瓦の表面が「皮がむけるように」剥がれている!それは雨漏りへのカウントダウンです

「屋根の瓦が、なんだかボロボロになっている気がして…」
名古屋市南区のお客様より、ご不安な声をいただきました。

駆けつけると、築50年以上の日本瓦の表面がポロポロと剥がれ落ち、無残な姿に。
これは単なる汚れではなく、瓦そのものの寿命に関わる深刻な症状でした。

さらに屋根の上には、割れた瓦の破片が散乱し、いつ落ちてきてもおかしくない状態。
なぜこうなってしまったのか?プロがその原因と対策を紐解きます。

【雨漏り調査】名古屋市南区の築50年以上の屋根、原因は瓦の劣化だけ?

01.名古屋市南区 瓦差し替え 破損した瓦屋根の点検でご訪問しました。

名古屋市南区にお住まいのお客様から、「屋根から雨漏りがするので、一度見てほしい」とご不安な様子でご連絡をいただき、早速現地へ向かわせていただきました。

お話を伺うと、おじい様の代に建てられてから、これまで一度も外壁や屋根といった外装リフォームを行ったことがないとのこと。
長年の雨風からご家族を守り続けてきた、歴史あるお住まいです。

道中、築年数から考えて、おそらく屋根瓦が経年劣化し、ひび割れやズレが生じているのだろうと推測していました。

しかし、雨漏りの原因は一つとは限りません。

目に見えない部分に思わぬ問題が隠れていることも多く、慎重な調査が求められます。
果たして、雨漏りの本当の原因は何だったのでしょうか。

屋根に登って判明した深刻な瓦の劣化

02.名古屋市南区 瓦修理 屋根に昇って瓦屋根が破損していました。

名古屋市南区で雨漏りのご相談をいただいたお客様のお住まいで、早速、専門調査を開始しました。

ご挨拶を済ませて建物の全体を拝見すると、長年の歴史が感じられる佇まいでした。
原因を特定するため、すぐに屋根に上がらせていただくと、そこには想像以上に厳しい現実がありました。

新築時から一度もメンテナンスをされていなかった屋根瓦は、長年の紫外線や雨風の影響で、表面がめくれて本来の防水機能が失われている状態でした。
また、至る所に細かなひび割れも見受けられ、いつ雨水が浸入してもおかしくない状況です。
これが雨漏りの直接的な原因の一つであることは間違いありません。

しかし、私たちの調査はここで終わりません。
さらに詳しく見ていくと、別の問題点も明らかになってきました。

瓦の表面が剥がれる原因と雨漏りの危険性

03.名古屋市南区 瓦修理 経年劣化で表面が剥がれている瓦。

屋根瓦の表面の剥がれ。実はこれ、雨漏りに直結する非常に危険なサインです。
では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか。

原因は、瓦の製造方法に隠されていることがあります。
瓦は粘土を高温の窯で焼き固める「焼成」という工程を経て作られますが、この時の温度管理が瓦の強度を決定づけます。

昔は、現在のような品質管理が徹底された工場だけでなく、家内工業のような小さな窯で瓦が作られることも多くありました。
そうした環境では窯の温度を均一に保つことが難しく、焼きが少し甘い、いわば“生焼け”のような状態の瓦ができてしまうことがあったのです。

このような瓦は、長年厳しい自然環境にさらされるうちに表面の耐久性が失われ、ポロポロと剥がれてしまいます。
そして、水を弾く力が弱まった結果、雨漏りを引き起こしてしまうのです。

「瓦は高い」は過去の話?プロが教える最新の屋根リフォーム事情

04.名古屋市南区 瓦修理 最新の瓦は管理された工場で作成されます。

昔の瓦に見られた劣化のお話に、ご自宅の屋根リフォームを検討中の方は少し不安に思われたかもしれません。
しかし、どうぞご安心ください。現在の瓦の品質は、当時とは比べ物にならないほど進化しています。

今の瓦は、コンピュータ制御された最新の工場で、厳格な品質管理のもと製造されています。
そのため、昔の瓦のように製造時の焼きムラが原因で、表面が剥がれたり、ひび割れが起きたりする心配はほとんどありません。

さらに、最近では価格の面でも大きな変化が起きています。
これまで屋根材として広く使われてきた金属の価格が世界的に高騰している影響で、工事内容によっては瓦屋根の方が費用を抑えられるケースも出てきました。

特にデザイン性の高い「洋風平板瓦」なども、今やコストパフォーマンスに優れた選択肢の一つです。
丈夫で長持ち、そして価格的にも魅力が増した瓦屋根を、リフォームの際にぜひご検討ください。

【屋根の危険信号】その瓦のひび割れ、雨漏りの直接原因です

05.名古屋市南区 瓦修理 ここまで破損すると交換しかありません。
06.名古屋市南区 瓦修理 亀裂部分から雨水が入り込むこともあります。

屋根を詳しく点検していくと、表面の劣化だけでなく、さらに深刻な問題を発見しました。
それは、経年劣化によって生じた瓦の「亀裂」です。

長年の風雨や寒暖差に耐え続ける中で、瓦にひびが入り、完全に割れてしまっている箇所が複数見つかりました。
この亀裂は、雨漏りにとってはまさに直行ルートです。
ほんの僅かな隙間からでも雨水は容赦なく浸入し、瓦の下にある防水シートや木材をじわじわと傷めていきます。

このような状態を放置してしまうと、雨漏りが悪化するだけでなく、建物の構造自体にもダメージが及ぶ可能性があります。
ここまで症状が進行している場合、塗装などの一時的な補修では解決しません。
雨漏りを根本から断ち切るために、割れた瓦を新しいものへ交換する修理が急務となります。

【雨漏り調査完了】瓦の落下危険性とお客様のご要望を活かした修理プラン

07.名古屋市南区 瓦修理 瓦屋根全体が劣化で破損箇所が多いです。
08.名古屋市南区 瓦修理 築年数が経過しすぎて亀裂が入った瓦。

名古屋市南区で行ってきた屋根調査の結果、雨漏りの原因である多数の瓦の亀裂や破損が明らかになりました。
さらに、これらの傷んだ瓦はいつ地面に落下してもおかしくない状態で、通行人の方に危険が及ぶ可能性もあり、早急な対応が求められます。

調査後、撮影した写真をお客様にお見せしながら、専門用語を避けて屋根の現状と雨漏りの根本原因をご説明しました。
するとお客様から、「敷地に余っている別の建物の瓦があるのだけれど、これを使って何とか修理できないだろうか」というご相談をいただきました。

もちろん可能です。
使える資材を活かしてコストを抑えることも、私たちプロの腕の見せ所です。
お客様のご要望を尊重し、ご提供の瓦を使った最適な部分修理プランをご提案。
工事に必要な技術料や防水処理のための副資材費なども丁寧にご説明し、ご納得いただくことができました。

後日、準備を整え、修理工事にお伺いするお約束を交わしました。

【名古屋市南区 雨漏り修理】お客様支給の瓦で賢くコスト削減!

09.名古屋市南区 瓦修理 お客様の要望で置いてあった瓦を使用します。

先日お約束した名古屋市南区のお客様のもとへ、いよいよ雨漏りの修理工事に伺いました。
今回は、お客様が大切に保管されていた予備の瓦を活用し、破損箇所を交換する部分修理を行います。

敷地内の別の建物で使われていた瓦で、昔の職人さんが将来のためにと残してくれたものだそうです。
時を経て、その心遣いが活かされることになりました。

作業はまず、ひび割れた瓦を周囲の健全な瓦を傷つけないよう、一枚一枚慎重に取り外すことから始めます。
そして、ただ新しい瓦をはめ込むのではなく、その下の防水シートが傷んでいないかなど、見えない部分の状態もしっかりと確認。
再発を防ぐための重要な工程です。

お客様にご提供いただいた瓦で差し替え、無事に作業は完了。
少し色合いは異なりますが、何よりも雨漏りの不安と瓦落下の危険がなくなり、お客様にも大変喜んでいただけました。
これでまた安心してお過ごしいただけます。

【建て替え前の雨漏り修理】お客様の計画に寄り添う最適な屋根補修

10.名古屋市南区 瓦差し替え 破損瓦から新しい瓦へと差し替えしました。
11.名古屋市南区 瓦差し替え 年代によってはサイズが代わるため加工が必要です。

雨漏りの原因となっていた他の箇所の瓦も、同様に交換修理を進めていきました。
実は今回の工事、お客様の将来のご計画に合わせた、最適なプランをご提案した結果なのです。

お客様から「数年後には家の建て替えを予定している」というお話を伺っていました。
そのため、ご要望は「高額な費用をかけて完璧に直すよりも、まずは雨漏りを確実に止め、建て替えまでの数年間を安心して過ごせるようにしたい」というものでした。

そのお気持ちを第一に考え、私たちは全面的な葺き替え工事ではなく、お客様がお持ちの瓦を活用した部分修理が最善の策であるとご提案しました。
見た目の色合いは変わりますが、将来の計画を考慮すれば、これが最も無駄のない賢明な選択です。

お客様にも「これで安心して計画を進められる」と大変ご満足いただけました。
私たちは、ただ直すだけでなく、お客様一人ひとりのご事情やライフプランに寄り添ったご提案を最も大切にしています。


なぜ瓦の表面が剥がれるのですか?

昔の瓦は製造時の温度管理が難しく、稀に焼きが甘い(生焼けのような)瓦が混ざることがありました。それが50年の風雨で限界を迎え、表面から脆く崩れてしまっているのです。

破片が屋根にあると危ないですか?

大変危険です。台風の強風や地震の揺れで、鋭利な破片が庭や道路へ一斉に落下する恐れがあります。人や車を傷つける前に、早急な撤去と修理が必要です。

もうすぐ建て替える予定ですが、修理は必要ですか?

雨漏りしている、または落下の危険がある場合は、建て替えまでの一時的な期間だけでも修理すべきです。その際は、費用を抑えた「持たせるための修理」をご提案します。

次回は施工事例になります!


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