【瓦葺き直し】名古屋市南区 築年数が経過した雨漏り修理工事!屋根の沈下を既存の瓦で下地補強して葺き直し工事!

名古屋市南区で屋根の沈下による雨漏りを解消!瓦の葺き直しと下地補強で安心の住まいへ

工事のきっかけ

先日、名古屋市南区にお住まいのお客様より「築年数が経過した自宅の二階から雨漏りがして困っている」と緊急のご相談をいただきました。
お電話口での声は不安に満ちており「どう対処すれば良いか分からないので、プロに見に来てほしい」という切実な思いが伝わってきました。

雨漏りは、見えない柱や梁を腐食させる家の重大なSOSサインなのです。
すぐに現地調査へ伺うと、屋根瓦が古くなり、中央部分が大きく沈下しているのが地上からでも確認できました。

詳しい診断の結果、瓦の下にある野地板や破風板が雨水によって腐食し、屋根の重さを支えきれずに崩れかけている危険な状態であることが判明しました。
その原因は経年劣化と長期間の雨水の侵入です。
しかし、屋根全体を葺き替える必要はなく、傷んでいる30%の部分を集中的に直せば解決できると判断しました。

そこで今回は、既存の瓦を再利用してコストを抑えつつ、腐った下地を徹底的に新しく作り直す「葺き直し工事」をご提案いたしました。
お客様の「どうしたらいいの?」という不安を一日も早く安心に変えるため、近隣への配慮や安全管理も万全に整え、大切なお住まいを守るための修繕工事をスタートさせることとなりました。

建物の状況

築年数 ・・・ 築60年ほど

工事費用・・・ 約80万円ほど

施工期間・・・ 約7日ほど

建物種別・・・ 戸建て(木造)

ビフォーアフター

01.名古屋市南区 屋根部分修復 目視による屋根の雨漏り点検調査。

03.名古屋市南区 屋根修繕 作業完成した建物の全景になります。

名古屋市南区の現場より、屋根の沈下が原因で発生していた雨漏り修繕工事の全容をレポートします。
築年数が経過したお住まいでは、瓦のズレや下地の腐食が複雑に絡み合っていることが多く、今回は「葺き直し」という工法で解決を図りました。
古い瓦を丁寧に再利用しながら、見えない下地を最新の建材でガッチリと補強し、地震や台風に強い屋根へと再生させるプロの技をご紹介します。

狭小地での足場設置や道路占用許可の取得、そして近隣の方々への配慮など、工事の裏側にある大切な準備や安全管理についても詳しく解説します。
雨漏りにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

目次

【名古屋市南区】「どうしたらいい?」築年数が経過したお住まいの2階雨漏り相談

01.名古屋市南区 屋根部分修復 目視による屋根の雨漏り点検調査。
02.名古屋市南区 屋根瓦修繕 棟瓦が取れて冠丸瓦も通りがズレていました。

先日、名古屋市南区にお住まいのお客様より、ご自宅の雨漏りに関する緊急のご相談をいただきました。
「築年数がかなり経過している家なのだが、2階の部屋から雨漏りがして困っている」とのお問い合わせです。

お電話口のお客様は「突然のことで、どう対処したらいいのか分からず不安だ。まずは一度プロに見に来てほしい」と、切実な思いを抱えていらっしゃいました。
雨漏りは、単に水が滴ってくるだけでなく、見えないところで柱や梁を腐食させるなど、お住まいの寿命に関わる重大なサインであることが多いため、早めの対応が何より重要です。

築年数が経った建物の場合、瓦のズレや防水シートの劣化など、経年による様々な要因が複雑に絡み合っているケースが少なくありません。
お客様の「どうしたらいいの?」というご不安を一日も早く解消するため、まずは現在の被害状況と原因を正確に突き止めるべく、現地調査にお伺いすることになりました。
私たちはお客様の声に耳を傾け、大切なお住まいを守るための最適な修繕プランをご提案いたします。
雨漏りの兆候が見られたら、被害が拡大する前にぜひお気軽にご相談ください。

屋根に登らず調査?古い瓦の危険性と雨漏りの原因特定

03.名古屋市南区 屋根修復 瓦と冠瓦が沈下していました。
04.名古屋市南区 屋根修繕 ケラバ袖瓦も沈んで通りずれしていました。

先日ご相談をいただいた名古屋市南区のお客様のご自宅へ、現地調査にお伺いしました。
まずは詳しい状況をお聞きしたところ、かなり以前から、少し強めの雨が降るたびに2階の天井板が濡れてしまうとのことでした。

お住まいの外観を確認すると築年数も相応に経過しており、屋根瓦も全体的に古くなっている状態でした。
実は、このように年数が経った瓦屋根の場合、不用意に上に登っての点検は行いません。
劣化した瓦は人が乗った衝撃で簡単に割れてしまったり、固定が緩んで足元から滑り落ちたりする危険性が非常に高いためです。

そのため、今回は安全と建物の保護を考慮して、敷地外からの目視点検を慎重に行いました。
地上から確認しただけでも、屋根の中央付近で瓦がぐにゃりと沈下しているのが見て取れました。
おそらく長年の雨漏りにより下地が傷み、屋根そのものが変形してしまっている可能性が高い状態です。

このように目視だけでも深刻な原因がある程度特定できましたので、ここから状況に合わせた最適な修繕方法をお客様と一緒に検討してまいります。

瓦の下が腐っている?野地板と破風板の腐食による沈下トラブル

05.名古屋市南区 屋根修繕 沈下の原因が野地板が雨水で腐食していました。
06.名古屋市南区 屋根修繕 ケラバ袖破風板も一緒に腐食していました。

調査を進めた結果、屋根の内部で非常に深刻な劣化が進行していることが判明しました。
今回の沈下の主な原因は、瓦の隙間から侵入した雨水が、屋根を裏側で支えている「野地板(化粧板)」という木の板にまで回り込んでしまったことです。
長期間水分を含んだことで木材が腐食し、強度が低下してしまったところに、上に載っている瓦や屋根土の重量が加わり、支えきれずに崩れ落ちそうになっていたのです。

さらに被害は屋根の面だけにとどまらず、屋根の側面部分である「ケラバ」にも及んでいました。
雨水が回った影響で、軒先を保護する「破風板(はふいた)」の一部までもが腐食してボロボロになっています。

このように下地となる木材自体が傷んでしまっている場合、表面の瓦を直すだけでは解決しません。
建物の寿命を延ばし、安全を確保するためには、腐ってしまった野地板や破風板そのものを新しく作り直す根本的な修復工事が必要となります。

全面工事は不要です!30%の部分補修で直すコストを抑えたご提案

07.名古屋市南区屋根修繕 屋根の半分ほどは特に緊急性は無さそうです。

今回の現地調査で、道路に面した屋根の状態を細かく診断いたしました。
確かに雨漏りや沈下が起きている箇所はありましたが、屋根全体を見てみると、実は残りの約70%の部分に関しては瓦のズレや屋根自体の沈下も見られず、正常な機能を保っていることが分かりました。

屋根のトラブルと聞くと「全体を葺き替えないといけないのでは?」とご不安になられるお客様も多いですが、必ずしも全面的な工事が必要なわけではありません。
使える部分は無理に触る必要はないのです。

そのため今回は、まだ健康な70%の部分はそのまま活かし、被害が出ている約30%の範囲に絞って集中的に工事を行うプランをご提案させていただきました。
具体的には、沈下の原因となっている下地の「野地板」の補強工事を中心に行い、根本的な原因を解決する内容です。

このように範囲を限定することで、無駄な解体費用や材料費を削減し、お客様の金銭的なご負担を最小限に抑えることができます。
私たちはお客様のお住まいの状況を正確に見極め、過剰な工事は勧めず、本当に必要な工事だけを正直にご提案することを大切にしています。

狭小地でも安心!道路占用許可と近隣挨拶で万全の準備を

08.名古屋市南区 屋根修繕 玄関の目の前が道路の状態でした。
09.名古屋市南区 屋根修繕 作業となったらお隣の土地を借りれそうです。

現地調査を経て、いよいよ具体的な工事の準備とご提案の段階に入りました。
今回の現場は、玄関先から前面道路までの距離が非常に短い、いわゆる狭小地での作業となります。

敷地内にギリギリ足場を収めることも物理的には可能に見えましたが、工事中に万が一、部材が道路へはみ出したり、通行の方にご迷惑をおかけしたりするリスクはゼロではありません。
そこで私たちは「安全第一」と「コンプライアンス」を最優先し、念のために役所へ「道路占用許可」の申請を行い、公的に道路を使用する許可を取る手続きを進めておきました。

また、建物の位置関係上、安全な足場を組むためにはどうしてもお隣の敷地の一部をお借りする必要がありました。
こうした近隣との調整はお客様にとって心理的な負担になりがちですが、私たちが近隣ご挨拶の際に直接事情をご説明し、快く敷地使用の許可をいただくことができました。

こうした事前準備を整えた上で、今回は屋根全体の約30%を葺き直しする修繕プランと、道路占用許可の申請手数料などを含めた詳細なお見積書を作成し、お客様へお渡しいたしました。
工事の中身だけでなく、こうした周辺環境への配慮も含めて、安心してお任せいただける体制を整えています。

近隣への配慮も徹底!ガードマン配置で安心の足場設置作業

01.名古屋市南区 屋根修繕 足場設置スペースにブルーシートを敷きます。
02.名古屋市南区 屋根修繕 足場の材料を運搬車より降ろしておきます。

先日ご提案させていただいたお見積りと修繕プランの内容に深くご納得いただき、お客様より正式に工事のご依頼を承りました。
お忙しい中お時間を作っていただき、契約書の締結などの事務手続きも滞りなく完了しましたので、早速資材の手配や職人のスケジュール調整などの段取りを行い、いよいよ現場作業の初日を迎えました。

今回の工事では、お隣様のご厚意で駐車場の一部をお借りして足場を設置するため、まずは地面を傷つけたり汚したりしないよう、作業範囲全体にブルーシートを敷き詰める養生作業からスタートしました。
現場の状況に合わせて最適な保護を行うことが、トラブルを防ぐ第一歩です。

養生が完了した後、資材を積んだトラックをシート横に付け、足場部材の搬入を開始しました。
今回は敷地内での作業が中心となりますが、私たちは安全管理を徹底するためにあえて「道路占用許可」を取得し、現場には交通誘導員(ガードマン)を配置しています。

「敷地内だから大丈夫」と過信せず、万が一にも近隣の方や通行車両にご迷惑をおかけすることがないよう、プロとして万全の体制で作業を進めてまいります。
工事の品質はもちろん、こうした現場の安全性もしっかりと確保して工事を行っていきます。

足場組立はチームプレー!安全と品質を支える職人の連携

03.名古屋市南区 屋根修繕 敷地から屋根上に向けて足場を組んでいきます。
04.名古屋市南区 屋根修繕 材料を手渡しで一つずつ組んでいきます。

資材を載せたトラックから手際よく部材を降ろし、いよいよ足場の組み立て作業がスタートしました。
まずは地面に近い一段目から慎重に組み上げていくのですが、実はこの足場設置、決して一人で行うことはできません。
一般的な戸建て住宅の規模であっても、必ず2人から3人の職人がチームを組んで作業にあたります。

その理由は、足場という構造物が、下から上へと部材を手渡しで連携しながら組み上げていく必要があるからです。
一人が上で固定し、もう一人が絶妙なタイミングで地上から材料を渡すという阿吽の呼吸がなければ、安全かつ水平垂直の取れた足場を作ることは不可能なのです。

解体時も同様に複数人での連携が必須となります。
私たちにとって足場は単なる作業台ではなく、この後の屋根工事の品質と職人の命を守る重要な土台です。
だからこそ、私たちは常に万全の人員体制とチームワークで、確実な設置作業を行っております。

屋根より高く組むのが鉄則!安全と効率を生むプロの視点

05.名古屋市南区 屋根修繕 一段ずつ組んでは上に上がっていきます。
06.名古屋市南区 屋根修繕 屋根上に渡れるぐらいの高さまで組んでいきます。

足場の組み立て作業は、単に高く積み上げれば良いというものではありません。
一段目、二段目、三段目と順を追って組み上げていく際、私たちは常に「足元の揺るぎない固定」を徹底しています。

下の段が完全に強固な状態でなければ、その上に重さを加えることは許されません。
土台が安定して初めて、職人は安心して上の段へと登り、次の工程へと進むことができるのです。

そして、足場設置の最終段階における重要なポイントは、実際の作業を行う屋根の高さよりもさらに上に伸ばして組むことです。
これには大きな理由があります。
屋根よりも高い位置に手すりやネットなどの囲いを作ることで、万が一の転落事故を防ぐだけでなく、資材の受け渡しや移動がスムーズになり、結果として工事全体の品質とスピードが向上するからです。
一見何気ない足場の高さにも、安全と効率を追求するプロの理由が詰まっています。

夜道も安心!赤色灯の設置と許可証掲示で万全の現場づくり

08.名古屋市南区 屋根修繕 前面道路側には落下防止のシートを貼ります。
09.名古屋市南区 屋根修繕 今回の作業の為に道路占有許可を申請済み。

足場の組み立てが無事に完了し、工事を始めるための最終的な安全対策を施しました。
まず、人通りのある前面道路側には飛散防止用の養生シートを隙間なく張り、万が一の落下物から通行人を守る対策を徹底しています。

また、足場の足元には注意喚起のためのカラーコーンを設置し、さらに日が落ちて暗くなってからも歩行者の方が足場に接触して怪我をしないよう、ピカピカと光る「赤色灯」を取り付けました。
これで夜間の視認性も確保され、24時間体制で事故防止に努めます。

そして、ハード面の対策だけでなく、法的な手続きの完了を示すことも重要です。
今回取得した「道路占用許可書」の内容を記した看板と、認可を受けた証である楕円形のステッカーを、どなたからでも見える位置にしっかりと掲示いたしました。
工事の品質はもちろんですが、私たちは現場周辺の安全確保と法令順守を何よりも大切にしています。
「あそこの現場なら安心だね」とご近所の皆様に感じていただけるよう、環境を整えた上でいよいよ着工いたします。

窓ガラスを守る!プロが実践する「養生シート」のひと工夫

01.名古屋市南区 屋根修繕 通りずれした瓦周辺の瓦めくりを行います。
02.名古屋市南区 屋根修繕 一階窓ガラスに合板とブルーシートを貼って養生します。

いよいよ屋根の上での解体作業が始まりますが、その前に決して欠かせない重要な工程があります。
それは、既存の建物を傷つけないための徹底した「養生(ようじょう)」です。
屋根瓦や土を撤去する際、万が一手が滑って破片が落下してしまうと、その真下にある1階の窓ガラスや外壁を直撃してしまう恐れがあります。
そのような事故を未然に防ぐため、作業エリアの直下にあたる窓周辺には、厚手のブルーシートを隙間なく張り巡らせて保護を行います。

ここで単にシートを貼るだけではないのが、私たち専門業者のこだわりです。
シートを貼る際は、ただ窓を覆うのではなく、建物から離れた「足場の鉄骨部材」の方へ向かってピンと引っ張るように固定していきます。
こうすることで、建物側から足場側へ向かってシートに斜めの傾斜が生まれます。

仮に屋根から瓦の破片などが落ちてきても、このシートの斜面がクッションとなって受け止め、建物とは反対側の足場の方へと滑り落ちる仕組みになっているのです。
大切なお客様のお住まいをお預かりする以上、工事とは直接関係のない箇所であっても、傷一つ付けないよう細心の注意と工夫を凝らして作業環境を整えています。

瓦は捨てずに再利用!職人の連携プレーで進める丁寧な撤去作業

03.名古屋市南区 屋根修繕 準備出来しだい瓦を取り剥がしていきます。
04.名古屋市南区 屋根修繕 使用できる瓦は足場の作業床に確保しておきます。

いよいよ本格的な屋根の解体作業が始まりましたが、今回の工事は単なる「解体」とは少し様子が異なります。
なぜなら、取り外した瓦を処分するのではなく、屋根の下地を補強した後に再び元の場所へ戻す「葺き直し(ふきなおし)」という工法を採用しているからです。
そのため、一枚たりとも瓦を無駄にすることはできません。
長年お住まいを守ってきた瓦は、経年により繊細になっていることもあるため、扱いには細心の注意が必要です。

そこで私たちは、瓦を剥がす係、受け取る係、そして足場の作業床に並べる係というように、2人から3人のチーム体制を組み、まるでバケツリレーのように手渡しで慎重に運搬を行いました。
もし手元が狂って落としてしまえば、瓦が割れるだけでなく、下で作業するスタッフや建物に危険が及びます。

足場の最上段に設けた広い作業床は、こうした瓦を一時的に保管するストックヤードとしての役割も果たしています。
一枚一枚を大切な「資産」として扱い、破損させることなく綺麗に確保しました。
こうして整理整頓された瓦は、下地が完成するまでここで大切に出番を待ちます。

瓦の下は土だらけ?カチカチの屋根土を撤去する職人のコツ

05.名古屋市南区 屋根修繕 瓦を取り剥がしたら屋根土も取り剥がします。
06.名古屋市南区 屋根修繕 取り剥がした屋根土を土嚢袋に積み込みます。

瓦を全て取り外し、屋根の骨組みが見え隠れする状態になったところで、次に行うのが「屋根土(葺き土)」の撤去作業です。
昔ながらの工法では、瓦の固定や断熱のために大量の土が使われていますが、今回のリフォームでは屋根の軽量化を図るため、この重い土は再利用せずに全て取り除いて処分します。

長年の環境変化でカチカチに固まってしまった土は、ただ闇雲に崩そうとしても容易ではありません。
しかし、ここでも職人ならではの「コツ」があります。
金づちの尖った部分(ピック)を土の底に巧みに引っ掛け、テコの原理を使って持ち上げると、頑固な土も塊のままポロリと綺麗に剥がすことができるのです。

一般の方にはあまり馴染みのないマニアックな技術かもしれませんが、こうした小さな工夫の積み重ねが作業効率を上げ、工期の短縮につながります。
剥がした土は次々と土嚢袋(どのうぶくろ)に詰め込み、屋根の上を片付けていきます。
この大量の土が無くなるだけでも、建物にかかる負担は数百キロからトン単位で軽減され、地震に強いお住まいへと生まれ変わります。
見えない部分の不要物を徹底的に取り除くことこそが、安心できる屋根作りの第一歩です。

重い土嚢も機械でスムーズに!専用昇降ハシゴを使った搬出作業

07.名古屋市南区 屋根修繕  屋根から降ろすため土嚢袋を固めておきます。

屋根の上で袋詰めを終えた大量の土嚢袋は、足場の上の安全な場所に一度集約させます。
水分を含んでずっしりと重くなった土を、職人が一つひとつ抱えて降りるのは非常に危険であり、効率も良くありません。

そこで登場するのが、私たち屋根専門業者の頼れる相棒である「運搬用昇降ハシゴ(荷揚げ機)」です。
これはハシゴにレールと台車がついたような形状をしており、モーターの力で重い資材や廃材を安全かつ迅速に上げ下ろしできる専用の機械です。

職人が手際よく土嚢袋を機械の台車へと積み込み、操作を行いながら数袋ずつ地上へ送り出します。
下で待機しているスタッフがそれを受け取り、すぐさま運搬用のトラックの荷台へと積み込んでいきます。

あれほど屋根の上にあった大量の土が次々とトラックへ移され、荷台が山盛りになっていく様子を見ると、建物がいかに重い負担に耐えてきたかがよく分かります。
こうして全ての土を降ろし終え、適切にトラックへ積み込むことで、屋根の上は驚くほどスッキリとした状態になりました。
不要な重量物がなくなり、これでようやく次の補修工程へと進む準備が整いました。

腐った野地板を全撤去!新しい木材で軒先を美しく再生

08.名古屋市南区 屋根修繕 腐蝕していた野地板は取り剥がしておきます。
09.名古屋市南区 屋根修繕 腐蝕した野地板を取り剥がし垂木にします。

解体作業が進み、屋根の構造があらわになったところで、雨漏りの被害を直接受けていた「化粧野地板(けしょうのじいた)」の撤去作業を行いました。
調査の段階でも確認していましたが、実際に瓦と土を降ろしてみると、長年の水分を含んだ板は黒く変色し、手で崩れるほど腐食が進んでいました。
この化粧野地板は、屋根の裏側(軒裏)から見上げた時にそのまま見える部材であるため、強度はもちろんのこと、建物の美観にも大きく関わる重要な場所です。

腐ってしまった木材をそのままにして上から蓋をするような工事では、建物の寿命を縮めるだけです。
そのため、今回は痛みが見られる範囲の板をすべて綺麗に取り外しました。
悪い部分を完全に取り除き、骨組みだけの状態にリセットすることで、これから取り付ける新しい木材がその真価を発揮します。
見えない内部の腐食まで徹底的に直すことが、長く安心できる屋根リフォームの基本です。
次はここに新しい化粧野地板を張り、美しく丈夫な軒先へと蘇らせていきます。

予報が晴れでも油断禁物!夜間の雨から家を守る徹底した「雨仕舞い」

10.名古屋市南区 屋根修繕 雨仕舞で空間に合板を貼っていきます。
11.名古屋市南区 屋根修繕 屋根にブルーシートをかけて雨養生をします。

本日の屋根解体作業はここまでとなりますが、屋根の下地が露出した状態でそのまま現場を離れることは絶対にありません。
本格的な補強工事は明日以降となりますが、まずは既存の野地板の上から仮設の合板を張り付けました。

これは、足元を安定させるだけでなく、この上から被せる保護シートがたわんで水が溜まるのを防ぐための重要な下準備です。
その上から、屋根全体を覆うように厚手のブルーシートを隙間なく張り、強風でも飛ばないようしっかりと固定する「雨仕舞い(あまじまい)」を徹底して行いました。

たとえ天気予報が晴れであっても、夜間に急な通り雨が降る可能性はゼロではありません。
工事中にお客様の大切なお住まいを濡らしてしまうことがないよう、私たちは常に「もしも」を想定した万全の対策をしてから現場を後にします。
ここまでしっかりと養生を行っておけば、浸水の心配はほぼ無くなり、お客様にも安心して夜を過ごしていただけます。
明日はいよいよ、この仮設を外して本格的な屋根補強へと進んでまいります。

なぜ釘ではなくビス?仮設材の撤去から見る段取り

01.名古屋市南区 屋根修繕 屋根の雨仕舞でブルーシートを貼ります。

名古屋市南区の現場より、工事2日目の様子をお届けします。
昨日の作業終了時に、突然の雨や夜露から屋根を守るために設置しておいた「雨養生(ブルーシート)」を撤去するところから本日の作業がスタートしました。
シートの下はしっかりと乾燥しており、何の問題もなく次の工程へと進むことができます。

まずは、シートを張るための土台として、また足場の安全確保のために一時的に設置していた「仮設の合板」を取り外していきます。

ここで一つ、私たちの小さなこだわりをご紹介します。
この仮設合板を固定する際、私たちは一般的な釘ではなく、あえて「ビス(ネジ)」を使用しました。
釘で打ち付けてしまうと、抜く際に強い力が必要になり、せっかくの屋根下地に無駄な衝撃を与えて傷めてしまう恐れがあるからです。

ビスであれば、電動工具を使って逆回転させるだけで、下地に負担をかけずスルスルと綺麗に取り外すことができます。
このように、後で取り外すことまで計算して道具を使い分けることが、スムーズで質の高い工事を行うための重要なポイントです。
障害物がなくなり、これでいよいよ本格的な屋根補強工事の準備が整いました。

腐食した野地板を新品に交換!ケラバの細かな調整も徹底解説

03.名古屋市南区 屋根修繕 腐蝕した野地板を取り空間があいています。
04.名古屋市南区 屋根修繕 既存の野地板の高さで調整材を取り付けます。

先日の作業で、雨漏りにより腐食し沈下していた「化粧野地板(けしょうのじいた)」を全て撤去したため、屋根の軒先には一時的に大きな隙間が空いている状態でした。
本日はその場所に、真新しい化粧野地板を一枚ずつ隙間なく丁寧に張り合わせていく復旧作業を行いました。

この化粧野地板は、お住まいを下から見上げた時にそのまま目に入る「軒裏(のきうら)」となる部分ですので、雨漏りを直すという機能面はもちろん、美観を取り戻すという意味でも非常に重要な工程です。
職人が手際よく施工することで、黒ずんで傷んでいた軒先が見違えるように明るく綺麗になりました。

野地板の施工が完了した後は、屋根の側面にあたる「ケラバ(袖部)」の調整に移ります。
ここには、後ほど載せる袖瓦がズレずに一直線に並ぶよう、高さを微調整するための土台(高さ調整材)を新たに取り付けました。

最終的には瓦の下に隠れてしまう部分ですが、こうした細部へのこだわりが屋根全体の寿命と美しさを大きく左右します。
これで下地の準備が整いましたので、次はいよいよ屋根全体の補強へと進んでいきます。

厚さ12mmの合板でガッチリ補強!防水紙と桟木の施工で雨漏り対策も万全に

05.名古屋市南区 屋根修繕 屋根の補強で野地板合板を取り付けて行きます。
08.名古屋市南区 屋根修繕 合板の上から防水紙と瓦桟木を取り付けておきます。

軒先の化粧野地板の修繕が終わった後は、いよいよ屋根全体の強度を底上げする重要な工程「野地板の増し張り」へと進みます。
今回採用した工法は、新しく張り直した軒先部分と、既存の屋根下地の上から、全体を覆うように新しい構造用合板を重ねて張っていく方法です。

使用する合板は厚みが約12mmもある頑丈な建材で、これを隙間なく敷き詰めて釘で固定することで、屋根全体が一体化し、地震や強風にも負けない強固な構造へと生まれ変わります。
単に新しい板を張るだけでなく、建物全体の剛性を高めることがこの作業の最大の目的です。

下地補強が完了したら、次は雨漏りを防ぐための「防水紙(ルーフィング)」の施工に移ります。
どんなに立派な瓦を載せても、この防水紙がしっかりしていないと雨水の浸入は防げません。

隙間なく丁寧に貼り込んだ後、その上から「桟木(さんぎ)」と呼ばれる細長い木材を取り付けていきます。
これは、後ほど屋根瓦を一枚ずつ引っ掛けて釘で固定するためのレールのような役割を果たします。
昔の土で固定する工法とは異なり、この桟木を使った「引掛け工法」を採用することで、屋根の重量を軽くしつつ、瓦のズレや落下を強力に防ぐ準備が整いました。

腐食した破風板も徹底補修!塗装仕上げで美観も再生

06.名古屋市南区 屋根修繕 ケラバ部の高さ調整材を濃淡色で塗装します。
07.名古屋市南区 屋根修繕 腐蝕した破風板に補強材を入れ込みます。

屋根の強度を高める下地工事と並行して、外観の美しさを左右する「破風板(はふいた)」の補修作業も丁寧に行いました。
まず、ケラバと呼ばれる屋根の端部分には、これから載せる瓦のラインを綺麗に揃えるための高さ調整材を設置しました。

しかし、作業を進める中で、長年の雨水の影響により破風板の一部が腐食し、穴や隙間が空いてしまっている箇所が見つかりました。
このような細かい部分も見逃さず、適切なサイズの木材を加工して隙間をパズルのように埋める埋木補修を行いました。

機能的な修繕をしただけでは、新しい木の色が浮いて目立ってしまうため、仕上げに既存の破風板の色味に合わせた塗料を調合し、違和感がないように塗装を施しました。
遠目には補修跡が全く分からないほど自然に馴染んでいます。
雨漏りを直すのはもちろんですが、工事後にお客様がふとお住まいを見上げた時、気持ちよく過ごしていただけるよう、こうした細部の美観にもこだわって施工しています。

古い瓦でも地震に強く!全数釘打ち工法で進める葺き直し作業

03.名古屋市南区 屋根修繕 一列ずつ瓦を移動して屋根に取り付けて行きます。
04.名古屋市南区 屋根修繕 瓦を固定しながら屋根に取り付けます。

下地補強と防水紙の施工が完了し、いよいよ屋根の仕上げとなる瓦の取り付け作業に入りました。
まずは、今回の工事範囲外として手を付けずに残しておいた既存の屋根部分との境界から、高さを合わせるように慎重に施工をスタートします。

一度取り外して大切に保管していた瓦を、パズルのように元の位置へと戻していくのですが、私たちは単に「元に戻す」だけの作業はいたしません。
現代の防災基準に合わせ、より災害に強い屋根にするための重要なひと手間を加えています。

実は、昔ながらの工法で葺かれた瓦には、釘を通すための「穴」が開いていないことが多くあります。
そこで、専用の電動工具を使って瓦一枚一枚に丁寧に穴あけ加工を行い、その穴にステンレス釘を打ち込んで、下の桟木(さんぎ)にガッチリと固定する方法を採用しました。

この「全数釘打ち」を行うことで、見た目は今まで通りの重厚感ある和瓦のまま、中身は台風や地震の揺れでもズレたり落下したりしない、強固な構造へとアップグレードされます。
すべての瓦に穴を開けて固定するのは根気のいる作業ですが、これからの長い安心には代えられない大切な工程ですので、職人が一枚ずつ確実に取り付けていきました。

左右対称の美しさ!既存屋根に合わせたケラバ・冠瓦の施工の工夫

05.名古屋市南区 屋根修繕 ケラバ袖部に専用の瓦を取り付けます。

屋根の平らな部分の施工が順調に進み、いよいよ屋根の端部分にあたる「ケラバ」の仕上げ作業に入りました。
ここでは端専用の「袖瓦(そでがわら)」を取り付けていくのですが、今回はあえて隣り合う平瓦との間に、わずかな隙間を設ける特殊な並べ方をしています。
一見不思議に思われるかもしれませんが、これはこの隙間を覆うように、後から「冠瓦(かんむりがわら)」という半円状の瓦を被せて仕上げるための計算された下準備です。

なぜ今回、このような施工方法を選んだのかというと、工事を行っていない反対側の屋根面が、元々この冠瓦を使った工法で仕上げられていたからです。
屋根は建物のシルエットを決める重要な要素ですので、修理した側だけ納まりが違うと、全体のバランスが崩れてチグハグな印象になってしまいます。

そこで、既存の屋根の仕様を忠実に再現し、左右の統一感を損なわないように配慮しました。
このように、現場ごとの状況や既存部分との調和を第一に考え、最も美しく見える最適な施工方法を選択して作業を進めています。

雨風に強いケラバへ!紐丸冠の取り付けと針金固定の職人技

06.名古屋市南区 屋根修繕 ケラバ袖瓦と平瓦の間に冠棟瓦を取り付けます。
07.名古屋市南区 屋根修繕 冠棟瓦の固定で針金線で緊結します。

ケラバ部分にあえて設けた隙間を覆うため、いよいよ仕上げの部材である「紐丸冠(ひもまるかん)」を取り付ける作業に入りました。
この紐のようなライン装飾が入った半円状の瓦は、屋根の端を引き締めて美しく見せるだけでなく、雨水の浸入を防ぐ蓋のような重要な役割を持っています。

取り付け作業は、水が上から下へと流れる自然の原理に従い、屋根の先端である軒先(下)から頂点である陸棟(上)に向かって、一本ずつ丁寧に重ね合わせながら登るように進めていきます。
こうすることで、瓦の継ぎ目から雨水が逆流して入り込むのを防ぐ「雨仕舞い(あまじまい)」の構造が完成します。

さらに、ここで最も重要になるのが強風対策としての固定作業です。
冠瓦をただ載せるだけでは、台風などの強風で飛ばされてしまう危険性があります。

そのため、あらかじめ屋根の下地から引き出しておいた固定用の針金(銅線やステンレス線)を使用し、一本取り付けるごとに瓦本体とガッチリと縛り上げて固定していきます。
見えない内部からしっかりと結束することで、激しい風雨にも負けない強固な屋根端部が出来上がりました。
見た目の美しさと防災性能を兼ね備えた、安心の仕上がりです。

鬼瓦を据える!地震や強風に負けないプロの固定技術

08.名古屋市南区 屋根修繕 屋根の頂点部分に鬼瓦を設置します。

ケラバ部分の紐丸冠(ひもまるかんむり)がきれいに納まったところで、いよいよ屋根の顔とも言える「鬼瓦(おにがわら)」の設置作業に入ります。

先ほどまで行っていた冠瓦の取り付け作業は、実はこの鬼瓦を正しい位置に美しく座らせるための重要な土台作りでもありました。
鬼瓦は屋根の中でも特に重量があり、先端に位置しているため、万が一にも落下することが許されない部材です。
そのため、ただ単に上に載せるのではなく、見えない部分で徹底した落下防止対策を施すことが不可欠となります。

その固定方法として、私たちは屋根の骨組みとなる「棟芯(むねしん)」からあらかじめ引っ張り出しておいた、複数本をより合わせた強靭な針金(銅線やステンレス線)を使用します。
この太くて強い線を、鬼瓦の背面に設けられた専用の穴に通し、緩みが一切出ないよう強烈な力で縛り上げて完全に固定します。

こうして建物の構造部分と鬼瓦を直接結びつけることで、台風の強風や地震の揺れが来てもビクともしない、強く逞しい屋根が完成します。
装飾としての美しさだけでなく、現代の防災基準もしっかりと満たした確実な施工を行っておりますので、どうぞご安心ください。

白と黒の使い分け!南蛮漆喰で頑丈な土台を作る職人の知恵

09.名古屋市南区 屋根修繕 一段目は屋根漆喰と兼用で白色の南蛮漆喰を塗布。
10.名古屋市南区 屋根修繕 棟瓦で二段目以降を積み上げて行きます。

鬼瓦の設置が完了し、いよいよ屋根の最上部である「棟(むね)」を築き上げていく作業に入ります。
ここでは「熨斗(のし)瓦」という短冊状の瓦を何層にも積み重ねていくのですが、実は私たちは使う「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」の色を適材適所で使い分けています。

まず、全ての荷重がかかる一番下の段には「白い南蛮漆喰」を使用します。
ここは完成後に「三日月」と呼ばれる美しい白いラインとして外から見える部分であり、かつ棟全体を支える基礎となるため、少し硬めに練った漆喰を厚めに盛り付け、どっしりとした揺るがない土台を作ります。

その強固な土台の上に一段目の熨斗瓦を据え付けたら、二段目以降の内側には「黒い南蛮漆喰」へと切り替えて施工を進めます。
瓦の内部に入り込む見えない部分には、接着力と防水性に優れた黒漆喰をたっぷりと充填し、瓦同士を強力に一体化させていきます。

このように、外観の美しさを引き立てる「白」と、内部で強度を保つための「黒」を適切に使い分けることで、雨風に強く、崩れにくい美しい棟が完成します。
見えない内部までこだわり抜いた施工で、お客様の屋根を長く守り続けます。

冠瓦をガッチリ固定!地震や強風に負けない棟の完成

11.名古屋市南区 屋根修繕 棟の最上段に冠棟瓦を一列に並べます。

積み上げられた熨斗(のし)瓦の上に、屋根の最頂部を飾る「冠瓦(かんむりがわら)」を一列に並べ、いよいよ工事もクライマックスを迎えました。
ここで重要になるのが、あらかじめ屋根の内部から引き出しておいた固定用の金属線(針金)です。
この線を使って、新しく積み上げた棟全体を一本の帯のようにガッチリと縛り上げることで、地震や台風の揺れにも動じない強固な屋根が完成しました。

これで既存の瓦を再利用した「葺き直し工事」の全工程が無事に終了です。
最後の固定作業は、職人が全身を使って緩みがないように締め込みを行いました。

完成した真っ直ぐで美しい棟のラインは、お住まいの格式を高めるだけでなく、雨水の浸入を許さない鉄壁の守りとなります。
後は足場の解体と清掃を残すのみとなりました。生まれ変わった屋根で、お客様に安心をお届けできるのが楽しみです。

工事の最後も安全第一で!熟練のチームワークで挑む撤去作業

01.名古屋市南区 屋根修繕 作業で使用した足場を解体します。

二階の屋根リフォーム工事がすべて無事に完了しましたので、工事期間中、職人の安全と作業品質を支えてくれた仮設足場の解体作業に入りました。
設置する時と同じく、解体作業も決して一人で行うことはできません。

今回は3名の熟練スタッフがチームを組み、地上と足場上で声を掛け合いながら慎重に進めていきました。
足場は構造上、上から順に部材を外していくのですが、支えがなくなることで足元のバランスが崩れやすく、一瞬の気の緩みが事故につながる非常に危険な作業でもあります。

だからこそ、私たちは「工事は終わった時こそ気を引き締める」ことを徹底しています。
慣れている作業であっても油断せず、重心の移動や部材の受け渡しを確実に行うことで、リスクを排除しています。

お客様の大切なお住まいを傷つけないよう、そして近隣の方々にご迷惑をおかけしないよう、プロとして迅速かつ安全に撤去を完了させました。
足場が外れ、ようやく美しく生まれ変わったお住まいの全貌がお目見えです。

1階屋根も忘れずに!瓦のズレ修正と漆喰補修で完璧な仕上がりへ

04.名古屋市南区 屋根修繕 一階庇屋根の折り返し棟の芯ずれを起こしています。
05.名古屋市南区 屋根修繕 屋根漆喰などを使用して棟芯を合わせました。

足場の解体作業が無事に完了し、建物全体がすっきりとした姿を現しました。
しかし、私たちの仕事はこれで終わりではありません。

足場があった時には部材が干渉してしまい、どうしても脚立を立てるスペースが確保できず手が届かなかった「1階屋根の折り返し部分」の修繕作業が残っています。
足場がなくなったことで作業環境が整いましたので、改めて点検と修復に取り掛かりました。

詳しく確認すると、瓦の芯(中心)が正規の位置からズレてしまっている状態でした。
まずはこのズレを慎重に元の位置へと戻し、その上から「飾り漆喰(しっくい)」を丁寧に塗り込んで仕上げを行いました。
こうした細かなズレや漆喰の剥がれは、放置すると雨漏りの原因にもなりかねない重要なポイントです。

メインの工事が終わった後でも、足場が外れたからこそ見える細かい部分まで徹底的に見直し、完璧な状態にしてからお客様にお引き渡しすることを心がけています。
小さな修繕もどうぞお任せください。

【工事完了】沈んだ屋根が真っ直ぐに!雨漏りの不安も解消し、お客様に笑顔が戻りました

07.名古屋市南区 屋根修繕 沈下した棟冠瓦と平瓦を修復しました。
08.名古屋市南区 屋根修繕 位置から復旧し直した本体棟。

長い期間にわたり進めてまいりました屋根の葺き直し工事が、ついに完工を迎えました。
最大の懸案事項であった屋根の沈下も、下地の徹底的な補強によって解消され、波打っていた瓦の通りがピシッと一直線に整いました。

遠くから見ても分かるその美しい仕上がりは、雨水をスムーズに流す機能が完全に回復した証でもあります。
これで大雨が降っても水が溜まることなく、お住まいを確実に守り続けてくれるはずです。

工事完了のお引き渡し時には、普段お客様が目にすることのできない屋根上の作業工程や、修理前後の変化を記録した写真を「工事完了報告書」としてまとめ、一冊のファイルにしてお渡ししながら丁寧にご説明させていただきました。

「見えない部分だからこそ、可視化して安心をお届けする」のが私たちのモットーです。
報告書をご覧になったお客様からは、「これで長年悩んでいた雨漏りの心配がなくなり、本当に安心しました」と、満面の笑みで喜びのお言葉をいただきました。
お客様のその笑顔と安堵の表情を見ることが、私たち職人にとって何よりの報酬です。
小さなお悩みでも構いませんので、屋根のことで不安を感じたら、いつでも私たちにご相談ください。


代表 撮影
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