【屋根谷鈑金修復】名古屋市昭和区 コーキングだけの応急処置は危険!谷樋交換と防水工事の重要性!後悔しない業者選び
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
その雨漏り修理本当に大丈夫?名古屋市の専門家が教える後悔しない業者選び
工事のきっかけ
今回の工事のきっかけは、名古屋市昭和区にお住まいのお客様からいただいた、「雨漏りしているので、一度しっかり見てほしい」という一本のお電話でした。
お話を伺うと、数年前から天井の隅に小さなシミが現れ始め、最初はあまり気に留めていなかったものの、時間の経過と共にじわじわと広がり、壁紙も少し浮いてきたことで、日に日に不安が大きくなっていったとのことでした。
実は以前、別の業者に相談したことがあり、その際は「谷樋の穴をコーキングで埋めれば大丈夫」と言われ、簡単な補修で済ませたそうです。
しかし、一年も経たないうちに同じ場所から再び雨漏りが始まり、業者に連絡しても「保証対象外だ」と言われ、誠実な対応をしてもらえなかったという辛いご経験をお持ちでした。
そんな不信感から、今度はその場しのぎではなく、根本から問題を解決してくれる信頼できる業者を探そうと決意。
インターネットで熱心に情報収集をされる中で、弊社のホームページに掲載している詳細な施工事例や、お客様からの感謝の声をご覧になり、「ここなら、家のことを真剣に考えてくれるかもしれない」と感じて、勇気を出してご連絡くださったのでした。
建物の状況
築年数 ・・・ 築30年ほど
工事費用・・・ 約18万円ほど
施工期間・・・ 約2日間ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

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天井の隅にできた小さなシミ。「これくらいなら大丈夫だろう」と見過ごしていませんか?実はそのサイン、お住まいが発する危険信号かもしれません。
先日、名古屋市昭和区のお客様からも「何度修理しても雨漏りが直らないんです」と、本当に切実なご相談をいただきました。
詳しく調査すると、原因はその場しのぎのコーキング補修と、その下に隠されていた「あってはならない施工不良」でした。
この記事では、名古屋市での実際の修理事例をもとに、なぜあなたの家の雨漏りが再発を繰り返すのか、そして二度と悩まされないためにはどのような修理が必要なのかを、豊富な写真と共に専門家が徹底的に解説します。
将来の大きな出費を防ぐための、後悔しない業者選びの重要なポイントもお伝えしますので、大切なご自宅を守るため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
天井のシミ、見逃さないで!名古屋市の雨漏り修理は早期発見が鍵

先日、名古屋市昭和区にお住まいのお客様から「雨漏りしているので、一度しっかり見てほしい」と切実なご相談をいただき、調査にお伺いしました。
お部屋を拝見すると、天井の隅に雨染みができていました。
「天井や壁にシミが広がる」「壁紙が浮いたり剥がれたりする」といった症状は、雨漏りが発生している非常に分かりやすいサインです。
多くの方が、こうした目に見える変化で初めて雨漏りの事実に気づかれます。
しかし、注意しなければならないのは、室内に症状が現れた時点で、見えない屋根裏ではすでに雨水が広範囲にわたり、柱や下地材を濡らして傷ませている可能性が高いということです。
室内のシミは、いわば氷山の一角に過ぎません。
建物の深刻なダメージを防ぎ、結果的に修理費用を抑えるためにも、雨漏りはとにかく早期発見と迅速な対応が何よりも大切です。
今回ご相談いただいたお客様のように、少しでも「おかしいな」と感じた段階で、お早めに私たち専門家へご連絡ください。
その雨漏り修理、コーキングだけで大丈夫?業者選びで後悔しないためのポイント

お客様のお宅で屋根調査を進めると、雨漏りの原因がすぐに判明しました。
雨水を集める金属製の「谷樋(たにどい)」が経年劣化で腐食していましたが、その穴を埋めるようにコーキング剤で補修された跡がありました。
しかし、そのコーキング剤自体も劣化してひび割れ、全く防水の役目を果たしていない状態でした。
コーキングによる補修は、あくまで2、3年持てば良いという程度の応急処置です。
紫外線や風雨に晒されればいずれ劣化するため、雨漏りは確実に再発してしまいます。
ここで、皆様に知っていただきたい業者選びの重要なポイントがあります。
もし打ち合わせ中の業者が、劣化した谷樋の交換を提案せず、「コーキングで安く直せますよ」という話ばかりを進めてくる場合は、一度立ち止まって考えてみてください。
お客様の家の将来を真剣に考える優良な業者であれば、なぜ根本的な交換修理が必要なのか、その理由をきちんと説明してくれるはずです。
その場しのぎの修理は、結局は将来のより大きな出費につながります。
修理方法にご不安があれば、ぜひ私たちにご相談ください。
屋根修理の品質は「準備」で決まる!瓦一枚へのこだわりと丁寧な下準備

調査報告と、その場しのぎではない根本的な修理のご提案にご納得いただき、名古屋市昭和区のお客様より正式に谷樋交換工事のご依頼をいただきました。
お客様の安心のため、早速、丁寧な作業を開始いたします。
谷樋を交換するには、まず周辺の屋根瓦を一時的に取り外す必要があります。
その際、私たちは「石筆(せきひつ)」という専用の道具を使い、一枚一枚の瓦に番号を振っていきます。
これは、工事完了後にすべての瓦を寸分の狂いなく元の位置に戻し、美しい屋根の景観を完全に復元するための、非常に重要な下準備です。
番号を付けた瓦は、お客様の大切な財産です。
落下させて割ってしまうことのないよう、一枚ずつ慎重に取り外し、屋根の上の安全な場所に丁寧に並べていきます。
こうした細やかな配慮の積み重ねが、最終的な仕上がりの品質に繋がると私たちは信じています。
このように万全の準備を整え、いよいよ劣化した谷樋本体の撤去作業へと進んでいきます。
屋根修理で発見!30年前に流行した発泡スチロール下地に潜む危険性とは


谷樋交換のために屋根瓦を丁寧に取り外していくと、その下から現在ではほとんど見かけない屋根下地材が現れました。
それは「ユカルーフ」という、約30年前に一部で使われた発泡スチロール製の建材です。
当時、施工がしやすいという利点がありましたが、私たちも一度だけ試用して以降、経年劣化時のデメリットが大きいと判断し、採用を見送ってきました。
例えば、過去に弊社が手掛けた工場では、室内の熱でこのユカルーフが溶け出し、屋根瓦がズレたり落下したりする危険な状態に陥っていました。
結果として、屋根全体を葺き替える大規模なリフォームが必要となってしまったのです。
このように、材質が発泡スチロールであるため、熱に非常に弱いという大きな弱点があります。
目先の施工しやすさの裏に、長期的なリスクが隠れている建材も少なくありません。
その場しのぎの修理は危険!古い銅板谷樋に潜む雨漏りの罠

雨漏りの原因となっていた谷樋を詳しく調査したところ、その材質と状態に、再発を繰り返す根本的な問題が隠されていることがわかりました。
こちらのお住まいで使われていたのは、築年数が経過した住宅で時折見られる、厚みの薄い銅板製の谷樋でした。
銅板自体は優れた建材ですが、薄いものは長年の酸性雨などの影響で腐食が進むと、金属が痩せてしまい、非常に穴が開きやすいという弱点があります。
さらに問題を深刻にしていたのが、その穴の上から塗られていたコーキング剤による補修です。
そもそも薄く脆くなった金属の上に部分的な補修を施しても、谷樋全体の耐久性が回復するわけではありません。
また、温度変化による金属の伸縮にコーキング剤が追従できず、すぐに隙間が生じてしまい、そこから再び雨水が侵入するという悪循環に陥っていたのです。
雨漏りを根本から断ち切るには、こうしたその場しのぎの修理ではなく、原因となっている谷樋そのものを、現在主流の耐久性の高い素材へ交換することが最も確実な方法です。
水の通り道を追え!軒先に隠されていた雨漏りの本当の原因


劣化した谷樋を取り外した私たちは、その下に広がる光景に改めて驚かされました。
本来そこにあるべき防水紙がなく、屋根の下地である野地板が完全に剥き出しの状態だったのです。
当時の特殊な下地材「ユカルーフ」の仕様だったのか、それとも明らかな施工不良だったのか、今となっては断定はできません。
しかし、理由がどうであれ、雨水の侵入を防ぐ二次防水が存在しないこの状態では、谷樋に穴が開けば雨漏りするのは時間の問題でした。
調査の結果、雨漏りに至る詳細な水の通り道が判明しました。
まず谷樋の腐食した穴から侵入した雨水が、防水層のない野地板の上を伝い、屋根の先端である「軒先」部分に集まります。
そして、その軒先のわずかな隙間から屋根裏へと浸入し、室内のシミを引き起こしていたのです。
このように、雨漏りは原因と水の通り道を正確に突き止めることが最も重要です。
原因が特定できたことで、ようやく二度と雨漏りを繰り返さないための、適切な修理工事を行うことができます。
雨漏り修理の心臓部!二度と再発させないための徹底した防水工事


雨漏りの根本原因が判明し、ここからはいよいよ修理作業の核心へと入ります。
二度と同じ問題が起きないよう、本来あるべき正しい姿に屋根を再生させていきます。
まず、以前の工事で施工されておらず、剥き出しになっていた野地板の上に、新しい防水紙(ルーフィング)を隙間なく丁寧に貼り付けていきます。
この防水紙は、万が一、谷樋や屋根材の内側に雨水が侵入したとしても、建物内部への浸水を防ぐための「最後の砦」となる非常に重要な部分です。
この工程を確実に行うことで、雨漏りを根本からシャットアウトします。
頑丈な防水層を再構築した上で、いよいよ新しい谷樋を設置します。
今回は、現在主流となっているサビに強く耐久性の高いガルバリウム鋼板製の谷樋を取り付けました。
屋根に降った雨水を確実に集め、スムーズに排水するための要となる部材です。
見えない部分だからこそ、基本に忠実に、一切の妥協なく施工する。
ゲリラ豪雨にも備える!プロが実践する「もう一手間」の屋根修理


新しい谷樋を設置し、雨漏りを防ぐための頑丈な土台が完成しました。
しかし、私たちの仕事はここで終わりません。
将来起こりうるリスクに備え、お客様に長く安心していただくための、もう一手間を加えます。
近年、名古屋市でも局地的な大雨、いわゆるゲリラ豪雨が増えています。
そこで、想定を超える雨量で谷樋から水が溢れ出す「オーバーフロー」を防ぐため、谷樋の両端に「水密材」という専用の部材を取り付けます。
この小さな備えが、万が一の際に雨水の浸入を防ぎ、お住まいを守る重要な役割を果たします。
未来への備えが完了したら、いよいよ仕上げの屋根瓦の復旧作業です。
工事の初めに一枚ずつ丁寧に取り外し、番号を振っておいた瓦を、元の位置に正確に葺き直していきます。
パズルを組むように、瓦のズレやガタつきがないかを確認しながら、美しく機能的な屋根の姿へと戻していきます。
ただ雨漏りを直すだけでなく、以前よりも災害に強い屋根にグレードアップさせること。
それが私たちの考える屋根リフォームです。
工事完了後のお客様の笑顔が証!写真で伝える「安心」の屋根リフォーム


一枚一枚、元の位置に丁寧に戻した屋根瓦が美しく並び、名古屋市昭和区で進めてきた谷樋交換リフォーム工事が、ついに完成の時を迎えました。
これで長年の雨漏りの悩みから解放され、安心して暮らせる屋根が蘇りました。
私たちの仕事は、屋根を直して終わりではありません。
工事完了後、お客様に作業中の写真をお見せしながらご報告の時間を設けています。
普段は見えない屋根の上で「どのような問題があり」「どのような工程で修理したのか」を丁寧にご説明します。
全ての情報をオープンにすること(見える化)が、お客様に心からご納得いただく上で最も重要だと考えているからです。
「こんなに綺麗になるんですね。写真を見ながら説明してくれたので、工事の様子がよく分かって本当に安心しました。」お客様からいただいた喜びの言葉と安堵の表情が、私たちの何よりの誇りであり、原動力です。
雨漏りの不安を、確かな安心へ。名古屋市やその近郊で屋根に関するお悩みがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市昭和区【屋根谷鈑金修復】天井のシミ放置は絶対に危険!谷鈑金の劣化と防水処理の欠落が原因の雨漏り!』
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