【漆喰塗替え】名古屋市熱田区　雨漏りが発生！屋根漆喰の劣化が原因だった！専門家が安心の修理工程を徹底解説

工事のきっかけ

建物の状況

築年数　・・・　約３５年ほど

工事費用・・・　約１０万円ほど

施工期間・・・　２日ほど

建物種別・・・　戸建て（木造）

ビフォーアフター

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「天井にシミが…」「雨のたびに不安でたまらない…」名古屋市熱田区にお住まいの皆さま、そんな雨漏りのお悩みを抱えていませんか？
今回は、私たち住宅リフォームのプロが実際に手掛けた事例を通して、普段なかなか目にする機会のない「屋根の裏側」で何が起きているのか、そして雨漏りの原因となる「屋根漆喰（やねじっくい）」という大切な部分について、写真とともに分かりやすく解説していきます。

あなたの家が雨漏りする本当の理由から、専門業者の職人がどのように丁寧な修理で安心を取り戻すのか、その全工程をじっくりご覧ください。
この記事を読めば、雨漏り修理の知識が深まり、きっと私たちにお問い合わせしてみようと感じていただけるはずです。

名古屋市で屋根の雨漏り修理をお考えの方へ！専門業者が教える漆喰工事の全貌

名古屋市熱田区にお住まいのお客様から、「室内に雨漏りしているんです…」と緊急のご連絡をいただきました。
私たちはすぐに日程を調整し、後日、お客様のお宅へ伺いました。

ご挨拶もそこそこに、お客様はすぐに私たちを室内へ案内してくださいました。
拝見すると、天井裏に雨水が侵入しているのが確認でき、その湿気で天井のクロス紙（壁や天井に貼る「壁紙」のことです）の一部が剥がれ始めている状態でした。
この雨漏りしている箇所の位置を注意深く確認し、どこから雨水が侵入しているのかを予測しました。
室内の状況から見て、これは屋根の方に何らかの原因があり、そこから雨水が引き込まれている可能性が高いと考えました。

そこで、お客様にご了承をいただき、詳しく屋根の状態も点検させていただくことに。
雨漏りは、目に見える部分だけでなく、その奥に隠れた原因があることがほとんどです。
経験上、天井のシミは屋根からのサインであることが多いため、迷わず屋根へ上がらせていただきました。

「もしかして、うちも同じような状況かも…」と心当たりのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
天井のシミやクロスの剥がれは、雨漏りの初期サインである可能性が高いです。
放っておくと、建物の構造に大きなダメージを与えてしまうこともあります。

大切なお住まいを守るためにも、少しでも気になることがあれば、早めに専門家にご相談ください。
私たちはお客様の不安に寄り添い、丁寧な点検と確実な修理で、安心できる暮らしを取り戻すお手伝いをさせていただきます。

なぜこんなに傷みが？屋根漆喰の知られざる大切な役割

屋根に登らせていただいて、すぐに目に飛び込んできたのは、やはり経年劣化（年月が経つことで性能が落ちること）した屋根漆喰（やねじっくい）でした。
あちこちにひびや亀裂が入っていて、これではとても雨水を防ぐ役目を果たせている状態ではありません。

そもそも、屋根漆喰って何のためにあるかご存知でしょうか？
屋根瓦というのは、たくさんの瓦を組み合わせて屋根に取り付けていきます。
そのため、どうしても瓦と瓦の間や、施工上の隙間、あるいは下地の屋根土（やねつち）がむき出しになってしまう部分が出てくるんです。
こうした隙間やむき出しになった屋根土から雨水が侵入するのを防ぐために、上から重ねて塗って防水処理を施すのが、この屋根漆喰なんです。

例えるなら、屋根の「目地材」や「防水テープ」のような、縁の下の力持ち的な存在ですね。
今回の屋根も、この大切な屋根漆喰が傷んでいたために、雨水が侵入し、室内の雨漏りにつながってしまったと考えられます。

日本家屋の美と弱点：入母屋屋根の雨漏りリスク

お城の天守閣や寺社仏閣でよく見かける、あの「入母屋（いりもや）屋根」でした。
上半分が本を伏せたような形（切妻造り）、下半分が四方向に傾斜する形（寄棟造り）を組み合わせた、とても風格のある屋根の形ですね。

この入母屋屋根には、「隅棟部（すみむねぶ）」と呼ばれる場所があります。
（ちなみに、寄棟屋根にもこの隅棟部は存在しますよ。）
隅棟部とは、屋根の面と面が交わる、ちょうど「カド」になる部分のことです。

そして、今回問題となっていたのは、その隅棟部の「尻側」、つまり隅棟の上の方の端っこに塗られていた屋根漆喰でした。
やはりここも、劣化が進んでひび割れたり、大きく破損してしまっていたのです。
「こんな立派な屋根でも雨漏りするの？」
と意外に思われるかもしれませんが、どんなに美しい屋根でも、雨風にさらされる以上、経年による劣化は避けられません。
特に、雨水が集中しやすい隅棟部のような場所は、漆喰の劣化が早く進む傾向にあります。

屋根漆喰の塗り替え時期は、一般的に10年〜15年ごとが理想的とされています。
しかし、今回のお客様は、新築で家を建ててから一度も屋根漆喰のリフォームを行っていなかったとのことでした。

確かに、屋根の上は普段なかなかお客様の目が届かない場所です。
ご自身で屋根に登って細部までチェックするのは危険ですし、専門知識も必要ですから、「気づかなかった」というのも無理はありません。
しかし、だからこそ、見えない場所の劣化は知らず知らずのうちに進んでしまうものです。

屋根点検の際、私たちは撮影した写真を使いながら、お客様に現状を詳しくご説明させていただきました。
剥がれてむき出しになった屋根土の様子や、ひび割れて防水機能を失いかけている漆喰の状態を、写真で見ていただくことで、「うちの屋根、こんな風になっていたんだ！」と、現状をしっかりとご理解いただけたご様子でした。
その上で、今回必要となる工事のご提案をさせていただき、内容に沿った詳細なお見積もりを作成して、後日改めてお客様にお渡しに伺いました。

雨漏りの隠れた入り口！大棟と鬼瓦の接続部を徹底補修

屋根のてっぺんにある大棟（おおむね）と、装飾瓦である鬼瓦（おにがわら）。
この二つの部分が接する場所を見てみると、やはりひびや亀裂が入った屋根漆喰が確認できました。
まずは、この劣化した漆喰を丁寧に剥がしていく作業から始めます。

「なぜ、こんな場所に漆喰が塗ってあるんだろう？」と思われた方もいるかもしれませんね。
実は、この大棟と鬼瓦の接地点は、施工上どうしてもわずかな隙間ができてしまうんです。
そして、その隙間こそが、雨水が建物内部へ侵入する「隠れた入口」になってしまう危険性があるんです。

だからこそ、私たちはその隙間を埋めるように屋根漆喰を塗って、しっかりと防水処理を施していきます。
漆喰は、まるで屋根の隙間を埋めるシーリング材のような役割を果たし、雨水が入り込むのを防いでくれるんです。
この部分の防水が甘いと、知らず知らずのうちに雨水が侵入し、やがて室内の雨漏りにつながってしまいます。

古い漆喰を丁寧に取り除いた後、いよいよ新しい屋根漆喰を塗っていきます。
今回の作業では、鬼瓦の幅と高さを超えないように、細心の注意を払って塗っていくのがポイントです。
見た目の美しさを保ちながら、しっかりと防水機能を回復させます。

「なぜ、鬼瓦のサイズに合わせるの？」と思われるかもしれませんね。
これは、漆喰がはみ出すと、かえって雨水が溜まりやすくなったり、美観を損ねたりする可能性があるためです。
まさに、洋服を仕立てるように、屋根の形に合わせてピッタリと仕上げていくイメージですね。

ちなみに、現代の施工では、この部分にコーキングボンドという、隙間を埋めるための接着剤のような材料を塗って防水処理を行うこともあります。
漆喰とコーキングボンド、どちらを使うかは、屋根の状態やお客様のご要望によって最適な方法を選んでいます。
漆喰を塗る作業は、熟練の職人技が光る瞬間です。
ただ塗るだけでなく、漆喰の配合や塗り加減を調整し、雨水がスムーズに流れるように、そして長持ちするように仕上げていきます。
この丁寧な作業が、お客様の大切な家を何年も雨漏りから守ることに繋がります。

お客様宅の屋根には、隅棟部（すみむねぶ）が二箇所ありました。
この隅棟部とは、屋根の面と面が交わる、ちょうど「カド」になる部分のこと。
雨水が集中しやすい、いわば屋根の「泣き所」です。

点検してみると、一箇所目の隅棟尻部（すみむねじりぶ）の屋根漆喰は、劣化が進行し、完全に破損してしまっている状態でした。
ここから雨水が容赦なく侵入していたと考えられます。
さらに、もう一箇所も詳しく見てみると、こちらは完全に破損はしていなかったものの、かなりの経年劣化が見られました。
触れてみるとボロボロと崩れ、防水効果はほとんど期待できない状態だと判断しました。
まさに「かろうじて形を保っている」といった状況でした。

「うちの屋根も、複数の場所に問題があるかも…」とご不安に感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
屋根は家全体を守るもの。
片側だけ直しても、もう片方が傷んでいれば、結局はそこから雨漏りのリスクが残ってしまいます。
私たちは、お客様に長く安心して暮らしていただくために、屋根全体を総合的に診断し、必要な箇所は全てきちんと修理することをご提案しています。

土台（どだい）から変える！安心を生む修理工程

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もう一箇所の隅棟尻部の修理作業に入ります。
まずは劣化した屋根漆喰を丁寧に取り剥がしていきます。
そして、その下にある、漆喰の「土台」となる屋根土も、同様に撤去していきます。

「なぜ、土台の土まで取り除くの？」と思われるかもしれませんね。
実は、屋根漆喰を綺麗に、そして丈夫に塗るためには、まず隅棟の断面に沿って、新しい屋根土でしっかりとした下地（したじ）を作ることが非常に大切なんです。
まるで、家を建てる際に地盤を固めるのと同じように、漆喰が長持ちするための基礎作りなんですね。

破損した古い漆喰や土台の屋根土をしっかりと取り除くことで、新しい漆喰がより強固に密着し、本来の防水性能を最大限に発揮できるようになります。
この一手間を惜しまないことが、数年後の雨漏りを防ぎ、お客様に心から安心してもらうための重要なポイントなんです。

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さて、土台となる屋根土の準備が整ったところで、いよいよ新しい屋根漆喰を塗っていきます。
今回の隅棟部も、前回お伝えした箇所と同じように、幅も高さも少し大きめに塗っていくのがポイントです。

「なぜ少し大きめに塗るの？」と思われるかもしれませんね。
これは、単に見た目を整えるだけでなく、雨水が隅棟部のわずかな隙間に入り込むのを徹底的に防ぐためなんです。
例えるなら、冬の寒さから家を守るために、窓の隙間をぴったりと塞ぐようなイメージです。
ほんの少しの隙間でも、そこから雨水は容赦なく侵入してしまいますから、この「ゆとりを持たせた塗り方」が、実は非常に重要な防水対策になります。

職人が一つ一つ丁寧に、そして確かな技術で漆喰を塗っていくことで、屋根は再び雨水からしっかりと家を守る強固な盾となります。
見た目の美しさだけでなく、その裏側にある機能性、つまり防水性を最大限に高めることが、私たちの使命だと考えています。

安心の完成！お客様の「ありがとう」が私たちの喜び

すべての屋根漆喰の塗り替え修復作業が完了しました！
丁寧に材料や道具を片付け、リフォームした箇所の周りをきれいに掃除してから、お客様に工事完了のご報告をさせていただきました。

お客様には、工事中にスマートフォンで撮影したたくさんの写真を見てもらいながら、一つひとつの作業の状況を詳しくお話ししました。
「わぁ、屋根の漆喰がこんなに綺麗になるなんて！本当に嬉しい！」
お客様が満面の笑顔でそうおっしゃってくださった時、私たちも心から達成感を感じました。
ボロボロだった漆喰が真っ白に生まれ変わり、雨漏りの心配がなくなったことで、お客様に心底喜んでいただけたことが何よりも嬉しかったです。

今回のブログを通して、屋根の漆喰がいかに大切な役割を担っているか、そしてそのメンテナンスがどれほど重要かをお伝えしてきました。
普段、なかなか目にすることのない屋根の上だからこそ、知らず知らずのうちに劣化が進み、やがて雨漏りという大きな問題に発展してしまうことがあります。

しかし、適切な時期に、確かな技術を持ったプロが手を加えれば、お住まいは再び雨風からしっかりと守られ、長く快適な暮らしを支えてくれます。
名古屋市熱田区にお住まいの皆さま、もし天井のシミや壁の異変など、雨漏りの兆候に心当たりのある方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市熱田区【漆喰塗替え】雨漏りのお悩み解決！入母屋屋根の漆喰劣化が招く雨漏りの原因と正しい修理方法！』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『【漆喰塗替え】名古屋市熱田区　雨漏りしていた室内！原因となった剥がれ取れていた屋根漆喰を塗り替え修理』

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