豊明市【塀外壁ひび割れ】工事の方法と費用は?原因の水道管修理からモルタル左官仕上げまで!全工程を写真で解説
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
【豊明市の外壁・塀】そのひび割れ、放置は危険?境界壁の劣化サインと補修の重要性

豊明市にお住まいのお客様から、敷地と道路を仕切るモルタルの境界壁に、縦横の亀裂が入っているとのご相談をいただきました。
早速ご自宅へお伺いし、まずは原因を探るために、専門家による目視と指触での点検調査を行いました。
ご自宅の塀や外壁に、いつの間にかひび割れ(クラック)が入っているのを見つけたことはありませんか。
一見すると些細な傷に見えるかもしれませんが、実は建物の劣化が進行しているサインかもしれません。
ひび割れは、経年による乾燥収縮や、地震などの揺れ、雨水の浸入による内部の劣化など、様々な原因で発生します。
特にモルタル壁のひび割れを放置してしまうと、そこから雨水が内部に染み込み、構造部分の腐食や、冬場の凍結による壁の剥離を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、壁全体の耐久性が低下し、安全性を損なうことにも繋がりかねません。
今回のブログでは、点検で見つかったこの境界壁のひび割れを、どのようにして適切に、そして綺麗に修復していくのか、その工程をご紹介していきます。
ご自宅の壁に気になる症状がございましたら、大きな問題になる前に、ぜひ一度私たちにご相談ください。
前回の現場ブログはこちらから読み戻れます↓↓↓
『豊明市【外壁ひび割れ】放置は危険!原因は漏水かも?水道管の調査から修理までを解説!敷地境界壁の亀裂相談!』
目次
塀のひび割れ、本当の原因は壁の裏側?プロが見抜いた意外な劣化のサイン


モルタルで仕上げられた塀や外壁に発生するひび割れ。
その多くは経年劣化や雨風の影響と考えられがちですが、実は全く別の場所に原因が隠れていることがあります。
壁の表面ではなく、その「裏側」で起きている問題が、深刻な劣化を引き起こしているケースも少なくありません。
前回の点検調査で境界壁のひび割れを確認した際、私たちは敷地のお庭にある水道メーターに注目しました。
一見すると壁とは無関係に思えるかもしれませんが、これが原因解明の重要な手がかりとなったのです。
長年の経験から、私たちは壁のすぐ裏側に埋設されている水道管からの水漏れの可能性を予測しました。
もし経年劣化した水道管から少しずつ水が漏れ出ていた場合、壁の基礎部分の土は常に湿った状態になります。
その水分がモルタルを内側から脆くさせ、結果として表面に無数のひび割れを発生させることがあるのです。
そのため今回の工事では、ひび割れの表面的な修復だけでなく、根本原因である可能性が高い水道管の修理も同時にご提案し、実施いたしました。
このように原因を正確に突き止めることで、再発を防ぎ、建物の寿命を延ばすことに繋がります。
【モルタル壁の補修方法】ひび割れを放置すると危険!雨水の侵入を防ぐ修復作業

外壁や塀にできてしまったひび割れは、見た目の問題だけではありません。
特に大きく裂けたような傷をそのままにしておくと、そこが雨水の入口となり、壁の内部へと水分がどんどん浸透していきます。
水分は内部の鉄筋を錆びさせたり、冬場に凍結して内側から壁を破壊したりと、亀裂の範囲をさらに広げてしまうため、早急な修復作業が不可欠です。
前回の調査で判明した根本原因(水道管からの漏水)への対処と並行して、今回は傷ついたモルタル境界壁の表面を修復していく作業を進めます。
単にひび割れの上から何かを塗るのではなく、まずは傷の周辺を丁寧に清掃し、専用の補修材が奥までしっかりと密着するように下準備を整えることがプロの仕事の第一歩です。
そして、ひび割れの深さや幅に適した補修材を選び、隙間なく充填していきます。
これにより、雨水が再侵入する経路を確実に塞ぎます。
この丁寧な下地処理と補修作業こそが、壁の耐久性を回復させ、建物を長く守ることに繋がるのです。
ご自宅の境界壁、どんな種類?知っておきたい特徴とメンテナンスのポイント

お住まいと、お隣の敷地や道路との間には、プライバシーの保護や敷地の範囲を明確にするために「境界壁」が設置されています。
この境界壁には、実はコンクリートブロックやアルミフェンスなど様々な種類があり、それぞれに特徴があることをご存知でしょうか。
今回はその中から代表的なものをご紹介します。
例えば、温かみのあるデザインで人気の「木製の境界壁」。
一般的にはウッドフェンスを指しますが、少し特殊なケースもあります。
それは、住宅が隣接している地域などで見られる、建物そのものの外壁が境界線の役割を果たしている場合です。
この場合、ご自宅の外壁は、文字通り「境界壁」としての機能も担っていることになります。
外壁が境界壁を兼ねている場合、そのメンテナンスは特に重要です。
塗装の剥がれやひび割れといった劣化は、ご自宅の防水性や耐久性を損なうだけでなく、境界を接するお隣の敷地にも影響を与えかねません。
美観を保ち、良好なご近所関係を維持するためにも、定期的な点検と適切な時期のリフォームが大切になります。
風情ある石積みとモルタルの塀、知っておきたい長所とメンテナンスの注意点

昔ながらの日本家屋などで見かける、石を積み上げた土台にモルタルや漆喰で仕上げた、重厚感あふれる境界壁です。
がっしりとした見た目と独特の風合いが魅力ですが、メンテナンスにはいくつか知っておきたいポイントがあります。
このタイプの壁に使われるモルタルや漆喰は、耐火性に優れ、適切に施工されていれば表面からの雨水にも強いという長所を持っています。
しっかりと水を弾き、大切な住まいを火災や雨から守る頼もしい存在です。
しかしその一方で、弱点もあります。それは壁の裏側や内部への水の侵入です。
例えば、壁の一番上の部分(天端)や小さなひび割れから水が染み込んだり、地面からの湿気を吸い上げたりして裏側に水が回ってしまうと、内部から劣化が進行し、表面のひび割れや剥がれを引き起こす原因となります。
見た目は頑丈でも、見えない部分で問題が起きやすいのです。
ご自宅の趣ある塀を長く維持するためにも、定期的な専門家による点検をおすすめします。
デザイン豊富で管理も楽!現代の住まいに人気のアルミ製境界フェンス

境界壁の種類についてご紹介するシリーズの最後は、現代の住宅で主流となり、新築やリフォームで非常に人気の高い「アルミ製フェンス」です。
その最大の特長は、軽くて丈夫、そして何より錆びにくく耐久性が高い点にあります。
木製フェンスのような腐食や、塗装が剥がれる心配がほとんどないため、長期にわたって美しさを保ち、定期的なメンテナンスの手間やコストを大幅に削減できるのが大きな魅力です。
また、デザインのバリエーションが非常に豊富なことも人気の理由です。
外からの視線を遮りプライバシーを守るための目隠しタイプ、光や風を程よく通す開放的な格子タイプ、温かみのある木目調のデザインなど、建物のスタイルやお好みに合わせて多彩な選択肢から選ぶことができます。
これまでご紹介してきたように、境界壁にはそれぞれ異なる素材や特徴があります。
お住まいのデザインや立地条件、そして将来のメンテナンスまでを考えて最適なものを選ぶことが大切です。
【施工事例】モルタル壁補修の鍵!プロが行う下地処理と水道管修理

豊明市で進めている境界壁の修復工事、いよいよ具体的な作業に入ります。
補修工事において最も重要とも言えるのが、塗装や左官作業の前に行う「下地処理」です。
まず、ひび割れ(クラック)が入っている箇所の表面を、グラインダーなどの専用工具を使って丁寧に削り取っていきます。
これは、劣化した脆い部分を除去し、この後に行うモルタル補修がしっかりと密着するようにするための、非常に大切な工程です。
そして今回のひび割れの根本原因とみられる水道管の漏水に対処するため、壁を慎重に削り進め、問題の水道管が露出するまで作業を行います。
壁をきれいにする前に、必ず原因を解決しなければなりません。
水道管が剥き出しの状態になったら、壁の補修より先に水道管の修理工事を行います。
水が漏れている箇所を特定し、新しい部材に交換するなどして、水の流れを完全に止めます。
この根本治療こそが、再発を防ぐための最善策なのです。
こうして壁の内部と表面、両方の問題解決の準備が整いました。
職人技で再生するモルタル壁|丁寧な左官工事の工程


ひび割れの根本原因だった水道管の修理を終え、いよいよ劣化した境界壁を美しく再生させる左官工事の工程に入ります。
前回の下地処理で削り取った部分に、新しいモルタルを丁寧に塗り込んでいきます。
この時、一度に厚く塗るのではなく、強度と耐久性を確保するために、薄く、そして何層にも分けて塗り重ねていくのがプロの仕事です。
私たちのこだわりは、補修した跡ができる限り目立たない、自然な仕上がりです。
既存の壁面と新しく塗った部分に凹凸や段差ができないよう、職人がコテを使い、表面が平滑になるように細心の注意を払いながら作業を進めます。
この調整が、最終的な見た目の美しさを大きく左右するのです。
もちろん、深い傷跡を完全に消し去ることは難しい場合もありますが、長年の経験と技術を駆使して、お客様にご満足いただける状態まで壁を綺麗に復元します。
こうして頑丈で平らな壁が再生されました。
住まいの見た目を向上させる一工夫|境界壁工事と合わせた排水管交換


住宅リフォームは、メインの工事と合わせて、普段気になっている周辺設備を見直す絶好の機会でもあります。
今回の豊明市の境界壁修復工事では、壁のそばに設置されていた古い排水管も新しく交換する作業を併せて行いました。
工事前からあったこの排水管は、経年による劣化に加えて、道路側に少し出っ張る形で設置されていました。
そこで私たちは、ただ新しいものに交換するだけでなく、より美しく収まる設置方法をご提案しました。
具体的には、古い排水管を撤去した後、新しい管を境界壁の面とぴったり揃う位置に取り付けました。
たったこれだけの工夫ですが、出っ張りがなくなることで壁から通路にかけてのラインが一直線に通り、外観が非常にスッキリとした印象に変わります。
私たちは、ご依頼の箇所を確実に修復することはもちろん、こうした少しの配慮で住まいの美観と価値を高めるプラスアルファのご提案を大切にしています。
【豊明市 施工完了】ひび割れ壁が美しく再生!お客様からの喜びの声が励みです

豊明市で進めてまいりました、ひび割れの入ったモルタル境界壁の一連の修復工事が、この度すべての工程を終え、無事に完了いたしました。
最終日には、使用した道具や資材を丁寧に片付け、現場周辺の隅々まで清掃を行い、お客様へ完了のご報告をさせていただきました。
その際、工事の着手前から各工程ごとに撮影した写真をお客様にご覧いただきながら、どのような手順で修復を進めていったのかを改めてご説明いたしました。
見えない下地処理や水道管の修理内容まで丁寧にご報告することで、お客様に安心と納得をお届けすることを大切にしています。
「あんなに目立っていた亀裂が、どこにあったか分からないくらい綺麗になった」と、生まれ変わった壁をご覧になったお客様から、大変嬉しいお言葉をいただくことができました。
お客様のその笑顔と喜びの声が、私たちにとって何よりの原動力であり、最高の評価です。
これからもお客様にご満足いただける仕事を誠心誠意行ってまいりますので、お住まいのことでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓
『【塀修復作業】豊明市 点検で原因を特定!劣化した水道管の水漏れが原因?補修工事で壁の劣化を根本から解決!』
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