名古屋市南区【瓦交換作業】台風・強風で屋根瓦が浮いた?お客様の不安を点検で解消!屋根の浮き・破損修理作業の重要性

台風・強風で屋根瓦が浮いた!点検から修理、コーキング固定までの作業全記録

工事のきっかけ


台風や強風が過ぎ去った後、『うちは大丈夫かな?』とご自宅の屋根を見上げる方も多いのではないかと思います。
今回ご紹介するのは、まさにそうしたご不安を抱えていたお客様からのお問い合わせでした。
台風が通過した後、お客様から『台風の間、屋根の方から“ゴンゴン”と何か物が当たるような、きしむような変な音がしていて、とても怖かった。風が強かったので屋根瓦がどうかなっていないか心配だ』という、切実なご相談をいただきました。

確かに、屋根の上で聞き慣れない音がすれば、雨漏りや瓦の落下など、最悪の事態を想像して不安になるのは当然のことです。
もし瓦が破損したり、ズレたりしていれば、次の雨で室内に雨漏りを引き起こしたり、強風で瓦が落下してご家族やご近所様に被害を及ぼす可能性もゼロではありません。

私たちは、こうしたお客様の不安を少しでも早く解消するため、迅速に無料の屋根点検にお伺いしました。
台風や強風による被害は、下から見上げただけでは分からないことがほとんどです。
だからこそ、プロの目による点検が非常に重要となります。

安全に点検を行うため、まずは屋根に登るための伸び縮みする梯子(アップスライダー)を設置できる場所を探します。
ただし、この梯子はどこにでも設置できるわけではありません。
敷地に十分なスペースがない場合や、地面が平行でない場合、またベランダなどが邪魔をして軒先に梯子をかけられない場合など、状況によっては使用できないこともあります。
今回は幸い、敷地内に安全な角度で梯子を軒先に設置できるスペースがありましたので、そこから慎重に屋根に登り、目視による点検調査を開始しました。

建物状況

築年数 ・・・ 築35年ほど

工事費用・・・ 約10万円ほど

施工期間・・・ 約2日ほど

建物種別・・・ 木造戸建て

作業ビフォーアフター

強風で瓦が浮いていました

瓦の正面にもコーキングで点付け接着

台風級の強風が通り過ぎてから

瓦のズレを見るため屋根点検です

【台風後の屋根点検の重要性】
台風が過ぎ去った後に、お客様から屋根の点検をお願いされることがあります。
台風中に屋根でゴンゴン音がしていたとのことで、心配されていたそうです。
屋根瓦に何か問題があった可能性も考えられるため、屋根の点検を行っていきます。
屋根の点検は台風後には特に重要ですので、しっかりと行っていきます。

伸び縮みする梯子(アップスライダー)を使って

アップスライダーの写真

『アップスライダーを利用した屋根点検の注意点』
写真のような、伸び縮みする梯子(アップスライダー)を設置できる場所を探して、屋根の先端部分でもある軒先部に梯子をかけました。
アップスライダーを軒先にかけてから、安全確保をして屋根に登って点検を行っていきました。

ただし、アップスライダーが使えない状況もあります。
設置する敷地がない場合や平行でない場合、アップスライダーを設置する角度が取れない場合、基礎が高くて屋根が高くなってしまっている場合、ベランダなどで軒先部に梯子が設置できない場合などが挙げられます。

その他、設置できない場合があるため、状況に応じて判断して設置できるかどうかを考えてみます。

屋根の上で目視による点検調査

強風で瓦が浮いていました

屋根に登って調査してみたら、やはり屋根瓦が浮いていたり落ちたときの反動で破損していました。
台風の時の強風と、この屋根の横に隣家の外壁が有ったため、外壁に当たった戻り風が屋根瓦の方に来て、お互いがぶつかり合って余計に突風となって屋根瓦を浮かしていったのかと推察されます。

なお、台風の時に屋根瓦が浮きやすい場合で、こちらの屋根とお隣の家の外壁が近かった場合、ほぼ90%以上の確率で屋根瓦が浮いているかと思われます。

その場で浮いてたたきつけられていそうです
割れた衝動で先端が欠けました

屋根瓦の前方部分にある隙間から、突風が入り込むことによって屋根瓦の裏側と野地板の間で、真空状態になってしまって軽い竜巻状態になって、屋根瓦が浮いたりズレたり飛んで行ったりします。
その屋根瓦が浮いた時に、そのまま同じ場所に屋根瓦が落ちたときの衝撃で、屋根瓦の先端が割れてしまい破損します。
台風が通り過ぎたときは、写真のように屋根瓦が浮いたり割れていたりします。

強風の力で浮いた瓦屋根の状態

強風が原因で瓦ズレが発生
浮いた時に隣の瓦に載ってしまいました

突風で浮いた屋根瓦の状況について調査しました。
突風によって屋根瓦が浮いて隣の屋根瓦に乗っかる状態になっていました。
今回の屋根点検が早めに行われたおかげで、被害を防ぐことができましたが、もし家の誰もが気づかずに屋根瓦が浮いたままだった場合、次の台風が来るとその浮いた屋根瓦を中心に一気に屋根瓦が飛んでしまう可能性があります。

瓦が上に押し出されました

瓦が強風で上に向けて押されてしまい、屋根瓦がズレてしまっています。
上段にズレているため、ズレた屋根瓦の上に瓦が重なりが多くなり、隙間ができています。
ここの隙間も、次回の台風などの強風が入り込むと、屋根瓦が飛散する原因となり得ます。
お客様への点検報告として、浮いた屋根瓦は戻すように付け直し、破損している2枚の屋根瓦は新しいものに交換するように修理することを提案させていただきました。
その提案内容で、お見積りを作成してお客様にお渡ししました。

瓦の差し替え作業の様子

アップスライダーの写真

お客様より、お見積りに書いて合った項目で工事のご依頼をいただきました。
ご契約を取り交わしてから、作業の段取りを行ってご訪問させていただきました。

破損した和瓦を新しい和瓦に差し替え交換します

割れた衝動で先端が欠けました

破損委した和瓦を新しい物に差し替え作業しました

【瓦屋根の交換作業について】
突風が吹いた時に浮きあげられた屋根瓦が、その場に落ちたときの衝撃で先端が破損した瓦屋根に対して、新しい瓦屋根で取り替えして交換修理を行いました。
瓦屋根の交換作業について、製造メーカー発表で同じ色の瓦屋根だとしても、時代と共に色がズレている時もありえます。
それ以外にも、既存の瓦屋根が紫外線などで色落ちしている場合があるため、新しい瓦屋根と言っても色合いも同じにならないことはありえますのでご了承お願いします。

瓦全体にコーキングを塗って補強をします

浮いてしまった屋根瓦は、その場で正しい位置に修正した後、屋根全体にコーキングボンドで固定していきます。
これにより、強風などで瓦がズレることを防ぐことができます。

瓦の側面にコーキングを塗って接着します
瓦の正面にもコーキングで点付け接着

屋根瓦を固定する際には、一枚ずつ丁寧にコーキングボンドを塗っていきます。
隣同士の屋根瓦を接着しながら、確実に固定していきましょう。
コーキングボンドを塗る際には、屋根瓦の横側に塗布し、前面には【山】部分だけにコーキングボンドを塗ります。
このように接着塗りを行うことで、屋根瓦同士がしっかりと接着され、安定した屋根を作ることができます。

お客様に作業完了のご報告

コーキングを塗ってはいけない場所

赤丸で囲んだ部分にはコーキングボンドでの接着塗りが可能ですが、正面の青x部分には絶対にコーキングボンドを塗らないように注意してください。
お客様には、作業の完了報告と作業中に撮影した工程の写真をご覧いただき、作業の説明を簡潔にさせていただきました。
写真を見ながら、お客様も修理が行われていることを確認し、「次回以降の台風が来ても大丈夫そうですね」と喜んでいました。

代表 撮影
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お客様との記念撮影