名古屋市南区【ユカルーフ施工】快適空間へ!土間コンクリートに高品質な床シートを貼る事務所リフォーム工程

土間コンクリート床の寒さ対策!事務所リフォームを貼る全工程

01名古屋市南区 床シート コンクリの上に重ねるように床シートの作業を行います。01

いつもヤマムラ建装のホームページをご覧いただきありがとうございます!
今回は、以前からご紹介している名古屋市南区の印刷会社さんのリフォーム事例の続きです。
こちらの会社様は、元々1階の受付スペースに大きな印刷機械を設置するため、頑丈な土間コンクリートの床でした。
しかし、時代の流れと共に印刷業からデザイン会社へと事業を移行され、使わなくなった大型機械は他の印刷会社さんへ譲られたそうです。

空いてしまった広大なスペースをどうにか有効活用できないかと悩んでいた時、ちょうど弊社の名刺作成でお伺いした際にご相談いただき、お見積もりのご依頼をいただきました。
お客様と細かく打ち合わせを重ね、金額や床材のサンプルをご確認いただいた結果、ついに床シートの施工をご依頼いただくことになりました!

高品質な床シートで快適空間へ!サンゲツ製が選ばれる理由

今回、この1階の店舗スペースには、サンゲツ製の高品質な床シートを施工する予定です。
サンゲツは、住宅や店舗で使われる床材や壁紙などを手掛ける、日本でも有数のメーカーです。
耐久性はもちろんのこと、デザイン性も高く、お客様のご希望に合わせた様々な選択肢があります。

新しい床シートが敷かれた1階部分には、明るく開放的な受付と、お客様と気軽に打ち合わせができる簡易的なスペースが作られるそうです。
冷たい土間コンクリートの床が、温かく快適な空間へと生まれ変わることで、お客様にとっても、訪れる方々にとっても、より心地よい場所になることでしょう。

床シートを貼る前の大切な準備:物の移動と床シートの魅力

02名古屋市南区 床シート 印刷材料や事務用品などが置かれてました。

03名古屋市南区 床シート お客様の方で移動作業を行っていただきました。

新しい床シートを施工する前に、お客様には1階スペースにあった事務用品や印刷材料などを移動していただきました。
内装工事の場合、私たちの方で物を移動すると、万が一破損などの問題が生じる可能性があります。
お客様の大切なものを守り、スムーズに工事を進めるためにも、作業の妨げになるものは事前にお客様にご移動をお願いしています。
ご協力いただき、本当にありがとうございます!

今回使用する「床シート」ってどんなもの?

今回のリフォームで使うのは「床シート」と呼ばれる素材です。
これは、正式には「塩ビ系ビニルシート床材」と言います。
皆さんがよく耳にするクッションフロア長尺シート、また滑りにくいノンスリップシートなども、この塩ビ系ビニルシート床材の仲間なんですよ。

この床シートにはたくさんのメリットがあります。
一番の特徴は、お手入れがとても楽なこと。
フローリングのようにワックスがけが不要で、普段のお掃除もサッと拭くだけで済みます。
これは、表面がシート状になっているため、汚れが染み込みにくく、水にも強い構造になっているからなんです。
店舗やオフィスなど、人の出入りが多く汚れやすい場所には特におすすめの床材です。

仕上がりの美しさを決める!床の下地処理「不陸調整」の重要性

04名古屋市南区 床シート 床の不陸を削って取って行きます。
05名古屋市南区 床シート 壁や床などの亀裂や不陸を削って均等にします。

床シートを貼る作業を始める前に、現在の土間コンクリートの表面を丁寧に整える作業を行います。
土間コンクリートは、一見平らに見えても、実際には「不陸」(ふりく)と呼ばれるわずかなデコボコや波打ち、あるいは小さな隙間などがある場合があります。
この不陸をそのままにしてしまうと、新しい床シートを貼ったときに浮きやシワの原因となり、見た目が悪くなるだけでなく、剥がれやすくなってしまうこともあります。

そこで私たちは、専用の工具を使って、これらの不陸を丁寧に削り取り、表面を真っ平らにしていきます。
さらに、長年の使用で付着したワックスや頑固な汚れなども徹底的に除去します。
これらを残しておくと、接着剤がしっかりと効かず、やはり床シートの剥がれの原因になるからです。

このように、床シートを貼る前に土間コンクリート全体を均し、表面を徹底的にきれいにする作業は、時間と手間がかかります。
しかし、この丁寧な下地処理こそが、美しい仕上がりと、長く快適に使っていただける床を実現するための秘訣なんです。

プロの技が光る「仮敷き」:完璧な床シート施工への第一歩

06名古屋市南区 床シート 必要な長さを把握するため仮で拡げて行きます。

下地処理の次は、いよいよ新しい床シートを貼る準備段階です。
実は、床シートをただ測って切って貼るだけでは、完璧な仕上がりにはなりません。
そこで重要になるのが「仮敷き」という作業なんです。

仮敷きとは、実際に床に貼る前に、床シートを広げて一時的に置いておく作業のことです。
これにはいくつかの大切な目的があります。
まず、一つ目は必要な長さを正確に調べること。
広い空間にぴったりと収まるように、どこから貼り始めるか、どのくらいの長さが必要かを確認します。
同時に、部屋の隅々や柱、壁の出っ張りなど、複雑な箇所の寸法も細かく測っていきます。

二つ目は、材料をその空間の環境に「馴染ませる」ためです。
床シートはロール状で届くため、広げたばかりだと多少の巻き癖や伸縮があることがあります。
室温や湿度に馴染ませることで、これらの癖が落ち着き、よりきれいに施工できるようになります。

そして、仮敷きした床シートは、最終的にぴったりと収まるように、少し大きめに広げてから切断します。
これは、壁際などの微調整を行う際に余裕を持たせるためなんです。
こうしたひと手間が、床シートが浮いたり、隙間ができたりするのを防ぎ、まるで最初からそうであったかのような、美しい仕上がりを生み出す秘訣なんですね。

強力な接着で長持ち!床シート貼り付けのプロフェッショナルな工程

07名古屋市南区 床シート コンクリの上から接着剤を塗っていきます。
08名古屋市南区 床シート 床シートに馴染ますため接着剤を少し乾かします。

「仮敷き」で準備万端になったところで、いよいよ新しい床シートを土間コンクリートの床に接着していく工程に入ります。
必要な長さに切断した床シートを貼る前に、まずは床に特殊な糊(接着剤)を均一に塗っていきます。
この糊は、ただの糊ではありません。
床シートが土間コンクリートにしっかりと密着し、長く剥がれにくい状態を保つための、専門性の高い接着剤なんです。

一度に全面に糊を塗ってしまうと、作業中に乾いてしまったり、位置を修正しにくくなったりするため、私たちは床シートの約半分のサイズごとに糊を塗るという方法をとっています。
こうすることで、より丁寧に、確実に作業を進められるんです。
糊を塗り終えたら、すぐに床シートを貼るわけではありません。

ここがポイントなのですが、糊を塗った後はしばらく空気乾燥させます。
これは、接着剤が最も強い粘着力を発揮するための大切な工程なんです。
まるで塗装が乾くのを待つように、適切な時間を置くことで、床シートと床が強力に接着し、長期間にわたって安定した状態を保つことができます。

空気を徹底的に抜く!職人の技が光る床シートの圧着作業

09名古屋市南区 床シート 接着剤の上に床シートを被せます。

床に特殊な糊(接着剤)を塗る工程をご紹介しました。
今回は、いよいよその糊の上に新しい床シートを貼っていく、最も重要な作業です。
糊を塗って適切な時間、空気乾燥させた土間コンクリートの床に、丁寧に床シートを重ねていきます。
一度に広範囲を貼るのではなく、糊を塗った半分のサイズずつ、慎重に位置を合わせながら置いていきます。

床シートが床に置かれたら、ここからが職人の腕の見せ所です。
専用の道具を使い、床シートの上からしっかりと押さえつけながら、全体を均一に整えていきます。
この「押さえる」作業が非常に大切なんです。

なぜなら、床シートと土間コンクリートの間に空気が入ってしまうと、仕上がりに影響が出るからです。
空気が残ってしまうと、その部分が浮き上がったり、将来的に剥がれの原因になったりすることがあります。
そのため、私たちはシートの下に入り込んだ空気を、端から外へと丁寧に押し出していきます。
まるで大きなポスターを貼る時のように、真ん中から外へ、外へと空気を追い出すイメージですね。
この一手間を惜しまず行うことで、床シートは土間コンクリートにピタッと密着し、美しく、そして丈夫な床が完成します。

隙間ゼロの美しさ!複雑な部分も完璧に仕上げる職人技

10名古屋市南区 床シート 柱や内壁周りを切断加工します。

残りの半分を貼る前に欠かせない、床シートの加工についてお話ししますね。
床シートの接着剤を塗って完全に乾ききる前に、私たちはカッターナイフや専用工具を使って、床シートを精密に加工していきます。
このタイミングで作業するのは、接着剤がまだ完全に固まっていない「半乾きの状態」が、シートをきれいに加工するのに最も適しているからです。

特に気を遣うのは、内壁の立ち上がり部分や、部屋の中にある柱の出っ張りなど、複雑な箇所の加工です。
これらの部分に隙間なくぴったりとシートを合わせるには、ミリ単位の正確さと熟練した技術が求められます。
この作業が甘いと、隙間からゴミが入ったり、見た目が悪くなったりしてしまいます。
まるでオーダーメイドの服を仕立てるように、その部屋の形に合わせて一枚一枚丁寧に加工していくのが、プロの仕事です。

この精密な加工作業が完了したら、残りの半分の床シートをめくり上げ、まだ接着剤が塗られていない土間コンクリートの床に、再度同じように接着剤を塗っていきます。
そして、先ほどご紹介した「空気抜き」の作業を丁寧に行い、全体をピタッと密着させていきます。

名古屋市南区で「うちの床もきれいにしたいけど、こんなに複雑なところもできるの?」と疑問に思われた方、どうぞご安心ください。
ヤマムラ建装では、経験豊富な職人が、どんな形の部屋でも美しい仕上がりをお約束します。
床のリフォームでご不明な点やご相談がありましたら、ぜひお気軽にヤマムラ建装までお問い合わせくださいね。

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