瓦屋根を「剥がす」!新しい安心を作るための最初の大仕事

01.中川区 屋根めくり 屋根めくりで棟瓦から順番に撮ります。

「あんなに重かった瓦が、あっという間になくなりましたね」
名古屋市中川区の現場にて、2階屋根の解体作業が進んでいます。

葺き替え工事で最も体力を使うのが、この「既存瓦の撤去」です。
数トンにも及ぶ瓦を、一枚一枚手作業で剥がし、機械で降ろしていく。

普段は見ることのない、屋根の解体ショーをご覧ください。

前回の現場ブログ記事は?

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こちら現場での初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

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屋根リフォーム開始!モニエル瓦の撤去作業

まずは屋根のてっぺん「棟瓦」から丁寧に解体

02.中川区 屋根めくり 棟瓦を固定している釘を取りながら取り剥がします。
03.中川区 屋根めくり 平瓦を上から順番に取り剥がします。

瓦の撤去作業は、屋根の一番高い場所、「大棟(おおむね)」からスタートします。
まず、棟を覆っている冠のような形の棟瓦(むねがわら)を、釘を一本ずつ抜きながら丁寧に取り外していきます。

続いて、棟瓦の下にあった熨斗瓦(のしがわら)も同様に撤去します。
今回のお住まいでは、この熨斗瓦が漆喰の代わりも兼ねる仕様だったため、解体時に古い漆喰や屋根土がほとんど出ず、粉塵が舞うこともなくスムーズに作業を進めることができました。

広い面の「平瓦」を次々と剥がしていきます

04.中川区 屋根めくり めくった平瓦を固めておきます。
05.中川区 屋根めくり 一塊で固めて後で屋根から降ろします。

棟部分の瓦がすべて無くなったら、次はいよいよ屋根の広い面を覆っている「平瓦(ひらがわら)」の撤去に取り掛かります。
棟に近い場所から順番に、一枚一枚、職人が手作業で剥がしていきます。

剥がした平瓦は、作業スペースを確保するため、屋根の上の空いた場所に一時的にまとめて積み重ねておきます。
こうして屋根の数カ所に瓦の山を作り、後でまとめて地上へ降ろしていきます。

撤去した大量の瓦はどうなる?安全な搬出の裏側

専用はしごの台車に乗せて安全に地上へ

06.中川区 屋根めくり 瓦を梯子の荷台に乗せて降ろします。

屋根の上にまとめられた瓦の山を、いよいよ地上へと降ろしていきます。
ここで活躍するのが、前回設置した「荷降ろし用はしご(スライダー)」です。

はしごのレール上を動く台車に、職人が瓦を丁寧に並べて載せていきます。
準備ができたら、ワイヤーを操作して、台車がゆっくりと地上まで滑り降りていきます。
決して一気に落とすようなことはせず、安全を最優先で作業を進めます。

地上に降りてきた瓦は、待機している別の職人が受け取り、トラックの荷台にきれいに積み込んでいきます。
手作業で丁寧に積むことで、運搬中に荷崩れするのを防ぎます。
こうしてトラックが瓦で満杯になったら、法律に則って適切に処理を行うための専門の産業廃棄物処分場へと運搬します。

瓦がなくなった屋根の状態は?

瓦を支えていた「桟木」もすべて撤去

07.中川区 屋根めくり 瓦と桟木をすべて取り除きます。
08.中川区 屋根めくり 既存のルーフィングの状態になりました。

屋根全体のモニエル瓦をすべて撤去し終えました。
しかし、これで終わりではありません。
次に、瓦を引っ掛けて固定するために屋根に打ち付けられていた「桟木(さんぎ)」という細い木材も、一本残らずすべて取り除きます。

桟木まで全て撤去し、ホウキと塵取りで掃除をすると、屋根の下地である「野地板(のじいた)」と、その上に敷かれた防水シート(ルーフィング)が姿を現しました。
新築時に施工されたこの防水シートですが、幸いにも大きな劣化や破れなどは見られませんでした。
また、その下の野地板も頑丈な合板で、強度も精度も非常に良い状態を保っていました。
このため、一時的な雨養生(※)としてはこのままで問題ないと判断。
作業を中断する夜間や、万が一雨が降っても安心です。

※雨養生(あまようじょう)…工事の途中で雨が降っても、建物の中に雨水が浸入しないように防水処置を施すこと。

これで2階部分の屋根の撤去作業は完了です。
次回は、1階部分の屋根の撤去作業へと移っていきます。


瓦はどこから剥がすのですか?

必ず屋根のてっぺんにある「棟瓦(むねがわら)」から始め、徐々に下の「平瓦」へと進みます。逆の手順だと、上の瓦が崩れ落ちてくる危険があるからです。

撤去した瓦はどう処分されますか?

産業廃棄物として、許可を持った専門の処分場へ運搬・処理されます。トラックの荷台にきれいに積み込むのも、運搬中の荷崩れを防ぐための重要な作業です。

工事はうるさいですか?

瓦を剥がす音や、職人の足音などはどうしても発生します。事前にご近所様へご挨拶し、工事期間や時間帯をお伝えして、ご理解をいただけるよう努めています。

次回の現場ブログ記事の内容は?

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