【破損瓦交換】名古屋市南区 築20年が点検のサイン!雨漏り前の和瓦の欠け・ひび割れ、放置は危険!部分交換工事の全貌!

築20年ごとの屋根の健康診断!名古屋の専門家が教える住まいの長寿の秘訣

工事のきっかけ

名古屋市南区にお住まいのお客様は、特に雨漏りがするわけでもなく、日々の暮らしに何の不便もありませんでした。
しかし、心のどこかで「建ててから一度も専門家に見てもらったことがないけれど、屋根の上は一体どうなっているのだろう?」という、漠然とした不安が常にあったと言います。
そんな折、敷地内の別の建物を解体して更地にする機会が訪れました。これまで見えにくかった母屋の屋根が隅々までよく見えるようになり、「今しかない」と感じたそうです。
「もし何か問題があったら修理費用はどれくらいかかるんだろう…」という心配と、「何もなければ、それで安心できる」という期待。
様々な想いが交錯する中、インターネットで「名古屋市 屋根点検 無料」と検索し、数ある業者の中から、施工事例の解説が丁寧で、お客様の声が正直に掲載されている私たちのホームページに辿り着いてくださいました。
「まずは専門家の目で、うちの屋根の健康状態を診断してもらおう」。
その前向きな決断が、将来の大きな安心へと繋がる第一歩となったのです。

建物の状況

築年数 ・・・ 築40年ほど

工事費用・・・ 約15万円ほど

施工期間・・・ 約2日間ほど

建物種別・・・ 戸建て(木造)

ビフォーアフター

03.名古屋市南区 瓦差し替え 取り替える瓦に干渉する周辺の瓦も取ります。

05.名古屋市南区 瓦差し替え 周辺の瓦も針金などで緊結して施工します。

名古屋市でマイホームを構え、日々の暮らしを送る中で、ふとそんな感慨を抱くことはありませんか。
愛着のある我が家も、人間と同じように少しずつ歳を重ねていきます。
特に雨漏りがしているわけでもなく、日々の生活に不便を感じることはない。

しかし、心のどこかで「そういえば、屋根や外壁のこと、建ててから一度もちゃんと見てもらったことがないな」「近年の激しい台風やゲリラ豪雨、本当にうちの屋根は大丈夫だったのだろうか?」といった、漠然とした不安がよぎる瞬間。

多くの方が、一度は経験されているのではないでしょうか。
車の安全性と性能を維持するために定期的な車検が義務付けられているように、皆様の大切な資産であるお住まいにも、その健康状態を維持するための定期的な「健康診断」が不可欠です。

この記事では、節目を迎えられた名古屋市南区のお客様の事例をもとに、雨漏りという手遅れの事態を招く前に実施すべき「予防的な屋根点検」の重要性と、そこで見つかった小さな問題を、費用を抑えながら的確に解決する「和瓦の部分交換工事」の全貌を、どこよりも詳しく、そして丁寧に解説していきます。

雨漏り前の屋根点検が未来の修理費用を抑えるカギ

01.名古屋市南区 屋根点検 解体後に母屋の屋根を点検します。

今回の名古屋市南区での事例のように、室内で雨漏りが起きていなくても、お住まいの築年数を考えると、まさに点検に最適なタイミングというケースは多くあります。
車に車検があるように、お住まいも定期的な健康診断が欠かせません。

私たちは、お住まいを建ててから10~15年ごとの定期的な屋根点検をお勧めしています。
なぜなら、問題が小さいうちに発見できれば、簡単な修理で済む可能性が高いからです。
これがもし、点検をせずに放置してしまい、実際に雨漏りが始まってからでは手遅れになることもあります。

雨漏りは、屋根の表面だけでなく、その下の防水シートや野地板、さらには建物の柱といった構造部分まで腐食させてしまう恐れがあります。
そうなると、修理は大規模なリフォームとなり、費用も高額になってしまいがちです。

「まだ大丈夫」と思っていても、見えない場所で劣化は静かに進行します。
大切な住まいと資産を守るため、そして将来の大きな出費を防ぐためにも、予防的な屋根点検をご検討ください。

解体工事で更地になったら屋根点検のサイン?プロに見てもらう安心感

02.名古屋市南区 瓦点検 瓦屋根全体は綺麗な通りで施工されています。

敷地内の建物を建て替えのため更地になっており、そこから安全に梯子をかけることができたため、絶好の点検機会となりました。
実はこちらのお客様も、ご自宅の屋根の状態を以前から少し心配されていたとのこと。

実際に屋根に上がって調査したところ、築年数を感じさせないほど全体的に綺麗な施工がされており、当時の職人さんの技術力の高さがうかがえました。
もちろん、細かな補修のご提案はさせていただきましたが、まずは屋根の健全な状態を確認できたことで、お客様の長年の心配事が一つ解消されたのではないかと思います。

何か問題を見つけるためだけでなく、「専門家の目で見て大丈夫」と確認することも、点検の非常に大切な役割です。

和瓦の表面が剥がれる意外な原因とは?

03.名古屋市南区 瓦点検 瓦同士が力が掛かりすぎて欠損していました。

屋根点検の際、屋根全体を丁寧に目視調査する中で気になる点を発見しました。
それは、和瓦の表面の一部が薄く剥がれてしまっていることでした。

この屋根で使われているのは「釉薬陶器瓦(ゆうやくとうきがわら)」という種類の和瓦です。
お茶碗などの陶器と同じように、瓦の素地の上に釉薬と呼ばれるガラス質の薬品を塗り、高温で焼き上げることで、表面に美しい色と艶を生み出しています。

では、なぜその表面が剥がれてしまったのでしょうか。
原因として考えられるのは、新築時の施工にありました。

瓦を葺く際に、上下の瓦同士が強く接触しすぎる状態で設置されたため、長年にわたって圧力がかかり続け、表面の釉薬層が剥離してしまったと推測されます。
内部の素地が見えてしまっている状態は、美観を損なうだけでなく、瓦本来の耐久性を低下させるサインでもあります。

このように、一見問題なさそうな屋根にも、専門家の視点で見ると将来のリスクが隠れていることがあります。

和瓦の欠け放置は危険!プロが解説する屋根のSOS

04.名古屋市南区 瓦点検 ケラバ袖瓦の表面が破損していました。

屋根の最も外側に使われている和瓦にも、表面が一部欠けている箇所を発見しました。
このような瓦の欠けには、様々な原因が考えられます。

例えば、近隣で行われた解体工事の際に、何か硬いものが飛んできて当たってしまった、あるいは工事の振動が影響したという可能性。
もう一つは、家を建てた新築の段階で、運搬中などに少し欠けてしまった瓦が、気づかれずにそのまま使われてしまったというケースです。

正直なところ、後からその原因を一つに特定することは、私たちプロの目でも非常に難しい場合があります。
しかし、お客様にとって最も大切なことは、原因が何であれ「瓦の欠けを放置しない」ということです。

小さな欠けやひび割れは、雨水の浸入口となり、時間をかけて屋根の下地や建物の構造を傷めてしまう危険なサインです。

その和瓦のコーキング、雨漏りの原因かも?良かれと思った補修の落とし穴

05.名古屋市南区 瓦点検 破損した瓦にコーキング塗布してました。
06.名古屋市南区 瓦点検 瓦表面の欠けとコーキング塗布が禁止された場所。

以前の業者様による補修の跡が見られることがあります。
今回、名古屋市で拝見したお宅でも、ひび割れた和瓦がコーキングで接着されている箇所がありました。

さらに詳しく見ていくと、別の場所では良かれと思った台風対策でしょうか、和瓦の谷部分にまでコーキングが打たれていました。
しかし、この補修はかえって雨漏りを引き起こす大変危険な処置なのです。

和瓦の表面にある谷や隙間は、雨水をスムーズに下へ流すための大切な「通り道」です。
この通り道をコーキングで塞いでしまうと、行き場を失った雨水がダムのようにせき止められ、瓦の下や内側に浸入してしまいます。

これが、雨漏りの直接的な原因となってしまうのです。
ひび割れの補修も同様で、一時的な処置にしかならず、根本的な解決にはなりません。
間違った知識での補修は、屋根を守るどころか、お住まいの寿命を縮めることにも繋がりかねません。

小さな亀裂も見逃さない。お客様の納得から始まる和瓦交換工事

02.名古屋市南区 瓦差し替え ケラバ袖部の専用瓦を新しい瓦に取り替えます。

先日、屋根点検に伺った名古屋市のお客様へ、撮影した写真をご確認いただきながら調査結果をご報告いたしました。
幸いにも、雨漏りに直結するような大きな劣化や破損はありませんでしたが、所々に和瓦の小さな欠けや亀裂が見られることをお伝えしました。

私たちの報告をお聞きになり、お客様から「将来のことを考えて、気になる部分は今のうちに綺麗にしておきたい」と、新しい和瓦への交換をご希望いただきました。
私たちは、お客様のご意向を第一に考え、後日、具体的な工事のご提案を盛り込んだお見積書を作成し、お渡しいたしました。

そしてこの度、お見積もりの内容にご納得いただき、正式に工事のご依頼をいただきましたので、お客様と日程を調整のうえ、屋根リフォーム工事を開始いたしました。
まずは、屋根の一番外側にあたる「ケラバ袖瓦」の欠けている部分から、交換作業を進めてまいります。

プロの技が光る「ケラバ袖瓦」の交換手順

03.名古屋市南区 瓦差し替え 取り替える瓦に干渉する周辺の瓦も取ります。
04.名古屋市南区 瓦差し替え 新しいケラバ袖瓦を差し込むように取り付けます。

まず、破損している古いケラバ袖瓦を取り外します。
この時、無理に一枚だけを引き抜こうとすると、周囲の健全な瓦を傷つけてしまう恐れがあるため、作業に必要な範囲の和瓦も一時的に丁寧に取り外します。
これが、安全で確実な作業を行うための重要な下準備となります。

次に、空いたスペースに新しいケラバ袖瓦を慎重に差し込み、正しい位置に設置します。
そして、ただ置くだけでなく、ここからが重要な工程です。

新しい瓦が台風の強風や地震の揺れで動いたり落下したりしないよう、針金を使って下地にしっかりと固定します。
この見えない一手間が、屋根の耐久性と安全性を大きく左右するのです。

05.名古屋市南区 瓦差し替え 周辺の瓦も針金などで緊結して施工します。

次に、作業のために一時的に取り外しておいた周辺の和瓦を、元の位置へ丁寧に取り付け直していきます。
ここで重要なのは、ただ瓦を元に戻すのではなく、その一枚一枚を針金で下地に改めて「緊結(きんけつ)」し、再固定していくことです。

一度取り外した瓦は、ただ置いただけでは風や振動でズレやすくなる可能性があります。
そのため、改めてしっかりと固定し直すことで、屋根全体の強度と耐風性を回復させ、修理前と変わらない、あるいはそれ以上の安全性を確保するのです。
破損箇所を直すのはもちろん、その周辺部分も確実に元の状態へと復元すること。

一枚の交換にもプロの技術。「平瓦」の正しい差し替え手順

06.名古屋市南区 瓦差し替え 欠損した瓦を新しい瓦に交換します。
08.名古屋市南区 瓦差し替え 取りはずしたところに新しい瓦を差し込みます。

続いては屋根の広い面を構成する「平瓦(ひらわら)」の交換作業です。
ケラバなどの特殊な瓦だけでなく、こうした基本的な和瓦の交換にも、屋根を長持ちさせるための重要なポイントがあります。

まず、欠けやひび割れがある古い平瓦を、周囲の瓦を傷つけないよう慎重に取り外します。
そして、新しい瓦を入れる前に、その下に溜まった土埃などを簡単に清掃し、雨水の通り道を確保します。
この見えない一手間が、将来の雨漏りリスクを減らすことに繋がります。

次に、新しい平瓦を設置します。
これは、ただ隙間に差し込むわけではありません。
上下左右の瓦とのかみ合わせを正確に確認しながら、雨水が浸入する隙間ができないよう、適切な位置に滑り込ませるようにして収めます。
たった一枚の平瓦の交換ですが、この一連の作業には、屋根全体の防水機能を維持するための専門的な知識と技術が詰まっています。

【名古屋市 屋根修理完了】後片付けまでが私達の仕事です。最後まで丁寧に

09.名古屋市南区 瓦差し替え 修理するべき場所がすべて完了しました。
13.名古屋市南区 瓦差し替え交換 ブロアー

名古屋市南区で行ってまいりました屋根リフォーム工事が、全ての工程を終え、無事に完了いたしました。
私たちはお客様に心からご満足いただくため、修理技術はもちろんのこと、工事完了後の後片付けまでを大切な仕事の一部と考えております。

作業で発生した廃材の処理や道具の片付けは当然のこと、屋根の上に残った細かな塵や埃もブロワーなどを使ってきれいに清掃します。
お客様の大切なお住まいをお借りして作業させていただいた感謝を込めて、工事前よりも美しい状態でお引き渡しすることを常に心がけております。

以上をもちまして、お客様が抱えていらっしゃった屋根への不安を解消するための点検から始まった、破損和瓦の取り替え交換工事の全工程が完了となります。
技術力だけでなく、お客様に寄り添う誠実な姿勢と、最後まで責任を持つ丁寧な仕事で、皆様の大切な住まいをお守りします。
屋根のことでお困りの際は、安心して私たちにご相談ください。

代表 撮影
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