writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
【名古屋市昭和区】アスベスト屋根の雨漏りを解決!費用を抑える金属カバー工法の施工事例
先日、名古屋市昭和区の物件オーナー様より「貸家の店舗部分で雨漏りが発生した」と緊急のご相談をいただきました。
調査の結果、原因は築年数が経過したカラーベスト屋根の劣化でした。古い屋根にはアスベストが含まれていることが多く、解体すると高額な処分費がかかってしまいます。
そこで今回は、既存の屋根を残したまま新しい金属屋根を重ねる「カバー工法」をご提案しました。
費用を抑えつつ、店舗の営業を止めずに防水性能を新築同様に蘇らせるこの工法。
プロの職人が現場の状況に合わせて行う、こだわりの施工手順と防水のポイントを詳しくご紹介します。
【名古屋市昭和区】店舗物件の雨漏りを解決!アスベスト入り屋根に「カバー工法」が最適な理由

先日、名古屋市昭和区に物件をお持ちのオーナー様より、「所有する貸家から雨漏りしてきた」との緊急のご相談をいただきました。
建物は築年数がかなり経過しており、1階ではテナント様が店舗を営業されているとのこと。
営業への影響を最小限に抑えるため、速やかに現地にて屋根の点検調査を行いました。
調査の結果、屋根のカラーベストが経年劣化し、防水機能を失っていることが判明しました。
特に古い年代のカラーベストにはアスベスト(石綿)が含まれていることが多く、これを全て剥がして処分する「葺き替え工事」を行うと、産業廃棄物の処理費用が非常に高額になってしまいます。
そこで今回ご提案したのが、既存の屋根を撤去せずに、上から軽量な金属屋根材を重ねる「カバー工法」です。
この方法であれば、高額なアスベスト処分費をカットできるだけでなく、工事期間も短縮できるため、店舗営業を続けながら工事が可能です。
コストを抑えて耐久性を高めるための最善策として、多くのオーナー様に選ばれています。
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目次
- 1 【名古屋市昭和区】アスベスト屋根の雨漏りを解決!費用を抑える金属カバー工法の施工事例
- 2 屋根カバー工法で賢くリフォーム!費用を抑えて耐久性を高めるプロの判断
- 3 メーカー推奨が正解とは限らない?現場視点で選ぶ「最適なルーフィング施工」
- 4 下地が命!ルーフィングと金属屋根の正しい重ね方
- 5 屋根が飛ばない秘密は「先端」にあり!金属屋根の強固な固定方法
- 6 隣家との隙間も攻略!屋根の端「ケラバ」の防水処理とは
- 7 FAQ(よくある質問)
- 8 各地域でカバー工法や屋根葺き替えなどの点検やメンテナンスを行ったブログ記事
- 9 名古屋市昭和区と同じ地域の現場施工事例
- 10 現場ブログ・現場の施工事例・お客様の声 一覧ページ。
屋根カバー工法で賢くリフォーム!費用を抑えて耐久性を高めるプロの判断

この度、ご提案内容にご納得いただいたオーナー様より正式にご依頼をいただき、契約のお手続きを経て、いよいよ工事着工となりました。
今回採用するのは、劣化したカラーベストの上に新しい金属屋根材を重ねる屋根カバー工法です。
この工法の最大のメリットは、古い屋根を解体しないため、全面葺き替え工事と比較して工事費用を大幅に抑えられる点にあります。
しかし、単に上から被せれば良いというわけではありません。
最も重要なのは、新しい屋根を支える土台となる野地板(のじいた)や防水紙の状態です。
もし下地が腐食していれば、事前に適切な補修や交換を行わなければ、せっかくのリフォームも台無しになってしまいます。
こうした下地の判断や施工は、DIYや一般の方には非常に難易度が高い作業です。
建物の寿命を延ばすためにも、豊富な経験を持つ専門業者に相談し、確実な施工を行うことが大切です。
メーカー推奨が正解とは限らない?現場視点で選ぶ「最適なルーフィング施工」


既存のカラーベストの上に、新しい屋根の防水ラインとなる防水紙(ルーフィング)を施工していきます。
実はこの工程において、メーカーのマニュアルと現場の常識には少しズレが生じることがあります。
メーカー側は、裏面に粘着シートが付いたタイプの使用を推奨することが多いのですが、これはあくまで理想的な環境下での話と言わざるを得ません。
実際の屋根現場には屋根勾配があり、足元も決して平坦ではありません。
そのような不安定な状況で、強力な粘着シートをシワなく完璧に貼り付けることは、熟練の職人であっても至難の業です。
無理に粘着式を使ってシワができてしまっては、そこが新たな浸水の原因になりかねません。
そのため私たちは、現場の状況に合わせて粘着シートのない通常のルーフィングを採用することが多々あります。
重要なのは「何を使うか」だけでなく、「いかにズレなく、シワなく綺麗に貼るか」です。
私たちは机上の空論ではなく、現場での確実な施工品質を最優先に、雨漏りを防ぐための最善の方法を選択しています。
下地が命!ルーフィングと金属屋根の正しい重ね方


屋根カバー工法において、新しい屋根材を葺く前の「下準備」こそが、将来の雨漏りを防ぐ最大のポイントです。
まず、ルーフィング(防水紙)を全体に貼る前に、屋根の頂点にある棟板金と貫材(ぬきざい)を丁寧に取り除きます。
これは、新しい金属屋根を設置する際の高さ調整を行い、屋根の形を綺麗に整えるために欠かせない作業です。
障害物を撤去した後、防水の要となるルーフィングを屋根全体に敷き詰めます。
この時、屋根のてっぺんである陸棟部(ろくむねぶ)までしっかりと防水紙を被せ込むことで、頂上からの雨水の侵入を鉄壁の守りで防ぎます。
そして、ここからが職人の腕の見せ所です。
ルーフィングを上から順にただ貼るだけでは、重力でズレ落ちてしまうリスクがあります。
そこで私たちは、ルーフィングを1〜2段貼った段階で、屋根の先端部分である軒先(のきさき)から新しい金属屋根材の取り付けを開始します。
下から屋根材で防水紙をガッチリと押さえ込みながら施工を進めることで、防水紙のズレを防ぎ、長期間にわたって安心できる強固な屋根を作り上げます。
屋根が飛ばない秘密は「先端」にあり!金属屋根の強固な固定方法

新しい屋根を施工する際、私たちが最も神経を使うのが、屋根のスタート地点である軒先(のきさき)の処理です。
屋根材本体を張る前に、まずは専用の軒先板金という部材を土台としてガッチリと固定します。
この板金はただの飾りではありません。
一列目の金属屋根材の先端を、この板金に「カチッ」と挟み込むように噛み合わせて取り付けるための非常に重要なパーツです。
この「掴み込み」の構造により、屋根材と下地が一体化し、下から吹き上げるような強風であっても、隙間に風が入り込むことを物理的にシャットアウトします。
台風シーズンなどの暴風時に、屋根がめくれ上がったり飛散するリスクを最小限に抑えるためには、この軒先の納まりが命です。
工事が終われば見えなくなる部分ですが、最初のこの確実なひと手間こそが、お客様の安心を長く守り続ける秘訣なのです。
隣家との隙間も攻略!屋根の端「ケラバ」の防水処理とは


屋根の左右の端部分、専門用語で「ケラバ」と呼ばれる箇所も、実は雨漏りリスクが高い重要なポイントの一つです。
ここには専用の水切り板金を先に取り付け、その隙間に新しい金属屋根材を差し込むように施工していきます。
こうすることで、屋根を流れる雨水が板金内部の溝を通ってスムーズに排出され、強風時に横から雨水が逆流したり、屋根裏へ流れ込んだりすることを防ぐ構造になっています。
しかし、今回の現場はお隣の建物との距離が非常に近く、作業スペースが限られていたため、通常のように側面から板金を固定することが難しい状況でした。
そこで、今回は上から釘を打って固定する方法を採用しています。
もちろん、そのままでは釘の穴から水が入る可能性があるため、作業完了後に打ち込んだ釘頭にはコーキング処理を一本一本丁寧に行い、防水性を完璧に確保しました。
こうした現場の状況に合わせた柔軟な対応と、細かな部材の取り付けこそが、劣化したカラーベストを蘇らせる屋根カバー工法の品質を左右する重要な前準備となります。
見えない部分だからこそ手を抜かず、安心して長く住める屋根を作り上げていきます。
FAQ(よくある質問)
1.アスベストが含まれる屋根をそのままにして大丈夫ですか?
はい、固定されている状態であれば飛散の心配はありません。
カバー工法は古い屋根を剥がさないため、アスベストが空気中に舞うリスクを最小限に抑えつつ、安全に封じ込めることができます。
2.カバー工法はどのくらいの期間、持ちますか?
使用する金属屋根材によりますが、一般的に30年程度の耐久性があります。
従来のカラーベストよりも錆に強く、メンテナンスの手間が大幅に軽減されるのが特徴です。
3.店舗を営業しながらの工事は、騒音などで迷惑になりませんか?
古い屋根を解体する「葺き替え」に比べると、大きな音が出る工程が少なく、工期も短いです。
お客様の出入りに配慮し、安全を確保しながら作業を進めますのでご安心ください。
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