writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
「もうインターホンには出なくていい」高耐久な横葺き金属屋根で安心を取り戻す
「お宅の屋根、めくれてますよ」そんな言葉とともに鳴り止まないインターホン。
築年数が経過したお住まいで、最も多いストレスの一つがこの訪問販売業者による強引な営業です。
名古屋市瑞穂区にお住まいのお客様も、飛び込み営業が次々と訪れ、インターホンが鳴るたびに身構えてしまうほど疲弊されていました。
さらに、築30年以上が経過したカラーベスト屋根には「アスベスト(石綿)」が含まれている可能性が高く、解体するには高額な処分費用がかかるという二重の悩みを抱えておられました。
「費用は抑えたい。でも、ただ塗るだけではまたすぐに傷んでしまう気がする…」
そんな切実なご相談に対し、私たちが導き出した根本解決の答えが、既存の屋根を撤去せずに新しい金属屋根材で包み込む「カバー工法」でした。
お客様の不安を安心に変えた、徹底した防水処理と職人の手仕事の記録をお届けします。
鳴り止まない訪問営業と、高額なアスベスト処分の壁
【ご相談のきっかけ】
今回、私たちが工事を任された背景には、お客様が長年抱えてこられた「2つの深い悩み」がありました。
一つ目は、終わりのない訪問業者への対応です。
築30年が経過し、色あせやコケが目立ち始めた屋根。
そこを狙い撃ちにするかのように、飛び込み営業が次々と訪れていました。
「屋根をきれいにしたいが、強引な勧誘は怖い」。
お客様は、インターホンが鳴るたびに身構えてしまうほど疲弊されていました。
二つ目は、「アスベスト(石綿)」の問題です。
初回点検で屋根に上がった私たちは、屋根材が2004年以前の製品であることを確認しました。
これはアスベストが含まれている可能性が高いことを意味します。
すべてを剥がす「葺き替え工事」を行えば、特殊な廃材処理が必要となり、工事費用は跳ね上がります。
「費用は抑えたい。でも、ただ塗るだけではまた数年でダメになる気がする…」
そんな切実な葛藤に対し、私たちが導き出した答えは、既存屋根を撤去せずに新しい金属屋根で包み込む「カバー工法」でした。
この提案が、お客様の悩みを一挙に解決する突破口となったのです。
【現場レポート】見えない場所ほど丁寧に。
カバー工法の全工程
ここからは、実際に私たちが名古屋市の現場で行った施工の様子をレポートします。
見栄えだけでなく、10年、20年先を見据えた「雨仕舞(あまじまい)」の工夫にご注目ください。
今回の現場事情とプロの解決策
- 1. 「もうインターホンには出なくていい」高耐久な横葺き金属屋根で安心を取り戻す
- 1.1.1. 鳴り止まない訪問営業と、高額なアスベスト処分の壁
- 1.1.2. 【ご相談のきっかけ】
- 2. 今回の現場事情とプロの解決策
- 3. 初動調査とプロの原因究明
- 4. 実際の施工の流れとこだわりの現場管理
- 4.1.1. 古い棟板金と木製土台の撤去によるフラットな下地作り
- 4.1.2. ルーフィング(防水紙)の敷設と水返し板金の設置
- 4.1.3. 横葺き金属屋根の施工と「隠しビス」による強固な固定
- 4.1.4. 水密材と樹脂製土台の設置、そして棟板金の取り付け
- 4.1.5. 一階屋根の難所作業と壁際専用板金による二重の防水処理
- 5. 施工完了!お客様の喜びの声
- 5.1.1. 作業のビフォーアフター
- 6. 今回の作業内容の要点まとめと施工費用と工期の目安
- 6.1.1. 💡 今回の作業内容の要点まとめ
- 6.1.2. 施工費用と工期の目安
- 7. FAQ(よくある質問)
- 7.1.1. 地域密着100年の実績!同じエリアのリフォーム施工事例!
初動調査とプロの原因究明


お客様からのご連絡を受け、まずは現地での無料点検を実施しました。
屋根に上がると、カラーベストの表面は長年の紫外線や雨風によって塗膜が完全に剥がれ落ち、スポンジのように水分を保持してしまう「苔(コケ)」が広範囲に発生していました。
これが屋根材の劣化を急速に早める原因となります。
また、屋根の頂上である棟の接合部を守るコーキングボンドも硬化してひび割れており、放置すれば下地や建物内部への雨漏りは時間の問題という危険なサインが出ていました。
しかし、この屋根を葺き替えるとなると高額なアスベスト処分費用がかかります。
そこで、お客様のご要望である「綺麗で長持ちする屋根にしたい」「訪問販売の営業をなくしたい」「費用はできるだけ抑えたい」という全てを叶えるため、金属屋根材によるカバー工法を決断しました。
実際の施工の流れとこだわりの現場管理

お客様にご検討いただくために、詳細なお見積書を作成し、お渡しいたしました。
お客様は、ご家族でゆっくりとご相談された結果、お見積書の内容にご納得いただき、工事のご依頼をいただくことになりました。
カバー工法で屋根を施工するにあたり、既存の棟板金が新しい屋根材と干渉することが分かりました。
そのため、棟板金を解体・撤去する必要があります。
カバー工法では、屋根の形状や勾配によっては、棟板金を解体せずに施工できる場合もあります。
しかし、今回は新しい屋根材と棟板金が干渉してしまうため、解体が必要となりました。
古い棟板金と木製土台の撤去によるフラットな下地作り


カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を被せる工法ですが、そのまま何もかも残すわけではありません。
今回は新しく採用する横葺きの金属屋根材が綺麗に納まるようにするため、屋根の頂点(大棟)や四隅(隅棟)にある古い棟板金と、その下にある木製の土台材を全て手作業で丁寧に撤去しました。
これにより屋根面がフラットになり、新しい屋根材が浮いたりズレたりする原因を根本から排除します。
見えなくなる下準備ですが、このひと手間を惜しまないことが、美しい仕上がりと耐久性を生み出す第一歩となります。
ルーフィング(防水紙)の敷設と水返し板金の設置


フラットになった屋根全体を、雨漏りを防ぐ「最後の砦」となる防水紙(ルーフィング)で隙間なく包み込みます。
シートの継ぎ目を正しい重ね幅で敷き詰めた後は、屋根の先端(軒先)にカバー工法専用の「水返し板金」を取り付けます。
この板金は、新しい金属屋根の1段目をガッチリと掴んで固定するアンカーの役割を果たすだけでなく、屋根の水平ラインを整え、強風時の雨の吹き込みを完全に防ぐという極めて重要な部材です。
最初のスタートラインをミリ単位で調整することが、屋根全体の歪みを防ぐ鍵となります。
横葺き金属屋根の施工と「隠しビス」による強固な固定


軒先の準備が整うと、新しい金属屋根材を下から上へと張り上げていきます。
この屋根材は、下の段の屋根材に爪をガッチリと引っ掛けてロックし、横方向へ一枚ずつスライドさせながら繋いでいくため、非常に風に強い構造となっています。
固定には専用のビスを使用しますが、私たちは雨水の通り道を確実に避け、次の段の屋根材でビス頭が完全に隠れる「隠しビス」の位置を精密に狙って打ち込みます。
雨に直接触れない位置で固定することで、ビス穴からの雨水浸入リスクをゼロに近づける、徹底した現場管理のこだわりです。
水密材と樹脂製土台の設置、そして棟板金の取り付け


屋根の面と面がぶつかる隅棟などの接合部は、金属屋根材を斜めに正確にカットし、さらに生じるわずかな隙間にスポンジ状の専用部材「水密材」を挟み込んで雨水をシャットアウトします。
その後、腐食に強い「樹脂製」の新しい土台材を取り付け、上から新しい棟板金を被せて側面からビスで強固に固定します。
打ち込んだビスの頭には、さらに一つひとつ止水用のコーキングを塗布する「見えない蓋」の処理を施し、台風や横殴りの雨にもビクともしない、完璧な雨仕舞いを実現しました。
一階屋根の難所作業と壁際専用板金による二重の防水処理


二階屋根の完成後、最も神経を使う一階(差し掛け屋根)の施工に移ります。
二階の作業用足場が乗っている状態でしたが、足場のジャッキベースを一時的に浮かせて隙間を作り、新しい屋根材を滑り込ませる職人の繊細な技術でクリアしました。
さらに、雨漏りの急所となる「外壁際」には、屋根リフォーム専用の壁際板金を取り付けます。
既存の外壁形状に合わせて板金を加工して密着させ、上部からたっぷりとコーキングを充填。
「板金の傘」と「コーキングのパッキン」という二重の防御陣形で、雨水の浸入を許さない強靭な屋根が完成しました。
施工完了!お客様の喜びの声
作業のビフォーアフター



「本当に綺麗になりました!これでもう、訪問業者に『屋根がめくれてますよ』と脅されることも、インターホンに怯えることもありません。
アスベストの不安もなくなってホッとしています。」

「見違えるようにモダンな外観になりましたね。
腕利きの協力業者と一緒に、足場のある一階の隙間や見えない部分の防水処理まで徹底的にこだわって施工しましたので、耐久性は抜群ですよ!」

「担当の方の説明も具体的で分かりやすく、職人さんの丁寧な仕事ぶりにも大満足です。
もっと早くヤマムラさんにお願いすればよかったです!」
今回の作業内容の要点まとめと施工費用と工期の目安
💡 今回の作業内容の要点まとめ
- 築30年以上のカラーベスト屋根(アスベスト含有の可能性)に対し、撤去不要のカバー工法を採用してコストを大幅削減
- 既存の棟板金と土台材を全撤去して屋根面をフラットにし、横葺きの金属屋根材を美しく強固に施工
- 軒先の水返し板金やケラバ板金、そして隠しビスによる固定技術で、強風や横殴りの雨に対する防水性を極限まで向上
- 二階足場が乗る一階屋根の難所も、足場を浮かせる繊細な職人技と、壁際の二重防水処理(専用板金+コーキング)で完璧にクリア
施工費用と工期の目安
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 📍 工事場所 | 名古屋市瑞穂区 |
| 🏡 建物種別 | 木造二階建て |
| ⏳ 築年数 | 築30年以上 |
| 🎯 施工箇所 | 大屋根(二階)、差し掛け屋根(一階) |
| ⚠️ 発生状況(原因) | 経年劣化による塗膜剥がれと苔の発生、訪問販売業者の過剰な指摘によるストレス |
| 📞 お問い合わせの経緯 | 訪問営業による不安と、アスベスト処理費用を抑えながら早めに屋根を直したいというご希望 |
| 🛠️ 施工内容 | 屋根カバー工法(既存棟撤去、ルーフィング敷設、横葺き金属屋根施工、水密材・板金役物設置) |
| 🧱 使用部材 | カバー工法専用横葺き金属屋根材、ルーフィング、樹脂製土台材、各種専用板金、水密材、コーキング |
| 📅 施工日数 | 実働約12日間ほど |
| 💴 施工価格 | 約160万円ほど |
今回は名古屋市瑞穂区での、アスベスト対策と訪問販売の不安を一掃する「金属屋根のカバー工法」の事例をご紹介いたしました。
屋根の劣化が進むと、心ない訪問業者の標的になりやすく、精神的なストレスを抱えるお客様が後を絶ちません。
「屋根を指摘されて不安だ」
「アスベストの処分費が高くてリフォームに踏み切れない」
とお悩みの方は、一度ヤマムラ建装にご相談ください。
安心の暮らしを取り戻すために、ぜひお気軽にお問い合わせください!
FAQ(よくある質問)
Q1. カバー工法は、今ある屋根の重さに新しい屋根を足しても大丈夫ですか?
A1. はい、ご安心ください。カバー工法で使用する金属屋根は非常に軽量で、瓦の約1/10程度の重さしかありません。建物への負担は最小限で済み、耐震性への影響もほとんどありません。
Q2. 金属屋根は雨音がうるさくないですか?
A2. 最近の金属屋根は断熱材と一体になったものが多く、既存の屋根との二重構造になるため、以前よりも静かに感じられるお客様も多いですよ。
Q3. 訪問業者に「屋根が危ない」と言われたのですが、本当でしょうか?
A3. 不安を煽って契約を急がせる業者もいます。まずは焦らず、地域に根ざした私たちのような業者にセカンドオピニオンとして点検をご依頼ください。写真で現状をお見せします。
地域密着100年の実績!同じエリアのリフォーム施工事例!

名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

【主な対応業務】
屋根工事: 葺き替え、漆喰補修、雨漏り修理(かわらぶき技能士)
外装工事: 外壁塗装、ベランダ・屋根防水、雨樋工事、電気工事
その他の業務も(大工工事、キッチン、トイレ、浴室リフォーム等)一度ご相談してください。

お問い合わせ
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