「水が流れない」のはなぜ?17年越しの欠陥を、下地ごと作り変えて解決!

01.名古屋市中区 ベランダ防水 雨水が逆流するベランダの修復作業開始。

「雨が降ると、いつもここに水たまりができるんです」
名古屋市中区のお客様を17年間悩ませてきたベランダの水たまり。

原因は「逆勾配(ぎゃくこうばい)」。
なんと新築時の施工ミスで、排水口とは逆向きに坂道が作られていました。
これは防水材を塗るだけでは直りません。

床の傾きそのものを作り直す、根本的解決工事の様子をご覧ください。

ベランダ防水工事の初回作業の記事へ!

【名古屋市中区】ベランダ防水|雨漏りを防ぐ第一歩!密着を高めるプライマー塗布

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 ベランダは「第二の屋根」防水の命運を握る下地処理と接着剤 「ベランダの床、ザラザラしていませんか?」 名古屋…

今回のカバー工法・外壁塗装・ベランダ防水工事の初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

【名古屋市中区】屋根点検|築17年の「パミール」劣化と悪質訪問販売の手口

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 「お宅の屋根めくれてますよ」その指摘、実は正しいかも?でも業者は選んで! 「近くで工事をしている者ですが、…

目次

ベランダの勾配不良を根本から直す!正確な傾斜を作る下地工事

02.名古屋市中区 ベランダ防水 ベランダの勾配を正常な状態に戻す建材。

お客様のベランダでは、逆方向になってしまっていた床の勾配(こうばい)を正常な状態に戻すための工事を進めています。
勾配とは、雨水がスムーズに排水口へ流れるように設けられた傾斜のこと。
今回は、この傾斜を正確に作り直すために、下地となる建材を取り付けていく作業を行います。

この下地建材を設置することで、矢印の方向、つまり雨水が本来流れるべき正しい方向に傾斜が生まれ、これまでの雨水が溜まる問題を根本的に解決します。
約17年前の建物でこのような不良施工が起こっていたことには、やはり疑問を感じざるを得ません。
たしかに、ベランダの床勾配は、まず大工さんの造作(ぞうさく)、つまり建物の骨組みを作る段階で形成されます。

しかし、その後の工程や最終確認の段階で、誰一人として水準器のような勾配を測る専門の機械を使わなかったとしたら、それは非常に残念なことです。
結果として、意味のない作業をしていただけでなく、お客様に長年ご不便をおかけしてしまったことになります。

このようなずさんな作業をされてしまったお客様が、一番お気の毒です。
新築の家で、本来あってはならない不具合に悩まされ続けるのは、精神的にも大きな負担となります。

ベランダ防水は建物を守る要!安さだけで選ぶ危険性と信頼できる業者の見極め方

03.名古屋市中区 ベランダ防水 勾配用下地材布設。

ベランダの防水は、単に床を保護するだけでなく、建物全体を雨水から守る非常に重要な役割を担っています。
防水層は、建物の外装材の一種であり、常に雨や紫外線にさらされています。
そのため、施工時の小さな傷一つや、今回のような勾配(こうばい)の間違いといった施工不良が、やがて深刻な雨漏りや建物全体の劣化に繋がってしまうことがあります。

勾配とは、ベランダの床に設けられる、雨水がスムーズに排水口へ流れるための傾斜のことです。
この勾配が適切でないと、雨水がベランダに溜まってしまい、防水層に常に負担をかけ続けることになります。
結果として、防水層の寿命を縮め、雨漏りのリスクを格段に高めてしまうのです。

「とりあえず安く済ませたい」という気持ちはよく分かりますが、ベランダ防水において、お見積もり価格の安さだけで業者を選ぶのは非常に危険です。
残念ながら、中には適切な知識や技術を持たない「怪しい業者」も存在します。
彼らのずさんな工事は、一時的な費用の削減にはなるかもしれませんが、数年後にさらなる高額な修繕費用が必要になるケースが少なくありません。

大切なのは、価格だけでなく、正確で丁寧な作業をしてくれる信頼できる業者を選ぶことです。
適切な勾配を理解し、高品質な材料と確かな技術で施工してくれる業者であれば、長期的に見てお客様の安心と建物の寿命を守ることになります。

職人の技が光る!新しい防水床材の丁寧な貼り付けでベランダは生まれ変わる

04.名古屋市中区 ベランダ防水 ベランダ床貼り付け。

下地建材の貼り付けが終わり、正しい勾配が形成されたら、その上から新たなベランダ防水を行うための床材を一枚ずつ丁寧に敷き詰めていきます。
この床材は、ベランダの防水層を形成する重要な部分です。
床材には基本的なサイズがありますが、お客様のベランダの形状に合わせて、一枚一枚を正確に切断し、加工していく必要があります。
ベランダの隅々まで隙間なく、そして美しく納まるように、熟練の職人がミリ単位の精度で施工を行います。
この細かな作業こそが、長期にわたって雨水の侵入を防ぎ、ベランダの耐久性を高めるための鍵となります。

単に防水材を塗るだけでなく、下地の勾配からしっかりと作り直し、その上に防水効果の高い床材を丁寧に施工することで、ベランダは生まれ変わります。
私たちは、お客様に「これで雨の日の心配がなくなった」と心から安心していただけるよう、一つ一つの工程に責任とこだわりを持って取り組んでいます。

ベランダ防水の耐久性を高める鍵!プライマー塗布とガラスマットの重要性

05.名古屋市中区 ベランダ防水 プライマー塗布。

ベランダの床に新たな勾配(こうばい)を形成する下地建材の設置が完了し、いよいよ防水工事の重要な工程に入ります。
今回は、ベランダの防水層をさらに強固にするために、ガラスマットを取り付けるための下準備として、プライマー(接着剤)を塗布する作業を行いました。
プライマーとは、接着剤の性能を最大限に引き出すための「下塗り材」のようなものです。
ベランダの新しい床材の上にプライマーを均一に塗布することで、次に施工するガラスマットと、その後の防水材がしっかりと密着するようになります。
この工程を丁寧に行うかどうかが、ベランダ防水の耐久性を大きく左右すると言っても過言ではありません。

プライマーを塗布した後は、しっかりと乾燥させることが重要です。
乾燥が不十分なまま次の工程に進んでしまうと、接着力が低下し、将来的に防水層の剥がれや浮きといった不具合の原因となる可能性があります。
そのため、私たちは湿度や気温なども考慮しながら、プライマーが完全に乾燥したことを確認してから、次の工程へと進むように徹底しています。

次に登場するガラスマットは、ガラス繊維でできたシート状の材料で、ベランダ防水において非常に重要な役割を果たします。
このガラスマットをプライマーで接着された床材の上に敷き詰めることで、防水層全体の強度と耐久性を飛躍的に高めることができます。
例えるなら、建物の基礎に鉄筋を入れるようなもので、これによりベランダが長期間、雨水の侵入から守られる強固な構造になるのです。

FRP防水の心臓部!ガラスマットと樹脂で創る強靭な防水層

06.名古屋市中区 ベランダ防水 ガラスマット布設。

プライマーがしっかり乾燥したことを確認した後、その上にガラス繊維でできたガラスマットを丁寧に敷き詰めていきます。
このガラスマットが、FRP防水の強靭さを生み出す重要な役割を担っています。
例えるなら、建物の骨組みを支える鉄筋のようなもので、防水層に強度と耐久性をもたらすのです。

FRP防水は、このガラスマットを敷き、その上から特殊な樹脂を塗布して固めることで、一体型の防水層を形成する工法です。
樹脂がガラスマットの繊維の隙間にしっかりと浸透し、硬化することで、継ぎ目のない強力な防水膜が完成します。
この仕組みにより、水が浸入する隙間をほとんど作らず、ベランダを雨から徹底的に守ることができます。

ガラスマットの貼り付け方一つで、防水層の性能は大きく変わってきます。
シワやたるみがなく、均一に敷き詰めることが、FRP防水の最大の効果を引き出すポイントです。
私たちは長年の経験で培った技術で、一つ一つの工程を丁寧かつ正確に行い、お客様に長く安心して暮らしていただけるよう、高品質なベランダ防水を提供しています。

ベランダを二重の鎧で守る!FRP防水の強力な二層構造とは

07.名古屋市中区 ベランダ防水 FRP防水作業1回目。
08.名古屋市中区 ベランダ防水 FRP防水2回目。

FRP防水は、簡単に言うと「防水用ポリエステル樹脂」と「防水用ガラスマット」を何層にも重ねて作る防水層のこと。
前回のブログでお話ししたように、まず下地を整えてガラスマットを敷き詰めます。
このガラスマットは、ガラス繊維でできたシート状の材料で、防水層の骨格となる重要な役割を担います。

ガラスマットを敷き終えたら、その上から液状のポリエステル樹脂を丁寧に塗布していきます。
この樹脂がガラスマットの繊維にしっかりと染み込み、化学反応で硬化することで、強靭な一体型の防水層が生まれます。
そして、この樹脂の塗布と硬化の作業を、なんと二回繰り返すんです。
一度目の樹脂層が完全に硬化するのを待ってから、さらに二度目の樹脂を重ねて塗布します。
こうすることで、より厚く、より密度の高い防水層が形成され、耐久性と防水性が格段に向上します。
まるで何重もの鎧でベランダを保護するようなイメージですね。

この二層構造のFRP防水は、軽量でありながら非常に強度が高く、ひび割れしにくいという特長があります。
雨水が溜まっていたお客様のベランダも、この確実なFRP防水によって、もう雨の心配をする必要がなくなります。

FRP防水のすべて!メリット・デメリットを知って最適なベランダ防水を選ぼう

09.名古屋市中区 ベランダ防水 メリットデメリットについて

FRP(Fiber Reinforced Plastics)という言葉を耳にしたことはあっても、具体的にどんなものかご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
FRPとは「繊維強化プラスチック」の略で、ガラス繊維などの補強材をプラスチックで固めたもので、高い強度と軽量性を兼ね備えた素材なんです。
どんな優れた建材にも、良い点(メリット)と注意すべき点(デメリット)があります。
FRP防水の主なメリットとデメリットは以下の通りです。

FRP防水のメリット
  • 軽量: FRPは非常に軽い素材なので、建物への負担が少なく、特にベランダのような場所に最適です。
  • 高耐久: 強度が高く、擦り傷や衝撃に強いのが特長です。適切な施工とメンテナンスを行えば、長期間にわたって防水性能を維持できます。
  • 硬化が早い: 施工後、比較的短時間で硬化するため、工事期間を短く抑えられます。これは、お客様の生活への影響を最小限にできる大きなメリットです。
FRP防水のデメリット
  • 伸縮性が低い: FRPは一度硬化すると伸縮性が乏しいため、建物の動きや熱による膨張収縮が大きいと、まれにひび割れが発生する可能性があります。
  • 紫外線による影響: 紫外線によって表面が劣化し、色あせやチョーキング(白い粉が出る現象)が起こることがあります。そのため、トップコートと呼ばれる保護層の定期的な塗り替えが推奨されます。
  • 費用が比較的高め: 他の防水工法と比較すると、初期費用がやや高くなる傾向があります。

このように、FRP防水にも一長一短があります。
しかし、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、お客様のベランダの状態やご予算、将来のメンテナンス計画に合わせて最適な工法を選ぶことが何よりも大切です。

ベランダ防水を長持ちさせる秘訣!トップコートの役割とメンテナンスの重要性

10.名古屋市中区 ベランダ防水 トップコート塗布。

FRPは非常に丈夫な素材ですが、太陽光に含まれる紫外線にはやや弱いという性質があります。
紫外線は、FRP層の表面を徐々に劣化させ、防水性能を低下させる原因となることがあります。
そこで、このFRP層を紫外線からしっかりと保護するために、「トップコート」と呼ばれる保護塗料をベランダ全体に塗っていきます。

このトップコートは、FRP層の「日焼け止め」のようなものです。
美しい仕上がりになるだけでなく、FRP層の劣化を防ぎ、防水効果を長持ちさせるための大切な工程なんです。
トップコートを塗ることで、ベランダは見た目も美しくなり、さらに耐久性も向上します。

せっかく施工したベランダの防水を長く良い状態で保つためには、このトップコートのメンテナンスが非常に重要になります。
私たちは、工事完了後、5年から7年ごとを目安にトップコートの塗り替えを行うことをお客様におすすめしています。
定期的にトップコートを塗り替えることで、紫外線によるダメージを最小限に抑え、ベランダの防水層をより長く健全な状態に保つことができるでしょう。

ベランダ防水と外壁塗装を同時施工でお得に!名古屋のリフォームはお任せください

名古屋市中区のお客様のベランダ改修工事、ついにすべての作業が完了しました!
これで長年お悩みの雨水トラブルも解消され、安心してベランダをお使いいただけます。

今回採用したFRP防水は、その耐久性と速乾性でベランダの防水に非常に適した工法です。
しかし、ベランダの防水工事にはFRP防水以外にも、いくつか代表的な方法があります。
その一つがウレタン塗膜防水です。
ウレタン塗膜防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作る方法で、複雑な形状の場所にも対応しやすいという特長があります。

FRP防水もウレタン塗膜防水も、どちらも適切な施工と定期的なメンテナンスを行えば、約10年〜13年ほどの耐用年数が期待できます。
これは、お住まいの外壁塗装の塗り替え時期とほぼ同じ期間なんです。

ここでお客様にお伝えしたいのが、「同時施工」のメリットです。
ベランダの防水工事や外壁塗装を行う際には、安全確保のために「仮設足場」という組み立て式の足場を設置する必要があります。
この足場の設置費用は、工事全体の費用の中でも大きな割合を占めます。

もし、ベランダ防水のメンテナンス時期と外壁の塗り替え時期が近いのであれば、これらを同時に行うことを強くおすすめします。
一度足場を組んでしまえば、ベランダも外壁も効率良く作業を進められるため、足場の設置費用を一度で済ませることができます。
結果的に、トータルコストを抑えられ、非常にお得にリフォームができるんです。

ベランダの防水や外壁の劣化が気になり始めたら、ぜひ一度、点検と合わせて同時施工のご相談をしてみてはいかがでしょうか。
名古屋市中区で、お客様に最適なリフォームプランをご提案いたします。


次回の現場ブログ記事の内容は?

【名古屋市中区】リフォーム完工|足場解体とガードマン配置!最後まで安全第一で

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 外装リフォーム完了!足場解体と安全対策の全て 「綺麗になった家を見るのが楽しみです!」 名古屋市中区のお客様…


「逆勾配(ぎゃくこうばい)」とは何ですか?

本来、水は排水口に向かって流れるように傾斜(勾配)がつけられていますが、逆に排水口の方が高くなっている状態のことです。水が流れず溜まり続け、雨漏りや苔の原因になります。

FRP防水とは?

「繊維強化プラスチック」を使った防水工法です。ガラスマット(繊維)と樹脂を組み合わせて、軽くて非常に硬い防水層を作ります。ボートやバスタブと同じ素材で、耐久性が抜群です。

工事費用は高くなりますか?

通常の防水(塗り替え)に比べ、下地作成が入るため費用は上がります。しかし、水たまりを放置して雨漏りするリスクを考えれば、必要な投資と言えます。


12.名古屋市中区 カバー工法 道具や材料を屋根から降ろします。
【名古屋市中区】パミールカバー工法|悪質業者の指摘から発覚!塗装不可の屋根を再生
02.名古屋市中区 瓦修復 作業完了後の状態アフター。
【名古屋市中区】雨漏りは古い煙突から?瓦をトタン屋根へ葺き替え下地補強で解決
09.名古屋市中区 谷樋交換 後片付けで掃除を行い作業の完了です。
【名古屋市中区】雨漏り修理|再発の原因は手抜き工事でした!谷樋交換で根本解決
01.名古屋市南区 防水 陸屋根に新たに防水作業を行っていきます。
【名古屋市南区】陸屋根の防水塗り替え工事は下地作業と高圧洗浄の作業が命!
01.名古屋市中区 ベランダ防水 雨水が逆流するベランダの目視点検。
【名古屋市中区】ベランダ防水|雨漏りを防ぐ第一歩!密着を高めるプライマー塗布
01.名古屋市南区 防水 使用する材料缶を必つに固めて置いてあります。
【名古屋市南区】通気緩衝工法でシート貼りからウレタンの塗布・乾燥まで!


ヤマムラ建装㈱ 代表取締役 顔写真
私が点検調査にお伺いします!


名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

フリーダイヤル番号のロゴマーク

【主な対応業務】
屋根工事: 葺き替え、漆喰補修、雨漏り修理(かわらぶき技能士)
外装工事: 外壁塗装、ベランダ・屋根防水、雨樋工事、電気工事
その他の業務も(大工工事、キッチン、トイレ、浴室リフォーム等)一度ご相談してください。

お問い合わせ

点検調査などのご依頼及び業務内容へのご質問などお気軽にお問い合わせください