名古屋市中区【カバー工法】屋根・外壁・ベランダのトラブル解決!悪質業者の手口から守る安心リフォームと施工不良の見分け方

名古屋市の屋根・外壁・ベランダリフォーム:トラブル解決事例と安心の家づくり

01.名古屋市中区 カバー工法 点検報告

「前に訪問販売の業者に無理やり契約を迫られて、もう何を信じたらいいか分からない…」
先日も、名古屋市中区にお住まいのお客様から、悪質な訪問業者に関する切実なご相談をいただきました。
前回の記事では、彼らの巧妙な手口や、築年数の経ったお住まいに多い屋根材「パミール」の問題点について詳しく解説しました。

今回は、その後の詳しい調査の様子を、現場の目線からさらに深く掘り下げてご紹介します。
私たち専門家が実際に建物へ伺い、普段見過ごされがちな場所まで徹底的に点検することで、どのような「隠れた問題」が見つかったのでしょうか?
この記事を読めば、あなたの家にも潜んでいるかもしれない劣化のサインや、信頼できるリフォーム会社を見極めるための大切なポイントが分かります。
ぜひ最後まで読んで、大切なお住まいを守るためのヒントにしてくださいね。

見落としがちな雨樋(あまどい)の寿命とメンテナンスの重要性

02.名古屋市中区 カバー工法 雨樋も劣化で色落ちしています。

お住まいの屋根材だけでなく、実は非常に重要な役割を担っているのが雨樋(あまどい)です。
雨樋は、屋根から流れてくる雨水を効率的に集め、地面に排水するための設備で、これがないと雨水が外壁に直接流れ落ち、建物の劣化を早めてしまいます。
今回の点検では、この雨樋が経年劣化によって色褪せているのを発見しました。
幸い、この雨樋は色褪せているだけで、耐久性には大きな問題がありませんでした。
そのため、交換するのではなく、塗装による塗り替えをご提案する予定です。

雨樋の色褪せは劣化のサイン?塩化ビニル樹脂の特性

雨樋の多くは塩化ビニル樹脂(塩ビ:プラスチックの一種で、軽くて加工しやすいため建材によく使われます)という素材でできています。
この塩ビ素材は、長期間紫外線に当たり続けると表面の保護膜が劣化し、もろくなって割れやすくなってしまいます。
特に、台風の強風や地震の揺れなどが加わると、破損するリスクが大幅に高まります。

こうした破損を防ぐためにも、雨樋も約10年から15年を目安に塗装によるメンテナンスを行うことをおすすめします。
外壁塗装の塗り替え工事を行う際には、ぜひ同時に雨樋の塗り替えも検討してみてください。
足場を一度設置すれば、まとめて工事ができるため費用も抑えられ、お住まいの美観と耐久性を同時に向上させることができますよ。

新築でも油断できない!雨樋(あまどい)の施工不良に潜む危険性

03.名古屋市中区 カバー工法 竪樋の継手材が取付けていません。
04.名古屋市中区 カバー工法 竪樋に使われる接続材(継手)。

お客様から、新築当時から気になっていたという雨樋の不具合についてお聞きしました。
点検を進めていくと、なんと雨樋の竪樋(たてどい:垂直に設置される雨樋の部材のこと)の部分に、驚くべき施工不良が見つかったのです。

信じられないずさんな工事!継手(つぎて)を使わない手抜き工事

通常、竪樋と竪樋をつなぐ部分には、専用の継手(つぎて:部材同士をしっかりと接続するための部品のこと)を使い、強度と防水性を確保する必要があります。
しかし、お客様のお宅では、この継手を使わずに、防水テープのようなものでぐるぐると巻いてあるだけでした。
当然のことながら、雨風にさらされる環境では防水テープの粘着力はすぐに失われ、剥がれてしまいます。
新築の段階でこのようなずさんな工事が行われていたことに、私たちも驚きを隠せませんでした。

本来であれば、現場監督がきちんとチェックすべき箇所です。
おそらく、現場にほとんど来ていなかったのでしょう。
お客様のお話によると、新築を建てた工務店はご自宅から歩いて行ける距離の、ほど近い場所にある業者で、現在はビルやマンションの建築も手広く行っているそうです。
しかし、他にも不審な点が見られたことから、お客様は二度とこの工務店には依頼したくないとおっしゃっていました。

残念ながら、このようなずさんな工事をする業者は少なくありません。
「新築だから安心」という思い込みは禁物です。
大切な住まいを安心して任せるためにも、業者選びは慎重に行い、工事内容や品質をしっかりと確認することが非常に重要です。

ベランダ防水の隠れた問題!水垢(みずあか)が語る初期不良

05.名古屋市中区 カバー工法 ベランダの水履きがあまりよく無いです。

今回の建物点検では、ベランダの防水の状態も詳しく確認しました。
すると、かなりの量の雨水の跡、つまり水垢(みずあか:水が乾いた後に残る汚れのこと)がこびりついているのが目につきました。

確かに長年使っていれば、ある程度の水垢は付着するものです。
しかし、築17年のお宅にしては、その付着具合が尋常ではありませんでした。
この点をお客様に伺ったところ、「新築当時から、どうも雨水の捌け方(はけかた:水がスムーズに流れていくこと)、つまり水の流れが悪かった」と教えてくださいました。

勾配(こうばい)不足が招くトラブルと雨漏りの危険性

これは、新築時からベランダの防水層や排水経路に何らかの問題があった可能性を示唆しています。
本来、ベランダは雨水がスムーズに排水されるように勾配(こうばい:傾斜のこと)がつけられて設計されています。
勾配が不足していたり、排水口周辺の施工が不十分だったりすると、雨水が滞留しやすくなり、水垢だけでなく、コケやカビの発生、さらには防水層の劣化を早めてしまう原因にもなりかねません。

もし、ご自宅のベランダで「いつも水が溜まっている気がする」「水垢がひどい」と感じる場合は、初期不良や経年劣化による問題が潜んでいる可能性があります。
見た目の問題だけでなく、防水機能の低下は雨漏りへとつながる危険性もはらんでいます。

衝撃の事実!ベランダのドレンと逆勾配(ぎゃくこうばい)が引き起こすトラブル

06.名古屋市中区 カバー工法 水の流れが変異しています。

前回に引き続き、お客様のベランダ点検での驚きの発見についてお話しします。
写真の左側にある赤い矢印の先には、雨水が溜まって流れていくための重要な排水口、ドレンがあります。
しかし、赤矢印部分で、雨水が明らかにドレンとは違う方向に流れてしまっているのが確認できました。

お客様に伺うと、なんと新築引き渡し後、本格的な雨が降るたびに、建てた工務店に連絡していたそうです。
しかし、一向に対応してもらえず、最終的には「クレーマー扱い」をされて相手にされなくなったとのこと。
これには私たちも言葉を失いました。

新築時の施工不良「逆勾配」とは?

目視での点検調査を進めると、衝撃の事実が判明しました。
ベランダの防水工事を行う前の土台となる板の取り付け自体が、雨水がスムーズに流れるように勾配(こうばい:傾斜のこと)をつけるべきところを、全く勾配をつけずに、どころか逆方向に勾配がついていたのです。
これを逆勾配(ぎゃくこうばい:水が流れる方向とは逆に傾斜がつけられていること)と言います。
これでは、雨水が逆流したり、溜まってしまったりするのは当然です。

このようなずさんな初期施工は、ベランダの防水機能を著しく低下させ、最終的には雨漏りや建物全体の劣化につながる非常に危険な状態です。
私たちはこの状況を受け、新たに適切な勾配をつけ直し、ベランダ防水の貼り替え作業を行うお見積もりを作成させていただきました。

「新築だから安心」という思い込みは禁物です。
もし、ご自宅のベランダの水はけが悪い、いつまでも水たまりが残るなど、気になる症状があれば、雨漏りや家の寿命にかかわる前に、早めに専門業者へご相談ください。

透明性のある安心を!徹底調査と「見える化」するご提案

07.名古屋市中区 カバー工法 図面をお借りして建物寸法を確認します。

これまでのブログで、名古屋市中区のお客様宅で発覚した様々な問題点についてご紹介してきました。
現地での徹底した目視点検を終え、いよいよその結果をお客様にご報告する段階に入りました。

私たちは、お客様の建物を隅々まで細かくチェックし、その調査内容を基に、お見積書を作成していきました。
より正確な費用を算出するため、お客様から建物の図面をお借りし、必要な寸法をカメラで撮影させていただきました。
これらの数値を参考に、一つひとつの工事項目を丁寧に計算していきます。

そして後日、お客様と都合の良いお時間を合わせて、作成したお見積書と、詳細な建物目視点検の調査報告書をお渡しに伺いました。
私たちが大切にしているのは、お客様に「見える化」された形で、ご自宅の状態と本当に必要な工事内容をしっかりご理解いただくことです。
悪質な業者と違い、私たちは曖昧な説明や不正確な見積もりは一切行いません。
「なぜこの工事が必要なのか」「費用はいくらになるのか」といった疑問を一つずつ解消し、お客様が納得した上で工事を進められるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。

大切なお住まいを守るためにも、少しでも不安を感じたら、まずは信頼できる専門業者にご相談ください。
名古屋市および名古屋市近郊で屋根や外壁、ベランダの点検・リフォームをご検討中なら、私たちにお任せください。
お客様のご不安を解消し、安心で快適な住まいづくりをサポートいたします。

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