名古屋市緑区にて築30年ほど経過した寄棟屋根！段数が少ない隅棟の棟瓦で葺き直しで雨漏り解消！屋根土や漆喰などの詳細工程

2025年3月2日 2025年3月2日

ヤマムラ建装株式会社

工事のきっかけ

名古屋市緑区にお住まいの今回のお客様は、築30年になるご自宅の屋根の雨漏りに長年悩まされており、特に雨が強い日には室内に水滴が落ちてくるほどでした。
複数の業者に相談した結果、隅棟の瓦の段数が不足していることが原因である可能性が高いと指摘されました。
しかし、どの業者も具体的な解決策や費用について明確な説明を避けるため、お客様は不安を抱えていました。
そんな中、インターネットで当社のホームページをご覧になり、隅棟の施工事例やお客様の声に共感されたお客様は、思い切って当社にご連絡くださいました。
現地調査の結果、やはり隅棟の熨斗瓦が一段不足しており、さらに取り付け角度も不適切であることが判明しました。
私たちは、単に瓦を一段追加するだけでなく、根本的な原因を解決するために隅棟全体の解体と葺き直しを提案しました。
お客様は、私たちの丁寧な説明と明確な見積もりに安心され、工事をご依頼くださいました。
長年の雨漏りの悩みを解消し、安心して快適な生活を送りたいというお客様の想いを胸に、私たちは隅棟の葺き直し工事に取り掛かりました。

建物の状況

築年数　・・・　築３０年以上

工事費用・・・　約４０万円ほど

施工期間・・・　約３日ほど

建物種別・・・　木造戸建て

ビフォーアフター

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施工事例で引用した現場ブログのリンク先

初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市緑区にて和瓦で積み上げた隅棟からの雨漏り！熨斗瓦を一段追加する付け直し作業で安心屋根リフォーム』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市緑区にて一段不足の隅棟がある寄棟屋根からの雨漏り！付け直し作業で追加作業！アンケートのご協力をお願いしました！』

1 工事のきっかけ
- 1.1 ビフォーアフター
- 1.2 施工事例で引用した現場ブログのリンク先
2 寄棟屋根の隅棟！熨斗瓦不足と取り付け角度不具合による雨漏りを解消する

寄棟屋根の隅棟！熨斗瓦不足と取り付け角度不具合による雨漏りを解消する

築30年以前の建物では、寄棟屋根の隅棟部分に熨斗瓦が二段、冠棟瓦が一段という施工方法がよく見られます。

この施工方法は、写真のように土を乗せてから半円状の冠瓦を被せることで棟を構成しています。

このような古い建物では、棟の構造に重量があり、耐震性の心配がされることもあります。
建物のリフォームや修繕工事を考えている方は、棟の構造や補修方法について事前に十分な情報を収集することが重要です。

通常の寄棟屋根の隅棟では、熨斗瓦が三段、冠棟瓦が一段で施工されることが一般的です。
熨斗瓦が一段少ないと、棟の中に雨水が浸入しやすくなる可能性があります。

隅棟の熨斗瓦が一段少ない理由は、一段減らすことで鬼瓦も小さいものを使用できるため、コスト削減につながることが考えられます。
特別な要望がない限り、屋根業者の利益を優先した施工が行われることがあります。

新しい熨斗瓦を必要な枚数だけ瓦メーカーから取り寄せ、一段追加して積み上げる葺き直し工事を行うことで、雨水の浸入を防ぎながらコストを抑えた施工が可能となります。
読者の皆様が住宅リフォームや修繕工事を検討する際に参考にしていただければ幸いです。

熨斗瓦を追加するために一度棟瓦を解体します

屋根葺き替えの際に、隅棟に熨斗瓦を一段追加し、適切に葺き直すためには、棟瓦を上から一段ずつ丁寧に解体していきます。
同時に、内部で使用されている屋根土（葺き土）も全て撤去し、土嚢袋に詰めて地上に降ろす作業が必要です。
この工程を丁寧に行うことで、屋根のリフォーム・修繕工事がスムーズに進められ、安心してお住まいをお楽しみいただけます。

熨斗瓦（のしがわら）の付け直し作業をスムーズに行うためには、瓦を取り外した周辺を丁寧に清掃しておく必要があります。
新しい熨斗瓦を追加するだけであれば、隅棟の解体途中から葺き直し作業を進めても良いかもしれませんが、今回の雨漏りの原因は熨斗瓦の不足だけではないことが分かっています。
実際には、熨斗瓦の取り付け角度が不適切であることも原因の一つであり、その是正も今回の付け直し作業の目的となっています。
住宅リフォーム・修繕工事をご検討中の方にとって、この点をしっかりと把握しておくことが重要です。

取り外した熨斗瓦と一段分新しく追加したのし瓦を使って隅棟を付け直しします

隅棟の土台となる屋根土と屋根漆喰を丁寧に塗り、その上から一段目の熨斗瓦を設置していきます。
屋根土を置く際には、周辺に埃や砂が残っていると、屋根土が上手く定着しません。
そのため、前工程では周辺を丁寧に清掃しておくことが非常に重要です。
住宅リフォーム・修繕工事をお考えの方にとって、この作業は屋根の耐久性を高めるために欠かせないポイントとなります。
清掃を怠らず、丁寧に作業を進めることで、長く安心してお使いいただける屋根を実現できます。

熨斗瓦同士の間に、隅棟の崩れを防ぐための固定用針金を内部に設置しておきます。
この針金は、棟瓦を積み上げる際に再度使用し、隅棟全体をしっかりと固定するために用います。
この方法は、住宅のリフォームや修繕工事をお考えの方にとって重要なポイントとなります。
隅棟の崩れを防ぐために、針金を適切に設置することで、屋根の安定性を保つことができます。
是非、専門家に相談して、適切な対策を施してください。

新しく取り寄せた熨斗瓦（のしがわら）を丁寧に積み重ね、隅棟の熨斗瓦を三段になるよう仕上げていきます。
この際、熨斗瓦を一段ずつ積み重ねるごとに、棟の芯の幅をわずかに狭めていき、最終的に美しい階段状になるよう、細心の注意を払って設置していきます。
新しく取り寄せた熨斗瓦を追加しながら、隅棟の熨斗瓦を三段になるよう積み上げていきます。

この際、熨斗瓦を一段ずつ積み重ねるごとに、棟の芯の幅を少しずつ狭めていき、最終的に階段状になるよう丁寧に設置していきます。
隅棟部分に熨斗瓦を積み上げることで、屋根の美しさと耐久性が向上します。

この作業は慎重に行い、隅棟部分の形状を整えるために、熨斗瓦を一段ずつ丁寧に積み上げていきます。
最終的には、隅棟部分が三段になるように熨斗瓦を配置し、屋根全体のバランスを整えます。
この作業は住宅リフォームや修繕工事をお考えの方にとって重要な工程となりますので、施工スタッフの技術と経験が問われる作業です。

隅棟部の付け直し修繕作業の最後には、隅棟の上部に冠棟瓦を一列に丁寧に並べて設置していきます。
冠棟瓦を設置した後は、棟の崩れを防ぐために固定用針金でしっかりと巻き上げます。

ただし、屋根土（葺き土）がまだ固まっていないため、力加減には細心の注意を払い、慎重に固定していく必要があります。
力を加え過ぎると隅棟全体が持ち上がって崩れる可能性があるため、十分な注意が必要です。