名古屋市港区 冬の備えは万全?屋根の雪止め金具の役割・種類・安全な取り付け方と業者選びのポイントを解説!

工事のきっかけ

冬の足音が近づくと、気になるのが雪対策です。特に、屋根に降り積もった雪が滑り落ちる危険性は、想像以上に大きいもの。
もし、雪止め金具が設置されていなければ、固まった雪の塊が突然落下し、歩行者に危険を及ぼしたり、大切な車を傷つけたり、隣家との間でトラブルになったりする可能性も考えられます。
「うちは雪があまり降らないから大丈夫」
と思っている方もいるかもしれませんが、近年の異常気象により、これまで雪が少なかった地域でも予期せぬ降雪に見舞われることが増えています。
備えあれば憂いなし、万が一の事態に備えて、雪止め金具の設置を検討する方が増えているのは、決して偶然ではありません。
雪止め金具は、屋根に積もった雪を一時的に保持することで、雪の急な落下を防ぎ、私たちの安全と財産を守るという非常に重要な役割を果たします。
特に、道路に面した屋根や、隣家との距離が近い住宅にお住まいの方にとっては、その必要性は高いと言えるでしょう。
もし、雪止め金具がなかったとしたら、積雪の重みで雨樋が変形したり、破損したりするリスクも高まります。
修理費用を考えると、雪止め金具の設置は、長期的に見れば経済的な対策とも言えるのです。
しかし、「雪止め金具ってどんな種類があるの?」「どうやって取り付ければいいの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
また、「自分で取り付けるのは難しいのかな?」「業者に頼むとしたら、どんな業者を選べばいいんだろう?」といった不安を感じる方もいるかもしれません。
この記事では、そんな皆様の疑問や不安を解消するために、雪止め金具の種類や選び方、安全な取り付け方法、そして信頼できる業者の選び方について詳しく解説していきます。
また、雪が少ない地域にお住まいの方にも、雪止め金具の必要性について改めて考えていただくきっかけとなれば幸いです。
冬の備えは、早めの対策が肝心です。
安全で安心な冬を迎えるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

建物の状況

築年数 ・・・ 築40年ほど

工事費用・・・ 約60万円ほど

施工期間・・・ 約4日間ほど

建物種別・・・ 木造戸建て

ビフォーアフター

谷樋の交換工事

谷部周辺は斜めに上がりました

冬の寒さとともに気になるのが、屋根に降り積もる雪の存在です。
「まあ、そのうち溶けるだろう」と安易に考えていませんか?
実は、屋根に積もった雪は、固まって重みを増し、気温の変化で滑りやすくなり、突然落下して思わぬ事故や損害を引き起こす可能性があるのです。
特に、小さなお子さんや高齢者の方、そして大切な車を守るためには、適切な雪対策が不可欠です。

そこで注目したいのが「雪止め金具」。
この小さな金具一つで、屋根からの雪の滑り落ちを防ぎ、安全な冬を迎えることができるのです。
この記事では、雪止め金具がなぜ重要なのか、どのような種類があるのか、そして安全に取り付けるためにはどうすれば良いのかを詳しく解説します。
DIYでの取り付けの危険性や、信頼できる専門業者の選び方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
近年、雪が少ない地域でも油断は禁物です。
万が一の降雪に備えて、今からできることを考えてみませんか?

屋根の雪止め金具!種類・取り付け・業者選びと冬の安全対策

雪止め金具を瓦二列に渡って取り付けます

冬の備えとして、屋根に取り付けられる雪止め金具。その理由と重要性について、改めて考えてみましょう。
雪止め金具の最も大きな役割は、屋根に積もった雪が滑り落ちたり、落下したりするのを防ぎ、私たちの安全を守ることです。
想像してみてください。
屋根に降り積もった雪は、その重みで固まり、気温の変化などによって滑りやすくなります。
もし雪止め金具がなければ、これらの雪塊がコントロールを失い、一気に地上へ落下してしまう可能性があります。

これは、歩行者にとっては非常に危険なことです。
頭上に固い雪の塊が落ちてくることを考えると、ゾッとしますよね。
また、駐車場に停めてある大切な車に落下すれば、へこみや傷の原因にもなりかねません。
隣家との距離が近い場合、お隣の敷地に雪が落ちてしまうトラブルも考えられます。

このように、屋根からの雪の落下は、人だけでなく物に対しても危険を及ぼす可能性があるため、雪止め金具は、私たちの安全と財産を守るために、非常に重要な役割を果たしているのです。
特に、雪が降りやすい地域や、道路に面した屋根、隣家と近い住宅などでは、雪止め金具の設置は必要不可欠と言えるでしょう。

雪止め金具の種類と事前調査

瓦に取り付ける雪止め金具

雪止め金具には、屋根の形や雪の量に合わせて、様々な種類があるのをご存知でしょうか?
今回は、代表的な雪止め金具の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

まず、よく見かけるのがシンプルな「L字型」の雪止め金具です。
これは主に、平らな形状の洋風瓦などに使われることが多く、比較的簡単に取り付けられます。
一方、曲線が美しい和風瓦の屋根でよく使われるのが、「扇形」や「羽根型」と呼ばれる雪止め金具です。
これらの形状は、瓦の形状にフィットしやすく、景観を損ねにくいという特徴があります。
デザインも豊富なので、屋根の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

また、雪が多く降る地域では、一つの屋根面に雪止め金具を横に2列、あるいは3列以上と、複数列にわたって設置することがあります。
これは、より多くの雪を受け止め、安全性を高めるための対策です。
このように、雪止め金具は、その形状や取り付け方法、耐久性などが様々です。
そのため、ご自宅の屋根の形状、積雪量、そして景観への配慮などを考慮して、最適な種類の雪止め金具を選ぶことが大切です。

瓦の内部で雪止め金具を取り付けます

雪止め金具の後付け工事をスムーズに進め、安全に完了させるためには、工事前の丁寧な事前調査が重要です。
まず、お客様の屋根の状態をプロの目でしっかりと確認させていただきます。
屋根の形状はもちろん、瓦のずれや破損、雨漏りの跡などがないかを細かくチェックします。

次に、工事当日の天候も非常に重要なポイントです。
雨の日や強風の日は作業の安全性が損なわれるため、晴れた穏やかな日を選ぶ必要があります。
そして、必要な道具や材料の準備も欠かせません。
取り付ける雪止め金具の種類と数、屋根瓦を少し浮かせて金具を通すためのハンマーやバール、隙間を埋めて防水性を高めるコーキングボンド、そして作業中に屋根瓦を綺麗にするための雑巾などを用意します。

屋根の形状や高さによっては、安全に作業を行うために仮設の足場を設置することもあります。
また、複雑な屋根形状の場合は、事前に詳細な作業計画を立てることもあります。
これらの事前準備をしっかりと行うことで、工事中のトラブルを防ぎ、お客様に最小限のご負担で、質の高い 雪止め金具の取り付けをご提供できるのです。
安全・安心な冬を迎えるために、私たちは事前の準備を決しておろそかにしません。

DIYでのチャレンジ

ご自身で雪止め金具を取り付けようとお考えの方はいらっしゃいませんか?
屋根の上での作業は、想像以上に危険が伴います。
特に、高所での作業に慣れていない方が行うと、深刻な事故につながる可能性も十分にあります。
安全のため、雪止め金具の取り付けは必ず専門業者にご依頼ください。

専門業者は、屋根の構造や瓦の種類を熟知しており、安全かつ確実な手順で作業を行います。
雪止め金具を後から取り付ける方法としては、主に二つの手順があります。

一つ目は、既存の屋根瓦をその場で少し浮かせて、できた隙間に雪止め金具を差し込む方法です。
この方法は、比較的早く作業できますが、瓦の種類や形状によっては難しい場合があります。

二つ目は、一度屋根瓦を取り外してから雪止め金具を設置し、その後再び瓦を取り付けていく方法です。
この方法は、手間はかかりますが、より確実に雪止め金具を固定することができます。

いずれの方法にしても、屋根の上、特に屋根の先端部分である軒先での作業となるため、プロの技術と経験が不可欠です。
作業中は、自身の体勢をしっかりと確保しながら行う必要があり、一般の方には難しい作業と言えるでしょう。

屋根の作業は危険がいっぱいです

瓦を浮かして取り付けます

まず、雪止め金具を取り付ける場所の瓦の側面か前面に、金づちの柄やバールなどを慎重に差し込み、瓦を少し浮かせます。
ここで力を入れすぎると瓦が割れてしまうため、細心の注意が必要です。
浮かせた隙間に金づちの柄などを挟んで、瓦が元の位置に戻らないように固定します。

次に、できた隙間に雪止め金具を差し込みます。
瓦が浮いた状態で金具を通し、位置を調整します。
瓦を固定する際には、接地面にコーキングボンドを塗布します。
塗る前に、軽く雑巾で埃などを拭き取ると、接着力がアップします。
コーキングボンドを数ヶ所に点状に塗布したら、挟んでいた金づちの柄などを抜き取り、瓦を元の位置に戻します。

【瓦を取り外して取り付ける方法(乾式工法など)】
雪止め金具を取り付ける予定の場所の、一段上の瓦をまず取り外します。
取り外した部分に、雪止め金具の上部にある引っ掛け部分を、下の瓦にしっかりと引っ掛けます。
金具の釘穴に合わせてビスなどを打ち込み、固定します。

最後に、取り外しておいた瓦を元の場所に戻して、作業完了となります。
どちらの方法も、屋根の上での作業であり、バランスを崩しやすい場所での作業となりますので、安全には十分に注意が必要です。
専門業者は、これらの手順を熟知し、安全かつ確実に取り付けを行いますので、安心してお任せください。

差し掛け屋根にも二段で取り付けます

雪止め金具の後付け工事は、安全面からも専門業者への依頼が大変おすすめです。
もし業者を選ぶ際には、訪問販売のような悪質な業者ではなく、お近くの地域で長年信頼を得ている業者を選びましょう。

見積もりの内訳や、きちんと契約書を交わしてくれるか、作業内容について分かりやすい説明があるかなどを注意深く確認することが大切です。
専門業者に依頼する最大のメリットは、やはり安全対策とリスク管理が徹底されている点です。
高所での作業は危険が伴いますが、プロの業者は、落下防止のための措置や適切な道具の使用など、安全に関する知識と経験が豊富です。
これにより、お客様ご自身やご近隣の方への危険を最小限に抑えることができます。

また、プロの技術により、雪止め金具を適切かつ頑丈に取り付けることができ、長期的な安心にもつながります。
DIYで行う場合に起こりがちな、取り付け不良による落下や、屋根材の破損といったリスクを避けることができます。

玄関上の瓦屋根にも雪止め金具を設置

雪止め金具も、お住まいの他の部分と同じように、定期的なメンテナンスを行うことで、より長くその効果を発揮させることができます。
メンテナンスの主な目的は、劣化や破損を早期に発見し、修理や交換を行うことで、安全性を確保することです。
雪止め金具の劣化でよく見られるのは、コーティングの剥がれや色落ちです。
放置しておくと、錆びの原因になることもあります。

そこでおすすめなのが、外壁の塗り替え工事のタイミングに合わせて、屋根全体の点検と同時に雪止め金具の状態もチェックすることです。
外壁塗装の際には、足場を設置することが多いため、追加の費用を抑えながら、屋根と雪止め金具のメンテナンスを行うことができます。

もし、雪止め金具に錆びや変形が見られた場合は、早めに専門業者に相談し、修理や交換を検討しましょう。
また、外壁塗装の際に雪止め金具も一緒に塗装したい、というご要望もあるかと思います。
その際には、金具の種類に適した塗料を選ぶこと、そして下地処理を丁寧に行うことが非常に重要です。
不適切な塗装は、かえって金具の劣化を早めてしまう可能性もあります。

谷部周辺は斜めに上がりました

「うちは雪がほとんど降らないから、雪止め金具なんて必要ないのでは?」そう思っていませんか?
確かに、温暖な地域にお住まいの方にとっては、雪対策はあまり身近ではないかもしれません。

しかし、近年、地球温暖化の影響や異常気象により、これまで雪が降らなかった地域でも、雪が降ることが増えています。
備えあれば憂いなし、という言葉があるように、万が一の降雪に備えて、雪止め金具の設置を検討する方が増えているのです。

雪止め金具の主な効果は、屋根に積もった雪が滑り落ちるのを防ぎ、落下による事故や建物の損傷を防ぐことです。
例えば、予期せぬ大雪で屋根に雪が積もった場合、雪止め金具がなければ、重い雪の塊がコントロールを失い、地上に落下する危険性があります。
これは、歩行者や自動車にとって非常に危険です。

また、雪の重みで雨樋が変形したり、破損したりするのを防ぐ効果も期待できます。
修理費用を考えると、雪止め金具の設置は、経済的な対策とも言えるでしょう。
このように、雪が降らない地域でも、近年高まっている異常気象のリスクを考慮すると、雪止め金具の設置は、安全性を確保するための重要な備えと言えるのです。

最後に。

雪止めに止まった雪

今回のブログでは、屋根からの雪の落下を防ぐための雪止め金具の後付け工事について解説してきました。
雪止め金具は、予期せぬ降雪や積雪から、ご自身やご近隣の方、そして建物を守るために非常に重要な役割を果たします。

雪止め金具には、L字型、扇形、羽根型など様々な種類があり、屋根の形状や積雪量に合わせて適切なものを選択することが大切です。
取り付け方法も、瓦の種類によって異なります。
DIYでの取り付けは、高所作業となるため危険が伴います。
安全を考慮すると、信頼できる専門業者に依頼するのが賢明です。
業者選びの際には、見積もり内容や安全対策などをしっかりと確認しましょう。

安全対策とリスク管理は常に最優先です。
専門業者は、プロの技術と知識で、安全かつ確実な工事を行います。
また、雪止め金具を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。
外壁塗装などの機会に合わせて、点検を行うのがおすすめです。

雪が降らない地域でも、近年の気候変動を考えると、雪対策は決して他人事ではありません。
万が一の備えとして、雪止め金具の後付け工事を検討してみてはいかがでしょうか。
安全で安心な冬を迎えるために、皆様の住まいをしっかりとサポートいたします。

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