大府市の屋根リフォーム!洋風瓦の施工と軒先・ケラバの徹底防水

名古屋市近郊の大府市で進めております、大規模な屋根リフォームの続報です。
前回の工程で古い瓦を降ろし、強固な防水下地(ルーフィング)を完成させました。

いよいよ今回は、新しい洋風瓦を葺き上げていく様子をご紹介します。
屋根材をただ並べるだけでなく、強風や地震に備えた二重の固定方法や、雨漏りの報告が特に多い「ケラバ袖部」の特殊な防水処理など、完成すると見えなくなる部分にこそ、私たちのこだわりが詰まっています。
一軒一軒の住まいに寄り添い、数十年先まで安心をお届けするための、現場のリアリティ溢れる作業風景。
これから屋根の修繕を検討されている方は、判断基準のひとつとしてぜひ参考にしてください。

こちら現場での初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

【大府市】瓦葺き替え工事で古瓦と屋根土の撤去!雨漏りを防ぐ重要なルーフィング

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 見えない部分こそ重要!屋根リフォームの「撤去・下地・防水」全工程 こんにちは。今回は大府市で実施した大規模…

新しい洋風瓦の施工開始!軒先・ケラバの作業風景

01.大府市 葺き替え 合板に重ねるようにルーフィングを貼ります。
02.大府市 葺き替え 桟木を既定された寸法で屋根に打ち付けます。

前回は、古い屋根瓦と屋根土をすべて撤去し、屋根の強度を高めるために新しい野地板合板で補強を行いました。
さらに、お住まいを雨漏りから守るためのルーフィング(防水紙)を張り終えたところまでをご紹介しました。

さて、頑丈な防水下地が完成し、いよいよ新しい屋根材を葺いていく工程に入ります。
今回の現場ブログでは、まずルーフィングの上に、新しい洋風瓦を固定するための「桟木」を規定の寸法通りに設置していきます。

そして、その桟木を土台として、屋根の先端部分である「軒先部(のきさきぶ)」や、屋根の側面(端側)である「ケラバ袖部(そでぶ)」から、新しい洋風瓦を葺き上げていく様子を中心にご紹介いたします。
美観と防水性の両方において非常に重要な部分の作業となりますので、ぜひご覧ください。

新しい洋風瓦の施工手順!軒先から始める「瓦の固定方法」

03.大府市 葺き替え 新しい平板瓦を一枚ずつ取り付けます。

まず、施工に必要な枚数の新しい洋風瓦を、安全に屋根の上まで運びます(荷揚げ)。
そして、屋根の最も低い先端部分である「軒先(のきさき)」から、瓦を横一列にまっすぐ並べる作業からスタートします。

軒先の一列目が完了したら、今度は屋根の頂上である「大棟(おおむね)」に向かって、下から上へと一段ずつ瓦を葺き上げていきます。
その際、瓦をどのように固定するかが非常に重要です。
まず、あらかじめルーフィングの上に取り付けておいた「桟木」に、新しい洋風瓦の裏側にある「爪」をしっかりと引っ掛けます。

さらに、引っ掛けるだけではありません。強風や地震で瓦がズレたり飛ばされたりしないよう、瓦に設けられている専用の「釘穴」に釘を通し、下地の野地板まで確実に打ち込んで固定していきます。
この「爪」と「釘」による二重の固定作業を、瓦一枚一枚に対して丁寧に行うことで、丈夫で安心な屋根が完成します。

瓦施工と同時がベスト!「雪止め金具」の取り付けと、雨漏りを防ぐ洋風瓦の葺き方

04.大府市 葺き替え 雪止め金具も瓦施工の途中で取り付けておきます。
05.大府市 葺き替え 一列一段ずつ新しい平板瓦を取り付けて行きます。

屋根瓦の葺き替え工事では、地域によって「雪止め金具」の設置も同時に行うことがあります。

今回の現場では、あらかじめ雪止め金具の設置が決まっていたため、新しい洋風瓦を葺いていく途中で金具を取り付けていきます。
瓦の施工と同時に設置すると、瓦同士が重なる部分で固定用のビスを打ち込めるため、金具自体の強度をより高めることができます。
もちろん、後付け工法にも優れた金具があり、適切に施工すれば積雪の重みで簡単に落下するものではありませんのでご安心ください。

さて、屋根瓦の施工は、屋根の頂上(大棟)に向かって下から一段ずつ、丁寧に葺き上げていきます。
特に洋風瓦などの場合、上の段の瓦が下の段の瓦の半分ずれるように(千鳥に)施工していきます。

これはデザイン性だけでなく、雨水の流れを分散させ、瓦の隙間からの雨水の浸入を最小限に抑えるための、非常に合理的な施工方法です。
瓦自体がそのように作られており、私たちはその特性を最大限に活かして、雨漏りのない丈夫な屋根を仕上げていきます。

雨漏りを防ぐ要所!「ケラバ袖部(屋根の端)」の丁寧な防水・下地処理

06.大府市 葺き替え 屋根の端側に高さ調整材と水流れ板金を設置します。

皆様があまり意識しないかもしれませんが、実は「雨漏りの報告が非常に多い場所」があります。
それが、屋根の側面(端)にあたる「ケラバ袖部」です。

今回は、この重要なケラバ袖部の施工についてご紹介します。
雨漏りしやすい箇所だからこそ、私たちは瓦を葺く前の下準備を徹底して行います。

まず、ルーフィング(防水紙)を張った後、桟木を打つ前に、ケラバ袖部専用の瓦を正しく取り付けるための「下地」を先に施工します。
具体的には、瓦の高さを精密に調整するための部材や、固定用のビスを強固に効かせるための下地材を設置します。

さらに、雨漏りを防ぐための「保険」として、もう一つの重要な部材を取り付けます。
それが「水流れ板金材」です。万が一、瓦の隙間から雨水が侵入しても、この板金が受け止めて、安全に軒先の雨樋まで水を導いてくれます。
この板金材も、必ず瓦を葺く前に設置します。
見えなくなる部分の「丁寧な下準備」こそが、お住まいを雨漏りから守る最も大切な工程だと私たちは考えています。

屋根の端「ケラバ袖部」の瓦切断加工と防水仕上げ

07.大府市 葺き替え 加工した瓦を隙間に施工します。
08.大府市 葺き替え ケラバ袖瓦を屋根の端側に一枚ずつ取り付けます。

屋根リフォームの中でも特に職人の技術と丁寧さが求められる、屋根の端「ケラバ袖部」の仕上げ作業についてご紹介します。

新しい洋風瓦は工業製品のため、横幅のサイズは決まっています。
そのまま屋根の端まで葺いていくと、多くの場合、最後に半端な隙間が残ってしまいます。
この隙間を完璧に納めるため、職人が現場で寸法を正確に測り、瓦を一枚一枚切断加工して、隙間にぴったり合うように調整します。

ただ切断するだけではありません。
その加工した瓦を取り付ける際には、隣の瓦との接合部分に「コーキングボンド」をしっかりと充填します。
これにより瓦同士を接着させ、隙間からの雨水の浸入を二重に防ぎます。

そして、この加工した瓦の上から「ケラバ袖専用瓦」を重ねて取り付けていきます。
この専用瓦は、屋根の先端(軒先)から頂上(大棟)に向かって、下から一本ずつ順番に施工します。
一本設置するごとに、雨水の浸入を防ぐ「パッキン付きビス」で下地に強固に固定し、その上に次の専用瓦を重ねていきます。
この丁寧な作業を繰り返すことで、美観と防水性を両立させた丈夫な屋根の端が完成します。


洋風瓦は、従来の和瓦と比べて強度はどうですか?

現在の洋風瓦(F型瓦など)は、高い防災性能を備えています。今回の現場のように釘と爪で二重に固定するため、強風による飛散や、地震によるズレに対して非常に強い耐性を持っています。

雪止め金具は後からでも付けられますか?

はい、後付け専用の高品質な金具もございます。ただ、今回のように葺き替え工事の際にあらかじめ設置するほうが、瓦の下地とより強固に一体化させることができるため、おすすめです。

瓦をカットした隙間にコーキングをするのはなぜですか?

カットした瓦は形状が複雑になりやすく、わずかな隙間ができやすいためです。そこを防水材のコーキングで補強することで、台風などの激しい横殴りの雨から家を守ります。

次回の現場ブログ記事の内容は?

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名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

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