名古屋市港区【瓦葺き替え】雨漏り知らずの長持ち屋根に!棟瓦・鬼瓦の秘密と職人技を徹底解説!耐震用補強材 熨斗瓦

名古屋市で安心の屋根リフォーム!ヤマムラ建装のこだわりが詰まった「棟」工事の全貌

01名古屋市港区 葺き替え ケラバ袖瓦同士の頂点に巴瓦を取り付けます。

こんにちは!名古屋市と名古屋市近郊で屋根・住宅リフォームを手がけている「ヤマムラ建装株式会社」です。
名古屋市港区で進行中の屋根リフォーム工事の様子を、現場ブログでお届けしています。
前回のブログでは、屋根のてっぺん、「大棟(おおむね)」と呼ばれる部分に、地震に強い家づくりのための耐震用補強材(たいしんようほきょうざい)をしっかりと取り付けていく様子をご紹介しました。
この補強材があることで、屋根全体の骨組みがさらに強固になり、地震や強風から家を守る力が格段にアップするんです。

普段、屋根のてっぺんまでじっくり見る機会はなかなかないですよね。
しかし、この大棟は屋根全体の「顔」とも言える重要な部分であり、同時に雨風から家を守る大切な役割も担っています。
見えない部分だからこそ、私たちは一切妥協することなく、基礎となる下地から丁寧に作り上げています。

さあ、今回のブログでは、いよいよ屋根の美しい仕上がりを左右する、棟瓦(むねがわら)を積み上げていく工程をお見せします!
屋根のてっぺんがどのようにしてできていくのか、その職人技とこだわりをぜひご覧ください。

美しい屋根は「熨斗瓦」で決まる!職人技の積み重ね

06名古屋市港区 葺き替え のし瓦の上から棟金具を取り付け上からビス固定します。
07名古屋市港区 葺き替え 同様の施工で棟瓦を積み上げます。

耐震用補強材の上に、丁寧に「熨斗瓦(のしがわら)」という種類の棟瓦を取り付けていきます。
熨斗瓦は、平らな瓦を何段にも重ねて積み上げていくことで、大棟に美しいラインと重厚感を与える役割があります。
職人が一枚一枚、瓦の高さや傾きを調整しながら、まるで芸術作品を作り上げるように慎重に積み上げていくんですよ。

03名古屋市港区 葺き替え 棟金具の頂点から固定のビスを打ち込みます。
04名古屋市港区 葺き替え 半分にわったのし瓦を取り付けます。

事前に取り付けた強力棟(きょうりょくむね)にしっかりと固定されたタルキ(垂木)、そしてそのタルキの上に乗せられた耐震用補強材です。
これらの下地の上に、いよいよ熨斗瓦を取り付けていきます。
この熨斗瓦は、ただ置くだけではありません。
半分に割って加工し、耐震用補強材にある溝にぴったりと合わせて設置していくんです。
こうすることで、瓦がずれることなく、より一体感のある強固な棟を形成できます。
さらに、取り付けた熨斗瓦にはあらかじめ釘穴(くぎあな)が開いています。
この釘穴に、専用のビス釘(くぎ)をしっかりと打ち込んで熨斗瓦を固定していきます。
ビス釘で固定することで、瓦が強風や地震で外れるのを防ぎ、屋根全体の安全性を高めることができるんですよ。

05名古屋市港区 葺き替え のし瓦を一列に並べて取り付けます。

熨斗瓦は、半分に割って加工したものを、横一列に並べながら固定していきます。
まるでブロックを積み上げるように、一つひとつ丁寧に配置していくんですよ。
ここで大切なのが、熨斗瓦同士のつなぎ目、つまり「接続部分」の位置です。
できるだけ、そのつなぎ目が、屋根の平瓦(ひらがわら)の谷部(たにぶ)、つまり真ん中の凹んだ部分に来るように取り付けていきます。

「なぜそんな細かい位置まで気にするの?」と思われるかもしれませんね。
実は、この谷部に接続部分が来るようにすることで、「雨仕舞い(あまじまい)」という、雨水を適切に流し、建物内部への侵入を防ぐための仕組みがより効果的に働くんです。
瓦のつなぎ目から雨水が入り込むリスクを最小限に抑えるための、職人の知恵と経験が詰まった工夫なんですよ。
「こんな見えない部分にも、雨から家を守るための工夫があるんだ!」と感じていただけたでしょうか。

「鬼瓦」の知られざる役割と取り付けのこだわり

02名古屋市港区 葺き替え 巴瓦の上に載せるように鬼瓦を座らせます。

その巴瓦(ともえがわら)の上に、屋根全体の風格を決定づける大切な部材、「鬼瓦(おにがわら)」を取り付けていく様子をお伝えします!
取り付けた巴瓦の上に、ぴったりと寄り添うように鬼瓦を設置していきます。
この鬼瓦は、ただ乗せるだけではありません。
鬼瓦の「また」と呼ばれる部分が、巴瓦の丸いアーチ状の形に合わせて細かく加工されているんです。
これにより、二つの瓦が隙間なく一体となり、見た目の美しさだけでなく、雨水の侵入をしっかりと防ぐ役割も果たします。

「鬼瓦って、こんな風にぴったりと合わせるんだ!」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
鬼瓦は、建物の守り神として古くから親しまれてきた存在ですが、現代の屋根工事においても、その高い意匠性と機能性から重要な役割を担っています。
ヤマムラ建装では、こうした伝統的な美意識と最新の技術を融合させ、お客様にご満足いただける屋根作りを心がけています。

見えない部分への徹底したこだわり!雨水から家を守る最終防衛線

08名古屋市港区 葺き替え 冠瓦を一列に並べビス釘を打ち固定します。
09名古屋市港区 葺き替え 冠瓦のイメージ写真です。

積み上げてきた大棟の一番上に、まるで王冠を被せるように冠瓦(かんむりがわら)を取り付けていきます。
この冠瓦は、棟の芯の部分に残るわずかな隙間をしっかりと塞ぎ、雨水が入り込むのを完全に防ぐ役割があるんです。
屋根の美しさを際立たせると同時に、防水性を高めるための重要な「蓋」のような存在ですね。

今回は、数ある冠瓦の種類の中から、「江戸冠(えどかんむり)」というサイズの冠瓦を使いました。
屋根の形状や全体のバランスに合わせて、最適な瓦を選んでいます。

そして最後に、この冠瓦のてっぺんにある釘穴から、パッキン付きの長めのビス釘を打ち込んでいきます。
パッキンが付いているので、釘穴からの雨水の浸入も心配ありません。
この一本のビス釘が、冠瓦だけでなく、その下に積み重ねた棟全体の瓦をしっかりと固定し、強風や地震にも負けない丈夫な屋根が完成します。
これで、大棟の施工は全て完了です!
「こんなに緻密な作業をしているんだ!」と、屋根工事の奥深さを感じていただけたのではないでしょうか。

10名古屋市港区 葺き替え 鬼瓦と棟の設置部分にコーキングを塗布します。

屋根の端に存在感を示す鬼瓦。その鬼瓦の背中部分と、積み上げてきた棟瓦が接する箇所には、どうしてもわずかな隙間ができてしまいます。
これは、瓦の形状や施工上の特性上、避けて通れない部分なんです。
もし、この隙間をそのままにしておくとどうなるでしょうか?
そう、そこから雨水が侵入し、やがて雨漏りの原因になってしまう可能性が高まります。
せっかく頑丈な屋根を作っても、小さな隙間から水が入ってしまっては意味がありませんよね。

そこで私たちは、この大切な隙間を丁寧に埋めるために、コーキングボンドという専用の防水材を塗っていきます。
コーキングボンドは、ゴムのような弾力性があり、建物の動きにも追従しながら水の侵入をしっかりと防いでくれる優れものです。
職人が細心の注意を払って、一つひとつの隙間に丁寧に充填していくことで、雨水の侵入経路を完全にシャットアウトします。

「こんな細かい隙間まで、きちんと対策しているんだ!」と感心していただけたでしょうか。
私たち「ヤマムラ建装株式会社」では、お客様に長く安心して暮らしていただけるよう、見える部分の美しさだけでなく、こうした目に見えにくい細部の防水対策にも徹底的にこだわって施工しています。

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