writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
そのひび割れただの劣化じゃありません!「水漏れ」のサインを見逃すな

「壁のヒビが、だんだん大きくなっている気がして…」
豊明市のお客様より、境界壁の亀裂についてご相談をいただきました。
現場を見ると、モルタルの壁に深く刻まれた縦横の亀裂。
「何かがおかしい」と感じて周辺を調査すると、壁の足元にあるものを見つけました。
壁の劣化原因が「水道管」だったという、意外な調査結果をご報告します。
その壁のひび割れ、どこに相談?豊明市で始めた原因調査レポート

豊明市のお客様のもとへ、境界壁の詳しい状況を調査するために伺いました。
現地で拝見すると、モルタルの壁の表面に、縦と横にかなりはっきりと、一直線のひび割れ(クラック)が入っているのを確認しました。
お客様にお話を伺うと、以前からこのひび割れには気づいていたそうですが、「こんな状態はどこに相談すればいいのか」と悩まれ、専門家探しに大変お困りだったとのことでした。
確かに、お住まいのトラブルは、その内容によって相談先が分かりにくいことが多く、多くの方が同じような悩みを抱えていらっしゃいます。
今回、お客様はご縁があって私たちにご相談くださいましたが、私たちは住宅リフォームの専門家として、そのようなお悩みの最初の窓口でありたいと考えています。
今回のひび割れは比較的大きいものだったため、なぜこのような亀裂が発生したのか、慎重に原因を調査していく必要があります。
これから詳しい調査を進め、お客様に安心していただくための最適な解決策を見つけてまいります。
壁のひび割れ原因は表面?内部?プロが見極める診断のポイント

境界壁のひび割れについて、その原因を探るべく、さらに詳細な点検を行いました。
ひび割れの状態を正確に把握するため、私たちはまず、特に亀裂が大きい箇所を重点的に確認します。
診断の基本は、目で見る「目視」と、手で触れて感触を確かめる「指触」です。
今回のひび割れを指でなぞるように確認していくと、単に表面だけに線が入っているのではなく、壁の奥深くから亀裂が発生しているような感触がありました。
このことから、何かがぶつかるなどしてできた表面的な傷ではなく、壁の内部に根本的な原因が潜んでいる可能性が高いと予測できます。
例えば、壁の土台である基礎部分の沈下や、壁内部の構造的な問題などが考えられます。
表面だけを補修しても、内部に原因が残っていては再発のリスクが高まります。
そのため、私たちはこの予測を元に、さらに深掘りした調査を行い、本当の原因を突き止めていきます。
壁のひび割れ、意外な原因?壁内部の水道管を調査

ひび割れは表面的なものではなく、壁の内部に原因がある可能性が高いとお伝えしましたが、その仮説を裏付けるかのように、壁の下部を調べていると、中から排水管と思われるものが突き出ているのを確認しました。
このことから、一つの新たな仮説が浮かび上がります。
それは、敷地内の水道管や排水管がこの境界壁の内部を通るように設置されており、その配管が経年劣化によって腐食したり、破損したりしているのではないか、という可能性です。
もし壁の内部で配管が破損し水が漏れていた場合、その水分が壁のコンクリートや鉄筋を徐々に侵食し、強度を低下させて大きなひび割れを引き起こす原因となり得ます。
一見すると壁とは無関係に思える水道管が、実はトラブルの根本原因だったというケースは少なくありません。
この仮説を検証するため、さらに調査を続けます。
原因は漏水か?水道メーター発見で核心に迫る壁のひび割れ調査


スタッフがお客様の敷地であるお庭を丁寧に見ていくと、ひび割れた境界壁のすぐ近くで、水道メーターのボックスを発見しました。
これは、この壁の付近に間違いなく水道管が埋設されていることを示す有力な証拠です。
この発見により、私たちの予測は一層確かなものとなりました。
つまり、壁の内部や真下を通る水道管が経年劣化などで破損し、そこから漏れ出た水が常に壁の基礎や内部を濡らしていた可能性が非常に高いと考えられます。
モルタルやコンクリートは、常に水を含むと強度が著しく低下し、内部の鉄筋の腐食も誘発します。
その結果、今回のような大きな亀裂や破損を引き起こしてしまうのです。
原因の核心に迫ることができた今、次はこの問題をどう解決していくかを考えていきます。
【豊明市・壁のひび割れ調査完了】原因を特定し、最適な修理方法をご提案

豊明市で進めてまいりました境界壁のひび割れ調査は、ついに原因の特定に至りました。
これまでの調査で発見した水道メーターの位置やひび割れの入り方から、壁の内部かその直下を通る水道管の経年劣化による漏水が、今回のトラブルを引き起こしたと結論付けました。
今回の調査では、お客様にも現場で一緒に状況をご確認いただきました。
専門家がどのような視点で原因を判断しているのかを直接見ていただくことで、なぜ修理が必要なのかを深くご納得いただけたことと思います。
私たちは、このように原因と対策をお客様と共有し、透明性の高い工事を進めることを何よりも大切にしています。
この調査結果に基づき、根本原因である漏水への対処を考慮しつつ、ひび割れてしまった壁を確実に補修するための最適な作業をご提案し、お見積もりを作成させていただきました。
ただ壊れた箇所を直すだけでなく、その原因から解決へ導くことこそが、私たちプロの仕事です。お住まいのどんな小さなお悩みも、ぜひ一度ご相談ください。
FAQ(工事に関するよくある質問)
壁のひび割れと水道管に関係があるのですか?
はい、大いにあります。壁の中や下を通っている水道管から水が漏れると、地盤が緩んだり、壁のコンクリートが水を吸って脆くなったりして、大きな亀裂(クラック)を引き起こすことがあります。
水道メーターで漏水はわかりますか?
家中の水を止めているのに、水道メーターの「パイロット(銀色のコマ)」が回っていたら漏水の証拠です。今回の現場も、メーター近くの配管が怪しいと睨んで調査しました。
工事はどうなりますか?
まずは水道業者(または弊社提携)による漏水修理を行い、その後に壁の補修を行います。原因(水漏れ)を止めずに壁だけ直しても、またすぐに割れてしまうからです。
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