知多市 【棟瓦修復】仮設足場を設置して落ちかけ冠棟瓦などの棟瓦作業!点検補強中に隣家の屋根も被害に気づきまで

知多市の屋根瓦修理顛末記!安全足場から強風対策

屋根への移動で足場を設置

知多市にお住まいのお客様から、「屋根の瓦がグラグラしているのを見つけて心配」というご連絡をいただきました。
これは大変!ということで、すぐに雨漏りの心配がないか屋根の状態を見させていただくことになりました。
点検の結果、屋根のてっぺんにある「棟瓦(むねがわら)」という部分の修理と、さらに丈夫にするための工事を行うことになったんです。

お客様のお宅は、地面から基礎までの高さが普通のお家よりも高く作られていたため、私たちが持っている伸び縮みするハシゴでは屋根まで届きませんでした。
そこで、安全に屋根に上り下りするために、まずは足場を組むことにしました。
基礎が高い建物の場合、屋根へのアクセスがちょっと難しくなることがあります。
でも、そんな時でも安全第一!しっかりと足場を設置して、確実に点検作業を進めることが大切なんです。

今回の仮設足場のおかげで、屋根の隅々まで安全にチェックすることができ、棟瓦がどんな風に壊れているのか、雨漏りの原因は何なのかを詳しく調べることができました。
この詳細な点検結果をもとに、お客様のご希望に合わせた一番良い修理と補強工事を進めていきます。
安全第一で、お客様がこれからも安心して暮らせるように、しっかりと工事を進めてまいりますので、ご安心ください!

足場を使って屋根に登り作業を進めて行きます

仮設足場の最上段から屋根に登り移ります

屋根の修理と補強工事を始めるにあたって、階段が付いた特別な足場を設置しました。
この足場があるおかげで、工事に必要な道具や材料を安全に、そして楽に屋根の上まで運ぶことができるようになります。

普通の伸びるハシゴを使うと、どうしてもバランスを崩しやすく、たくさんの道具や重い材料を持って上り下りするのはとても危険です。
でも、階段付きの足場なら、安定した状態で上り下りできるので、安全に作業を進める上でとっても大事な設備なんです。
それに、仮設足場の一番上から屋根の上にスムーズに移動できるので、作業のスピードもぐっと上がります。
これによって、お客様にご迷惑をおかけする時間をできるだけ短くしながら、丁寧な工事を行うことができるというわけです。

ラインずれなどしている棟瓦を修復などしていきます

強風による瓦の修復作業

今回の屋根修理では、強い風のせいでズレてしまった「のし瓦」や「棟冠瓦(むねかんがわら)」という瓦を、一つひとつ丁寧に元の場所に戻していきます。
そして、また同じようにズレてしまわないように、棟瓦全体をしっかりと固定して、さらに丈夫にする作業を行います。
その時に使うのが、「コーキングボンド」という特殊な接着剤です。
この接着剤を瓦と瓦の接合部分に塗ることで、瓦同士がガッチリとくっつき、風や雨でズレたり落ちたりするのを防ぐ効果が期待できます。

コーキングボンドでしっかりと固定するのは、ただ単に瓦を元に戻すだけでなく、屋根の耐久性を高めて、長い間安全な状態を保つためにとても重要な工程なんです。
これによって、将来的な雨漏りのリスクを大きく減らすことができます。

冠棟瓦のラインずれ
冠棟瓦の隙間をコーキング塗布

今回の修理では、強い風で押し出されてズレてしまった棟冠瓦を、まず丁寧に元の正しい位置に戻す作業から始めます。
そして、また同じようなズレが起こらないように、棟冠瓦一枚一枚の隙間という隙間に、しっかりとコーキングボンドを塗って固定・補強していきます。

棟冠瓦は、屋根の最も高い部分にあって、いつも強い風や雨にさらされているので、しっかりと固定することが本当に重要です。
コーキングボンドを隙間にしっかりと埋めることで、瓦同士の密着性が高まり、風による吹き上げや振動によるズレを強力に防ぐことができます。

棟の内部に棟瓦が押されないように

点付けでコーキング塗布

今回の修理では、強い風でのし瓦が棟の内側に押し込まれるのを防ぐための対策をしっかりと行います。
具体的には、積み重ねられたのし瓦の接合部分に、コーキングボンドを点々と塗っていきます。
これは、瓦同士のズレを抑えて、より強く一体化させるための処置です。

さらに、のし瓦そのものにも点で補強を行います。
これは、瓦の動きを最小限に抑えて、強風による変形を防ぐためのとても重要な工程です。
点打ち補強とコーキングボンドを併用することで、のし瓦はしっかりと固定され、これまでのような風圧による押し込みを防ぐことができるようになります。

屋根の点検調査の際に隣家の屋根も被害に気がついて

隣家にも被害があって声をかけました

今回の雨漏り屋根点検の時、 たまたまお客様のお隣のお宅でも、大棟の棟冠瓦にいくつかのズレがあることに気が付きました。
お客様への点検報告の後、念のためお隣の方にもこの状況をお伝えしました。
撮った写真をお見せしながらご説明してみたのですが、 残念ながら、あまり深刻に受け止めていただけなかったようです。

もちろん、屋根の修理はご自身の 判断によるものですので、無理に勧めることは控えました。
「もし何か心配なことがあれば、お知り合いの業者さんなどに一度屋根の状態を見てもらうと良いかもしれませんね」とお伝えし、それ以上は強くお勧めせずに失礼しました。
屋根の不具合は、早く対処することで被害を できるだけ最小限に抑えることができます。

今回、お隣の方にはその重要性があまり伝わらなかったかもしれませんが、今後、何か気になることがあれば、いつでも専門業者にご相談いただくことをお勧めします。
私たちも、地域の皆様が安心して安全に暮らせるよう、精一杯努めてまいります。

補修作業の完了とお客様にお伝えしました

作業した範囲を掃除をします

棟瓦のズレを直し、コーキングボンドでしっかりと固定する作業が終わりましたので、屋根の上で使った道具などを丁寧に下ろし、作業した場所の掃除をしました。
すべての作業が終わった後、お客様にご報告させていただきました。
お客様は、今回の棟瓦のズレの原因になった強風の威力をあらためて驚かれて、「本当にすごいものですね」とおっしゃっていました。
そして、修理が無事に終わったことに対して、大変安心したご様子でした。

今回の修理によって、棟瓦がしっかりと固定され、強風による再びのズレや雨漏りの心配も軽減されたと思います。
お客様の安心した笑顔を見ることができて、私たちも大変嬉しく思います。
屋根は、私たちの大切な住まいを守る上で、非常に重要な役割を果たしています。
今回の修理を通して、お客様がこれからも安心して暮らしていけるよう、微力ながらお役に立てたのであれば幸いです。
何かご不明な点や気になることがございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

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