名古屋市南区【屋根漆喰補修】劣化(ひび割れ・剥がれ)を放置すると瓦が落下?雨漏りを防ぐ点検法と正しい詰め直し補修の選び方
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
屋根漆喰の劣化を見逃すな!雨漏りを防ぐ点検と補修の全知識
「屋根の瓦が落ちてきた」
「漆喰の白い部分がひび割れている」
そんなご相談が寄せられています。
原因は「屋根漆喰」の劣化かもしれません。
漆喰のひび割れや剥がれを放置すると、瓦がズレたり、雨漏りを引き起こしたりと、深刻なトラブルに繋がります。
この記事では、ご自身でできる劣化のサインの見分け方から、正しい補修工事(詰め直し)の手順、優良業者の見分け方まで、専門家が分かりやすく解説します。
【名古屋市南区】屋根漆喰の劣化で瓦が落下!すぐにできる劣化の見分け方とメンテナンス法

こんにちは。名古屋市で屋根と住宅リフォームを手がけるヤマムラ建装株式会社です。
先日、南区のお客様より「屋根から瓦が数枚落ちてきた」とご相談を受け、緊急で点検に伺いました。
原因は、瓦を支える「屋根漆喰(しっくい)」の経年劣化でした。
漆喰がひび割れたり剥がれたりすると、瓦を固定する力が弱まり、強風や地震でズレたり、今回のように落下したりする危険があります。
瓦の落下は、雨漏りの原因になるだけでなく、ご家族やご近所の方に被害が及ぶ可能性もあり、非常に重要な問題です。
この記事では、当日の調査で撮影した写真をもとに、ご自身でも気づける劣化のサイン(見分け方)から、適切なメンテナンス方法までを分かりやすく解説します。
大切なご自宅を守るため、ぜひご一読ください。
目次
【放置厳禁】屋根漆喰の「ひび割れ・剥がれ」は雨漏りのサイン?耐用年数と最適なメンテナンス時期を専門家が解説

屋根の瓦と瓦の隙間を埋めている白い部分、これが「漆喰(しっくい)」です。
漆喰は、瓦を固定し、屋根内部への雨水の侵入を防ぐ、非常に重要な役割を担っています。
しかし、漆喰は常に雨風や紫外線にさらされているため、年月とともに必ず劣化してしまいます。
主な劣化症状は、「ひび割れ」「剥がれ」、そしてカビやコケによる「変色」です。
もし、ご自宅の屋根を見てこれらの症状が見られたら、メンテナンスが必要なサインかもしれません。
屋根漆喰の耐用年数は一般的に約20年ほどと言われていますが、これはあくまで目安です。
環境によってはもっと早く劣化が進むこともあります。
そのため、私たちは7年~10年ごとの定期的な「漆喰の塗り替え」メンテナンスを強く推奨しています。
「まだ大丈夫だろう」と思っていても、目に見えない小さなひび割れから雨水が侵入し、気づいた時には雨漏りや下地の腐食に繋がるケースも少なくありません。
深刻なトラブルになる前に、定期的な点検と早めのメンテナンスで、大切なお住まいを長持ちさせましょう。
ご自宅でできる漆喰の劣化チェック方法|ひび割れ・剥がれを見逃さないポイント

屋根の漆喰(しっくい)は、経年劣化によって「ひび割れ」や「剥がれ」がどうしても生じてしまいます。
この小さなサインを見逃すと、雨漏りや瓦のズレといった大きなトラブルに発展する可能性があるため、定期的な点検が非常に重要です。
ご自身で点検していただく際のポイントは、まず「屋根漆喰の表面」を目視で確認することです。
地上やベランダなど、安全な場所から見える範囲で構いませんので、漆喰に細かなヒビが入っていないか、白いはずの漆喰が欠けたり、剥がれたりしていないかを注意深くチェックしてみてください。
また、漆喰そのものだけでなく、周辺の状態も大切な判断材料です。
例えば、「屋根瓦にズレや浮きが見られる」「屋根のてっぺん(棟)がなんとなく歪んでいる」といった症状も、漆喰の劣化が原因で起こることがあります。
これらの劣化症状を初期段階で把握できれば、漆喰の塗り替えなど、比較的簡単なメンテナンスで対処が可能です。
劣化が進行してしまう前に早めの修理を行うことが、結果的に修理費用を抑え、お住まいを守ることにつながります。
【屋根漆喰の補修】「詰め増し」と「詰め直し」の違いは?雨漏りを防ぐ正しい工事の選び方


屋根漆喰の劣化を点検した際、お客様から「補修方法はどんなものがあるの?」とご質問いただくことがあります。
主な補修方法には「漆喰詰め増し工事」と「漆喰詰め直し工事」の2種類があります。
「詰め増し工事」は、今ある古い漆喰を剥がさずに、その上から新しい漆喰を塗り重ねる方法です。
しかし、私たちはこの方法をおすすめしないケースが多いです。
なぜなら、劣化した漆喰はすでに耐久性がなく、土台として弱くなっているからです。
その上から新しく塗っても、下の古い漆喰が剥がれる際に、結局一緒に剥がれてしまう可能性が高いのです。
特に全体的な劣化が進んでいる屋根に「詰め増し」を行うと、雨水の通り道を完全に塞ぐことができず、かえって雨漏りの原因になってしまうこともあります。
安全で確実なメンテナンスのためには、傷んだ古い漆喰を一度すべて取り除き、清掃した上で新しい漆喰を詰める「漆喰詰め直し工事」が最も推奨されます。
もちろん、作業の際は古い漆喰がご近所に飛び散らないよう、養生などで細心の注意を払うこともプロとして重要です。
【屋根漆喰の修理】「詰め直し工事」の正しい手順と雨漏りを防ぐ”塗り方”の重要ポイント

今回は、屋根漆喰の「詰め直し工事」が実際どのように行われるのか、その手順と専門家としての重要な注意点をご説明します。
まず、ひび割れや欠けが生じた古い漆喰は、すべて綺麗に剥がし、取り除きます。
この下準備が不十分だと、新しい漆喰を塗ってもすぐに剥がれてしまうため、丁寧な作業が求められます。
次に、漆喰を塗る下地(屋根土)に水を適度に吹きかけます。
これは、乾いた土台が新しい漆喰の水分を急激に吸収するのを防ぎ、しっかりと密着させるための大切な工程です。
その後、新しい漆喰を隙間なく詰め直していきますが、ここでプロの技術が問われる最も重要なポイントがあります。
それは、漆喰を「雨水の侵入ライン(水の通り道)よりも外側に出ないように施工する」ことです。
もし漆喰が外側にはみ出すほど厚く塗られてしまうと、本来流れるべき雨水の流れを阻害し、せき止めてしまいます。
その結果、補修したはずが逆に雨漏りを引き起こすという最悪のケースも起こり得るのです。
屋根漆喰の修理は、ただ塗るだけではない、専門知識と正確な技術が必要な工事です。
瓦のズレ・雨漏りの原因は「漆喰劣化」かも?放置リスクと定期点検の重要性

「屋根の白い部分が少し黒ずんできた」「ヒビが入っている気がする」と、ご自宅の屋根漆喰の劣化に気づきながらも、つい後回しにしていませんか?
屋根漆喰の劣化が進行すると、屋根材をしっかりと固定している力が弱まってしまいます。
その結果、台風や地震の際に「屋根瓦のズレ」や、屋根のてっぺんにある「棟の歪み」を引き起こすリスクが非常に高まります。
最悪の場合、重い瓦が落下して、ご家族やご近所の方に危険が及ぶ可能性もゼロではありません。
さらに、劣化した漆喰は防水性も著しく低下しているため、その隙間から雨水が内部に侵入しやすくなります。
これが「雨漏り」の直接的な原因となり、気づかないうちに屋根の下地や柱を腐らせてしまうこともあります。
こうした深刻なトラブルを防ぐ唯一の方法は、「定期的な点検」と「早めのメンテナンス」です。
漆喰の補修や詰め直し作業を適切な時期に行うことで、これらのリスクを確実に軽減できます。
大切なご自宅に長く安心して住み続けるためにも、ぜひ一度プロの点検をご検討ください。
【まとめ】屋根漆喰の点検と、失敗しない優良業者の見分け方|飛び込み営業に注意!

今回のブログでは、経年劣化した屋根漆喰の点検方法と、放置するリスクについて解説してきました。
屋根漆喰の劣化は、瓦のズレや雨漏りを引き起こす見逃せないサインであり、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
そして、修理を依頼する際は「信頼できる専門業者」を選ぶことが非常に重要です。
判断基準として、まずはインターネットなどで「口コミ」や「評判」を調べましょう。
また、業者のホームページを見て、過去の「施工事例集」が写真付きで細かく掲載されているかを確認することも大切です。
一方で、突然訪問してくる「飛び込み営業」や訪問業者には、くれぐれもご注意ください。
不安を煽るようなことを言われても、その場で工事の依頼を即決するのは絶対に避けてください。
私たちヤマムラ建装株式会社では、屋根に関するご相談や無料点検を随時受け付けております。
ご自宅の屋根漆喰の状態が少しでも気になる方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。
次回の現場ブログはこちらから読み進めます↓↓↓
『名古屋市南区【屋根漆喰補修】修繕補修はどうやる?劣化原因から正しい手順・DIYの危険性・雨漏りを防ぐ優良業者の見分け方』







