工事のきっかけ
建物状況
築年数 ・・・ 築35年ほど
工事費用・・・ 約10万円ほど
施工期間・・・ 約2日ほど
建物種別・・・ 木造戸建て
作業ビフォーアフター
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施工事例で引用した現場ブログのリンク先
初動調査でもある屋根調査の内容はこちらの現場ブログから読めますよ↓↓↓
『名古屋市南区にて台風並みの強風が吹きすさぶ!目視による屋根点検!調査中に和瓦の浮きを発見!』
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
初回点検の無料診断と有料診断の違いの説明↓↓↓
『ヤマムラ建装での目視による建物点検で無料調査と有料調査の違いの説明』
見積もりから工事完了の請求書迄の一連の流れ
『弊社で建物のリフォーム工事などの依頼から契約書の取り交わしを経て工事完了までの一連の流れ』
台風級の強風が通り過ぎてから
【台風後の屋根点検の重要性】
台風が過ぎ去った後に、お客様から屋根の点検をお願いされることがあります。
台風中に屋根でゴンゴン音がしていたとのことで、心配されていたそうです。
屋根瓦に何か問題があった可能性も考えられるため、屋根の点検を行っていきます。
屋根の点検は台風後には特に重要ですので、しっかりと行っていきます。
伸び縮みする梯子(アップスライダー)を使って
『アップスライダーを利用した屋根点検の注意点』
写真のような、伸び縮みする梯子(アップスライダー)を設置できる場所を探して、屋根の先端部分でもある軒先部に梯子をかけました。
アップスライダーを軒先にかけてから、安全確保をして屋根に登って点検を行っていきました。
ただし、アップスライダーが使えない状況もあります。
設置する敷地がない場合や平行でない場合、アップスライダーを設置する角度が取れない場合、基礎が高くて屋根が高くなってしまっている場合、ベランダなどで軒先部に梯子が設置できない場合などが挙げられます。
その他、設置できない場合があるため、状況に応じて判断して設置できるかどうかを考えてみます。
屋根の上で目視による点検調査
屋根に登って調査してみたら、やはり屋根瓦が浮いていたり落ちたときの反動で破損していました。
台風の時の強風と、この屋根の横に隣家の外壁が有ったため、外壁に当たった戻り風が屋根瓦の方に来て、お互いがぶつかり合って余計に突風となって屋根瓦を浮かしていったのかと推察されます。
なお、台風の時に屋根瓦が浮きやすい場合で、こちらの屋根とお隣の家の外壁が近かった場合、ほぼ90%以上の確率で屋根瓦が浮いているかと思われます。
屋根瓦の前方部分にある隙間から、突風が入り込むことによって屋根瓦の裏側と野地板の間で、真空状態になってしまって軽い竜巻状態になって、屋根瓦が浮いたりズレたり飛んで行ったりします。
その屋根瓦が浮いた時に、そのまま同じ場所に屋根瓦が落ちたときの衝撃で、屋根瓦の先端が割れてしまい破損します。
台風が通り過ぎたときは、写真のように屋根瓦が浮いたり割れていたりします。
強風の力で浮いた瓦屋根の状態
突風で浮いた屋根瓦の状況について調査しました。
突風によって屋根瓦が浮いて隣の屋根瓦に乗っかる状態になっていました。
今回の屋根点検が早めに行われたおかげで、被害を防ぐことができましたが、もし家の誰もが気づかずに屋根瓦が浮いたままだった場合、次の台風が来るとその浮いた屋根瓦を中心に一気に屋根瓦が飛んでしまう可能性があります。
瓦が強風で上に向けて押されてしまい、屋根瓦がズレてしまっています。
上段にズレているため、ズレた屋根瓦の上に瓦が重なりが多くなり、隙間ができています。
ここの隙間も、次回の台風などの強風が入り込むと、屋根瓦が飛散する原因となり得ます。
お客様への点検報告として、浮いた屋根瓦は戻すように付け直し、破損している2枚の屋根瓦は新しいものに交換するように修理することを提案させていただきました。
その提案内容で、お見積りを作成してお客様にお渡ししました。
瓦の差し替え作業の様子
お客様より、お見積りに書いて合った項目で工事のご依頼をいただきました。
ご契約を取り交わしてから、作業の段取りを行ってご訪問させていただきました。
破損した和瓦を新しい和瓦に差し替え交換します
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【瓦屋根の交換作業について】
突風が吹いた時に浮きあげられた屋根瓦が、その場に落ちたときの衝撃で先端が破損した瓦屋根に対して、新しい瓦屋根で取り替えして交換修理を行いました。
瓦屋根の交換作業について、製造メーカー発表で同じ色の瓦屋根だとしても、時代と共に色がズレている時もありえます。
それ以外にも、既存の瓦屋根が紫外線などで色落ちしている場合があるため、新しい瓦屋根と言っても色合いも同じにならないことはありえますのでご了承お願いします。
浮いてしまった屋根瓦は、その場で正しい位置に修正した後、屋根全体にコーキングボンドで固定していきます。
これにより、強風などで瓦がズレることを防ぐことができます。
屋根瓦を固定する際には、一枚ずつ丁寧にコーキングボンドを塗っていきます。
隣同士の屋根瓦を接着しながら、確実に固定していきましょう。
コーキングボンドを塗る際には、屋根瓦の横側に塗布し、前面には【山】部分だけにコーキングボンドを塗ります。
このように接着塗りを行うことで、屋根瓦同士がしっかりと接着され、安定した屋根を作ることができます。
お客様に作業完了のご報告
赤丸で囲んだ部分にはコーキングボンドでの接着塗りが可能ですが、正面の青x部分には絶対にコーキングボンドを塗らないように注意してください。
お客様には、作業の完了報告と作業中に撮影した工程の写真をご覧いただき、作業の説明を簡潔にさせていただきました。
写真を見ながら、お客様も修理が行われていることを確認し、「次回以降の台風が来ても大丈夫そうですね」と喜んでいました。
コラムブログも書いています
悪徳・悪質訪販業者やリフォーム会社について書いたコラム
『突然来訪する飛込み訪問業者や悪質訪問リフォーム業者などの無料点検詐欺への対策方法』
仮設足場や材料を道路に置いておくための道路占有許可申請など
『仮設足場や材料などが敷地外の道路などに出る時は必ず道路使用許可や道路占有許可をとりましょう』
少しだけ火災保険をかけることの必要性について書いています
『名古屋市南区にて台風ぐらいの強風で被害があった時の火災保険!和瓦の破損などの修理!』