【名古屋市天白区】雨漏りした屋根の修繕作業!漆喰の塗り替えと隅棟を棟瓦で補修作業を行い雨漏り解決!【漆喰塗り替え】

名古屋市天白区の雨漏り修理事例|屋根漆喰の劣化対策は「重ね塗り」厳禁!全撤去と防水処理で解決

現場作業ブログ
あっマオリの調査でご訪問しました
【名古屋市天白区】棟違い部や鬼瓦周辺からの雨漏り!屋根漆喰の経年劣化が原因!目視による屋根調査!【漆喰塗り替え】

工事のきっかけ

「天井に雨染みができた!」
名古屋市天白区にお住まいのお客様から、弊社ヤマムラ建装にご相談のお電話をいただきました。
お話を伺うと、二階のお部屋の天井に雨漏りによる雨染みができてしまったとのこと。
「原因を調べて、しっかり直してもらいたい」
お客様の切実な願いを受け、早速ご自宅へお伺いすることに。
築年数をお伺いすると、40年以上経つ建物とのことでした。
屋根は和瓦で、定期的なメンテナンスは特に行っていなかったそうです。
早速屋根に上がって確認してみると、棟部分の屋根漆喰が経年劣化により剥がれたり、汚れたりしている箇所が見受けられました。
また、隅棟部分も同様に漆喰が劣化しており、雨水が侵入しやすい状態になっていることがわかりました。
「このまま放置しておくと、雨漏りが悪化してしまうかもしれない」
お客様に屋根の状態を詳しくご説明し、雨漏りを根本的に解決するためには、屋根漆喰の塗り替え工事と隅棟部分の付け直し工事が必要であることをお伝えしました。
お客様は、
「ぜひ、しっかりとした工事をお願いします」
と快くご依頼くださいました。

建物の状況

築年数 ・・・ 築45年以上

工事費用・・・ 約85万円ほど

施工期間・・・ 約10日ほど

建物種別・・・ 木造戸建て

ビフォーアフター

経年劣化で剥がれた屋根漆喰

取付けた屋根材の周りを漆喰を塗っていきます
点検作業の完了

棟の最上段に冠瓦を一列に並べます

目次

【名古屋市天白区】雨漏りの原因はどこ?徹底的なヒアリングと屋根調査で見つけた「瓦と漆喰」の不具合

雨漏りしている形跡が見られます

先日、名古屋市天白区にお住まいのお客様より「室内に雨漏りがしているので見てほしい」とのご相談をいただき、すぐに現地へ駆けつけました。

現場に到着して私たちが最初に行うのは、いきなり屋根に上がることではありません。
まずは「いつ頃から始まったのか」「どの程度の雨で漏れるのか」など、お客様が日々感じている不安や状況を丁寧にヒアリングすることから始めます。
この対話の中に、原因を特定する重要なヒントが隠されているからです。

詳しくお話を伺った後、実際に屋根の上で詳細調査を行いました。
瓦一枚一枚の割れや、固定している漆喰(しっくい)の劣化具合を慎重に確認した結果、やはり経年劣化による部材の破損が雨水の侵入経路になっていることが判明しました。
調査後は、撮影した写真をお見せしながら現状を分かりやすくご説明し、お住まいの状況に合わせた無駄のない修理プランをご提案させていただきました。
原因不明の雨漏りも、まずは私たちにご相談ください。

瓦は割れていないのに雨漏り?原因は意外な場所に。「屋根漆喰」の寿命と点検の重要性

大棟下の三日月漆喰が汚れていました

屋根の上で調査を行う際、私たちはまずの割れやズレ、雨水の通り道である谷樋(たにどい)などを重点的にチェックします。
しかし今回の現場では、そうした目立つ破損箇所が一切見当たらず、一見すると何が雨漏りの原因なのか判断がつかない状態でした。

そこでさらに細部へ目を凝らしてみると、ある重要なサインを見つけました。
それは、瓦と瓦の隙間を埋めている屋根漆喰(しっくい)の剥がれやひび割れです。
漆喰は本来、雨水の侵入を防ぐ防水パッキンの役割を果たしていますが、経年劣化が進むとボロボロになり、その機能を失ってしまいます。

一般的に漆喰の寿命は10年〜15年と言われていますが、最近は酸性雨などの影響もあり、想定より早く劣化が進んでいるケースも現場でよく目にします。
今回の雨漏りも、この漆喰の劣化が主な原因である可能性が高いと判断しました。大きな破損がなくても、住まいは少しずつ傷んでいます。

せっかくお金を出して作業しても雨漏りしてしまう屋根漆喰の重ね塗り作業!

怪しい業者

屋根漆喰の補修工事を検討する際、注意すべき点として、安易な業者選び が挙げられます。
特に、左官屋としての技術が不足している若い作業員の飛び込み営業には注意が必要です。

なぜなら、
1. 技術不足による工事の質の低下
左官屋としての十分な技術や経験がない作業員が施工した場合、屋根漆喰の適切な補修ができない可能性があります。
古い漆喰を十分に除去せずに新しい漆喰を重ね塗りする「詰め増し」と呼ばれる工法を行う業者もいますが、このような工事はすぐに剥がれやすく、雨漏りの原因となる可能性が高いです。

2. 悪質な業者による不当な工事
中には、技術力がないにも関わらず、あたかも熟練の職人のように装って営業する業者もいます。
このような業者に依頼すると、手抜き工事や不必要な工事をされる可能性があり、結果的に費用も時間も無駄になってしまいます。

3. リフォーム店や安物作業を推奨する業者の存在
リフォーム店の中には、自社で職人を抱えておらず、下請け業者に工事を丸投げするケースがあります。
また、安物作業を推奨する業者も存在します。
これらの業者に依頼すると、工事の質が低下するだけでなく、保証やアフターフォローも受けられない可能性があります。

では、どうすれば良いのか?
屋根漆喰の補修工事を依頼する際は、技術のある左官屋や信頼できるリフォーム店 を選ぶことが重要です。
以下の点に注意して業者選びを行いましょう。
実績や評判を確認する
過去の施工事例や顧客からの評判などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
資格や許可証を確認する
左官工事に関する資格や許可証を持っているか確認しましょう。
見積もり内容を詳しく確認する
見積もり内容が明確で、工事内容や使用する材料などが詳しく記載されているか確認しましょう。
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、適正な価格で工事を依頼することができます。
担当者の対応を確認する
担当者の対応が丁寧で、質問に丁寧に答えてくれるか確認しましょう。

安易な業者選びは禁物
屋根は住宅を守る上で非常に重要な部分です。屋根漆喰の補修工事は、専門的な知識と技術が必要となるため、安易な業者選びは禁物です。
信頼できる業者に依頼し、適切な補修工事を行うことで、屋根の耐久性を高め、雨漏りのリスクを軽減することができます。

なぜ?屋根漆喰の重ね塗り作業が行けない理由

技術が低い業者は作業も汚いです

飛び込み営業で屋根漆喰の工事を勧めてくる業者には、注意が必要です。

よくある手口
「お隣さんも工事をやっていますよ」
「作業中の屋根から、あなたの家の屋根漆喰が劣化しているのが見えました」
などといった言葉で近づいてきます。

なぜ注意が必要なのか?
1. 技術力の問題
飛び込み営業の業者は、必ずしも屋根漆喰の専門家とは限りません。
十分な技術や知識がないまま工事を行う業者も存在します。
2. 手抜き工事のリスク
屋根に登ることができない一般のお客様を相手に、手抜き工事を行う悪質な業者もいます。
ずさんな工事は雨漏りの原因となるだけでなく、建物の寿命を縮めてしまう可能性もあります。
3. 屋根漆喰の意味を理解していない
屋根漆喰の役割や重要性を理解していない業者もいます。
そのような業者に依頼すると、適切な補修工事が行われず、結果的に雨漏りが再発する可能性もあります。

どうすれば被害を防げるのか?
その場で契約しない
飛び込み営業の業者は、その場で契約させようとすることが多いです。
しかし、即決せずに、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
実績や評判を確認する
業者のホームページや口コミサイトなどで、実績や評判を確認しましょう。
資格や許可証を確認する
屋根工事に関する資格や許可証を持っているか確認しましょう。
工事内容を詳しく説明してもらう
工事内容や使用する材料について、詳しく説明してもらいましょう。
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取り、価格や工事内容を比較検討しましょう。

屋根のメンテナンスは重要
屋根は、住宅を守る上で非常に重要な部分です。
定期的なメンテナンスを行い、信頼できる業者に依頼することで、建物を長く守ることができます。

屋根漆喰の重ね塗りによる雨漏りリスクについて

重ねて屋根漆喰を塗るのは雨漏りの原因です

屋根の漆喰は、建物を雨風から守る重要な役割を果たしています。
しかし、漆喰の重ね塗りは、雨漏りのリスクを高める可能性があるということを知っておく必要があります。

なぜ重ね塗りが雨漏りを招くのか?
漆喰の重ね塗りは、以下のような理由で雨漏りを招く可能性があります。
1.通気性の低下:
漆喰は、適度な通気性を保つことで建物の内部を乾燥させ、腐食を防ぎます。
しかし、重ね塗りをすると漆喰の通気性が低下し、建物内部に湿気がこもりやすくなります。
この湿気が雨漏りの原因となることがあります。

2.防水性の低下:
漆喰は、ある程度の防水性を持っていますが、重ね塗りをすると防水性が低下する場合があります。
特に、ひび割れや剥がれがある状態で重ね塗りを行うと、雨水が隙間から浸入しやすくなり、雨漏りを引き起こす可能性があります。

3.重量の増加:
漆喰を重ね塗りすると、屋根の重量が増加します。
この重量増加が、建物の構造に負担をかけ、雨漏りの原因となることがあります。


業者選びの重要性
屋根漆喰の工事は、専門的な知識と技術が必要です。
「漆喰塗り屋さん」のような作業しかできない業者に依頼すると、工事の質が低く、雨漏りのリスクを高める可能性があります。
必ず、左官業や屋根工事店など、専門的な知識と経験を持つ業者に依頼するようにしましょう。


優良な業者の見分け方
以下のポイントを参考に、優良な業者を選びましょう。
1.資格・許可:
建築士や瓦屋技士などの資格を持っているか、建設業許可を取得しているかを確認しましょう。

2.実績:
これまでの施工事例や顧客の評価などを確認しましょう。

3.説明:
工事の内容や費用について、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

4.保証:
工事後の保証制度があるかを確認しましょう。

屋根漆喰の重ね塗りは、雨漏りのリスクを高める可能性があります。
工事を行う際は、専門的な知識と経験を持つ業者に依頼し、適切な工事を行うようにしましょう。

作業前に業者さんに作業のビフォーアフターの写真を撮影するように催促しましょう!

作業中の写真を使って工事完了報告書を作成

質問内容の明確化
お客様の工事の工程写真をまとめて提出することについて、リフォーム担当の元請け工事店にどのように伝えれば良いか。

伝えるべき内容
1.工事中の写真は、お見積もり段階で提出してもらうこと。
2.作業箇所の作業開始前と作業完了後を、視覚的に確認できるように写真を撮影してもらうこと。
3.建物の内装工事、外装工事、外構工事、解体工事など、どのような工事でもお客様に言われる前に写真を撮影し、『完了報告書』として提出すること。

弊社 ヤマムラ建装の取り組み
弊社では、工事が完了した際に『工事完了報告書』をバインダーにまとめ、全てのお客様にお渡ししています。

室内に雨漏りしていた原因が屋根の棟違い部にありました

経年劣化で剥がれた屋根漆喰
棟瓦の隙間から雨水が入り込んでいます

屋根漆喰の劣化と雨漏り:築年数とメンテナンスの重要性
築年数が経過した住宅では、屋根のメンテナンスが重要な課題となります。
特に、屋根漆喰の経年劣化は雨漏りの原因となる可能性があり、注意が必要です。

屋根漆喰の剥がれと雨漏りの関係性
新築時に塗られた屋根漆喰は、時間の経過とともに劣化し、剥がれてしまうことがあります。
特に、大棟の尻側(カット側)は剥がれやすく、熨斗瓦(のし瓦)の隙間が露出することがあります。

このような状態になると、棟と屋根瓦の間に隙間が生じ、雨水が侵入しやすくなります。
侵入した雨水は棟の内部から天井裏に流れ込み、雨漏りを引き起こす原因となります。

【入母屋(いりもや)屋根の所有者様へ】美しい屋根ほど雨漏りに注意?「隅棟」の漆喰劣化が招くリスクとは

点検作業の完了

伝統的な日本家屋の象徴である「入母屋(いりもや)造り」。
その重厚で美しい佇まいは素晴らしいものですが、実は構造が複雑な分、雨漏りのリスクと隣り合わせであることをご存じでしょうか。
特に私たちが現場で最も警戒するのが、屋根の面と面がぶつかり合う「隅棟(すみむね)」と呼ばれる箇所です。

ここは構造上、どうしても雨水が集中しやすく、瓦を固定している屋根漆喰(しっくい)が真っ先に劣化してしまうポイントです。
「漆喰が少し剥がれただけ」と侮ってはいけません。
そのわずかな隙間から侵入した水は、時間をかけて屋根内部へと浸透し、見えない場所で大切な構造材を腐らせてしまう恐れがあります。

美しい入母屋屋根を長く守り続けるためには、弱点となりやすい隅棟の定期的なメンテナンスが欠かせません。
少しでも不安を感じたら、手遅れになる前に私たちにご相談ください。

【名古屋市天白区】「この提案なら安心」とご納得。雨漏り修理のご依頼をいただいた理由とは?

新しい屋根漆喰で塗り替えをしていきます

この度は、名古屋市天白区にお住まいのお客様より、急な雨漏りのご相談をいただき、すぐに駆けつけました。
現場では、どこから雨が入り込んでいるのかを徹底的に調査し、その状況を包み隠さずお伝えした上で、最適な修繕プランと詳細なお見積りをご提案させていただきました。

私たちはお客様に「なぜこの工事が必要なのか」を心から納得していただくことを何より大切にしています。
今回、その説明と提案内容にご信頼をいただき、正式に屋根リフォーム工事のご依頼を承りました。
大切な住まいを任せていただける責任を胸に、これから始まる現場作業では、一つひとつの工程を丁寧に積み重ね、再び安心できる暮らしを取り戻せるよう全力を尽くします。

屋根の「黒ずみ」は危険信号?古い漆喰(しっくい)を塗り替えて、新築のような美しさと安心を取り戻す

既存の屋根漆喰を剥がしていきます
新しい漆喰を塗っていきます

ふとご自宅の屋根を見上げたとき、かつて白く輝いていた屋根漆喰(しっくい)が黒ずんでいたり、ひび割れてボロボロになってはいませんか?
それは単なる汚れではなく、屋根が発している経年劣化のサインです。
傷んだ漆喰をそのままにしておくと、見栄えが悪いだけでなく、瓦の固定力が弱まり、最悪の場合は雨漏りの原因にもなってしまいます。

私たちの行う塗り替え工事では、上から塗り重ねてごまかすようなことはしません。
まず、役目を終えた古い漆喰をすべて手作業で丁寧に取り除き、下地をリセットすることから始めます。
その上で新しい真っ白な漆喰を隙間なく塗り込むことで、新築時のような美しい外観を復元し、屋根全体の耐久性を再び高めることができます。

漆喰(しっくい)は「厚み」が命。施工後の丁寧な説明で、未来の安心までお届けします

劣化した屋根漆喰を剥がします
鬼瓦周りの古い漆喰を剥がしていきます

下地を綺麗に整えたら、いよいよ新しい屋根漆喰(しっくい)を塗り込む仕上げの作業です。
ここで私たちが最もこだわるのは、コテ先一つで決まる「漆喰の厚み」と「均一さ」です。
薄すぎず厚すぎず、ムラのない適切な厚さで仕上げることで、強固な防水層が生まれ、長期間にわたって雨漏りを寄せ付けない強い屋根になります。

そして、工事が終わればすべて終了、ではありません。
私たちは、実際にどのような作業を行ったのか、そして今後どのような点に気をつけてメンテナンスをしていけば良いのかを、お客様に直接、丁寧に解説させていただくまでが仕事だと考えています。

隙間を埋めるようにコーキングを打ちます
棟と鬼瓦の接地点にコーキングを埋めます

漆喰は大棟(両側面)、隅棟及び瓦の形状や種類によっては下屋根の雨押え(外壁との取り合い部分)にも施工されています。
部分的な漆喰工事も可能ですが、一部分が剥がれている場合他の部位も少なからず劣化している為、雨漏りや瓦のずれを防ぐためにも全体的な補修がオススメです。

漆喰の塗り替え工事が行われる際には、防水性を確保するために丁寧に作業を進めることが重要です。
防水処理を施すためにコーキングボンドなどを使用し、漆喰の塗り替えと同時に防水処理を施すことで屋根の耐久性を向上させることができます。
既存漆喰を撤去せずに重ねて施工する詰め増し工事は剥がれるリスクと作業後の雨漏りを誘発してしまいます。
その点を考えると、漆喰の塗り替え工事を丁寧に行うことが重要だとおもいます。

劣化した漆喰は雨水の侵入を招き、雨漏りや瓦の崩壊のリスクを高めるため、早めの補修が必要です。
瓦屋根の棟や外壁との取り合い部に漆喰が使われていることがありますが、経年によって劣化し、ひび割れや剥がれが出てきます。
この状態を放置すると雨漏りを引き起こすため、漆喰の定期的なメンテナンスが重要です。
防水紙の使用や漆喰の補修工事を通じて、屋根の耐久性を高めることができます。

「一部だけ補修」で大丈夫?古い漆喰を剥がして直すべき理由と、防水の勘所

新しい漆喰で鬼瓦を塗っていきます
塗ったコーキングの上から新しい漆喰を塗っていきます

屋根漆喰(しっくい)は、屋根の頂点である「大棟」や四隅の「隅棟」、さらには外壁と接する「雨押え」など、雨水の侵入を防ぐ要所に使われています。

ご相談の中で「剥がれた部分だけ直してほしい」というお声をよくいただきますが、一箇所が崩れているということは、他の部分も同じ年数だけ風雨にさらされ、経年劣化が進んでいるサインです。
後々の雨漏りや瓦のズレを確実に防ぐためにも、私たちは屋根全体のメンテナンスを強くおすすめしています。

また、工事の方法にも大きな違いがあります。
古い漆喰を残したまま新しい材料を重ねる「詰め増し」という簡易的な工法もありますが、これはすぐに剥がれてしまい、かえって隙間から雨水を呼び込んでしまうリスクが高いのが現実です。

だからこそ、私たちは手間がかかっても劣化した漆喰を完全に撤去し、防水のためのコーキング処理を施した上で、新しい漆喰を丁寧に塗り込む工法を徹底しています。

室内への雨漏りを誘発させた棟違い部の剥がれた屋根漆喰

経年劣化で屋根漆喰が剥がれています
剥がれたところに棟漆喰を塗ります

瓦屋根の漆喰が剥がれる原因となる棟違い部には、新しい屋根漆喰を塗ってカバーする加工を施した屋根材を取り付けます。
熨斗瓦(のし瓦)の隙間から雨水が侵入して棟内部から雨漏りを防ぐために、熨斗瓦(のし瓦)の隙間を埋めるために屋根漆喰を塗布します。
このような補修工事を行うことで、棟部分の漆喰が剥がれる原因を解消し、屋根全体の耐久性を向上させることが可能です。

漆喰とコーキングの「二重ガード」で雨水をシャットアウト。見えない工程が家の寿命を延ばします

棟尻部に加工した屋根材を取り付けます
取付けた屋根材の周りを漆喰を塗っていきます

屋根工事の仕上げ段階、特に熨斗瓦(のしがわら)の隙間を埋めて蓋をする工程には、私たちが決して譲れないこだわりがあります。
それは、仕上げの屋根漆喰(しっくい)を塗る前に、屋根材と棟、そして瓦が接するわずかな隙間へ、あらかじめコーキングボンドを充填し、徹底的な防水処理を施しておくことです。

ボンドが完全に乾いてから、その上へさらに漆喰を塗り込む。
この手間を惜しまないことで、内側のコーキングと外側の漆喰による強固な「二段階ブロック」が完成し、雨漏りのリスクを極限まで減らすことができます。

これから住宅リフォームや修繕をお考えの皆様には、ぜひ知っていただきたいポイントです。
完成してしまえば見えなくなる部分ですが、こうした隠れた工程の積み重ねこそが、お客様の大切な住まいを長く、確実に守り抜く鍵となります。

もう一か所の雨漏りを誘発した隅棟部

雨漏りしていた隅棟を一度取り壊します

屋根のてっぺんにある瓦が重なっている部分「棟(むね)」からの雨漏りは、原因箇所を正確に見つけるのが難しいことがあります。
そこで、私たちは雨漏りの原因を特定するため、隅棟(すみむね)と呼ばれる屋根の角の部分を一度解体する作業から始めます。
この作業によって、普段見ることのできない瓦の下の状態を確認し、どこから雨水が浸入しているのかをしっかりと突き止めます。

「解体する」と聞くと、不安に思われるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
今回の修理で再利用できる瓦は丁寧に外して保管し、後で再び元の場所に戻します。

「漆喰」と「棟」の再生がカギ。土台から作り直す本気のメンテナンス

最初に取り外した棟瓦で再施工します
熨斗瓦を定めれたとおりに順序良く取り付けます

瓦屋根を長く守り続けるために、私たちが現場で最も神経を使うのが、土台となる屋根漆喰(しっくい)の塗り直し作業です。
まずは古くなってボロボロになった漆喰を完全に取り除き、新しい材料を隙間なく丁寧に塗り込む。
地味な作業に見えますが、この基礎工程こそが屋根の耐久性を大きく左右します。

続いて行うのが、一度取り外した熨斗瓦(のしがわら)の葺き直しです。
元の美しいラインを崩さないよう、経験を積んだ職人が一枚一枚、手作業で積み上げていきます。
特に屋根の頂点である「棟」は、常に風雨の影響を一番強く受ける過酷な場所です。

だからこそ、表面だけの補修ではなく、土台からガッチリと作り直す棟の取り直し工事が、将来的な雨漏りや地震による倒壊を防ぐ鍵となります。
手間を惜しまず、見えない内部から強くする。

【屋根の要】「冠瓦(かんむりがわら)」が家を守る。美観と防水を両立する職人の仕上げ技術

棟の最上段に冠瓦を一列に並べます

屋根の頂上にある「棟(むね)」の修理において、私たちが最後に行う最も重要な仕上げが、冠瓦(かんむりがわら)の取り付けです。
一度取り外した瓦を、崩れないよう慎重に積み上げ、その最上段に蓋をするように冠瓦を設置していきます。

この工程は、単に瓦を元に戻すだけではありません。
屋根全体の美しいラインを整えると同時に、上からの雨水を左右に流し、内部への侵入を完全に防ぐという、防水の要(かなめ)となる作業です。

もし、この積み上げのバランスが少しでも悪いと、強風でズレたり、雨漏りの原因になってしまいます。
だからこそ、現場での経験と指先の感覚が頼りになります。
家の耐久性を左右するこの繊細な作業は、DIYなどで無理をせず、確かな技術を持つ地元の専門業者にお任せください。

これらの作業を行う際には、専門的な知識と技術が必要となります。
そのため、瓦屋根の修理は、信頼できる専門業者に依頼することをお勧めします。

屋根漆喰で止水作業をして作業の完了となります

降り棟と隅棟部の接合部に屋根漆喰を塗ります

入母屋造りの屋根は、その美しい形状が特徴ですが、「降り棟」と「隅棟」の接続部分には、構造上どうしても隙間ができやすくなります。
この隙間は、雨漏りの原因となる可能性があるため、適切な処理が必要です。

そこで、棟工事完了後には、新たに屋根漆喰を塗って防水処理を施します。
漆喰は、瓦の隙間を埋め、雨水の浸入を防ぐ役割を果たします。
最後に、清掃などを行い、作業は完了となります。

工事中はお客様にも作業中の写真を使用してご説明し、屋根漆喰が新しくなったことで、お客様にも大変喜んでいただきました。
屋根のことでお困りの際は、お気軽にご相談ください。


Q1. 屋根漆喰(しっくい)の「重ね塗り」はなぜいけないのですか?
A. 古い漆喰を残したまま重ねると、厚みが出て瓦との間に段差ができ、雨水の逃げ道を塞いでしまいます。
また、新しい漆喰がすぐに剥がれ落ちる原因にもなるため、私たちは古いものを全て撤去する工法を推奨しています。

Q2. 飛び込みの業者に「漆喰が傷んでいる」と言われました。
A. その場で契約せず、まずは注意してください。
屋根に上がれないお客様の不安を煽り、適切な技術を持たずに高額な工事や手抜き作業を行う業者も存在します。
必ず地元の信頼できる専門店に再調査を依頼してください。

Q3. 雨漏り調査ではどんなことをしますか?
A. まずはお客様へのヒアリングを重視し、その後実際に屋根に上がって瓦の割れ、ズレ、漆喰の状態、谷樋などを細かくチェックします。
隅棟や棟違いなど、雨漏りしやすい箇所を重点的に診断します。

Q4. 工事中の様子はわかりますか?
A. はい、もちろんです。
屋根の上はお客様が見えない場所だからこそ、作業前・完了後の写真を必ず撮影し、「完了報告書」として提出しています。
見えない部分の防水処理もしっかり記録に残します。

Q5. 漆喰の寿命はどれくらいですか?
A. 一般的には10年〜15年と言われていますが、環境や酸性雨の影響で早まることもあります。
「黒ずみ」や「ひび割れ」が見えたら劣化のサインですので、早めの点検をおすすめします。


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