常滑市 【小規模】小さなズレから始まる安心修理!室内作業の工夫と畳の養生で不安を解消!小さな工事もお任せください

工事のきっかけ

「もしかして、屋根の瓦が少しズレている…?」
常滑市にお住まいのお客様が、ふとご自宅の屋根を見て異変に気づかれたのは、強風が吹き荒れた日の翌朝のことでした。
屋根の一番高い部分、棟と呼ばれる場所に設置された瓦が、ほんのわずかに、しかし確かに、本来の位置からズレているように見えたのです。

「たったこれだけのズレで、わざわざ業者さんに連絡するのは大げさかな?」お客様はそう思案されました。
工事を依頼するとなると、時間も費用もかかるのではないかという心配もあったからです。
しかし、日が経つにつれて、お客様の心には別の不安が募ってきました。
それは「もしこのまま放置して、雨漏りでもしてしまったら…」という懸念です。
屋根は住まいを守る要であり、そこから雨水が浸入してしまうと、建物全体の劣化を早めてしまう可能性があります。

悩んだ末、お客様はインターネットで地元の屋根修理業者を探し始めました。
いくつかの業者を比較検討する中で、弊社のウェブサイトに辿り着き、「小さな工事でも喜んでお伺いします」という言葉に目が留まりました。
「これくらいの小さなことでも、相談に乗ってくれるかもしれない」そう感じたお客様は、勇気を出してメールで問い合わせをされました。
メールには、屋根の棟部分の瓦が数枚ズレていること、強風が原因ではないかと考えていること、そして何よりも雨漏りが心配であることを綴られていました。
添付された写真には、確かに棟の先端部分の瓦が、ほんの少しだけ横にずれている様子が写っていました。
弊社では、お客様からのメールを拝見し、添付の写真で状況を把握することができました。
幸い、被害は目に見える範囲の小さなものと判断できたため、すぐに電話とメールでご連絡を取り、概算のお見積もりをお伝えしました。
するとお客様は、その迅速な対応と、小さな工事でも快く引き受けてくれる姿勢に安心され、すぐに工事のご依頼をくださいました。
今回のケースは、お客様が早期に異変に気づき、適切な行動を取られたことで、被害が拡大する前に解決できた好例と言えるでしょう。
小さな屋根のトラブルでも、「これくらい大丈夫だろう」と安易に考えずに、専門業者に相談することの大切さを改めて感じさせられる出来事でした。

建物の状況

築年数 ・・・ 約40年ほど

工事費用・・・ 約5.5万円ほど

施工期間・・・ 1日

建物種別・・・ 木造戸建て

ビフォーアフター

強い風で棟瓦がズレた

作業範囲を掃除して完了

強風の翌朝、ふと目に留まった屋根の瓦のわずかなズレ。
「こんな小さなこと、業者さんに頼んでもいいのかな?」そう思われた常滑市のお客様。
しかし、雨漏りの心配が頭から離れず、勇気を出して弊社にご連絡くださいました。
今回は、写真で状況を把握できたため、お電話とメールでのやり取りを中心に見積もりを作成し、工事のご依頼をいただくことができました。

通常、屋根の修理といえば、敷地内から梯子をかけて行うことが多いのですが、今回の現場は建物の構造上、それが難しい状況でした。
そこで私たちは、お客様にご協力いただき、一階屋根の大棟に最も近い窓を利用して、室内部から作業するための動線を確保するという、特殊な方法を採用することに。

この記事では、その際の安全対策、お客様の大切な畳を守るための丁寧な養生、そして棟瓦の修理工程を詳しくご紹介します。
小さな工事だからこそ、お客様の不安に寄り添い、安全かつ丁寧に作業を進める私たちの姿勢を感じていただければ幸いです。
屋根のちょっとした異変でも、「もしかして?」と思ったら、遠慮なくご相談ください。

小さな屋根のSOSに応える!安心丁寧な修理の舞台裏

侵入口に脚立を設置

今回の屋根修理は、幸いにもお客様から送っていただいた写真で状況が把握できたため、お電話とメールでのやり取りを中心にお見積もりを作成し、工事のご依頼をいただきました。
このように、被害の状況が明確な小規模な工事の場合は、効率的に対応させていただくことも可能です。
ただし、屋根瓦の内部や建物内部からの雨漏りの疑いがある場合など、目に見えない箇所に問題が潜んでいる可能性もございます。
そのような場合には、必ず直接お客様のご自宅にご訪問し、詳細な雨漏り点検を行った上で、現状のご説明や最適な工事プランをご提案させていただきますのでご安心ください。

さて、今回の現場ですが、被害のあった一階屋根の大棟に最も近い窓を利用して、室内部から作業するための動線を確保しました。
通常は敷地内から梯子を設置することが多いのですが、今回は建物の構造上難しかったため、お客様にご協力いただき、室内の安全を確保しながら作業を進めることになりました。
このように、私たちはそれぞれの現場の状況に合わせて、柔軟かつ安全な作業方法を検討し、お客様にご負担をおかけしないよう努めております。
どんな小さな工事でも、お客様の状況に合わせて最適な方法で対応させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

ブルーシートで脚立下を養生

今回の屋根修理では、お客様のご協力により、窓から出入りして作業を行うことになりました。
その際、まず最初に行ったのは、作業の安全確保と、お客様の大切な住まいを保護するための準備です。
具体的には、昇降に使う脚立を窓の近くにしっかりと設置しました。
そして、脚立の脚が直接畳に触れないよう、また万が一の汚れを防ぐために、脚立の下にはブルーシートを丁寧に敷きました。
畳はデリケートな素材ですので、細心の注意が必要です。
作業中に小さな傷がついたり、汚してしまったりすることのないよう、養生は徹底して行います。

ガードと言う名の商品
一袋に4つ入っています

室内に脚立を設置して作業を行う際、床面への配慮は非常に重要です。
そこで私たちは、お客様の大切な住まいを守るために、二重の養生対策を徹底しています。

まず、脚立の4本の脚先には、専用の養生カバーを取り付けます。
これは、まるで靴下のように脚の先端を覆うため、「脚立靴下」と呼んでいます。
このカバーがあることで、脚立の金属部分が直接床に触れるのを防ぎ、傷つきを未然に防ぐことができます。
さらに、脚立を設置する場所には、ブルーシートを広めに敷きます。
このブルーシートと脚立靴下の二重の対策によって、畳やフローリングなどの床材をしっかりと保護し、作業中の汚れや予期せぬ傷から守ることができるのです。

脚立の足部分です

靴下を履かせます

室内に脚立を設置する際、床面を保護するために使用する「脚立靴下」についてご説明します。
この脚立靴下は、通常4つがセットになって梱包されています。
これは、一般的な脚立の脚が4本であることに対応しています。
作業を始める前に、この脚立靴下を脚立のそれぞれの脚の先端に、まるで靴下を履かせるように一つずつ丁寧に装着していきます。

脚立の脚先は、金属や硬いゴムでできていることが多く、そのまま室内の床に置くと、摩擦によって傷をつけてしまう可能性があります。
しかし、この脚立靴下を履かせることで、床との接触面が柔らかくなり、傷つきを防ぐことができるのです。
私たちは、お客様の大切な住まいの床を保護するために、このような細やかな配慮を欠かしません。
ブルーシートと合わせて脚立靴下を使用することで、より安心して室内の作業を進めることができると考えています。

大棟部の修復作業を進めます

棟の針金が緩んでいました

台風のような強い風や突風に見舞われると、屋根の棟部分にある棟瓦がずれてしまうことがあります。
棟瓦は屋根の最も高い部分にあり、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。

今回の修理では、まず、強風によってずれてしまった棟瓦を丁寧に一つひとつ取り外します。
これは、下地の状態を確認し、必要に応じて補修を行うためです。
また、ずれた原因を特定することも、再発防止には欠かせません。

その後、再び棟瓦を積み上げていく際には、「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」などの接着材を使用します。
この南蛮漆喰は、瓦同士をしっかりと固定し、雨水が内部に浸入するのを防ぐ効果があります。
丁寧に漆喰を塗りながら、瓦を元の正しい位置に積み直していくことで、棟は再び強固になり、建物を雨風からしっかりと守ります。
屋根のちょっとしたズレでも、放置しておくと雨漏りの原因になることがあります。

修復作業を開始します
修復でのし瓦を取り除きます

屋根の最も高い部分、大棟の修理作業に入ります。まず最初に行うのは、棟全体を固定するために巻かれている針金を慎重に緩める作業です。
これは、安全にズレた棟瓦を取り外すための準備となります。
棟瓦を取り外す際には、内部に使われている屋根土なども一緒に取り除き、綺麗に清掃します。
こうすることで、新しい棟瓦を積み上げる際に余計なものが挟まるのを防ぎ、より確実な施工が可能になります。
見えない部分にもしっかりと手を加えることが、長持ちする屋根には不可欠です。

また、大棟の下から積み上げられている熨斗瓦の一番上の段にもズレが見られましたので、こちらも丁寧に撤去しました。
取り外した棟瓦や熨斗瓦は、再施工の際に再び使用します。
そのため、落下や破損がないよう、安全な場所に大切に保管いたします。

南蛮漆喰を使って修復します
冠瓦を取り付けます

屋根の棟瓦を再び積み上げていく工程に入ります。
ここでは、瓦同士をしっかりと接着し、同時に高さも調整するために、「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」という材料を使用します。
これは、屋根漆喰とセメントを混ぜ合わせたもので、優れた接着力と耐久性が特徴です。

まず、棟瓦を設置する場所に、この南蛮漆喰を適量に置いていきます。
これは、瓦を安定させるための土台となり、微妙な高さの調整にも役立ちます。
そして、その南蛮漆喰にしっかりと接着させるように、一つひとつ丁寧に棟瓦を並べていきます。
ズレていた大棟の部分も、この手順で丁寧に瓦を再施工していきます。
歪みのない美しい棟のラインを取り戻すためには、熟練の技術と丁寧な作業が欠かせません。

最後に、作業の最初の方で緩めておいた、大棟全体を固定するための針金を再びしっかりと縛ります。
この針金は、棟瓦が横方向にずれるのを防ぐ重要な役割を果たします。
しっかりと固定することで、強風などにも負けない、丈夫な棟が完成します。

屋根と室内を片付けて行きます

作業範囲を掃除して完了

屋根の修理作業が完了しましたら、室内に残った材料や工具などを丁寧に運び出し、車両に積み込んで片付けを行います。
その後、作業を行った範囲を隅々まできれいに掃除し、お客様がすぐに普段の生活に戻れるよう配慮いたします。


お客様には、工事中に撮影した写真をご覧いただきながら、作業の進捗状況と、無事に修理が完了したことをご報告いたしました。
写真を見ながらご説明することで、お客様にも工事の内容を具体的にご理解いただけたかと思います。
工事完了のご報告の際には、「こんなに小さな作業なのに、とても綺麗にしていただいて、本当にありがとうございます!」という、大変嬉しいお言葉を頂戴いたしました。

私たちは、作業の規模に関わらず、常に丁寧な仕事を心がけています。
お客様にとって、住まいの小さな困りごとも、私たちにとっては大切なお役目です。
綺麗に修繕することはもちろん、後片付けや清掃までしっかりと行うことで、お客様に心からご満足いただけるよう努めております。
「ちょっとした修理だけど、どこに頼んだらいいかわからない」とお悩みでしたら、ぜひ私たちにご相談ください。お客様の笑顔が、私たちの励みです。

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