東浦町 「まさか!」強風で倒れた屋根のTVアンテナその驚きの原因とは?雨漏りリスクとプロの修理術を徹底解説!
工事のきっかけ
先日、私たちヤマムラ建装に、東浦町にお住まいのお客様から一本のお問い合わせの電話が入りました。
「庭から屋根を見上げたところ、テレビアンテナがグラグラになっている。
もしかしたら倒れているかもしれない…」と、お客様は非常に心配そうなご様子でした。
近年、日本各地で異常気象による強風が頻発しており、お客様もその影響を懸念されたのでしょう。
屋根の上に設置されたアンテナが倒壊してしまうと、単にテレビが映らなくなるだけでなく、落下した際の衝撃で屋根瓦を破損させ、雨漏りの原因に繋がる可能性も否定できません。
お客様の不安な気持ちを受け止め、私たちは一刻も早く状況を確認するため、現地調査へと向かいました。
お客様のお宅に到着し、まずは庭先から問題のアンテナを目視で確認しました。
確かに、屋根の上に設置されたアンテナが無残にも傾き、今にも落ちてきそうな不安定な状態です。
これは早急な対応が必要だと判断し、お客様にご挨拶を済ませた後、安全に屋根へアクセスするための準備に取り掛かりました。
二階のベランダまで慎重に脚立を運び入れ、そこからさらに屋根へと移動します。
屋根の点検は、お客様の住まいの安全を守る上で最も重要な作業の一つです。
倒れてしまったアンテナの状態はもちろんのこと、屋根瓦にひび割れやズレはないか、雨水の侵入を防ぐための漆喰に剥がれはないか、など、普段は見えない屋根の隅々まで詳しく確認する必要があります。
屋根に上がってみると、倒壊したアンテナは、本来しっかりと固定されているはずのワイヤー線が完全に外れ、だらりと伸びきっていました。
強風にあおられたことが原因である可能性が高いですが、念のため他の要因も慎重に調査します。
また、アンテナが倒れた衝撃で瓦に損傷がないか、雨水の通り道となる谷樋に詰まりはないかなど、細部にわたって点検を進めます。
このようなアンテナの倒壊は、放置しておくと屋根材の破損や雨漏りといった二次的な被害に繋がる可能性もあります。
そのため、早期の原因究明と適切な対応が非常に重要になります。
もし、ご自宅のアンテナが傾いていたり、倒れていたりするのを発見された場合は、決してご自身で無理に触ろうとせず、安全確保のためにも、速やかに専門の業者にご相談ください。
私たちヤマムラ建装は、お客様の安全を第一に考え、迅速かつ確実な対応をお約束いたします。
今回のケースでは、アンテナの撤去だけでなく、雨漏りの可能性も考慮に入れた徹底的な調査と修理が必要となるでしょう。
建物の状況
築年数 ・・・ 約35年ほど
工事費用・・・ 約10万円ほど
施工期間・・・ 2日間ほど
建物種別・・・ 木造戸建て
ビフォーアフター

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「庭から屋根を見上げたら、アンテナが倒れている!」
先日、東浦町にお住まいのお客様から、そんなご相談のご連絡をいただきました。
強風が吹き荒れた後、まさかご自宅のシンボルとも言えるテレビアンテナが倒れてしまうとは、お客様も想像していなかったことでしょう。
アンテナの倒壊は、単にテレビが見られなくなるという不便さだけでなく、屋根材を破損させたり、最悪の場合、雨漏りを引き起こしたりする深刻な事態に繋がる可能性があります。
お客様の不安な声を受け、私たちヤマムラ建装はすぐに現地へと急行し、屋根の状況を詳しく調査することにいたしました。
屋根に上がってみると、無残にも傾いたTVアンテナが。
そして、その原因を探っていくうちに、驚くべき事実が明らかになったのです。
それは、アンテナを固定するための重要なワイヤー線が、信じられないような場所に固定されていたことでした。
今回のブログでは、東浦町で発生したアンテナ倒壊の真相と、それに伴う屋根の点検、そして雨漏り対策としての修理の様子を、写真と共にご紹介いたします。
ご自身の家の屋根は大丈夫だろうか?
アンテナの固定は適切だろうか?
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
思わぬトラブルから大切な住まいを守るためのヒントが、きっと見つかるはずです。
目次
アンテナ倒壊の裏側!原因究明から雨漏り修理、屋根の安心を取り戻すまで

先日、東浦町のお客様宅にて、庭先から屋根を見上げられたところ、設置されていたTVアンテナが倒れているのを発見されたそうです。
原因として考えられるのは、台風のような強風でしょう。
しかし、正確な原因を特定し、屋根の状況も確認するため、早速屋根に上って調査することにいたしました。
安全に屋根へアクセスするため、まずは二階のベランダまで脚立を運び入れ、そこから慎重に屋根へと移動します。
屋根の点検は、お客様の住まいの安全を守る上で非常に重要です。
倒れたアンテナの状態はもちろんのこと、屋根瓦に損傷がないか、雨漏りの兆候はないかなど、隅々まで詳しく確認していきます。
このようなアンテナの倒壊は、屋根材の破損や雨漏りに繋がる可能性もありますので、早めの対応が肝心です。
もし、ご自宅のアンテナが傾いていたり、倒れていたりするのを発見された場合は、決してご自身で無理に触らず、専門の業者にご相談ください。
安全第一で、確実な対応をさせていただきます。

屋根に設置されているTVアンテナは、通常、3方向または4方向から張り巡らされたワイヤー線によってしっかりと固定されています。
このワイヤーがアンテナを支え、強風などから守る重要な役割を果たしています。
では、なぜアンテナが倒壊してしまうのでしょうか?
主な原因として考えられるのは、以下の3点です。
1.ワイヤー線の経年劣化と切断: 長年風雨に晒されることで、ワイヤー線は腐食したり、強度が低下したりします。
最終的に切断してしまうと、アンテナを支えるものがなくなり、倒壊につながります。
2.ワイヤー固定の緩み: アンテナを設置する際に、ワイヤーの固定が不十分だったり、長年の振動で緩んでしまったりすることがあります。
固定が甘いと、強風を受けた際にアンテナがぐらつき、最終的に倒れてしまう可能性があります。
3.不適切な固定場所: ワイヤー線を固定する場所が適切でない場合も、倒壊のリスクを高めます。
例えば、強度が低い箇所に固定したり、力が一点に集中するような固定方法をとったりすると、アンテナを安定して支えることができません。
ご自宅のアンテナがもし不安定に見えたり、ワイヤー線に異常が見られたりするようでしたら、早めに専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
事前の点検と適切なメンテナンスが、アンテナの倒壊を防ぎ、安全なテレビ視聴環境を保つために重要です。


さて、今回倒壊していたTVアンテナの転倒防止ワイヤー線を確認したところ、完全に緩んで外れ、伸び切っていました。
この状態では、強い風が吹けば倒壊は避けられなかったでしょう。
緩んだワイヤー線の固定箇所を辿ってみると、驚くことに隅棟の瓦を結束するための針金に結び付けられていました。
これはまさに、以前お伝えした倒壊理由の3つ目、「ワイヤー線の固定方法が考えられない悪い場所だったとき」に該当します。
写真をご覧いただければお分かりのように、棟瓦を固定する針金自体も年月とともに緩んでくるものです。
そのような場所にアンテナのワイヤー線を固定しても、安定した支持は得られません。
正直なところ、このような場所にワイヤー線を固定しようという発想自体、信じがたいものです。
古い屋根の現場では、残念ながらこのような不適切な工事が行われていることがあります。
もしご自宅のアンテナの固定方法に不安がある場合は、近隣の専門業者である屋根屋さんや電気屋さんにご相談いただくことを強くお勧めします。
適切な点検と対応で、アンテナの倒壊リスクを未然に防ぐことができます。
屋根漆喰の重ね塗り範囲を点検調査します


雨漏りの原因をさらに詳しく見ていきましょう。
熨斗瓦一段目の表面にハサミを当て、屋根漆喰との接点を確認したところ、一段目の熨斗瓦同士の隙間と見事に重なっていました。
(写真の矢印部分が屋根漆喰の位置です)
本来、棟部の熨斗瓦は、雨水の浸入を防ぐために一段ごとに互い違いに積み重ねるのが基本です。
これは、熨斗瓦同士の接合部にできる隙間から雨水が瓦の裏側へ流れ込むのを防ぐための工夫です。
しかし、今回のケースでは、一段目と二段目の熨斗瓦の施工幅が広すぎたため、熨斗瓦同士の接合部の隙間の大部分が、大棟部の屋根土と屋根漆喰で覆われてしまっていました。
この状態では、隙間から浸入した雨水が直接屋根瓦の裏側へと流れ込み、雨漏りの原因となる可能性が非常に高くなります。
熨斗瓦のずれだけでなく、このような不適切な施工も雨漏りを引き起こす要因となるのです。
屋根の構造は複雑で、一見しただけでは雨漏りの原因を特定するのは難しいものです。


屋根点検の際、隅棟の一番上に設置されている冠棟瓦の一部にズレを発見しました。
原因は、隅棟を固定している針金の経年劣化による伸び。
これにより固定が緩み、強風の影響を受けて瓦がずれてしまったと考えられます。
点検の結果はお客様に詳細にご報告し、撮影した写真を見ながら丁寧に状況をご説明いたしました。
屋根の現状と、考えられる原因、そして必要な修理についてご理解いただきました。
後日、お客様より改めてご連絡をいただき、ご提示したお見積りの内容で工事のご依頼を頂戴いたしました。
お客様の不安を解消し、安全な住まいを取り戻すお手伝いをさせていただけることを、大変光栄に思います。
今回の工事では、ズレた冠棟瓦を元の位置にしっかりと戻し、新しい針金で隅棟全体を確実に固定いたします。
これにより、今後の強風にも耐えられる、安心の屋根に修繕いたします。
工事の進捗状況も、随時ブログでご報告させていただきますので、ぜひご覧ください。
TVアンテナの撤去作業とワイヤーの切断


東浦町のお客様宅にて、倒壊したTVアンテナの撤去作業を開始しました。
現場に到着すると、やはり倒壊時の影響で固定用のワイヤー線などが複雑に絡み合っていました。
そこで、まずは安全かつスムーズに作業を進めるため、アンテナを慎重に元の位置へ立て直してみることにしました。
ゆっくりとアンテナを起こしていくと、絡まっていたワイヤー線が徐々にほどけ始め、全体の状況が把握できるようになりました。
その後、アンテナを固定していた全てのワイヤー線を取り外し、不要になったテレビ線をアンテナ本体から丁寧に切断していきます。
切断したテレビ線は、後々邪魔にならないよう、室外から壁に出ている付近の軒裏に綺麗に丸めて固定しました。
最後に、固定が解除されたTVアンテナを、ベランダなどを活用しながら安全に屋根から降ろし、回収いたしました。
このように、アンテナの撤去作業は、安全を最優先に、一つ一つの工程を丁寧に進めていきます。
お客様にご安心いただけるよう、配線処理や後片付けもしっかりと行います。
積み上げた棟でのし瓦の接続部の隙間処理


今回は、雨漏り対策として、大棟一段目ののし瓦同士が接する部分の隙間に、コーキングボンドによる防水処理を施しました。
この隙間は、雨水が浸入しやすく、雨漏りの原因となることがあります。
地域によって屋根の施工方法には違いがあり、積雪が多い愛知県北部などでは、このようなコーキング処理は一般的ではありません。
しかし、比較的温暖な南部地域では、雨漏り対策として広く行われているようです。
もし、お住まいの地域が比較的温暖で、屋根の雨漏りが頻繁に発生したり、屋根漆喰の剥がれが早かったりする場合は、こののし瓦同士の隙間から雨水が浸入している可能性があります。
築年数が経過した日本瓦の屋根にお住まいの方は、一度ご自身の屋根をじっくり見てみてください。
もし気になる隙間があれば、専門の屋根業者に点検を依頼することをおすすめします。
早期の発見と適切な処置が、住まいの寿命を延ばすことに繋がります。
棟の通りを直して作業の完了となります


今回は、隅棟の冠棟瓦のズレを修理する作業の様子をご紹介します。
幸いなことに、今回のズレは比較的軽微で、冠棟瓦を元の正しい位置に戻すことで修繕が可能です。
瓦を一つひとつ丁寧に所定の場所に戻した後、隅棟全体をしっかりと固定している針金を、緩みがないように再び締め直します。
この作業を行うことで、冠棟瓦のズレは解消され、棟ラインがまっすぐに整います。
修理後の状態を道路から撮影した写真でもご確認いただけるように、歪みがなくなり、美しい屋根のラインが蘇りました。
全ての作業が完了した後、使用した道具を片付け、屋根周りを綺麗に清掃いたしました。
そして、お客様にご報告させていただき、作業中に撮影した写真をご覧いただきながら、どのような作業を行ったのかを詳しくご説明いたしました。
お客様からは、「ありがとうございました」という温かいお言葉を頂戴し、私たちも大変嬉しく思いました。
些細な屋根の不具合でも、放置すると大きなトラブルに繋がりかねません。
ヤマムラ建装株式会社では、迅速かつ丁寧な対応で、皆様の住まいの安心をサポートいたします。
屋根のことでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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『東浦町 割れやすいF形瓦のトラブル事例と対策!製造元倒産!軽量化の落とし穴・雨漏りリスク・修理のポイントを専門家が解説』
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