力が落ちてしまい、台風のような強い風圧や、地震による建物の揺れなどを受けた際に、割れたり破損したりする可能性が非常に高くなります。
もし雨樋が壊れてしまうと、雨水が建物に直接あたり、外壁の劣化や雨漏りの原因にもつながりかねません。
【安心リフォーム】お客様の状況に合わせた最適な雨漏り修理プラン
予算と効果を両立!部分葺き替え工事で雨漏りを根本解決

点検後、お客様には現在の屋根と外壁の状況を詳しくご説明し、撮影した写真も一緒に見ていただきました。
ご自宅の状況を写真で確認いただくことで、より具体的に問題点を理解していただけます。
本来であれば、1階から2階の屋根全体をリフォームするのが一番理想的な方法です。
そうすることで、今後の雨漏りリスクを大幅に減らし、屋根全体の耐久性も向上します。
しかし、お客様にもご予算の都合があるため、すべてを一度に行うのが難しい場合もあります。
そこで私たちは、お客様と建築屋さんを交え、じっくりとご相談させていただきました。
お客様のご要望とご予算を考慮した結果、今回はまず、特に雨漏りがひどかった1階玄関屋根のある庇(ひさし)部分の葺き替え工事(ふきかえこうじ)を行うことになりました。
葺き替え工事とは、古い屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に交換する根本的なリフォームのことです。
同時に、この部分の雨樋(あまどい)も新しいものに交換し、さらに雨漏りの原因となっていた外壁の壁漆喰部分も、新しい素材で塞ぐ作業を行うことを決定しました。
このように、お客様の状況に合わせて最適なご提案をすることが、私たちの仕事です。
私たちは、お客様の「こうしたい」という気持ちに寄り添いながら、専門家としての最適なアドバイスをさせていただきます。
雨漏りを徹底ガード!屋根下地の補強とルーフィングの重要性


まず、雨漏りの原因調査で判明した通り、屋根の野地板(のじいた)の一部を交換する必要がありました。
野地板とは、屋根の骨組みの上に張られている板のことで、屋根材を直接支える大切な下地です。
長年の雨漏りで傷んでしまっていたため、建築屋さんが古い屋根瓦の撤去と合わせて、この野地板の交換作業を行ってくれました。
新しい野地板が取り付けられたら、その上から「ルーフィング」と呼ばれる防水シートを屋根全体に隙間なく貼っていきます。
ルーフィングは、屋根材の下に敷く防水材のことで、万が一瓦やスレートなどの屋根材の隙間から雨水が侵入してきても、このルーフィングがしっかりと水の侵入を防いでくれる、いわば「屋根の最終防衛ライン」です。
「まるでシートを貼るだけ?」と思われるかもしれませんが、このルーフィングが、お住まいを雨漏りから守るための最も重要な要素の一つなんです。
この作業が完了していれば、たとえその後に雨が降ってきても、建物内部に水が染み込む心配はありません。
緻密な計算と職人の技!屋根工事を支える桟木設置のプロフェッショナルな工程


屋根にルーフィングを貼るとき、一時的に屋根全体よりも大きめに貼ることがあります。
これは、雨漏りの原因となる雨水が、工事中に少しでも建物内部に入り込むのを防ぐための工夫なんです。
万が一の雨でも、大きめに貼ったルーフィングがしっかりと雨水をシャットアウトしてくれます。
「なぜ、最初からぴったりサイズにしないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、この大きめに貼ったルーフィングは、これで終わりではありません。
この後の工程で、新しい屋根瓦を施工するための前準備を行う際に、このルーフィングを正規のサイズにきれいに切断して加工していくんですよ。
余分な部分を切り落とし、瓦がぴったりと収まるように調整することで、屋根全体の見た目も機能性も完璧な状態に仕上げます。


新しい屋根瓦の施工では、「桟木(さんぎ)」と呼ばれる細長い木材を使います。
この桟木に、屋根瓦の裏側にある「爪」のような部分を引っかけていくことで、屋根全体に瓦を均一に配置していくんです。
桟木は、瓦がずり落ちないように支え、適切な間隔を保つための、いわば瓦のレール役を担っています。
「ただ桟木を打てばいいの?」と思われるかもしれませんが、実はここにも職人の経験と技術が光ります。
桟木を打つ際には、規定通りの正確な寸法で配置することが非常に重要なんです。
なぜなら、桟木の間隔が少しでもずれると、瓦の並びが乱れたり、隙間ができて雨漏りの原因になったりする可能性があるからです。
そのため、私たちはまず、寸法を出すために数枚の桟木を仮で打ち、その上に屋根瓦を仮置きしていきます。
そして、仮置きした数枚の瓦の高さや長さを細かく調整しながら、今回の屋根に最適な正確な寸法を割り出していくんです。
「こんな風に、試し打ちをしてから本番に入るんだ!」と、屋根工事の緻密さに驚かれたでしょうか。
この一手間をかけることで、一枚一枚の瓦が完璧な位置に収まり、美しく、そして機能的な屋根が完成します。

その重要な寸法を屋根に転写し、いよいよ桟木を本格的に設置していく工程をお話ししますね。
割り出した正確な寸法を、下地に貼ってあるルーフィングの上に「墨(すみ)」と呼ばれる専用の道具で線を引き、目印をつけていきます。
これは、大工さんが使う「墨出し」という作業に似ていますね。
この墨の線が、これから取り付ける桟木の正確な位置を示す「設計図」の役割を果たすんです。
「なぜそんなに細かく印をつけるの?」と思われるかもしれませんが、この目印が、瓦を均一に美しく並べるための大切な基準となります。
墨で引かれた目印に沿って、屋根全体に桟木を正確に取り付けていきます。
一本一本の桟木が、この墨の線からずれないよう、職人が細心の注意を払って固定していくんですよ。
この地道な作業こそが、強風や地震にも耐えうる、丈夫で美しい屋根を作り上げるために不可欠なんです。
桟木が正確に設置されていなければ、その上に葺く瓦の並びが乱れたり、隙間ができて雨漏りの原因になったりする可能性があります。
美しさと機能性を両立!軒先瓦と雀口対策で快適な住まいを実現


軒先は、屋根の美しさを際立たせるだけでなく、雨水がスムーズに流れるように誘導する重要な役割を担っています。
軒先には、専用の屋根瓦である「万十軒瓦(まんじゅうのきがわら)」を取り付けます。
この万十軒瓦を適切な高さと角度で設置するために、その下には桟木(さんぎ)という細長い木材を2本重ねて打ち込み、固定していきます。
この桟木が、万十軒瓦の高さ調整材の役割を果たしてくれるんですよ。
さらに、この桟木の側面には、万十軒瓦と重なる部分にどうしても「雀口(すずめぐち)」と呼ばれる隙間ができてしまいます。
名前の通り、この隙間からスズメや小鳥などの小動物が屋根裏に侵入してしまうことがあるんです。
そこで、私たちはこの雀口からの侵入を防ぐために、プラスチック製の「面戸材(めんどざい)」を取り付けておきます。
面戸材は、瓦と瓦の間や、瓦と下地の間の隙間を埋めて、風や雨、そして小動物の侵入を防ぐための大切な部材です。
「鳥が入っちゃうなんて困るよね!」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この面戸材を取り付けておくことで、その上から万十軒瓦がしっかりと重なり、隙間が完全に塞がれるようになります。
屋根の要!大棟の補強工事で地震や台風に強い屋根に


地震や台風の多い日本では、この大棟をいかに強固にするかが、屋根全体の安全性を左右するカギとなります。
大棟の施工では、まず「強力棟(きょうりょくむね)」という特別な屋根材を取り付けていきます。
これは、この後設置する「棟心材(むねしんざい)」(タルキと呼ばれる木材)をしっかりと支え、固定するための土台となるものです。
例えるなら、家の基礎のような、非常に重要な役割を担っています。
この強力棟は、大棟の芯に沿って、約455mmから600mm程度の一定間隔で取り付けていきます。
この間隔を正確に保つことで、屋根全体にかかる力を均等に分散させ、強度を高めることができるんですよ。
そして最後に、棟の際(きわ)にある桟木(さんぎ)を挟み込むように強力棟を取り付け、浮き上がらないようにしっかりと固定します。
桟木は、屋根瓦を支えるための横方向の木材のこと。
この部分も隙間なく固定することで、雨水の侵入を防ぎ、屋根の耐久性をさらに向上させます。
「見えない部分に、こんなにたくさんの工夫が詰まっているんだ!」と、屋根工事の奥深さに驚かれたのではないでしょうか。
このように、新しい屋根瓦を施工するための前段階として、しっかりと下地を整え、補強することで、長く安心してお住まいいただける屋根が完成します。
私たち「ヤマムラ建装株式会社」は、お客様の大切な住まいを地震や風雨から守るため、一つひとつの工程に真心を込めて取り組んでいます。
屋根のことで何か気になることがあれば、どんな小さなことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談くださいね!
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