writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
「飛んだ屋根」を元通り以上に強く!見えない防水と仕上げのコーキング技
こちら現場での初回点検の様子は?
初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!
「まさか風で屋根がめくれるなんて…」
名古屋市昭和区のお客様を襲った、突然の突風被害。
私たちは剥がれた屋根を直すだけでなく、二度と同じ被害に遭わないよう補強を行いました。
ポイントは、棟板金の継ぎ目に施した「二重コーキング」。
雨水の侵入も、強風による飛散も許さない、鉄壁の修理リフォームをご紹介します。
【重要】ご相談のきっかけ・工事の背景
近年、名古屋市でもこれまでにない規模の台風や、予測困難な突発的強風が増えていると感じませんか。
天気予報で「猛烈な風」と聞いても、「自分の家は大丈夫だろう」と思ってしまいがちです。
しかし、その「まさか」は、ある日突然やってきます。
今回ご相談いただいたお客様も、そうでした。風の強い夜が明けた朝、お庭に見慣れない黒い破片がいくつも散らばっているのを発見されました。
「どこから飛んできたのだろう?」と不思議に思い、ふとご自宅の屋根を見上げた瞬間、言葉を失ったそうです。
屋根の一角が、ごっそりと剥がれ落ち、下地が剥き出しになっていたのです。
築年数が経つにつれ、屋根材を固定している釘の緩みや、屋根材自体のわずかな劣化の隙間から風が入り込みやすくなります。
一度風の通り道ができてしまうと、てこの原理で次々と屋根材が剥がされていくのです。
何より恐ろしいのは、屋根材の下にある防水紙までが破れてしまうこと。
こうなると、次の雨でほぼ確実に雨漏りが始まり、建物の寿命を縮める深刻な事態に発展します。
突然の被害に動揺し、大きな不安を抱えておられたお客様から、「すぐに見に来てほしい」と、私たちに緊急のご連絡が入ったのです。
建物の状況
| 築年数 | 築35年以上 |
| 工事費用 | 約25万円ほど |
| 施工期間 | 約2日間ほど |
| 建物種別 | 戸建て(木造) |
- 1. 「飛んだ屋根」を元通り以上に強く!見えない防水と仕上げのコーキング技
- 1.1.1. こちら現場での初回点検の様子は?
- 1.1.2. 【重要】ご相談のきっかけ・工事の背景
- 1.1.3. 建物の状況
- 1.1.4. 作業のビフォーアフター
- 2. 放置は危険!強風で破損した屋根と防水紙の緊急修理
- 3. 雨漏りを絶対に防ぐ!屋根修理における防水紙施工の重要ポイント
- 4. 強風に負けない屋根の秘訣は、基本に忠実な釘打ちにあり
- 5. 屋根の隅棟(すみむね)を美しく仕上げる専門技術
- 6. 屋根修理の総仕上げ。棟板金の復旧と防水コーキングの重要性
- 7. 棟板金の強風対策
- 8. 「とても綺麗になった」お客様の笑顔が、私たちの最高の評価です
- 9. FAQ(工事に関するよくある質問)
- 9.1.1. こちら現場での初回点検の様子は?
- 10. 同じ地域で行った施工事例記事!
- 11. 類似した作業で施工した現場ブログ記事!
作業のビフォーアフター


放置は危険!強風で破損した屋根と防水紙の緊急修理

近年、台風や突発的な強風による屋根被害のご相談が急増しています。
先日お伺いしたお宅では、突風が屋根材のわずかな隙間に下から吹き込み、煽られるような形で広範囲にわたって屋根材が剥がれ、飛散してしまったという状況でした。
早速、屋根に上がって詳しく点検させていただくと、剥がれた屋根材の下に敷かれていた防水紙(ルーフィング)までもが、強風の影響で裂けて破れていました。
この防水紙は、万が一の雨水の侵入を防ぐ「最後の砦」です。
ここが破損したままでは、次の雨が降った際に雨漏りに直結してしまうため、一刻も早い対応が求められます。
まずは、さらなる被害を防ぐための初期対応から開始します。
屋根の上に不安定な状態で残っている破損した屋根材は、落下すると大変危険なため、丁寧に取り除きます。
その際、屋根の頂点を覆う「棟板金」も一旦取り外し、安全かつ確実に下地処理を行える状態を整えました。
突然の屋根被害はご不安も大きいかと存じます。
被害を最小限に食い止めるためにも、異常を発見された際は、すぐに専門家へご相談ください。
雨漏りを絶対に防ぐ!屋根修理における防水紙施工の重要ポイント


屋根の破損箇所の撤去と清掃が完了し、いよいよお住まいを雨漏りから守るための最も重要な工程、防水工事に取り掛かります。
屋根材が飛散してしまった部分に、新しい防水紙(ルーフィング)を隙間なく丁寧に施工していきます。
この防水紙は、万が一、台風などの強風で屋根材が破損した際に、建物内部への雨水の浸入を防ぐ「二次防水」の役割を担う生命線です。
そのため、ただシートを貼るだけでなく、水の流れを正確に読み、雨水の通り道を完全に遮断する専門的な技術が求められます。
特に雨漏りの原因となりやすいのが、屋根の頂上にある「棟板金」の周辺です。
私たちは、新しい防水紙を棟板金の土台となっている木材の下へ、滑り込ませるように奥深くまでしっかりと差し込みます。
このひと手間を確実に行うことで、雨水が屋根裏へ回り込むのを防ぎ、軒先まで正しく排水させることができます。
強風に負けない屋根の秘訣は、基本に忠実な釘打ちにあり

万全な防水工事を終え、いよいよ屋根の仕上げとなる新しい屋根材「カラーベスト」(スレート屋根とも呼ばれます)を葺き上げていく工程です。
この作業において、私たちは「当たり前のことを、当たり前に、そして確実に行う」ことを何よりも大切にしています。
カラーベストには、下地に固定するための釘穴がメーカーによって一枚あたり4ヶ所定められています。
私たちの役割は、その指定された4ヶ所すべてに、専用のステンレス製固定釘を一本一本丁寧に打ち込んでいくことです。
「釘を4本打つ」というのは非常に単純な作業に聞こえるかもしれません。
しかし、この基本に忠実な施工こそが、屋根全体の強度を決定づけ、将来の台風や強風からお住まいを守るための最も重要なポイントなのです。
4本の釘でしっかり固定されて初めて、屋根は一体となり、風の煽りや振動に対して本来の性能を発揮できます。
屋根の隅棟(すみむね)を美しく仕上げる専門技術

屋根の平らな面の施工が完了すると、次はいよいよ職人の技術と経験が最も問われる「隅棟(すみむね)」部分の作業に取り掛かります。
隅棟とは、屋根の面と面が交わる山の角にあたる部分で、雨漏りのリスクが高い重要な箇所です。
この部分は、屋根の複雑な角度に合わせて、カラーベストを一枚一枚、専用工具を用いてその場で正確にカットしていく、まさにオーダーメイドのような作業が求められます。
そして、加工した屋根材を、棟の土台となる木材の下へ深く滑り込ませるように設置します。
この丁寧な「雨仕舞い」の処理が、横殴りの雨さえも浸入させない強固な防水性能を実現します。
また、屋根の形状によっては、カットした部材が小さくなり、規定の釘を打つスペースが確保できない場合があります。
その際は、無理に釘を打って屋根材を傷つけることはせず、強力な専用接着剤(コーキング)で確実に固定します。
屋根修理の総仕上げ。棟板金の復旧と防水コーキングの重要性

強風で飛散したカラーベスト(スレート屋根)の補修が完了し、屋根修理もいよいよ総仕上げの段階に入りました。
破損した屋根材の破片を完全に取り除くため、作業の最初に一時的に取り外しておいた屋根の頂上部分の「棟板金(むねばんきん)」を、再び元の位置に丁寧に取り付けていきます。
この復旧作業において、最も重要なポイントが「コーキング」による防水処理です。
棟板金は一枚の長い板ではなく、何枚かの板金を重ね合わせて設置されています。
そのため、その重なり合う部分に専用のコーキング材を隙間なく充填してから固定します。
このひと手間によって、板金の継ぎ目から雨水が内部に浸入するのを確実に防ぎます。
さらに、コーキングには板金同士を強力に接着する役割もあり、近年の台風や突風による振動や浮き上がりに対する強度を高める効果もあります。
棟板金の強風対策


全ての棟板金を元の位置に復旧させ、いよいよ屋根全体の強度と耐久性を確実にするための最終仕上げに入ります。
まず、取り付けた棟板金の側面から、下地となっている木材に向かって専用の固定釘を適切な間隔で打ち込み、風圧で浮き上がることがないよう物理的にしっかりと固定します。
そして、ここからがプロとして特にこだわる「ダメ押し」の工程です。
今回のような部分的な補修工事では、新しく設置した部材と、元からあった既存の部材との「境界部分」が、将来的な弱点となり得ます。
私たちは、そのリスクを未然に防ぐため、今回取り付けた棟板金と既存の棟板金が接する境界部分のわずかな隙間を、耐久性の高いコーキング材で丁寧に埋めていきます。
これにより屋根の一体感を高め、その隙間から突風が入り込んで再び被害が広がることを防ぎます。
「とても綺麗になった」お客様の笑顔が、私たちの最高の評価です

全ての修理・補強作業が完了し、いよいよお引き渡しのための最終工程です。
私たちは、作業の品質はもちろんのこと、完了時の後片付けやご報告までを一つの大切な仕事だと考えています。
屋根の上で使った工具や余った材料、交換した古い屋根材などの廃材はすべて丁寧に地上へ降ろし、責任を持って持ち帰ります。
「来た時よりも美しく」をモットーに、作業箇所とその周辺をきれいに清掃して、全ての工事が完了となります。
そして、お客様へ完了のご報告を差し上げます。
屋根の上は、お客様が直接状態を確認することが難しい場所です。
だからこそ、私たちは工事の各工程を写真に記録し、施工内容を「見える化」することを大切にしています。
施工前の状況から、見えない下地の防水処理、そして完成に至るまで、写真をご覧いただきながら一つひとつ丁寧にご説明し、ご安心いただくまでが私たちの務めです。
「強風で飛ばされて不安だった屋根が、見違えるように綺麗になって本当に嬉しい」と、お客様も満面の笑みで喜んでくださいました。
その笑顔と安心された表情を拝見できることこそ、私たちの最大の原動力です。
FAQ(工事に関するよくある質問)
費用と工期はどれくらいですか?
屋根材の交換、防水紙施工、板金脱着、廃材処分費などを含めて約25万円。工期は実質2日間でした。
新しい屋根材の色は浮きませんか?
築35年なので新品とは色が違いますが、機能回復を最優先した修理です。気になる場合は、この後屋根塗装を行えば完全に馴染ませることができます。
棟板金の「二重コーキング」とは?
板金を繋ぐ際、内側にコーキングを入れて防水し、設置後に外側からもコーキングを打って固定する方法です。水が入らず、風でも飛びにくい最強の施工です。
こちら現場での初回点検の様子は?
初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!
同じ地域で行った施工事例記事!
類似した作業で施工した現場ブログ記事!

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