【谷鈑金修復】名古屋市熱田区　雨漏り修理！屋根の谷樋板金の交換から瓦補修まで専門業者が解説する安心の工事

工事のきっかけ

建物の状況

築年数　・・・　築６０年ほど

工事費用・・・　約１５万円ほど

施工期間・・・　２日ほど

建物種別・・・　戸建て（木造）

ビフォーアフター

☞

名古屋市熱田区の雨漏り修理：谷樋（たにどい）交換と瓦補修で安心を取り戻す！

「雨が降ると天井からポタポタと水が…」
「壁に嫌なシミが広がっている…」
そんな雨漏りのサイン、見逃していませんか？

今回は、名古屋市熱田区のお客様からご相談いただいた、天井からの雨漏り修理の全貌を、現場の写真とともに詳しくお伝えします。
普段は目にする機会の少ない屋根の「谷樋（たにどい）」という部分の重要性から、プロが行う徹底した防水工事、さらには破損した瓦の交換まで、お客様のお住まいを雨漏りから守るための私たちのこだわりを余すことなくご紹介します。

雨漏りのサイン、見逃してませんか？天井のシミはSOSの合図！

名古屋市熱田区にお住まいのお客様から「天井から雨漏りがしている」とご相談をいただき、すぐに駆けつけました。
ご挨拶もそこそこに雨漏りしているお部屋へご案内いただくと、目に飛び込んできたのは、雨水で腐食してしまった天井板の痛々しい姿でした。
写真でもはっきりとわかるほど、かなりの量の雨水が建物の中に侵入しているのが見て取れました。

私たちプロの目から見て、お客様のお住まいの屋根の形から、屋根面が合わさる「谷部（たにぶ）」と呼ばれる部分からの雨漏りではないかと推測しました。
谷部は雨水が集中して流れる場所なので、雨漏りの原因になりやすい箇所の一つなんです。

今回のケースのように、天井のシミや腐食は、まさに雨漏りからのSOSサインかもしれません。
雨漏りは放置すると、建物の劣化を早めたり、カビの発生で健康被害につながったりするだけでなく、大規模な修理が必要になって費用もかさんでしまう可能性があります。
もし「もしかして雨漏りかも？」と少しでも不安に感じたら、どんな小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

お客様のご許可をいただき、早速屋根に上がって点検を開始しました。
私たちが特に注目したのは、やはり雨漏りの原因として予想していた屋根の「谷部」です。
谷部は雨水が集まりやすく、築年数が経過した建物では特に劣化が進みやすい場所だからです。

点検を進める中で気づいたのは、屋根瓦全体の劣化が進んでいることでした。
かなりの築年数が経過していることもあり、瓦自体の耐久性も低下しているように見受けられました。
部分的な補修だけでなく、将来的な安心のためには、屋根全体の状態を考慮した対策が必要になるかもしれません。

今回の雨漏り点検で特に気になったのは、やはりお客様宅の築年数でした。
お客様のお話では、これまで一度も屋根の修理やリフォームをされたことがないとのこと。
長年の間、紫外線や雨風に晒され続けた屋根には、やはりダメージが蓄積されていました。

特に私たちが雨漏りの原因として疑っていた谷樋（たにどい）板金は、予想以上に劣化が激しい状態でした。
谷樋板金とは、屋根の谷になっている部分に取り付けられている板金のことで、雨水を効率よく排水するための重要な役割を担っています。
ここが劣化してしまうと、雨水が建物の内部に侵入しやすくなってしまうんです。

屋根は常に紫外線や雨風に晒されており、時間とともに確実に劣化が進みます。
今回のケースのように、長期間メンテナンスをせずにいると、小さな損傷が少しずつ蓄積し、やがて雨漏りといった大きなトラブルにつながってしまうんです。

深刻な穴あき！谷樋（たにどい）板金の劣化と複合的な雨漏りの原因

点検を進める中で明らかになったのは、谷樋（たにどい）板金の劣化が想像以上に深刻だったことです。
長年の雨風に晒され続けた結果、板金の厚みがはがれ落ち、なんと複数箇所にわたって穴が開いてしまっていました。
特にひどい場所では、かなり大きな穴が確認され、ここから大量の雨水が侵入していたと考えられます。

なぜ谷樋に穴が開くと雨漏りするのか？

谷樋は、屋根の面と面が合わさる「谷」の部分に設置され、屋根に降った雨水を軒樋（のきどい：屋根の軒先に設置され、雨水を集めて流す樋のこと）へとスムーズに流すための重要な役割を担っています。
ここから雨水が建物内部へ侵入すると、天井のシミだけでなく、柱や梁（はり）といった建物の構造材を腐食させたり、断熱材を傷めたりする原因となります。
今回のケースのように、板金に穴が開いてしまっている状態では、雨漏りが起こるのは必然と言えるでしょう。

さらに点検を進めると、谷樋板金以外にも雨漏りの原因となり得る箇所が見つかりました。
なんと、2階に取り付けられた雨樋から流れてきた雨水が、直接この谷樋板金に流れ込む構造になっていたのです。
長年、2階の屋根から集められた大量の雨水がこの一点に集中して流れ続けた結果、谷樋板金の表面が強く削られ、ここにも穴が開いてしまっていました。
この状況では、雨が降るたびに2階の雨水が直接穴から浸入してしまうため、いつまで経っても雨漏りが止まらない状態になってしまいます。

これらの状況から、今回のお客様宅の雨漏りは、主に谷樋板金の劣化が原因であると判断しました。
撮影した写真をお客様にも見ていただき、谷樋板金の交換が最も有効な解決策であることを丁寧にご説明させていただきました。

確実な雨漏り修理へ！谷樋（たにどい）交換と瓦の丁寧な復旧

お客様から修理のご依頼をいただき、いよいよ工事の準備が整いました。後日改めてお伺いし、早速作業に取り掛かります。
今回交換する谷樋板金は、屋根瓦の下に隠れているため、まずはその周辺の屋根瓦を慎重に取り外していくことから始めます。
これらの瓦は後ほど再利用するため、ひび割れや破損がないよう、細心の注意を払って作業を進めます。

屋根瓦の取り外しは、ただやみくもに剥がせば良いというわけではありません。
瓦の種類や固定方法を熟知し、適切な工具を使って一つひとつ丁寧に作業を進める必要があります。
私たちプロの職人は、瓦の構造を理解し、将来的な雨漏りのリスクを最小限に抑えるための確実な方法で取り外しを行います。

また、取り外した瓦を破損させないように扱うのも、私たちの大切な仕事です。
一つでも割れてしまうと、新しい瓦を手配する手間や費用が発生し、工期にも影響が出てしまう可能性があります。
お客様の大切な家だからこそ、一つひとつの工程に妥協せず、丁寧な作業を心がけています。

複数の穴が開いてしまっていた谷樋板金。
これほど劣化が進んでいると、少しの雨でも室内に雨漏りしてしまうのは避けられません。
屋根は、家の中で最も雨風に晒される場所。
常に厳しい自然環境に耐えているため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

一般的に、新築から約10年～15年ごとには、専門家による屋根の定期点検をおすすめしています。
「なぜそんなに頻繁に？」と思われるかもしれませんが、屋根材の寿命やシーリング材（目地を埋めるゴム状の材料）の劣化は、紫外線や雨風によって着実に進行します。
目に見えない部分の劣化が、今回のようないつしか大きな雨漏りへとつながってしまうのです。
残念ながら、建物を建てたハウスメーカーさんや工務店さんが、お客様に自発的に点検を促すケースはまだ少ないのが現状です。
そのため、お客様ご自身で意識的に屋根の状態を気にかけ、必要に応じて点検を依頼していただくことが非常に重要になります。

雨漏りを放置するとどうなる？
雨漏りを放置しておくと、建物の内部にまで水が浸入し、柱や梁といった構造材を腐食させたり、断熱材を傷めたりします。
これらは家の耐久性を著しく低下させ、最悪の場合、大規模な修繕が必要になったり、家の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
また、カビの発生を促し、アレルギーや呼吸器系の疾患など、住む人の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

徹底防水！新しい谷樋（たにどい）と「最後の砦」ルーフィング防水紙

穴だらけになっていた劣化した谷樋板金を取り除いた後、次に大切な工程がルーフィング防水紙（ぼうすいし）の設置です。
ルーフィング防水紙とは、屋根の下に敷く、水をしっかり弾くためのシートのこと。
私たちは、谷樋があった場所にぴったりと沿わせるように、軒先から壁際までしっかりと防水紙を敷き詰めていきます。

このルーフィング防水紙は、万が一、新しく設置する谷樋板金の下に雨水が浸入してしまったとしても、屋根裏に水が到達するのを防ぐための、いわば「最後の砦」となる非常に重要な役割を担っています。
敷き詰めたルーフィング防水紙は、谷部の中心から軒先の雨樋へと雨水がスムーズに流れるような構造になっています。
これにより、二重の防水対策で、大切なお住まいを雨漏りから守ることができるのです。

ルーフィング防水紙を敷き詰めた上に、いよいよ新しい谷樋板金を取り付けていきます。
今回使用するのは、耐久性に優れたガルバリウム鋼板製の板金です。
この素材は非常に丈夫で、自然に穴が開きにくいという特長があります。
新しい谷樋板金は、壁際の部分も奥までしっかりと立ち上げて設置します。
これは、万が一、雨水が逆流するようなことがあっても、この立ち上がり部分が壁の内側への浸入を防ぐ「せき止め」の役割を果たすためです。
そして、奥から軒先の雨樋へとスムーズに水が流れるように、勾配を考慮しながら丁寧に設置していきます。

見た目も機能も完璧に！割れた瓦の交換と最終確認

新しい谷樋板金の設置が完了したら、次は最初に取り外しておいた屋根瓦を一枚ずつ丁寧に戻していきます。
この作業は、ただ瓦を並べるだけではありません。
谷樋の形状に合わせて瓦を加工したり、適切な位置に正確に配置したりと、非常に繊細な技術が求められます。

私たちは、瓦と瓦の隙間が適切になるように、そして雨水がスムーズに流れるように、長年の経験で培った熟練の技で作業を進めます。
初めに瓦を外す際に破損させないよう細心の注意を払ったのも、この再設置作業をスムーズに行うためです。
お客様の大切な屋根だからこそ、取り外しから設置まで、一つひとつの工程に妥協せず、丁寧な作業を心がけています。

谷樋板金の交換と、周辺の瓦の再設置を終えた後、次は破損していた屋根瓦の差し替え交換作業を行います。
屋根瓦は、雨や風、紫外線から家を守る大切な役割を担っています。

しかし、長年の使用や飛来物の衝撃などによって、ひび割れや欠けが生じることがあります。
たとえ小さなひび割れであっても、そこから雨水が浸入し、下地の腐食や雨漏りにつながる可能性があるため、見つけ次第すぐに交換することが重要です。
瓦の差し替え作業は、周囲の瓦を傷つけずに、破損した瓦だけを慎重に取り外し、新しい瓦と交換する専門的な技術が求められます。
私たちプロの職人は、瓦の特性を熟知し、一枚一枚丁寧に、そして確実に作業を行います。

今回の点検で、数枚の割れた屋根瓦が見つかりました。
特筆すべきは、そのうちのいくつかには、かなり以前にコーキングボンド（隙間を埋めるゴム状の補修材）で補修された跡があったことです。
しかし、時間がかなり経過しており、コーキングボンド自体が劣化して、防水の役割を果たしていない状態でした。
さらに、コーキングで補修されていない別の瓦にも、新たなひび割れが見つかりました。
これらの破損した瓦は、すべて新しいものに差し替え交換を行いました。

割れた瓦をコーキングボンドで一時的に補修することは、応急処置としては有効な場合もあります。
しかし、コーキング材は紫外線や雨風に弱く、時間の経過とともに硬化・ひび割れを起こし、その防水性能は低下してしまいます。

特に、屋根のように常に厳しい環境に晒される場所では、長期的な解決策にはなりません。
瓦のひび割れや破損を放置すると、そこから雨水が浸入し、屋根の下地や建物の構造材を腐食させる原因となります。
カビの発生や断熱材の劣化にもつながり、やがて大規模な雨漏りへと発展することも少なくありません。

お客様の笑顔が私たちの喜び！雨漏り修理は信頼できるプロへ

全ての修理作業が完了したら、使用した道具や余った材料を片付け、修理箇所とその周辺をきれいに掃除します。
これで、全ての作業が完了です。

作業完了後、すぐにお客様にご報告させていただきました。
修理中に撮影した写真をご覧いただきながら、どのような状況で、どのように修理を進めたのかを詳しくご説明します。
「これで雨が降っても心配しなくて済む！」と、お客様は大変喜んでくださいました。
その笑顔を見ることができ、私たちも大きなやりがいを感じます。

雨漏りのストレスは、想像以上に大きいものです。
いつ雨が降るのか、またどこから漏れてくるのか、という不安は、日々の生活に影を落とします。
今回の工事で、お客様はその不安から解放され、安心して暮らせるようになったことが何より嬉しく思います。
屋根は、普段なかなかご自身で点検することが難しい場所です。
しかし、家を雨風から守る最も大切な部分であり、定期的なメンテナンスが欠かせません。
「もしかして雨漏りかも？」と感じたら、それはお住まいからの大切なサインです。
放置すると、建物の劣化を早め、修理費用もかさんでしまう可能性があります。

名古屋市熱田区で雨漏りや屋根のことでお困りでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
経験豊富な職人が、お客様のお住まいの状況を丁寧に診断し、最適な解決策をご提案させていただきます。
大切なお住まいで、これからも長く安心して暮らすために、早めの点検・修理を検討してみませんか？

こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市熱田区【谷鈑金修復】雨漏り修理業者が解説！屋根の「谷部」の劣化が引き起こす雨漏りの原因と早期点検の重要性』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『【谷鈑金修復】名古屋市熱田区　経年劣化で穴があいた谷鉄板！新しく取り替え作業後にお願いしてお客様にアンケートにご協力』

ヤマムラ建装 株式会社では