東浦町 雨染みSOS!屋根と雨樋の徹底調査で原因解明 ! 修理と交換で長年の悩みを解決!DIYの落とし穴も!

工事のきっかけ

「天井に、なんだか嫌なシミができちゃって…」
先日、東浦町にお住まいのお客様から、そんな不安げなお電話をいただきました。
長年お住まいになっている大切なお家で、気がつけば室内に雨水が染み出したような跡があるとのこと。
お客様ご自身も大変心配されており、「一体どこから雨が漏れているのか、一度見に来てほしい」という切実なご依頼でした。
もちろん、お客様の不安を一日でも早く解消するため、私たちはすぐに現地へと向かいました。
まず、お客様が最も気にされている雨染みの発生場所を、詳しく見せていただきます。
雨染みの大きさや形、そしてそれが壁なのか天井なのか、発生している場所を丁寧に確認することは、まるで探偵が手がかりを探すように、雨水の侵入ルートを推理するための最初の重要なステップとなります。
室内の状況を把握した後、今度は雨水の侵入元である可能性が最も高い屋根の状態をチェックするために、屋根に上がらせていただきました。
普段、私たちが目にすることのない屋根の上は、まさに雨漏りの原因が隠されている可能性のある場所です。
屋根材にヒビが入っていないか、ズレていないか、屋根材同士の隙間を埋めているシーリングという部分が劣化していないかなど、地上からは決して確認できない細かな部分まで、専門家の目でしっかりと点検調査を行います。
お客様にとって、長年気がかりだった雨染みというサイン。
それは、お家からのSOSかもしれません。
私たちは、その小さなサインを見逃すことなく、お客様の不安な気持ちに寄り添い、専門家としての知識と経験を活かして、雨漏りの根本的な原因を必ず突き止めたいと考えています。
住まいの雨漏れは、単に見た目が悪いというだけでなく、放置してしまうと建物の骨組みである構造材を腐らせたり、カビが発生して健康被害につながったりと、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。
もし、ご自宅の天井や壁に、気になる雨染みを見つけたら、「まあ、大丈夫だろう」と安易に考えずに、迷わず私たちのような専門業者にご相談ください。
早期にご連絡いただくことが、結果的に修理の範囲を小さく抑え、費用を抑えることにも繋がります。
お客様の安心できる暮らしを守るために、私たちは全力でサポートさせていただきます。

建物の状況

築年数 ・・・ 築45年前ぐらい

工事費用・・・ 約85万円ほど

施工期間・・・ 約10日間ほど

建物種別・・・ 木造戸建て

ビフォーアフター

消失した雨樋を交換

新しい雨樋を取り付けます

「天井に、いつの間にかできた気になるシミ…もしかして雨漏り?」
そんな不安を感じたら、そのまま放置するのは危険です。
今回は、東浦町にお住まいのお客様から寄せられた、室内の雨染みに関するご相談から始まった、屋根と雨樋の徹底的な調査と修理、交換工事の全貌をご紹介します。
長年の風雨にさらされた屋根材の劣化、過去に行われたDIY補修の思わぬ落とし穴、そして建物の寿命を左右する雨樋の破損まで、プロの視点から原因を一つ一つ丁寧に解き明かしていきます。
雨漏りは、大切な住まいの構造を蝕むだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事を読むことで、雨漏りの初期症状の見分け方、適切な対処法、そして信頼できる専門業者の選び方まで、あなたの住まいを守るための重要な知識が得られるはずです。

雨染みから始まる住まいのSOS!プロが徹底解明・安心リフォーム

雨漏りしています

先日、東浦町にお住まいのお客様より、室内に雨染みができたとのご連絡をいただき、早速ご自宅へとお伺いいたしました。
まず、お客様ご自身が気にされている雨染みの発生箇所を確認させていただきます。
雨染みの大きさや形状、発生している場所などを詳しく把握することは、雨水の浸入経路を推測する上で非常に重要な手がかりとなります。

室内の状況を確認した後、雨水の侵入元である可能性が高い屋根の状態を確認するため、屋根に上がらせていただきました。
屋根の上からの点検調査は、屋根材の破損やズレ、シーリングの劣化など、地上からは確認できない状況を把握するために不可欠です。
お客様の長年の心配事を解決するため、私たちは室内の雨染みというサインを見逃さず、専門家としての視点から原因を突き止めてまいります。
住まいの雨漏りは、放置すると建物の構造材を腐食させるなどより深刻な問題に繋がる可能性があります。
もし、ご自宅の天井や壁に雨染みを見つけたら、迷わず専門業者にご相談ください。
早期の対応が修理の規模を小さく抑えることに繋がります。

築年数が経過して屋根全体が劣化気味です
トタン屋根の表面も劣化

今回点検させていただいた東浦町のお客様のお宅では、屋根材としてカラーベスト(スレート屋根)が使用されていました。
しかし、新築以来一度もメンテナンスを行っていないとのことでしたので、全体的に経年劣化が始まっている状況でした。

具体的には、屋根全体の約35%の範囲にトタン屋根が施工されている部分がありました。
しかし、このトタン屋根の劣化が非常に進行しており、表面の保護膜が錆によって剥がれ落ちている状態でした。
これは、長年の雨風に晒された結果と言えるでしょう。
表面の保護膜が失われたトタンは、さらに錆が進行しやすく、放置すると穴が開いたり、雨漏りの原因となる可能性が高まります。

カラーベスト部分も、表面の色褪せやコケの発生など、劣化の兆候が見られました。
これらの劣化は、防水性能の低下に繋がり、雨漏りのリスクを高めます。
今回の屋根点検を通じて、カラーベスト屋根とトタン屋根の両方において、早急な修理などが必要であることが明らかになりました。
お客様のご要望と屋根の状態を考慮し、最適なプランをご提案させていただきます。
屋根は、住まいを守る重要な 部分です。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持することができます。

谷樋を中心に別々の屋根材
トタン屋根に錆が流れています

今回のお客様のお宅の屋根は、中央の谷樋鉄板を境に、左右でカラーベスト屋根とトタン屋根がそれぞれ施工されているという、やや珍しい構造をしていました。
点検を進める中で気になったのが、トタン屋根に発生している腐食による錆が、雨水とともに谷樋鉄板へと流れ込んでいる状況です。
谷樋は、屋根の異なる面から流れ込む雨水を集めて排水する、非常に重要な役割を担っています。

しかし、この谷樋鉄板もトタン屋根と同じような金属製の素材でできているため、長期的には流れ込んだ錆の影響を受け、谷樋自体にも腐食が発生するのではないかと懸念されます。
谷樋の腐食が進行すると、雨漏りの直接的な原因となりかねません。
屋根の形状が特殊であるほど、雨水の流れや部材の劣化状況を把握し、適切な修理などを行うことが重要になります。

外壁塗装ビフォーアフター

一般的に、カラーベスト屋根は約20年ほどで劣化が始まると言われています。
その後は、屋根材自体が雨水を吸収しやすくなり、雨水が屋根裏へと浸入して雨漏りの原因となることが多いです。
ただし、屋根材の下に敷かれているルーフィング防水紙の性能によって、雨漏りが始まる時期は前後する場合があります。

しかし、いずれにしても放置しておくと雨漏りのリスクは高まります。
その対策の一つとして考えられるのが、屋根の表面への塗装です。
屋根を塗装することで、屋根材の表面が保護され、雨水の浸み込みを抑制し、結果的に屋根材の寿命を多少延ばす効果が期待できます。
これは、カラーベスト屋根だけでなく、トタン屋根にも有効な手段と言えるでしょう。
ただし、屋根塗装の主な目的は、美観の維持と、塗装された屋根材の寿命をわずかに延ばすことです。
根本的な防水性能を向上させるものではありません。
そのため、一般的には10~15年ごとの塗り替えリフォームが必要となることを覚えておきましょう。

雨漏りの原因になったカラーベストへのコーキング塗布

谷の先端部分に雨漏りの形跡
コーキング塗布されています

今回の屋根点検では、以前にも雨漏りが発生した可能性がある補修痕跡が見られました。
谷樋の先端付近に、コーキング材による応急処置のようなものが施されていたのです。
これは、過去にこの部分から雨水が逆流したのではないかと推測し、対策として行われたものと考えられます。

また、屋根材の一部にはヒビ割れが見られ、その箇所にも同様にコーキング材で補修がされていました。
一時的な雨水の浸入を防ぐための処置としては考えられますが、根本的な解決には至っていない可能性が高いです。
コーキング処理は、比較的簡単な補修方法ではありますが、広範囲にわたる劣化や、構造的な問題が原因の雨漏りに対しては、十分な効果を発揮しないことがあります。
また、不適切なコーキング処理は、かえって雨水の排出を妨げ、雨漏りを悪化させるケースも少なくありません。

屋根材の前面にはコーキング塗布は禁止です

ご覧ください、こちらの写真。
カラーベスト屋根の前面が、コーキング材で完全に埋め込まれてしまっています。
残念ながら、このような処置は雨漏りを引き起こす大きな原因となるため、絶対に避けていただきたい施工方法です。

これはカラーベスト屋根に限らず、陶器瓦など、屋根材が重なり合って構成されている全ての屋根に共通して言えることです。
屋根材同士の重なり部分には、微細な隙間が意図的に設けられています。
実は、どのような屋根材でも、わずかながら雨水が内部に浸入することがあります。
しかし、適切な屋根施工では、この浸入した雨水が屋根材の前面の隙間から排出されるように設計されているのです。

もし、この重要な排水のための隙間をコーキングなどで完全に塞いでしまうと、内部に浸入した雨水が逃げ場を失い、屋根材の下に溜まり続け、最終的に雨漏りを引き起こしてしまうのです。
以前にも触れましたが、屋根を塗装する際も同様に注意が必要です。
コーキングボンドで屋根材前面の隙間を塞いでしまうと、雨水の排出を妨げることになりますので、必ず隙間部分は埋めないように処理してください。

雨樋が浮いていると思ったが破損して消失していた

雨樋が浮いて見えました
雨樋の飛散して消失しています

屋根全体の点検を進めていたところ、一部の雨樋が浮いているように見える箇所がありました。
何気なく近づいて詳細に確認してみると、長年の経年劣化と腐食が原因で、雨樋の一部が完全に破損し、無くなっている状態でした。

雨樋は、屋根に降った雨水を適切に排水し、建物の外壁や基礎を雨水から守る重要な役割を担っています。
一部が破損し、欠落している状態では、その部分から雨水が直接流れ落ちてしまい、外壁の汚れや劣化、さらには建物への悪影響も懸念されます。
特に、今回のように雨樋が浮いているように見える場合、内部の腐食が進行し、固定するための金具も腐食している可能性があります。
強風などでさらに破損が広がる前に、早急な修理が必要となります。

樋吊りだけ残し消失
雨樋の竪樋部分も劣化気味

屋根の点検を進める中で、雨樋が完全に失われ、樋吊り金具だけが残っている箇所がありました。
また、別の場所では、長年の直射日光が原因と思われる雨樋自体の腐食が始まっているのも確認できました。
雨樋は、過酷な自然状態に常に晒されているため、定期的なメンテナンスが不可欠です。

今回の雨漏り屋根点検の結果を分析し、お客様にご報告をさせていただきました。
雨漏りの原因となっている屋根の劣化状況、そして雨樋の破損状況について、写真なども交えながら分かりやすくご説明いたしました。
その上で、今回の点検内容を踏まえ、お客様の住まいを守るための作業のご提案と、詳細なお見積書を作成し、お渡しいたしました。
お客様のご要望を伺いながら、最適なプランをご提案させていただいたつもりです。

カラーベスト屋根での雨漏りしている場所の修理

雨漏り修理で板金を差し込みます
板金で箱を作ります

ご提出したお見積りの内容で工事のご依頼をいただきました。
正式なご契約を締結後、速やかに工事の準備を整え、お客様宅へお伺いいたしました。
まず、雨漏りが発生している天井裏を調査したところ、本来雨水の浸入を防ぐために設置されるべき「水返し」の板金が、全く施工されていないことが判明いたしました。
これは、新築時の施工に不備があり、長年の雨漏りの原因となっていた可能性が高いと考えられます。
この根本的な問題を解決するため、私たちは板金加工技術を駆使し、雨漏り箇所周辺を箱状に成形した板金で空間を囲い込みました。
これにより、雨水が内部に侵入する経路を遮断し、確実な防水効果を発揮させます。

私たちは、一時的な修理ではなく、雨漏りになった原因を突き止め、再発を防ぐための適切な対策を講じることを常に心がけています。
今回の板金加工による囲い込みは、その一例です。

雨水が浸入しそうな箇所を修復していきます

こちらの空間を塞いでいきます

破風板や母屋に板金を固定します

雨漏りが発生している正面部分にも、箱状に加工した板金で蓋をするようにすることで、雨水の侵入を防ぎます。
この狭い範囲で雨漏りが発生してしまった背景には、残念ながら新築当時の施工を担当した業者の手抜き工事があったと言わざるを得ません。
もう少し丁寧に手を加えて施工されていれば、今回の雨漏りは防げた可能性も決して低くなかったはずです。

この事例からもわかるように、住まいは建築構造である以上、建築法規に従って施工されること極めて重要です。
しかし、時には不適切な施工が隠れた問題を引き起こし、その後に雨漏りなどの形で表面化することがあります。
そして、お住まいの皆様へ改めてお伝えしたいのは、建物をそのまま放置するのではなく、数年に一度は適切な手入れを行うことの重要性です。
定期的な修理や修繕作業、そして必要に応じたリフォーム工事は、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために不可欠な投資になります。

屋根材の前面をコーキングされています

カッターナイフでコーキングを切り込み

雨漏りの原因は、屋根の劣化や破損だけではありません。
実は、カラーベスト屋根の重なり部分に施工されているコーキング材も、雨漏りを引き起こす可能性があるのです。
カラーベストは、屋根材が何枚も重なってできていますが、その隙間を埋めるためにコーキング材が使われています。
このコーキング材が、経年劣化や紫外線などの影響でひび割れたり、剥がれたりすることがあります。
すると、その隙間から雨水が浸入し、雨漏りの原因となってしまうのです。

さらに、誤った施工方法でコーキング材がカッターナイフのような鋭利なもので無理に剥がされ、隙間が開いてしまうケースも考えられます。
これは、雨水の侵入経路を自ら作ってしまうようなものですから、絶対に避けるべきです。

劣化した雨樋を交換作業を行います

消失した雨樋を交換
古い樋吊りも取り外します

雨樋の交換工事では、まず劣化した古い雨樋を取り外すことから始まります。
長年雨水を受け止め、風雨にさらされてきた雨樋は、変形したり、破損したり、詰まりやすくなったりと、様々な劣化が見られます。
そのまま放置してしまうと、雨水が適切に排水されず、外壁の汚れや建物の腐食につながる可能性があります。

そして、雨樋を支えている「樋吊り」と呼ばれる金具も、同時にチェックが必要です。
樋吊りは、雨樋をしっかりと固定し、その機能を維持するために重要な役割を果たしています。
しかし、雨樋と同様に、樋吊りも経年劣化やサビによって腐食しているケースが少なくありません。

もし樋吊りが劣化している状態で新しい雨樋を取り付けても、雨樋が歪んだり、落下したりする危険性があります。
そのため、既存の雨樋を取り外す際には、樋吊りの状態も一つ一つ丁寧に確認し、劣化が見られるものは古い雨樋と一緒に取り外すことが基本となります。

新しい樋吊りを取り付けます

新しい雨樋を取り付けます

古い雨樋とそれを支えていた樋吊りを丁寧に撤去したら、いよいよ新しい雨樋を取り付ける準備に入ります。
まず最初に行うのが、新しい樋吊りの設置です。
この樋吊りは、新しい雨樋をしっかりと支えるための土台となる、非常に重要な部材です。

新しい樋吊りは、屋根の先端部分にある「軒破風(のきはふ)」と呼ばれる板状の部材に、適切な間隔を空けて固定していきます。
この間隔が不適切だと、雨樋全体のバランスが悪くなり、雨水の流れが悪くなったり、強風などで雨樋が変形したりする原因になります。
そのため、専門業者は、雨樋の種類や建物の構造に合わせて、最適な間隔で丁寧に樋吊りを取り付けていきます。

そして、新しい樋吊りがしっかりと固定されたら、その上に新しい雨樋を乗せていきます。
雨樋は、樋吊りに設けられた引っ掛け部分などに、確実にはめ込んで固定します。
この際、雨水がスムーズに流れるように、わずかな勾配をつけながら取り付けるのが専門技術の技です。
勾配が不十分だと、雨水が途中で滞ってしまい、雨樋から溢れたり、詰まりの原因になったりします。

樋吊りから曲がった雨樋を交換します

樋吊りから曲がった雨樋

ほぼ直角に曲がってしまっている雨樋があり、雨の日にはトタン屋根から流れ落ちる雨水が、その雨樋に溜まらず、地面に直接落ちてしまっている状態でした。
これでは、雨樋としての役割を全く果たせていません。
このような状態を放置すると、雨水が外壁を伝って流れ落ち、外壁の汚れや劣化を早める原因になります。
また、地面に勢いよく落ちた雨水が跳ね返り、基本部分にダメージを与える可能性も否定できません。

そこで、まずはこの機能喪失した雨樋を取り外すことから作業を始めます。
長年の雨風にさらされ、変形してしまった雨樋は、しっかりと固定されている場合もありますが、慎重に、そして確実に撤去していきます。
雨樋が正常に機能しないと、住まいの様々な場所に悪影響を及ぼす可能性があります。

取りはずした部分に樋吊りを付け直します
新しい樋吊りを取り付けます

雨樋が曲がってしまった原因として考えられるのは、雨樋を支える「樋吊り」の劣化です。
長年の雨水による負荷や、経年劣化によって樋吊り自体が変形してしまい、その結果、雨樋も歪んでしまった可能性があります。
そこで、今回の修理では、劣化した樋吊りも新しいものに交換していきます。
新しい樋吊りは、耐久性の高い素材を選び、適切な間隔でしっかりと軒先に取り付けることが重要です。
これにより、新しい雨樋をしっかりと支え、再び同じような変形が起こるのを防ぎます。

そして、新しい雨樋を樋吊りに設置した後、さらに重要な作業として、雨樋が外れないように、樋吊りの部分に針金で固定する措置を施しました。
これは、強風や積雪など、予期せぬ外部からの影響によって雨樋がずれたり、落下したりするのを防ぐための、追加の対策です。
このように、原因をしっかりと特定し、劣化した部品を交換するだけでなく、将来のリスクを考慮した対策を行うことで、雨樋は再び長期間にわたってその役割を果たしてくれるでしょう。

長い距離を竪樋で施工

新しい雨樋部材を取り付けます

雨樋の修理や交換の際、垂直の雨水管つまり竪樋の状態も重要なポイントです。
今回のお客様のお宅では、竪樋の一部が通常よりも長く加工して取り付けられていました。
このような特殊な加工がされていた場合も、古い部材は取り外し、新しい雨樋の材料と交換するのが基本です。

なぜなら、部分的に長く加工された竪樋は、全体のバランスを崩し、雨水の流れを悪くしたり、接合部に負担をかけたりする可能性があるからです。
新しい竪樋に交換することで、スムーズな排水を実現し、建物を雨水による被害から守ります。
特に、長い竪樋を取り付ける場合には、いくつかの注意点があります。
まず、竪樋が風などで振動するのを防ぐために、適切な間隔で固定金具を取り付ける必要があります。
固定が不十分だと、強風時に竪樋が揺れ動き、破損したり、外壁を傷つけたりする可能性があります。

また、長い竪樋の重さをしっかりと支えるために下部の固定も重要です。
地面に近い部分でしっかりと固定することで、竪樋全体の安定性が増し、長持ちにつながります。
このように、特殊な加工がされた竪樋の交換や、長い竪樋の取り付けには、通常の作業に加えて、特別な注意が必要となるのです。

エアコンホースが干渉していました
ホースの下にもぐらせます

雨樋の取り付け工事では、予期せぬ障害に直面することもあります。
今回、竪樋(縦に伸びる雨水の排水管)を取り付ける際、エアコンのホースが通る場所と干渉してしまうという状況が発生しました。
今回は、エアコンホースの位置を注意深く確認し、竪樋がその下を安全な方法で通るように、管の経路を工夫して取り付けました。
このように、現場の状況に合わせて柔軟に対応できるのが、プロ意識の証です。

全ての雨樋交換作業が完了した後、お客様に工事完了のご報告をさせていただきました。
作業中に撮影した工程写真をご覧いただきながら、どのような作業を行ったのか、丁寧にご説明いたしました。
新しい雨樋になったことで、お客様からは「雨樋が新しく綺麗になってとても嬉しいです」という、大変温かい言葉をいただきました。
お客様の笑顔と感謝の言葉は、私たちにとって何よりの励みになります。
今回の工事を通して、雨樋の機能回復だけでなく、見た目の美しさも向上し、お客様の住まいの快適性アップに貢献できたことを嬉しく思います。

ヤマムラ建装 株式会社では

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