名古屋市中川区【屋根葺き替え】瓦を支える重要工程!樹脂製「桟木」と「強力棟」の設置で長持ちする屋根リフォームを実現

瓦屋根葺き替え|瓦を支える「桟木」と「強力棟」で長持ちする屋根へ

01.中川区 桟木打ち 雨養生で屋根全体にブルーシートを貼っています。

名古屋市中川区で進めている二階建て住宅の屋根リフォーム。
古くなった屋根を新しい瓦に交換する「葺き替え(ふきかえ)工事」の現場から、工事の様子をレポートしています。
前回、屋根の下地を補強し、防水シート(ルーフィング)を施工して雨漏り対策を万全にしました。

今回は、その上に新しい屋根瓦を設置するための、非常に重要な「下準備」の工程です。
瓦を一枚一枚しっかりと固定するための「桟木(さんぎ)」や、屋根のてっぺんを頑丈に支える「強力棟(きょうりょくむね)」を取り付けていく様子を詳しくご紹介します。

新しい瓦を葺くための準備とお客様への配慮

02.中川区 桟木打ち 玄関屋根にもルーフィングで雨対策。
03.中川区 桟木打ち 一階屋根の雨樋と足場に干渉しないでにブルーシートを貼ります。

瓦をしっかり固定する「桟木(さんぎ)」の取り付け

桟木とは?その役割と材質について

04名古屋市港区 葺き替え 桟木に爪を引っかけながら施工します。

新しい屋根瓦を設置するにあたり、まず「桟木(さんぎ)」と呼ばれる細長い木材を、屋根全体に横向きに取り付けていきます。
この桟木には、瓦の下側にある「爪」を引っかけて、瓦がズレ落ちないように固定するという非常に大切な役割があります。

桟木の材質には、一般的な木材から、腐食を防ぐ加工がされたもの、そして今回使用する「樹脂製」のものまで様々です。
樹脂製桟木は、水分を吸わず腐食の心配がないため、非常に耐久性が高いのが特徴です。
どの材質を選ぶかによって費用も変わりますので、お客様のご予算やご希望をお伺いした上で、最適なものをご提案させていただいております。
お気軽にご相談ください。

プロの道具で、正確・スピーディーに固定

05.中川区 屋根造り エアー工具の釘打ち機のイメージ写真。
06.中川区 屋根造り 電動式コンプレッサーのイメージ写真。

桟木の取り付けには、前回の下地作りでも活躍した「コンプレッサー」と「ロール釘打ち機」を使用します。
圧縮された空気の力で、強力な釘を瞬時に打ち込み、桟木を下の野地板にがっちりと固定していきます。
これにより、作業の品質を均一に保ちながら、効率的に作業を進めることができます。

美しい仕上がりは正確な寸法出しから

07.中川区 桟木打ち 規定寸法で屋根全体に桟木を取り付けます。
08.中川区 桟木打ち この桟木に瓦を引っかけて施工します。

桟木は、ただ等間隔に打てば良いというものではありません。
使用する屋根瓦のサイズに合わせて、軒先から棟(屋根のてっぺん)までの長さを正確に測り、瓦の割り付けを計算した上で、桟木を取り付ける位置を正確に割り出します。
この「寸法出し」が、屋根全体の見た目の美しさを左右する、非常に重要なポイントです。
1階の屋根にも、2階と同様に丁寧に桟木を打ち付けていきます。

玄関屋根など複雑な場所も安全第一で

09.中川区 桟木打ち 玄関の狭い部分にも桟木を打ちます。

玄関の屋根のような狭いスペースにも、もちろん桟木を取り付けます。
作業用の仮設足場の支柱(ジャッキベース)が屋根の上にある場合は、一時的に支えを緩めるなど安全を確保した上で、確実に施工を進めます。
ほんの少し支柱を緩めるだけでも、足場全体の強度に影響が出ないよう細心の注意を払います。
小さな屋根だからこそ、部材をその場で加工し、ぴったりと納める丁寧な作業が求められます。

屋根のてっぺんをがっちり固める「強力棟」の設置

10.中川区 桟木打ち 陸棟部には強力棟部材を設置します。
11.中川区 桟木打ち 強力棟に垂木を設置して行きます。

屋根の一番高い部分、いわゆる「大棟(おおむね)」には、棟瓦を支えるための土台を作っていきます。
まず、「強力棟(きょうりょくむね)」という、非常に頑丈な金属製の部材を一定間隔(455mmピッチなど)で設置します。
次に、その強力棟の間に「垂木(たるき)」と呼ばれる木材を渡して、棟全体の骨格を組み上げていきます。

この頑丈な土台があることで、この上に乗せる仕上げの「冠瓦(かんむりがわら)」をビスで強力に固定でき、地震の揺れや強風にも負けない、非常に強固な棟が完成するのです。
これで、新しい屋根瓦を葺くための下準備がすべて整いました。
次回のブログでは、いよいよ新しい瓦を屋根に葺いていく様子をご紹介します。
どうぞお楽しみに!

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