名古屋市中区【カバー工法】屋根・外壁・雨樋工事の安全対策で足場設置!それから許可・安全対策まで徹底解説

名古屋市のリフォーム現場から学ぶ!安全最優先の工事と業者選び

01.名古屋市中区 カバー工法 安全対策で足場を設置します。

名古屋市中区のお客様が不安を感じた訪問業者の話から、私たちが実施した詳細な点検、そして工事前のカーポート屋根の取り外し作業についてご紹介しました。
今回は、いよいよ本格的なリフォーム工事のスタート地点となる、「仮設足場(かせつあしば)」の設置について詳しくお話しします。
今回行うのは、既存の屋根材の上に新しい鉄板屋根を重ねて設置するカバー工法(古い屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねて張る工事方法のこと)です。
屋根の上での高所作業が必須となるため、職人さんの安全確保はもちろんのこと、ご近所の方々や通行人の方への配慮として、仮設足場の設置は絶対に欠かせません。

足場は、単に職人さんが乗るための作業台ではありません。
建物の周りをしっかりと囲むように組むことで、作業中に工具や材料が誤って落ちるのを防ぎ、万が一の事故を未然に防ぐ重要な役割を担っています。
また、飛散防止ネットなどを取り付けることで、工事中に発生する粉じんや塗料の飛び散りを防ぎ、ご近所へのご迷惑を最小限に抑えることもできるんです。
私たちは、お客様に安心して工事期間を過ごしていただくため、足場設置の段階から細心の注意を払います。
敷地の状況を考慮し、最も安全で効率的な足場の組み立てを行います。
足場がしっかりと組まれることで、職人さんは安心して作業に集中でき、結果として高品質な工事へとつながります。

なぜ足場が必要?安心・安全リフォームの基本「仮設足場(かせつあしば)」

02.名古屋市中区 カバー工法 隣地への落下防止も担っています。

「リフォーム工事で足場を組むのはなぜ?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お客様の安全、そしてご近所への配慮を考えると、仮設足場は絶対に欠かせない存在なんです。

通行人の安全を守る足場の役割

今回のお客様宅のように、敷地前の歩道に時間帯を問わず多くの方が通行する場所では、特に足場の重要性が高まります。
もし作業中に工具や材料を誤って落としてしまったら、通行人の方に思わぬ怪我をさせてしまうかもしれません。
足場は、こうした落下事故を防ぐための、いわば「安全ネット」のような役割を果たします。

また、お隣の建物に道具や材料を落としてしまい、屋根や壁を破損させてしまう可能性もゼロではありません。
足場を設置することで、そのようなご近所へのご迷惑やトラブルを未然に防ぎ、安心して工事を進めることができるのです。
現在、ほとんどの建物の外装リフォーム工事では、特別な事情がない限り、必ず仮設足場を設置します。
これは、作業員の安全を守るためだけでなく、お客様やご近所の方々の安全を確保し、スムーズで高品質な工事を行うために不可欠な設備だからです。

足場設置は許可が必須!「道路占有許可書」と「道路使用許可書」の重要性

03.名古屋市中区 カバー工法 作業時はガードマンも手配しています。
04.名古屋市中区 カバー工法 運搬車にも安全対策済みです。

リフォーム工事で仮設足場を設置する際、道路をまたぐような場所に足場を組む場合は、お客様がお住まいの地域の土木事務所へ「道路占有許可書(どうろせんゆうきょかしょ:道路の一部を工事のために一時的に使うことを許可する書類のこと)」**の申請が必須となります。

安全確保の証!警備員の配置も義務

さらに、この道路占有許可書と、管轄の警察署で発行される「道路使用許可書(どうろしようきょかしょ:道路の上で作業やイベントなどを行うことを許可する書類のこと)」を申請する際には、ガードマンや交通誘導員を必ず配置することが義務付けられています。
これは、工事中の通行人や車両の安全を確保するための重要なルールです。
他にも、作業車両や運搬トラックの停車位置を明確にし、カラーコーン(工事現場などで場所を区切ったり注意を促したりするために置かれる円錐状のポール)などの安全対策を行うことも、申請書類に明記して提出する必要があります。

無許可工事を見かけたら、すぐに警察へ!

05.名古屋市中区 カバー工法 道路占有許可書の看板を掲示しています。

もし、新築やリフォーム工事現場で、ガードマンや交通誘導員がいないにもかかわらず、足場や資材が歩行者やご近所の通行の邪魔になっている場合は、これらの申請をせずに無許可で作業している可能性が非常に高いです。
そのような状況を見かけたら、すぐにその地域の警察に連絡してください。
警察の方も、無許可工事は把握したいと考えているので、遠慮なく通報してほしいと話しています。
お客様の安心と地域の安全のためにも、正しい知識を持つことが大切です。

カーポートの事前準備が活きる!スムーズな足場設置の秘訣

06.名古屋市中区 カバー工法 カーポートの間から足場材を設置します。

敷地内にあるカーポートが足場設置の妨げとなるため、事前にカーポートの塩ビ屋根(塩化ビニル樹脂製の屋根材)を取り外す作業を行いました。
この地道な準備作業が、いよいよ本領を発揮するときです。

事前準備が工事をスムーズに

カーポートの骨組みの間に足場材を通して設置していくのですが、屋根が事前に取り外されているおかげで、仮設足場を何の問題もなく、スムーズに取り付けることができました。
もし屋根が残ったままだったら、足場設置の作業は非常に困難になり、余計な時間やコストがかかってしまう可能性がありました。
私たちは、このような事前準備を怠りません。
それは、お客様に安心して工事期間を過ごしていただくため、そして職人さんが安全かつ効率的に作業を進めるために不可欠だからです。
足場がしっかりと組まれることで、高所での作業も安定し、お客様のご自宅の屋根や外壁といった外装部分のリフォームを安全かつ丁寧に進めることができます。

足場組み立ての肝!「筋交い(すじかい)」で強度アップ

07.名古屋市中区 カバー工法 足場を屋根よりも高い位置まで設置します。
08.名古屋市中区 カバー工法 足場設置後に養生シートの取り付けを行います。

仮設足場は、建物の最も低い階層から、まるでブロックを積み上げるように順序良く組み上げていきます。
最終的には、屋根よりも高い位置まで足場を設置することで、職人さんが安全に、そして効率的に屋根全体に手が届くようになります。

足場の安定性を高める「筋交い」の役割

足場を組み上げる中で特に重要なのが、足場をより頑丈にするための「筋交い(すじかい:足場の骨組みに斜めに取り付けて、揺れやねじれを防ぐ補強材のこと)」の設置です。
この筋交いがあることで、足場全体の安定性が格段に向上し、強風が吹いても揺れにくく、職人さんが安心して作業に集中できます。

建物の周囲をぐるりと一周、そして屋根の高さまで仮設足場を設置し終えたら、いよいよ次の段階へと移ります。
それは、万が一の資材の落下や粉じんの飛散などを防ぐための養生シート(ようじょうシート:工事現場で材料や周りを守るために使うシートのこと)の準備です。

周囲への配慮も万全!飛散防止ネットとしての養生シート(ようじょうシート)

09.名古屋市中区 カバー工法 足場の最上段から養生シートを垂らします。

建物の周囲にしっかりと仮設足場が組み上がったことをお伝えしました。
これで高所作業の安全は確保されますが、もう一つ、お客様やご近所の方々への大切な配慮があります。
それが、足場全体を覆う養生シートの設置です。

養生シートは、設置された仮設足場の最上段から地上へと、まるでカーテンのように垂らしていきます。
このシートには一定間隔で紐が取り付けられており、その紐を使って仮設足場の骨組みにしっかりと縛り付けて固定していきます。
この作業を建物全体に行うことで、工事中に誤って工具や材料を落としてしまっても、それがお隣の敷地や道路に落下するのを防ぐことができます。
また、屋根や外壁を削る際に出る粉じん、塗料の飛散なども最小限に抑えられ、ご近所へのご迷惑を大幅に軽減する役割も果たします。

台風接近時も安心!養生シート(ようじょうシート)の安全対策

10.名古屋市中区 カバー工法 道路面にも養生シートを貼ります。

仮設足場全体に養生シートを張り巡らせることで、落下物や飛散を防ぐ対策をお話ししました。
もちろん、通行量の多い道路側にも、同じように養生シートをしっかりと取り付けています。
これで、工事中の安全対策は万全です。

強風対策としての養生シート一時撤去

しかし、どんなに頑丈に設置した養生シートも、自然の猛威にはかないません。
特に台風が直撃しそうな予報が出た場合は、建物全体、または屋根よりも高い部分に設置している養生シートを一時的に取り外すことがあります。
これは、養生シートが風を受け、帆のように膨らんでしまうことで、足場に過度な負担がかかり、最悪の場合、足場自体が倒壊してしまう危険性があるためです。
職人さんの安全はもちろん、お客様の大切な住まいやご近所への被害を防ぐためにも、必要な措置となります。
私たちは、常に最新の気象情報を確認し、お客様の安全を最優先に考えて判断します。
台風接近時の養生シートの対応についても、事前にしっかりとご説明させていただきますのでご安心ください。

夜間の安全も確保!赤色灯(せきしょくとう)と「無許可工事」の見分け方

11.名古屋市中区 カバー工法 夜間歩行者に認識で正規職討を設置します。

リフォーム工事の安全対策として仮設足場と養生シートの重要性をお伝えしました。
今回は、さらに夜間の安全まで考慮した私たちの取り組みと、お客様に知っておいてほしい「無許可工事」の見分け方についてお話ししますね。

夜間の安全を守る赤色灯

足場を設置する際、特に道路に面している部分には、赤色灯(せきしょくとう:夜間や見えにくい場所で危険を知らせるために点滅させる赤いランプのこと)を取り付けます。
これは、夜間でも通行する歩行者や車両に足場の存在を知らせ、接触事故を防ぐための重要な安全設備です。
この赤色灯の設置も、「道路占有許可書」を申請する際に、しっかりと書類に記載し、提出することが義務付けられています。
つまり、赤色灯が設置されているかどうかも、その工事が適正な手続きを踏んで行われているかを見極める一つの目安になるんです。

無許可工事に注意!

12.名古屋市中区 カバー工法 センサーで夜間点灯します。
13.名古屋市中区 カバー工法 歩行者に近い所に赤色灯を設置します。

逆に言うと、もしリフォーム工事中の建物で、夜間も道路に仮設足場や工事材料などが置かれているのに、赤色灯などの安全対策が一切施されていない場合は、「道路占有許可書」を申請せずに、無許可で作業を行っている可能性が非常に高いです。
このような無許可工事は、万が一事故が起きた際に大きなトラブルに発展する可能性があります。
お客様の大切な住まいを守るためにも、そして地域の安全のためにも、信頼できる業者を選ぶことが何よりも大切です。
もし不審な工事を見かけたら、地域の警察に相談することも検討してください。
名古屋市および名古屋市近郊で、安心安全なリフォームをご希望でしたら、ぜひ私たちにお任せください。

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