【ケラバ袖修理】名古屋市緑区 躯体腐食から補強工事と防水対策を経てモニエル瓦復旧まで!切妻屋根での雨漏り修繕!

ケラバ袖部に捨て水切りを入れて行きます。

工事のきっかけ

名古屋市緑区の閑静な住宅街にお住まいのお客様から、雨漏りのご相談をいただきました。
築20年以上のお宅で、屋根には独特の風合いを持つモニエル瓦というセメント瓦が使われていました。
数年前から天井に小さな雨染みが現れ、特に台風の時期には雨水が室内に滴り落ちるようになったそうです。
「このままでは家が傷んでしまう」という強い危機感から、屋根の専門家である私たちにご相談くださいました。
早速、屋根の点検をさせていただいたところ、軒先と**ケラバ(けらば)**と呼ばれる屋根の端の部分を中心に、広範囲にわたる雨漏りと屋根材の劣化が確認されました。
ケラバとは、屋根の妻側(建物の側面)の端にある部分のことです。
特に問題だったのは、軒先に設置された白いボードが雨水の流れを妨げ、雨水が屋根の内部に浸入しやすい状態になっていたことです。
さらに、ケラバの**野地板(のじいた)**という下地材は、雨水の影響で腐食が進行し、原型を留めないほど傷んでいました。
雨漏りの原因を根本から解決し、安心して暮らしたいというお客様の想いにお応えするため、私たちは屋根の全面的な修繕工事をご提案しました。
お客様は、私たちの丁寧な説明と、明確な解決策にご納得いただき、工事をご依頼くださいました。
雨漏りは、放置すると建物の構造に深刻なダメージを与えてしまいます。
小さなシミでも、見過ごさずに専門家に相談することが大切です。
名古屋市緑区で雨漏りにお困りの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
お客様の安心な暮らしを守るため、誠心誠意サポートさせていただきます。

建物の状況

築年数 ・・・ 築25年以上

工事費用・・・ 約25万円ほど

施工期間・・・ 約3日ほど

建物種別・・・ 木造戸建て

ビフォーアフター

養生シートを貼って止水しています

ケラバ袖瓦を取り付け作業の完了

施工事例で引用した現場ブログのリンク先

躯体腐食・防水対策・瓦復旧までを定期点検の重要性も解説

養生シートを貼って止水しています

セメント瓦の一種であるモニエル瓦が施工された切妻屋根において、屋根の先端部分にあたる軒先部と、屋根の端部分にあたるケラバ袖部を中心に、大規模な雨漏りが発生していることを確認いたしました。
雨水の浸入により屋根の一部が既に損壊している状態であったため、早急に応急処置として養生シートを設置し、雨が降った際の被害を最小限に抑えるよう対応いたしました。

堰き止めてしまって雨水が回ってしまった

屋根内部への雨水の侵入は深刻な状態にまで進行しており、損壊が著しい状況でございました。
特に、軒先に取り付けられておりました白色のボードが雨水の流れを阻害しており、本来であれば雨樋へと排水されるべき雨水が滞留しておりました。
その結果、雨水が逆流し、屋根裏へと浸水してしまい、建物の躯体にまで深刻なダメージを与えるほどの雨漏りを引き起こしている状況でございました。

雨水が屋根裏に回って腐食しました
野地板も腐食に浸食されています

滞留した雨水が屋根裏の躯体にまで浸水し、一部が腐食により損壊している状況を確認いたしました。
さらに、屋根の端部分にあたるケラバ袖部の野地板も同様に腐食が進行し、原型を留めない状態となっておりました。
このような状態では、通常の屋根修復作業を行うことは困難であり、大規模な補修工事が必要となる状況でございました。

破風板も腐食していました

切妻屋根の端にあたるケラバ袖部においては、長年の雨水による影響を過度に受け、屋根の躯体が崩壊している状態を確認いたしました。
これほどまでに深刻な損傷が見られる場合、通常の屋根修復作業だけでは対応が困難となります。
そのため、事前に手配しておりました協力業者の建築職人による、屋根の躯体修復作業を優先的に実施いたしました。

外側に外れていました

ケラバ袖部分に取り付けられている破風板は、長年の雨水による腐食が著しく進行しておりました。
腐蝕した破風板が、屋根への固定が外れ外側へ剥がれかけている状態を確認いたしました。
また、屋根全体を見ても、長期間にわたり定期的な点検が行われておらず、放置されていたため、広範囲にわたって腐食が広がっている状況でございました。
このような状態では、簡易的な修理では対応が難しく、中規模から大規模レベルの屋根リフォーム工事が必要となります。

雨漏りが発生した時点では、すでに屋根の損傷が深刻な状態にまで進行しているケースが多いため、数年ごとに一度は専門業者による定期点検を実施されることを強くお勧めいたします。

新しい野地板合板を補修する屋根に取り付けルーフィング防水紙で止水します

新しい野地板合板を取り付けます
ルーフィング防水紙を貼っていきます

損壊が著しかった切妻屋根の端にあたるケラバ袖部では、破風板をはじめとする腐食した部分を、まず大工工事により丁寧に修復いたしました。
その後、新しい野地板合板を屋根の躯体であるタルキに、釘でしっかりと固定しながら取り付け作業を進めてまいりました。
さらに、雨水の侵入を確実に防ぐため、新たに設置した野地板合板の上から防水紙(ルーフィング)を丁寧に重ね貼りし、屋根の防水性能を最大限に高める施工を実施いたしました。

作業の初めに取り外しておいたモニエル瓦を復旧します

ケラバ袖部に水切り板金を取付け

ケラバ部分付近までモニエル瓦の施工を慎重に進め、屋根の端部にあたるケラバ部分には、雨水の流れを適切に誘導するための専用板金材を確実に設置いたしました。
この専用板金材を設置することにより、モニエル瓦同士のわずかな隙間から浸入する雨水もスムーズに排水され、雨樋へと適切に導かれるようになりました。

また、雨漏り点検の際に確認いたしました軒先部分においては、白色の軒先ボードが雨水の流れを阻害しておりました。
そのため、専用板金材の幅に合わせてボードの一部を丁寧に切断カットし、雨水が滞留することのないよう綿密に調整を施しました。

ケラバ袖瓦を取り付けて屋根全体を掃除を行います

ケラバ袖瓦を取り付け作業の完了

全ての工程を終え、最後にケラバ部専用の屋根材であるケラバ袖瓦を、一つひとつ丁寧に、そして確実に固定しながら取り付けを行い一連の作業は滞りなく完了いたしました。

今回の施工においては、長年にわたる雨漏りが原因で、屋根全体に広範囲の腐食や損壊が見受けられました。
そこで、まず最初に大工工事を実施し、傷んだ箇所を修復するとともに、新しい野地板を丁寧に設置いたしました。
その後、モニエル瓦を熟練の技術で慎重に施工し、屋根の美観と耐久性を高める作業を行いました。

作業中には、各工程を詳細に記録するため、写真撮影を欠かさず行いました。
作業完了後には、これらの写真をお客様にご覧いただきながら、施工内容について詳しくご説明させていただきました。
お客様からは、「長年の雨漏りの心配が解消され、大変安心いたしました」という、大変ありがたいお言葉を頂戴いたしました。

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