名古屋市瑞穂区にてアスベスト含有のカラーベスト屋根!カバー工法で棟板金を取ってルーフィングを貼ります!

アスベスト問題とコストを考慮し既存屋根の上から金属屋根材を重ねる方法を選択

板金屋根を使ってカバー工法

築20年以上経過した屋根のメンテナンス、どうすればいいかお悩みではありませんか?
この記事では、名古屋市瑞穂区で行われたカラーベスト屋根のカバー工法の事例をご紹介します。
アスベスト問題や費用面での不安も解消し、安心・安全に屋根をリフレッシュする方法を解説します。

劣化したカラーベストの屋根材の現状

表面に苔が入っている屋根材

名古屋市瑞穂区にて、築年数と共に劣化が進んだカラーベスト屋根の改修工事を行いました。
今回は、既存の屋根材を撤去せずに、その上から金属製の屋根材を重ねるカバー工法を採用しました。

築20年を超えたカラーベスト屋根は、表面の塗膜が剥がれ、苔が生えている状態でした。
2004年以前に製造されたカラーベストには、微量ながらアスベストが含まれている可能性があり、解体・撤去には特別な処理と高額な費用がかかります。
そのため、カバー工法は経済的かつ安全な屋根改修の選択肢となります。

初めに棟板金の取り外し
隅棟部の板金を取り外します

既存のカラーベスト屋根の上に、新しく金属屋根を重ねるカバー工法を実施するにあたり、まずは既存の棟板金を全て撤去する作業から開始しました。
新しい屋根材が既存の棟板金と干渉してしまうためです。

隅棟部分の棟板金を丁寧に取り外し、棟の土台が露出した状態にしていきます。
棟の土台とは、棟板金の高さを調整し、釘を打ち込んで固定するための部材です。
カバー工法には、棟板金を取り外さずに施工できる場合もありますが、今回は使用する屋根材の関係で、全ての棟板金と土台の撤去が必要となりました。

大棟部の板金も取り外します

次に、屋根の頂点部分である大棟の棟板金を取り外していきます。
棟板金の下には、棟の土台となる木材が取り付けられています。
この土台材には、主に二つの重要な役割があります。
一つは、棟板金の高さを均一に調整することです。
これにより、屋根全体の美観を保ち、雨水の侵入を防ぎます。

もう一つは、棟板金をしっかりと固定するための釘を打ち付ける土台となることです。
強風などで棟板金が飛ばされないよう、確実な固定が求められます。
これらの土台材も、新しい屋根材の設置に干渉するため、全て撤去していきます。

隅棟部の土台材を取り剥がします
大棟部の土台材を取ります

大棟と隅棟、それぞれの棟についている土台材を全て取り外しました。
屋根のリフォームで行うカバー工法ですが、既存の棟板金や土台材を必ずしも取り外す必要があるわけではありません。
カバー工法で用いる屋根材によっては、既存の棟板金の上から施工できるものもあります。
しかし、今回は使用する屋根材が既存の棟板金に干渉してしまうため、全ての棟板金と土台材を撤去する必要がありました。

このように、カバー工法といっても、使用する屋根材や既存の屋根の状態によって、施工方法は異なります。

屋根全体に防水紙を貼っていきます

棟の板金材などを全て取り外した後に、いよいよ防水紙(ルーフィング)の施工に取り掛かります。
経年劣化が進んだカラーベストの上から、この防水紙を屋根全体に丁寧に貼り付けていきます。

防水紙は、万が一、新しい屋根材から雨水が浸入した場合でも、建物内部への浸水を防ぐ重要な役割を果たします。
特に、今回の様に既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるカバー工法では、防水処理が非常に重要となります。
長年の風雨に晒されたカラーベストは、どうしても劣化が進み、防水性が低下しているためです。

防水紙を隙間なく、かつ適切に重ね合わせて施工することで、屋根全体の防水性を高めます。
これにより、雨漏りの心配を大きく軽減し、建物を長持ちさせることができます。

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