豊明市にて経年劣化したトタン屋根を取り剥がして屋根補強で野地板合板を取り付けました!

二階屋根部分の経年劣化したトタン屋根を剥がしていきます

二階家根に設置したトタン屋根を取り剥がします

トタン屋根の心木に当たる劣化した垂木を取り除きます

心木の垂木が劣化しています

二階建ての屋根に取り付けられていた古い瓦棒式のトタン屋根を取り外す作業を行います。
まずは、均等に配置された垂木(芯木)から順に取り外していきます。
垂木とは芯木のことであり、上から被せられている部分をカッパと呼びます。
どぶ板を取り外しながら、トタン屋根を構成する垂木を順番に取り外していきます。

垂木が腐り始めていることが確認されています。
垂木が腐食する原因は、どぶ板を取り付ける際に釘を打ち込むことにより雨水が侵入することが挙げられます。
また、化学反応による電蝕という現象も垂木の腐食原因となることがあります。
最近の施工方法では、芯木である垂木を使用せず施工する方法もあるため、現在ではその工法を選択することが望ましいとされています。

屋根内部に施工された防水紙も劣化

防水紙が劣化して穴があいていました
ボロボロな状態の防水紙

トタン屋根を全て取り外した状態で、防水紙が劣化していました。
穴がたくさん開いていてかなりボロボロですね。
この状態だと、雨水がどこからか侵入して野地板合板まで染み込んでしまう可能性があります。
壁際やケラバ側の重要な部分にも、防水紙に穴が開いていました。
基本的に、防水紙も劣化していたので、穴が開いてくる時期だったのかもしれませんね。

屋根全体を掃除してから野地板合板を取り付ける
野地板合板の材質は針葉樹合板です

屋根の内部の構造について知りたい方に向けて、劣化した防水紙を掃除した後に野地板合板を取り付ける方法についてご紹介します。
野地板合板は信用状の合板で、サイズは約1800ミリ×約900ミリです。
厚さは基本的に12ミリですが、11ミリから15ミリの厚みでも問題ありません。

ただし、業者によっては9ミリや5ミリの薄い厚みのものを使用する場合があるため、お見積り時に確認することが必要です。
野地板合板の取り付けは一枚ずつ丁寧に行い、慎重に作業を進めてください。

固定釘を打ち付ける為に目印で墨を打って行きます

野地板合板に、目印となる墨を打ってから、その隅線に沿って専用の工具と釘を使用して固定釘を打ち込んでいきます。
専用の釘を使うことで、しっかりと固定することができます。
釘を打ち込む際は、丁寧に作業を行いましょう。
野地板合板の固定は、屋根の強度を保つために重要な作業です。
作業を行う際は、安全に気を付けて作業を進めてください。

野地板合板に重ねるように防水紙を貼っていきます

新しい防水紙を貼っていきます

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