名古屋市昭和区にて経年劣化した屋根の雨漏り修理!屋根瓦を取って野地板合板で補強しながら中樋取り替え工事で屋根を徹底補修
屋根瓦などを取り野地板から補強しながら中樋板金の取り付け作業

先日、名古屋市昭和区にお住いのお客様より、室内に雨漏りがあるため目視による点検調査を行いました。
調査の結果、雨漏りの原因となっている可能性が高い【中樋】部分の板金の取り替え工事をご提案させていただきました。
今回の現場ブログでは、経年劣化によって劣化した中樋を取り外し、その周辺の屋根瓦だけでなく、屋根の野地板から修理を含む取り替え工事の様子をご紹介します。
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『名古屋市昭和区にて屋根瓦にあった中樋板金の劣化が雨漏りの原因なのか??築年数が経過したことによる雨漏りが発生!?』
中樋板金に干渉していた周辺の屋根瓦を取り除きます

まずは、経年劣化によって劣化した古い雨樋【中樋板金】を取り替えていきます。
中樋板金を取り外す際に干渉する屋根瓦を、後で使用するために破損させないように綺麗に取り外します。
古瓦が使用できる場合とは

屋根全体を取り替える屋根リフォーム工事などでは、新しい屋根瓦を使用することが一般的ですが、今回のような屋根の部分的な修理の場合、既存の屋根瓦をそのまま流用することが多いです。
その理由は主に以下の点が挙げられます。
1.昔の屋根瓦の寸法が廃版になっている場合があること。
2.廃版になったサイズの屋根瓦を新しく作ると、特注品扱いとなり工事価格が非常に高額になること。
3.仮に新しい屋根瓦を使用した場合、一枚ずつ加工する必要があるため、人件費が高額になること。
こちらのお客様の場合、上記の理由に加えて、以下の理由もありました。
1.敷地いっぱいに建物が建っているため、古い屋根瓦を屋根から地上に降ろす場所がないこと。
2.新しい屋根瓦を搬入しても、搬入トラックを置いておく敷地がないこと。
3.新しい屋根瓦を屋根上に上げる専用の荷揚げ機を設置するスペースがないこと。
これらの問題を解決するためには、土木事務所まで行き道路占有許可書を取得する必要があります。
しかし、許可取得には時間と代行費用がかかり、お客様の負担が増えてしまいます。
このような理由から、お見積もり段階でお客様には屋根瓦を流用することをご説明しておりました。
雨漏りの原因になっていた中樋板金の取り外し

取り外しに干渉している屋根瓦を取り外していたところ、以前の職人さんが施工した中樋の板金部分が見えてきました。
しかし、施工方法に誤りがありました。
雨樋【中樋板金】の全体幅が狭すぎることに加え、中樋板金の下に屋根土が潜り込んでいました。
本来、板金の折り返し部分が屋根土の下にあるべきなのですが...。

経年劣化した古い雨樋【中樋】と、干渉していた屋風瓦を取り外しました。
屋根瓦の内部にあった屋根土と杉皮板を取り外し、綺麗に掃除をします。
現在の野地板に重ねるように新しい野地板合板を取り付けて行きます

屋根瓦などを取り外して清掃を行った場所に、新しい屋根の野地板合板を取り外した屋根地の上に重ねるように取り付けていきます。
今回使用した、野地板合板のサイズは約1820mm×約910mm×厚さ12mmになります。
新しい中樋板金を屋根に上げ越し中樋部に取り付けて行きます


新しい野地板コンパネ板の上から重ねるように、防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
ルーフィングを貼り終えたら、使用する新しい中樋板金を屋根の上に運び上げて準備しておきます。
新しく取り付けた中樋板金の下に、防水紙が巻き込まれないように注意して取り付けます。
最後に防水紙(ルーフィング)の先端を、取り付けた新しい中樋板金の上に載るようにします。
こうすることで、仮に雨水が浸入しても防水紙の上に流れ、中樋板金の上に辿り着くようになります。
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『名古屋市昭和区にて中樋板金を新たに取り替え工事完了!軒先瓦と屋根瓦を使って葺き戻しとトタン屋根部分の雨漏り対策』
ヤマムラ建装 株式会社では


ご説明も含めたブログのリンク先
初回点検の無料診断と有料診断の違いの説明↓↓↓
『ヤマムラ建装での目視による建物点検で無料調査と有料調査の違いの説明』
見積もりから工事完了の請求書迄の一連の流れ
『弊社で建物のリフォーム工事などの依頼から契約書の取り交わしを経て工事完了までの一連の流れ』