名古屋市瑞穂区【谷鈑金交換】谷樋交換で再発させない秘訣はルーフィング防水紙にあり!ゲリラ豪雨対策と誠実な業者の見分け方!
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
名古屋の雨漏り修理!再発を防ぐ谷樋交換と防水工事の重要ポイントを徹底解説
「せっかく高いお金を払って雨漏り修理したのに、数年で再発してしまった…」
そんな最悪の事態は絶対に避けたいですよね。
実は、雨漏り修理の成否は、屋根の表面ではなく、その下に隠れた「防水紙」の施工精度で決まります。
この記事では、名古屋市瑞穂区で行った谷樋交換工事を例に、雨漏りを二度と繰り返さないためのプロの技術と、誠実な業者を見分けるための着眼点を写真付きで詳しく解説します。
名古屋市瑞穂区の雨漏り修理】谷樋交換で最も重要な防水紙の設置

名古屋市瑞穂区で進めている雨漏り修理の続報です。
前回、雨漏りの原因だった古い谷樋(たにどい)を撤去し、下地の清掃までを完了しました。
今回は、新しい谷樋を設置する上で最も重要となる、防水層の再生作業に入ります。
新しい金属製の谷樋を取り付ける前に、まず「防水紙(ルーフィング)」と呼ばれるシートを谷の中心に沿って丁寧に貼り付けていきます。
この防水紙こそが、雨漏りを防ぐための最終的な砦となる、非常に重要な部分です。
新しい谷樋が一次的な防水の役割を果たし、万が一そこから水が浸入したとしても、この防水紙が二次的な防波堤となって、屋根下地への浸水を完全に防ぎます。
この二重の防水構造を確実に構築することが、お客様に長期的な安心をお届けする鍵となります。
見えない部分だからこそ、一切の妥協なく施工を進めます。
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『名古屋市瑞穂区【谷鈑金交換】放置は危険!天井シミは屋根からのSOS!診断で原因の谷樋を特定!1990年以前の家は注意!』
目次
谷樋工事のひと手間でわかる、誠実な仕事の違い


防水紙の設置は、雨漏り修理において最も重要な工程の一つです。
特に谷樋の最上部は、屋根の棟が交差する複雑な部分であり、私たちの真価が問われる場所でもあります。
私たちは、たとえ手間がかかっても、谷樋と交差する棟を一度部分的に解体し、棟の中心まで防水紙をしっかりと敷き込みます。
この作業こそが、長期にわたる確実な防水性能を保証するために不可欠なのです。
残念ながら、業者によってはこの手間を惜しみ、棟を崩さずに古い谷樋を途中で切断し、新しいものを上から被せるだけの施工を行うことがあります。
これでは、手付かずの上部が数年後に新たな雨漏りの原因となる可能性が非常に高くなります。
【高耐久な屋根へ】雨漏りを再発させないガルバリウム鋼板製「谷樋」


防水紙による下地処理を終え、いよいよ新しい谷樋(たにどい)鉄板を設置していきます。
この谷樋が、雨漏り対策の主役となります。
今回使用する素材は、以前の穴が開きやすかった銅板ではなく、現在主流となっている「ガルバリウム鋼板」です。
ガルバリウム鋼板は非常に錆びにくく、耐久性が格段に向上しているため、長期にわたり大切なお住まいを雨水から守り続けます。
素材選びからこだわるのが、私たちの流儀です。
また、設置の際には、谷樋の先端部分にも職人の技を光らせます。
谷を流れてきた雨水が、軒先の雨樋へスムーズに流れ込むよう、一枚一枚の板の先端を現場で丁寧に加工し、最適な角度で設置します。
この細やかな作業が、雨水の溢れなどを防ぎ、建物の寿命を延ばすことに繋がるのです。
【ゲリラ豪雨対策】近年の激しい雨から家を守る、屋根修理の追加の一手

新しい谷樋(たにどい)を設置しただけでは、私たちの仕事は終わりません。
近年増加している「ゲリラ豪雨」のような想定を超える激しい雨からお住まいを守るため、さらに追加の対策を施します。
集中豪雨の際、屋根の谷部分には大量の雨水が一気に流れ込みます。
その勢いで谷樋のキャパシティを超え、水が横から溢れてしまうと、新たな雨漏りの原因になりかねません。
そうした事態を防ぐため、私たちは「水密材(すいみつざい)」という特殊な部材を、谷樋の両端に沿って設置します。
この水密材が防波堤の役割を果たし、水の流れをしっかりと中央に留めることで、雨水の横溢れを強力に防ぎます。
目立たない部分ですが、このひと手間が、いざという時にお客様の大切な住まいを守る重要な備えとなるのです。
【屋根修理の最終工程】瓦を復旧し、美しくも頑丈な屋根が完成


防水対策と新しい谷樋(たにどい)の設置が完了し、いよいよこの工事の最終工程に入ります。
作業のために一時的に取り外していた屋根瓦を、元の位置へと復旧させていきます。
あらかじめ丁寧に保管しておいた瓦を、新しい谷樋に正しく重なるよう、一枚一枚、位置を調整しながら慎重に取り付けていきます。
全ての瓦が元通りに葺き直され、屋根が美しい姿を取り戻した時、雨漏りの根本原因を解決する谷樋交換工事は完了となります。
見た目は以前と変わらないかもしれませんが、その下には最新の防水紙と高耐久の谷樋が備わりました。
見えない部分の性能を格段に向上させることこそ、本当の意味での「修理」だと私たちは考えます。
これで、お客様も安心して長くお過ごしいただけることでしょう。
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『名古屋市瑞穂区【谷鈑金交換】棟の漆喰補修は台風・地震対策の要!南蛮漆喰と針金結束で頑丈に再生する復旧工事!』

