writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
外壁だけ綺麗でもダメ?家の印象は「縁取り」で決まります

「破風(はふ)? 軒天(のきてん)? …それってどこのことですか?」
名古屋市中区のお客様とお話ししていると、よく聞かれる専門用語です。
これらは屋根の「縁(ふち)」や「裏側」にあたる部分。
地味に見えますが、ここがボロボロだと、せっかく外壁を塗っても家全体が締まりません。
今回は、家の耐久性と美観を左右する「名脇役たち」の塗装リフォームをご紹介します。
前回の現場ブログ記事は?
外壁塗装での初回作業ブログ記事!
今回のカバー工法・外壁塗装・ベランダ防水工事の初回点検の様子は?
初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!
- 1. 外壁だけ綺麗でもダメ?家の印象は「縁取り」で決まります
- 1.1.1. 前回の現場ブログ記事は?
- 1.1.2. 外壁塗装での初回作業ブログ記事!
- 1.1.3. 今回のカバー工法・外壁塗装・ベランダ防水工事の初回点検の様子は?
- 2. 「破風板」って何?屋根の端を守る大切な役割と塗装の必要性
- 2.1. 破風板・軒天・鼻隠しの施工方法と最適なメンテナンス時期
- 2.2. 軒天・鼻隠し塗装の役割と、プロが細部にこだわる理由
- 3. 破風板と軒天・鼻隠し、呼び方の違いと工事の見積もりを理解するポイント
- 3.1.1. 次回の現場ブログ記事の内容は?
- 4. FAQ(工事に関するよくある質問)
- 5. 同じ地域で行った施工事例ブログ記事!
- 6. 同作業での点検やメンテナンスを行ったブログ記事!
「破風板」って何?屋根の端を守る大切な役割と塗装の必要性


今回、私たちが外壁塗装を行っている建物は、日本の住宅でよく見られる「切妻屋根(きりづまやね)」という形状をしています。
これは、本を伏せたようなV字型で、屋根のてっぺんから二方向に傾斜しているシンプルな形の屋根です。
この切妻屋根の端、特に壁が突き出ている部分を「ケラバ袖部(けらばそでぶ)」と呼びます。
そして、そのケラバ袖部の先端に取り付けられている板が「破風板(はふいた)」です。
破風板は、屋根の内部に強風が吹き込むのを防いだり、雨水が建物内部に侵入するのを防いだりする、非常に重要な役割を担っています。
「風を破る板」と書くことからも、その役割の大きさがうかがえますね。
しかし、この破風板もまた、屋根や外壁と同様に、常に直射日光や風雨にさらされている部分です。
そのため、時間とともに塗膜が劣化し、色剥げが起こりやすい箇所の一つでもあります。
塗装が剥がれて下地が露出してしまうと、そこから雨水が染み込み、腐食や劣化を早めてしまう可能性があります。
だからこそ、外壁塗装を行う際には、このケラバ袖部の破風板も合わせてしっかりと塗装で塗り替えることが不可欠です。
見た目の美しさを保つだけでなく、建物を長期間にわたって雨風から守るためには、このような細部のメンテナンスも決して怠ることはできません。
破風板・軒天・鼻隠しの施工方法と最適なメンテナンス時期


屋根の重要な端部分、「軒先部(のきさきぶ)」にある軒天と鼻隠し、そして「ケラバ袖部(けらばそでぶ)」の破風板(はふいた)の塗装について掘り下げていきます。
私たちは、軒先の軒天(のきてん)や鼻隠し(はなかくし)と、ケラバ袖部の破風板の境目部分も、均一な仕上がりになるよう丁寧に塗装を進めます。
特に、破風板は常に雨風にさらされる場所なので、色剥げなどの経年劣化が比較的早く現れやすい箇所です。
そのため、軒天との接続部分も同色の塗料でムラなく仕上げることで、建物の統一感を保ち、美観を長持ちさせます。
さて、この破風板の施工方法には、新築時の状況によって様々な種類があります。
これが劣化の進み具合に影響することもあります。
主な施工方法としては、大きく分けて以下の4つが挙げられます。
- 板金(ばんきん)巻き工法:破風板全体を板金で覆う方法です。
- ケイカル板(けいかるばん)施工:破風板の上にケイカル板(不燃性のボード)を張る方法です。
- 直接塗装工法:破風板に直接塗料を塗る方法です。
- モルタル塗り工法:モルタル(セメントと砂を混ぜた材料)で破風板を塗る方法です。
その他にも特注の施工はありますが、平屋から3階建て程度の低層住宅では、これら4つの工法が一般的です。
それぞれの工法にはメリットとデメリットがありますが、どんなに頑丈な材料を使っても、残念ながら永遠に持つものはありません。
そのため、私たちとしては、10年から20年ごとを目安に、塗装による塗り替えや、状態によっては破風板自体の交換作業などを行うことをお勧めしています。
軒天・鼻隠し塗装の役割と、プロが細部にこだわる理由


軒先部には、「軒天(のきてん)」と「鼻隠し(はなかくし)」という大切な部分があります。
軒天は屋根が外壁から突き出している部分の裏側にある板で、建物の顔とも言える場所です。
そして、鼻隠しは、その軒天の先端、ちょうど雨樋が取り付けられている板のことです。
これらの部分は、建物の外観を美しく見せるだけでなく、屋根裏への延焼を防ぐ防火の役割や、外壁を雨水から守る重要な役割も担っています。
この軒天や鼻隠しも、紫外線や雨風に常にさらされているため、経年とともに色褪せたり、塗膜が劣化したりします。
そのため、外壁塗装の際には、これらの部分も丁寧に塗り替えることが、建物の美観と耐久性を維持するために非常に重要ですし、プロとしては欠かせない工程です。
特に、この軒天・鼻隠し部分は、雨樋の集水器(屋根から流れてきた雨水を集める部分)や竪樋(たてどい)(集水器から地上へ雨水を流す縦のパイプ)、そして雨樋を支える「樋吊り(といづり)」と呼ばれる金具が多数取り付けられています。
これらの部材が複雑に絡み合っているため、塗装する際には、塗料が余計な部分に付着しないよう、細心の注意を払いながら作業を進める必要があります。
破風板と軒天・鼻隠し、呼び方の違いと工事の見積もりを理解するポイント

「破風板(はふいた)」と「軒天(のきてん)・鼻隠し(はなかくし)」という言葉。
これらは、どちらも建物の屋根の端にある大切な部分の名称です。
簡単に言うと、屋根の側面、つまり壁が突き出ている「ケラバ袖部(けらばそでぶ)」に、斜めに上がっている板を破風板と呼びます。
一方、屋根が外壁から突き出している先端部分、「軒先部(のきさきぶ)」に取り付けられている板材が、軒天(屋根の裏側)と、その軒天の先端にある鼻隠しです。
しかし、最近では、使われる材料が共通していることもあり、「軒天・鼻隠し」の部分をまとめて「破風板」と呼ぶ工事業者さんも増えています。
どちらの呼び方が「正しい」というよりも、実際に工事を行う業者さんによって、お見積もり項目で「破風板」と統一している場合もあれば、「軒天・鼻隠し」と分けて記載している場合もあるのが実情です。
お客様がお見積もりをご覧になる際に、「これは何だろう?」「この項目はどこの部分のことだろう?」と疑問に感じたら、遠慮なく担当者に尋ねてください。
私たち業者も、お客様になるべく分かりやすい言葉や表現を使おうと日々努力しています。
しかし、長年この業界に携わっていると、つい「業界用語」や専門的な名称を使ってしまうこともあるんです。
大切なのは、お客様が工事内容をしっかり理解し、納得して進めていただくことです。
もしお見積もりや説明の中で分からない言葉が出てきたら、どんな小さなことでも構いませんので、どうぞお気軽にご質問ください。
お客様の疑問を解消し、安心して工事をお任せいただけるよう、誠心誠意ご説明させていただきます。
次回の現場ブログ記事の内容は?
FAQ(工事に関するよくある質問)
「破風板(はふいた)」と「鼻隠し(はなかくし)」の違いは?
どちらも屋根の先端にある板のことです。
鼻隠し: 雨樋が付いている側の板。屋根の骨組み(垂木)の先端を隠す役割があります。
破風板: 屋根の三角形になっている側(妻側)の板。風を切り裂く役割があります。
「軒天(のきてん)」を塗る理由は?
軒天は屋根の裏側(天井)です。地面からの湿気が溜まりやすく、カビが生えたり腐ったりしやすい場所です。塗装で保護し、カビを防ぐ必要があります。
腐っていたらどうしますか?
塗装では直せないほど腐食している場合は、板金(ガルバリウム鋼板)を上から巻く「板金巻き」や、板自体の交換をご提案します。塗装前にしっかり診断します。
同じ地域で行った施工事例ブログ記事!
同作業での点検やメンテナンスを行ったブログ記事!

名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

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