名古屋市瑞穂区【葺き替え工事】屋根葺き替え工事が完工!仕上がりの秘訣「大棟」施工と雨漏りを防ぐ壁際「雨仕舞」の技術を解説

屋根工事の集大成!名古屋のプロが魅せる、美しさと強さを宿す大棟施工

「屋根工事の仕上がりは、どこで差がつくの?」
その答えは、屋根の頂点、すなわち「大棟」の施工にあります。
ここには、雨漏りを絶対に許さないという職人の執念、そして家全体の美観を決定づける美意識、そのすべてが凝縮されています。

この記事では、名古屋市瑞穂区で完工した屋根葺き替え工事を例に、その集大成である大棟周りの超専門的な技術と、お客様の笑顔につながる私たちの想いをお届けします。

美しい屋根は「割り付け」から。プロの事前計算と丁寧な段取り

01.名古屋市瑞穂区 葺き替え 屋根の頂点部分まで屋根材を取り付けます。

名古屋市瑞穂区の屋根葺き替え工事も、いよいよ屋根の頂点「大棟」の施工が目前となりました。
美しく均整のとれた屋根の仕上がりは、実は屋根材を葺き始める前の「割り付け」という緻密な計算で、その大半が決まります。

職人はまず、屋根の先端である軒先から大棟までの長さを正確に測り、屋根材一枚一枚が最も美しく収まるように、段ごとの寸法を割り出します。
この計算に基づいて、下地となる桟木をミリ単位の精度で設置していくのです。

この丁寧な事前の段取りによって、屋根の頂点にくる最後の屋根材が、細すぎたりせず、すっきりと綺麗に納まります。
もちろん、建物の寸法によっては最後の段を加工することもありますが、それもすべて計算のうちです。

棟の防水材。性能と美観を両立させるプロの「仮置き」

02.名古屋市瑞穂区 葺き替え 大棟の強力棟金具にタルキと防水材を取り付けます。
03.名古屋市瑞穂区 葺き替え 大棟材を仮置きして防水材の長さをチェックします。

屋根の頂点「大棟」の下地作りも最終段階です。
棟瓦を固定する木材の上に、雨水の浸入を完全に防ぐため、棟専用の粘着式防水材を隙間なく貼り付け、最終的な防水層を形成します。

ここで、プロとして決して譲れない一手間があります。
それは、防水材を完全に貼り終える前に、一度、仕上げとなる棟瓦をそっと上に載せてみる「仮置き」という作業です。

この目的は、棟瓦を被せた際に、下の防水材が不格好にはみ出さないか、その寸法をミリ単位で確認することにあります。

もちろん、完璧な防水性能が第一です。
しかし、それと同時に最高の美観を追求すること。

【屋根工事の集大成】住まいの頂点を守る、大棟の最終固定工事

04.名古屋市瑞穂区 葺き替え 大棟屋根材を一本ずつ取り付けて行きます。

幾多の工程を経て、屋根葺き替え工事はいよいよクライマックスを迎えます。
住まいの頂点を飾り、雨風から家全体を守る「大棟」の設置工事です。

前工程での「仮置き」で美観と寸法を確認した防水材を、下地の木材へ隙間なく、そして完璧に包み込むように貼り付け、最終的な防水層を完成させます。
その上から、大棟専用の屋根材を一本ずつ、強力なビス(ネジ釘)で下地にがっちりと固定していきます。
屋根のてっぺんは、台風の際に最も強い風圧を受ける部分。
ビスによるこの確実な固定は、棟の飛散を防ぎ、住まいの安全を守るための絶対条件です。

【雨漏りを絶対阻止】屋根の最重要箇所「棟と壁の取り合い」に見るプロの執念

05.名古屋市瑞穂区 葺き替え 壁際部には追加で屋根材を取り付けます。
06.名古屋市瑞穂区 葺き替え 専用の大棟材を加工切断して取り付けます。

屋根工事において、水平の「大棟」と垂直の「壁」が交差する部分は、最も複雑で雨漏りのリスクが集中する最重要箇所です。
ここでの施工品質が、屋根全体の寿命を決めると言っても過言ではありません。

私たちは、通常の棟用防水材を施工した上に、さらに天窓周りの修理にも使われる伸縮性と密着性に優れた特殊な防水材を重ね貼りします。
このように二重、三重の対策を講じ、水の浸入経路を完全に断ちます。

その後、この複雑な形状に合わせて、棟専用の屋根材を職人が現場で加工。
下の防水層をしっかりと押さえ込むように被せ、強力なビスで固定します。
最も困難な場所に、最大の技術と手間を惜しみなく注ぎ込むこと。

小さな屋根も同じ品質で。隅棟から雪止めまで徹底施工

07.名古屋市瑞穂区 葺き替え 隅棟部にも専用棟材を取り付けます。

屋根の葺き替え工事は、家全体の屋根を一つのシステムとして捉え、すべての面で品質を統一することが重要です。
大きな屋根はもちろん、今回お住まいの南東面にあった小さな屋根も例外ではありません。

こちらにも、主要な屋根と同様に、高い技術が求められる「隅棟(すみむね)」の施工を丁寧に行い、美しく仕上げました。
また、安全対策としての「雪止め金具」も、落雪の危険性を考慮し、設置可能なスペースを最大限に活用して同様に取り付けております。

屋根の大小や位置に関わらず、すべての箇所に同じ基準の技術と配慮を注ぐこと。

板金は壁の中へ。雨水の逆流を完全に防ぐ施工法

08.名古屋市瑞穂区 葺き替え ケラバ袖部があるのでここにも専用材を取り付けます。
09.名古屋市瑞穂区 葺き替え 壁際ののし水切り板金も取付けておきます。

小さな屋根の仕上げとして、まず側面(ケラバ)に専用の屋根材を取り付け、細部まで美しく整えます。
そして、最も重要な壁際の防水処理「雨仕舞(あまじまい)」の最終工程に入ります。

雨仕舞の絶対的な原則は、水を常に「上から下へ」と流し、決して逆流させないことです。
そのために、私たちは既存の外壁材を留めている釘を慎重に抜き、その内側へ新しい水切り板金の上部を滑り込ませるように差し込み、強力なビスで固定します。

これにより、壁を伝ってきた雨水は、外壁材の「上」から板金の「上」へと自然に流れ落ち、建物内部への浸入経路が完全に断たれます。
板金をただ壁に突きつけるのではなく、この一手間をかけることが、長期にわたる雨漏りを防ぐための生命線となるのです。

【完工】軽やかで力強い屋根へ。ROOGA葺き替え工事とお客様の笑顔

10.名古屋市瑞穂区 葺き替え 道具や材料を屋根から降ろして掃除を行います。

名古屋市瑞穂区で進めてまいりました屋根葺き替え工事が、無事に完了いたしました。
これまでの丁寧な下地処理と準備の全てが、この美しい仕上がりのためにあります。

工事完了後、お客様にご報告にあがりました。
私たちは、見えなくなってしまう部分の施工こそ重要と考え、工程ごとに撮影した写真をお見せしながら、どのような作業を行ったかを丁寧にご説明しています。

「大変な仕事でしたね、本当にありがとう!」と、お客様から大変嬉しいお言葉をいただきました。
今回採用した屋根材「ROOGA」による、建物の大幅な軽量化(耐震性の向上)はもちろん、その軽やかでモダンな見た目にも、大変ご満足いただけたご様子でした。

お客様のその笑顔と感謝のお言葉が、私たちの何よりの原動力です。
この度は、大切な住まいの工事をお任せいただき、誠にありがとうございました。

代表 撮影
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