【屋根棟板金】名古屋市熱田区 強風で飛散した屋根板金と塩ビ屋根を修理!腐らない土台とルーフィングで二重防水
名古屋市の屋根修理専門!強風被害からの安心を取り戻す
工事のきっかけ
名古屋市にお住まいのお客様から、「ご近所の方に『屋根の板金が無くなっているよ』と教えてもらったんです」と、ご不安そうなお電話をいただきました。
お客様のご都合に合わせて訪問日を決め、早速お伺いすることに。
まずは、お客様から「いつから無かったのか全く分からないけれど、とにかく屋根の一部が無くなっているらしい」というお話を詳しく伺いました。
屋根は普段、ご自身ではなかなか確認できない場所ですよね。
だからこそ、ご近所からの指摘はとても心配になるものです。
お話を伺った後、すぐに屋根に登り、雨漏りの原因となる可能性のある箇所を徹底的に点検していきました。
すると、ご近所の方のご指摘通り、屋根のてっぺんにあるべき「大棟(おおむね)の棟板金(むねばんきん)」が外れて飛んで行ってしまっているのを発見しました。
この「棟板金」とは、屋根の最も高い部分(大棟)に取り付けられている金属製のカバーのこと。
屋根材の継ぎ目を雨水から守る、非常に重要な役割を担っています。
ここが無くなってしまうと、雨水が屋根の内部に直接入り込み、雨漏りに繋がる可能性が非常に高くなります。
お客様のお話では、いつから板金が無くなっていたのかは不明とのことでしたが、このように屋根の異変は、普段の生活では気づきにくいもの。
だからこそ、ご近所の方の指摘や、少しの異変を感じたときに、プロの目でしっかり点検することが大切です。
さらに点検を進めると、メインの屋根だけでなく、カーポートなどに使われる塩ビ屋根(軽くて光を通すプラスチック製の屋根材)にも異変を発見しました。
どうやら強い風にあおられたのが原因で、塩ビ屋根の先端部分が枠(レール)から飛び出して外れてしまっていたんです。
外れた塩ビ屋根を放っておくと、雨漏りだけでなく、さらなる破損や飛散の危険性も考えられます。
これらの状況をすべてお客様にご説明し、後日、詳細なお見積りをお渡ししました。
そして、お客様にじっくりご検討いただき、この度、正式に修理のご依頼をいただく運びとなりました。
名古屋市で「もしかして、うちの屋根も何かあるかも?」と不安に感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちはお客様の大切な住まいを守るため、迅速かつ丁寧な点検で、安心をお届けします。
建物の状況
築年数 ・・・ 約40年ほど
工事費用・・・ 約15万円ほど
施工期間・・・ 2日ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

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「ご近所さんに言われて初めて知ったんです、屋根の一部がなくなっているって…」。
名古屋市のお客様から寄せられた、そんなご不安の声から始まった今回の屋根修理。
普段、ご自身ではなかなか確認できない屋根だからこそ、異変に気づいた時の衝撃は大きいものです。
強風によって飛ばされてしまった屋根の板金や、外れてしまったテラスの屋根。
これらのトラブルは、放置すると想像以上に大きな被害につながる可能性があります。
今回は、そんな見えない屋根のトラブルを、私たちプロがどのように診断し、お客様に心からの「安心」をお届けしたのか、その修理の全貌をお伝えします。
あなたの屋根は大丈夫ですか?
目次
見落としがちな釘の露出!小さな隙間が招く雨漏りの恐怖


「板金が飛ばされた!」なぜ?見えない場所で進行する土台の腐食
屋根のてっぺんにあるべき大棟(おおむね)の棟板金(むねばんきん)がなくなっているのが見つかりました。
なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?
今回は、その原因と屋根修理のポイントについてお話しします。
棟板金が飛ばされた原因は「防水処理の不足」!?
棟板金は、屋根の一番高い部分を守る金属のカバーです。
これをしっかり固定するためには、まず屋根の頂点までカラーベスト屋根材(セメントと繊維でできた屋根材)を丁寧に敷き詰めます。
その上に土台木材を取り付け、さらに棟板金を被せて、横から釘を打ち込んで固定します。
しかし、今回のケースでは、この「横から打ち込んだ釘への防水処理」が十分ではなかったのが原因だと考えられます。
当時の施工では、まさか釘の頭から雨水が侵入するとは想定されていなかったのかもしれません。
見えない場所で進行する「土台の腐食」 釘の頭から少しずつ雨水が染み込むことで、その下の土台木材がゆっくりと腐食していったと判断しました。
木材が腐ってしまうと、釘が効かなくなり、結果的に棟板金が強風にあおられた際に簡単に外れて飛んでしまうのです。
これは「経年劣化」とも言えますが、根本には「雨水の侵入を防ぐ工夫が足りなかった」という問題があったと考えられます。
屋根は普段見えない場所だからこそ、こういった「落とし穴」が潜んでいることがあります。

屋根材であるカラーベスト(セメントと繊維でできた薄い屋根材で、スレート瓦とも呼ばれます)を固定している釘が、むき出しの状態になっている箇所も見つかりました。
これが非常に危険なサインなんです。
なぜなら、この露出した釘の頭の隙間から、雨水がじわじわと屋根の内部に染み込んでしまう可能性があるからです。
釘穴からの雨水浸入が招く「雨漏り」 想像してみてください。
小さな釘穴とはいえ、そこから少しずつ雨水が入り続けると、どうなるでしょうか?
最初は屋根裏など目に見えない場所に水が溜まり、やがては天井にシミができたり、ポタポタと水滴が落ちてきたりと、気づいた時には「雨漏り」として室内まで影響が出ている、なんてことも少なくありません。
雨漏りは、単に室内が濡れるだけでなく、建物の木材を腐らせたり、カビを発生させたりと、家の健康を大きく損ねてしまいます。
そうなると、修理費用もかさんでしまう可能性が高くなります。
強風で破損!カーポートやテラス屋根の塩ビ屋根材も要注意


カーポートやテラス屋根などに使われる塩ビ屋根(軽くて光を通すプラスチック製の屋根材)に異変を発見しました。
どうやら強い風にあおられたのが原因で、塩ビ屋根の先端部分が枠(レール)から飛び出して外れてしまっていたんです。
なぜ、こんなことが起きてしまったのでしょうか?
原因として考えられるのは、まず塩ビ屋根を固定しているフックが、強風で先に外れてしまったこと。
フックが外れてしまうと、屋根材がグラグラになり、次に強い風が吹いたときに、その固定を失った部分から屋根材が枠から飛び出して外れてしまった、というわけです。
外れた塩ビ屋根を放っておくとどうなる?
塩ビ屋根の一部が外れただけ、と軽く見てはいけません。
この状態を放っておくと、以下のような危険が考えられます。
- 雨漏り: 外れた隙間から雨水が吹き込み、カーポート下の車や荷物が濡れてしまう可能性があります。
- さらなる破損・飛散: 一部が外れていると、次に風が吹いたときに、さらに広範囲に屋根材が破損したり、最悪の場合、屋根材全体が飛ばされてしまったりする危険性もあります。これは、ご近所への被害にもつながりかねません。

一見すると大きな問題はないように見えても、実際に屋根に上がってみると、強風による隠れたダメージがいくつか見つかりました。
特に気になったのは、カーポートなどで使われる塩ビ屋根の状況です。
屋根材を固定するフックが外れてしまっただけでなく、そのフックが取り付けてあった周辺に、なんと亀裂が入り、割れてしまっていたんです。
おそらく、強い風にあおられた際、最初はフックが頑張って耐えていたのでしょう。
ですが、風が想像以上に強すぎたため、フックの周りの塩ビ屋根材がその力に耐えきれず、パリッと割れてしまったのだと考えられます。
全体をくまなく点検、写真で分かりやすくご説明 私たちは、お客様のお宅の屋根をくまなく一回り点検し、他にも強風であおられて飛んでいたり、外れてしまっている箇所がないかを確認しました。
点検後、お客様には写真をお見せしながら、現状の屋根の状態を詳しくご報告。
専門用語は使わず、分かりやすい言葉で「どこがどうなっているのか」「なぜそうなったのか」をご説明し、お客様にも状況をしっかりとご理解いただきました。
安心して暮らすための「修繕屋根リフォーム」をご提案 今回の点検結果を踏まえ、強風で破損・飛散・外れてしまった箇所を修繕するための「修繕屋根リフォーム」をご提案させていただきました。
このご提案内容をもとに、詳細なお見積り書を作成し、後日改めてお客様にお渡ししました。
新しい屋根部材で屋根のてっぺんを修復!棟板金修理のこだわり

先日、名古屋市のお客様宅で屋根の点検をさせていただいた際、強い風によって飛んでしまっていた大棟(おおむね)の棟板金(むねばんきん)を確認しました。
この棟板金は、屋根の一番高い部分を守る、とても大切な金属のカバーです。
これがなくなってしまうと、雨漏りの原因になったり、家の構造にも悪い影響が出たりする可能性があります。
大棟板金とは?なぜ大切なの?
「大棟」とは、屋根のてっぺんで、左右の屋根面が合わさる部分のこと。
そして「棟板金」は、その一番高い部分を覆うことで、屋根材の継ぎ目から雨水が建物の中に入り込むのを防いでくれる役割を持っています。
例えるなら、本の背表紙のようなもので、家全体を雨から守るために欠かせない存在なんです。
新しい材料で、屋根のてっぺんを修復!
今回、飛んでなくなってしまった棟板金は、新しい材料に交換してしっかりと取り付け直す作業を行います。
新しい棟板金は、耐久性や防水性に優れたものを選び、強風にも耐えられるように、これまでの経験と技術を活かして丁寧に施工していきます。
雨漏り対策を二重に!「腐らない土台」と「見えない傘」で屋根を強化


強風で飛んでしまっていた大棟(おおむね)の棟板金(むねばんきん)(屋根のてっぺんを覆う金属のカバー)の下には、雨水が染み込んで腐食してしまった土台木材(屋根の骨組みの一部)がありました。
腐食した土台を新しい「樹脂製土台」へ交換! まずは、この腐食した土台木材を、棟板金がなくなっていた範囲で丁寧に剥がしていきます。
そして、その同じ場所に、新しい「樹脂製の土台材」を取り付けます。
なぜ木材ではなく樹脂製なのかというと、木材は水に弱く腐りやすいのに対し、樹脂製は水に強く、腐食の心配がほとんどないからです。
新しい棟板金の横幅に合わせた寸法で取り付けることで、板金がしっかりと土台を覆い、雨水の侵入を防ぐ設計になっています。
これで、屋根のてっぺんの耐久性がぐっと向上します。
さらに安心!「ルーフィング」で二重の防水対策 新しい樹脂製の土台材を取り付けたら、その上から防水紙(ルーフィング)を被せて貼っていきます。
このルーフィングは、屋根材の下に敷く、水を通さない特殊なシートのこと。
いわば、屋根材の「見えない傘」のような役割を果たします。
たとえ何かの拍子に屋根材の隙間から雨水が侵入してしまっても、このルーフィングが水を受け止め、建物の内部へ水が流れ込むのを防いでくれるんです。
腐食しにくい樹脂製土台材に加えて、この防水紙を貼ることで、二重の防水対策となり、お客様の大切な住まいを雨漏りからさらに強力に守ることができます。

腐食した古い土台を樹脂製の土台材に交換し、さらに防水紙で強化したその上に新しい大棟(おおむね)板金(屋根のてっぺんを覆う金属のカバー)を取り付けていく、仕上げの工程をご紹介します。
新しい大棟板金を丁寧に設置 強化された樹脂製土台材の上に、いよいよ新しい大棟板金を被せるように取り付けていきます。
この板金が、屋根の一番高い部分から雨水の侵入をシャットアウトする重要な役割を担います。
特に気を遣うのが、大棟板金の先端とケラバ袖(そで)が重なる部分です。
ケラバ袖とは、屋根の妻側(破風板がある側)の端の部分のこと。
この重なり合う部分を、専用のハサミなどで丁寧に加工し、ぴったりと「座りよく」収まるように調整します。
少しのズレも、雨漏りの原因になりかねないため、職人の腕が光る瞬間です。
徹底した防水対策!横からの固定とコーキング処理 板金を土台に固定する際は、樹脂製の土台材に向かって、横から固定ビスを打ち込んでいきます。
これは、板金の上からビスを打つと雨水の侵入経路を作ってしまうため、それを避けるための大切な工夫です。
ビスを打ち込んだ後は、そのビス頭をコーキングボンド(隙間を埋めて水を通さない接着剤のようなもの)でしっかりと塗り固め、完璧な防水処理を施します。
さらに、先ほど加工したケラバ袖の重なり部分にも、念には念を入れてコーキングボンドを塗布します。
これで、あらゆる角度からの雨水の侵入を防ぎ、屋根の防水性が格段に高まります。
テラス屋根の塩ビ屋根材も安心!外れた屋根材をしっかり固定し直す

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強風で枠(レール)から外れてしまっていた塩ビ屋根(カーポートやテラスによく使われる、軽くて光を通すプラスチック製の屋根材)の修理を行いました。
外れた屋根材を元の枠へしっかり戻す
このまま放置してしまうと、雨漏りの原因になったり、次に強い風が吹いたときに屋根材が飛ばされてしまったりする危険性があります。
そのため、まずは外れてしまっていた塩ビ屋根を、慎重に引っ張りながら元の枠の中へとしっかりと収めていきました。
この作業は、屋根材を傷つけないよう、また無理な力をかけないよう細心の注意を払って行います。
新しい固定フックでガッチリ固定!
屋根材を枠に戻したら、次は固定フックの取り付けです。
このフックが、塩ビ屋根を枠にしっかりと固定する大切な役割を担っています。
新しいフックを正しい位置に取り付け、屋根材が強風で動いたり、再び外れたりしないように、ガッチリと固定していきます。

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単に屋根材が枠から外れていただけではなく、実は固定フックが取れた周辺には、亀裂が入って大きく割れてしまっている箇所があったんです。
割れた部分もきっちり補強! この割れた部分を放置すると、そこから雨水が侵入したり、さらに亀裂が広がったりする危険性があります。
そこで、私たちは以下の方法でしっかりと補修を行いました。
まず、亀裂が入っていた箇所には、通常よりも少し大きめの固定フックを選んで取り付けました。
こうすることで、より広い範囲で屋根材をしっかりと押さえつけることができます。
そして、フックを取り付けた周辺と割れてしまった部分には、コーキングボンド(隙間を埋めて水を通さない接着剤のような材料)を塗り込んでいきます。
これは、割れた部分を塞いで雨水の侵入を防ぐとともに、フックの固定力をさらに高めるための大切な処理です。
まるで、傷口をしっかり保護する絆創膏のような役割ですね。
全ての破損箇所を確実に修理 このように、塩ビ屋根に亀裂が入っていた箇所はコーキングボンドで処理しながら補強し、また、フックが外れてしまっていた他の箇所にも、新しい固定フックを全て取り付け直していきました。
一つ一つのフックを確実に固定することで、塩ビ屋根全体の強度と安定性を高めることができました。
名古屋市の屋根トラブルはプロにお任せ!お客様の「安心」が私たちの喜び

名古屋市熱田区のお客様からご依頼いただいた、強風による屋根の破損修理が先日、無事に完了しました!
作業が終わったら、まずは使った道具や余った材料を屋根から丁寧に下ろし、修繕した周辺をきれいに掃除します。
お客様に気持ちよく過ごしていただくため、最後の片付けまで手を抜きません。
工事完了のご報告とお客様の安心の声
全ての作業が完了したことをお客様にお伝えするため、ご挨拶に伺いました。
工事中に撮影した写真をお見せしながら、「どこがどのように悪くなっていて、どんな修理をしたのか」を分かりやすくご説明します。
普段、なかなか目にすることのない屋根の上での作業内容を、写真で見ていただくことで、お客様も安心してくださいます。
お客様からは、「飛んでいったのは全然気づかなかったけど、直していただいて本当にありがとうございました」と、大変嬉しいお言葉をいただきました。
ご近所の方に指摘されて初めて屋根の異変に気づかれたとのこと。私たちも、大切な屋根を守るお手伝いができて本当に良かったです。
屋根の異変、気づかないうちに進行することも
このように、屋根のトラブルはご自身では気づきにくいことがほとんどです。
特に、強風で棟板金(屋根のてっぺんの金属カバー)が飛ばされたり、カーポートの塩ビ屋根が外れたりといった被害は、日常生活ではなかなか発見できません。
名古屋市で「もしかして、うちの屋根も何かあるかも?」と少しでも不安を感じたら、迷わず私たちにご相談ください。
お客様の大切な住まいを長く、そして安心して守るために、プロの目でしっかりと点検し、最適なご提案をさせていただきます。
お住まいに関するお困りごとがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市熱田区【屋根棟板金】「屋根の板金がない!」は危険信号!放置すると雨漏り?塩ビ屋根のフック外れや釘の腐食まで』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『【屋根棟板金】名古屋市熱田区 屋根の頂点部分である大棟部と塩ビテラス屋根の修理後にアンケート記入していただきました』
ヤマムラ建装 株式会社では

