東浦町【瓦屋根修復】雨漏り・台風に負けない屋根の秘訣とは?プロが実践する二重防水・二重固定の技術を葺き直し工事!

雨漏りと台風に打ち勝つ屋根へ!プロがこだわる二重三重の安全対策

「うちの屋根、次の台風は大丈夫だろうか…」
「修理したはずなのに、また雨漏りが…」
そんなご心配はありませんか?

屋根の寿命は、目に見える瓦の美しさだけでは決まりません。
本当に大切なのは、その下に隠された見えない部分の施工品質です。

この記事では、東浦町で行った屋根工事の最終段階を通して、雨漏りと災害から家を守るプロの技術の核心に迫ります。

【東浦町の屋根工事】内装リフォームを支えた屋根の葺き直し作業、最終段階へ

01.東浦町 屋根修復 屋根めくり工事及び瓦施工工事。

東浦町にて進めてまいりました、室内改装に伴う一階部分の屋根工事が、いよいよ大詰めを迎えています。
今回はこれまでの工程を振り返りながら、最終仕上げの様子をご紹介します。

今回の工事の目的は、安全な内装リフォームの実現でした。
まず、屋根の重量を軽減するため、施工範囲の屋根瓦をすべて丁寧に取り外し、一時保管します。
次に、屋根の基礎となる土台「野地板」も、長期的な安心を考え新しいものへと交換しました。

まっさらで丈夫な野地板の上には、雨漏りを防ぐ生命線である「防水紙(ルーフィング)」を隙間なく施工。
見えない部分の土台づくりと防水処理を徹底的に行うことで、屋根の基本性能を格段に向上させました。

そして現在、万全の状態となった屋根に、再び屋根瓦を取り付けていく作業を進めています。
基礎から見直したことで、以前よりもさらに安心してお過ごしいただける屋根に生まれ変わります。

雨漏りの弱点は「つなぎ目」にあり。プロがこだわる二重防水処理

02.東浦町 屋根修復 作業範囲の接続部にルーフィングを増し貼りしていきます。
03.東浦町 屋根修復 作業範囲の上部でもルーフィングの増し貼りを行います。

屋根の部分的な修繕工事において、私たちが最も神経を注ぐ工程の一つが、防水紙(ルーフィリグ)の施工です。
特に、既存の防水層と新しく施工する部分との「つなぎ目」の処理は、屋根の寿命を左右する非常に重要なポイントとなります。

修繕範囲に新しい防水紙を貼るだけでは、完璧な防水とは言えません。
なぜなら、シート同士のわずかな隙間や重なり部分が、将来の雨漏りの原因となる可能性があるからです。

そこで私たちは、通常の防水紙を施工した上に、さらに「粘着式」の防水紙を重ね貼りするという二重の対策を講じます。
既存の防水紙と新しい防水紙の接続部分に、いわば強力な防水テープを貼るようなイメージで、隙間を完全に塞ぎます。
横方向のつなぎ目だけでなく、上下の重なり部分にもこの処理を施し、水の侵入経路を徹底的に遮断します。

屋根を長持ちさせる秘訣「プラきずり」。雨漏りを二重に防ぐ一手間

04.東浦町 屋根修復 瓦施工で定められた寸法で桟木を取り付けます。
05.東浦町 屋根修復 縦に通した衣摺で雨水を流します。

屋根の防水紙を張り終え、いよいよ瓦を葺くための準備に入ります。
瓦を引っ掛けるための「桟木」という木材を取り付けていきますが、その前に、屋根の性能を格段に向上させるための、私たちのこだわりをご紹介します。

それは、防水紙の上に「プラきずり」という樹脂製の部材を先に取り付けることです。
このひと手間には、雨漏りを二重に防ぐための重要な意味があります。

まず一つ目の役割は、「水の通り道」の確保です。
桟木を直接防水紙の上に取り付けると、万が一瓦の下に入った雨水がせき止められてしまいます。
「プラきずり」を挟むことで隙間が生まれ、雨水はスムーズに軒先まで流れ落ちていきます。

二つ目の役割は、「釘穴からの防水」です。
桟木を固定する釘は、この「プラきずり」の上に打つことになります。
そのため、釘の先端が防水紙から浮いた状態になり、水が釘穴に到達しにくくなります。
弱点となりがちな釘穴からの雨漏りリスクを、根本から減らすことができるのです。

美しさと強さを両立。瓦一枚に込める職人の二重固定術

06.東浦町 屋根修復 軒先瓦を南蛮漆喰で高さ調整して取り付けます。
07.東浦町 屋根修復 ケラバ袖部から瓦を通して緊結用の固定針金線をだします。

万全な下地処理を終え、いよいよ屋根の主役である瓦を葺き上げる工程に入りました。
作業はまず、屋根の輪郭を形づくり、最も風雨の影響を受けやすい部分から丁寧に進めていきます。

それは、屋根の先端にあたる「軒先」と、両端の「ケラバ」です。
ここにはそれぞれ専用の瓦を用い、美しさと強さを両立させるための特別な施工を行います。

まず、「南蛮漆喰」という接着力と防水性に優れた材料を使い、瓦を一枚一枚固定します。
この時、屋根全体のラインが美しく仕上がるよう、ミリ単位で高さを調整していくのが職人の腕の見せ所です。

さらに、接着だけに頼ることはありません。
瓦に設けられた釘穴に針金を通し、下地にしっかりと結びつけることで、物理的にも固定します。
この漆喰と針金による二重の固定方法が、台風などの強い風が吹いた際の瓦の落下や飛散を防ぐ、重要な安全対策となるのです。

08.東浦町 屋根修復 平部瓦に固定釘を打ちズレないようにします。
09.東浦町 屋根修復 作業範囲に瓦を再施工を行っていきます。

屋根の輪郭を司る軒先とケラ-バの施工を終え、いよいよ屋根の大部分を占める「平瓦」を葺き上げていく最終工程に入りました。
ここから屋根が、みるみるうちに美しい姿を取り戻していきます。

あらかじめミリ単位で計算し、均等な間隔で設置した「桟木」に瓦を一枚ずつ引っ掛け、全ての瓦を釘で下地にしっかりと固定していきます。
この地道で正確な作業の繰り返しが、見た目の美しさはもちろん、地震や台風にも耐える強い屋根をつくり上げるのです。

今回の工事は、一階の室内改装を安全に進めるため、一時的に屋根を軽量化することが目的でした。
丁寧に取り外して保管していた屋根瓦を、基礎から一新した屋根の上に、再び命を吹き込むように葺き直していきます。

【工事完了】最後まで丁寧に。現場の清掃も私たちの重要な仕事です

10.東浦町 屋根修復 完了後に屋根全体を掃除をおこないます。
代表 撮影
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