豊明市にて経年劣化したトタン屋根を取り剥がして屋根補強で野地板合板を取り付けました!
二階屋根部分の経年劣化したトタン屋根を剥がしていきます

豊明市のお客様からのご連絡により、雨の日に部屋内が湿気臭くなる問題を抱えていることがわかりました。
古い建物であるため、屋根の状態を確認してほしいというご要望をいただきました。
初動点検調査を行い、その結果を元にお見積り書を作成し、お客様にご提出しました。
お見積り書を検討いただいた結果、工事のご依頼をいただきました。
お客様と契約書を交わした後、工事に必要な材料の手配などの段取りを行い、準備が整い次第、お客様のお宅に訪問しました。
今回の現場では、二階建ての建物にある経年劣化したトタン屋根を取り外し、新たに野地板合板を取り付けて屋根を補強していく作業を行いました。
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『豊明市にて総二階の建物で屋根部分のトタン屋根から雨漏りが発生!経年劣化した屋根材を目視で点検調査!』
トタン屋根の心木に当たる劣化した垂木を取り除きます

二階建ての屋根に取り付けられていた古い瓦棒式のトタン屋根を取り外す作業を行います。
まずは、均等に配置された垂木(芯木)から順に取り外していきます。
垂木とは芯木のことであり、上から被せられている部分をカッパと呼びます。
どぶ板を取り外しながら、トタン屋根を構成する垂木を順番に取り外していきます。
垂木が腐り始めていることが確認されています。
垂木が腐食する原因は、どぶ板を取り付ける際に釘を打ち込むことにより雨水が侵入することが挙げられます。
また、化学反応による電蝕という現象も垂木の腐食原因となることがあります。
最近の施工方法では、芯木である垂木を使用せず施工する方法もあるため、現在ではその工法を選択することが望ましいとされています。
屋根内部に施工された防水紙も劣化


トタン屋根を全て取り外した状態で、防水紙が劣化していました。
穴がたくさん開いていてかなりボロボロですね。
この状態だと、雨水がどこからか侵入して野地板合板まで染み込んでしまう可能性があります。
壁際やケラバ側の重要な部分にも、防水紙に穴が開いていました。
基本的に、防水紙も劣化していたので、穴が開いてくる時期だったのかもしれませんね。


屋根の内部の構造について知りたい方に向けて、劣化した防水紙を掃除した後に野地板合板を取り付ける方法についてご紹介します。
野地板合板は信用状の合板で、サイズは約1800ミリ×約900ミリです。
厚さは基本的に12ミリですが、11ミリから15ミリの厚みでも問題ありません。
ただし、業者によっては9ミリや5ミリの薄い厚みのものを使用する場合があるため、お見積り時に確認することが必要です。
野地板合板の取り付けは一枚ずつ丁寧に行い、慎重に作業を進めてください。

野地板合板に、目印となる墨を打ってから、その隅線に沿って専用の工具と釘を使用して固定釘を打ち込んでいきます。
専用の釘を使うことで、しっかりと固定することができます。
釘を打ち込む際は、丁寧に作業を行いましょう。
野地板合板の固定は、屋根の強度を保つために重要な作業です。
作業を行う際は、安全に気を付けて作業を進めてください。
野地板合板に重ねるように防水紙を貼っていきます

屋根の防水機能を確保するために、二階屋根全体に新しい防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
この際、建築工具のホッチキスであるタッカーを使用して、順序よく固定していきます。
そして、その上にはカラーベストである屋根建材を取り付けていきます。
詳細な作業手順や注意点については、別の機会に改めてご紹介いたします。
次回の現場ブログはこちらから↓↓↓
『豊明市にてお隣との境界が狭い一階庇屋根に施工されたトタン屋根材!めくって新たに屋根を作り補強します!』
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初回点検の無料診断と有料診断の違いの説明↓↓↓
『ヤマムラ建装での目視による建物点検で無料調査と有料調査の違いの説明』
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『弊社で建物のリフォーム工事などの依頼から契約書の取り交わしを経て工事完了までの一連の流れ』