東浦町 雨漏りを解決していきます!経年劣化した谷樋鉄板を新品に交換して安心の住まいと屋根を取り戻す工事

東浦町にお住まいのお客様の雨漏り修理、谷樋交換工事の様子を写真と共にご紹介します。
長年の劣化で穴が開いてしまった谷樋を、耐久性の高い新しい素材に交換。
以前の不適切なコーキング処置の状況や、丁寧な施工のポイントを分かりやすく解説します。
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『東浦町 室内で雨漏り!原因特定で屋根で目視による点検調査!穴があいて劣化した谷樋鉄板の修理をご提案』
雨漏りの根本解決!屋根谷部での谷樋鉄板の交換工事

東浦町にお住まいのお客様より、雨漏りのお困り事を受け、無料点検を実施いたしました。
診断の結果、雨水をスムーズに排水する役割を持つ、屋根の谷樋という部分の鉄板に、長年の劣化による穴が確認されました。
点検後、現状の詳細と必要な工事内容についてご説明し、お見積もりをご提示したところ、後日、工事のご依頼をいただきました。
今回のブログでは、その谷樋の交換工事の様子をご紹介いたします。
経年劣化した穴あきの谷樋を、耐久性に優れた新しい素材の谷樋へと丁寧に交換してまいります。
雨漏りの心配をなくし、安心してお過ごしいただけるよう、しっかりと作業を進めてまいりますので、ぜひご覧ください。
経年劣化した谷樋鉄板を取り外して行きます!

劣化した谷樋鉄板をスムーズに取り外すため、周辺の屋根瓦が干渉してしまう箇所があります。
そこで、新しい谷樋を設置できる範囲で、丁寧に瓦を取り外す作業から開始します。
屋根瓦は一枚一枚が重なっており、無理に持ち上げると破損の原因になります。
そのため、熟練の職人が、谷樋の形状や瓦の配置を考慮しながら、慎重に作業を進めていきます。
この工程は、新しい谷樋を正確に、そして安全に設置するために非常に重要です。
瓦を一時的に取り外すことで、谷樋交換の作業スペースを確保し、よりスムーズな工事へと繋げていきます。

谷樋の取り外し作業に入ると、以前の雨漏り修理の痕跡が見つかりました。
お客様のお話では、10年ほど前に訪問業者に雨漏りを指摘され、その際、穴の開いた谷樋をコーキングで塞ぐ応急処置をされたとのことです。
以前にもブログでお伝えしましたが、穴の開いた谷樋にコーキングを施すだけでは、根本的な解決にはなりません。
むしろ、一時しのぎの処置が、かえって雨水の逃げ道を塞ぎ、内部での滞留を招き、さらなる腐食を進行させる原因となることもあります。
劣化した谷樋は、やはり新しいものへと交換することが最も重要です。
その理由は、古い谷樋を実際に取り外してみると、より一層ご理解いただけるかと思います。

劣化した谷樋鉄板を剥がし、屋根の下地である野地板の状態を確認したところ、塗布されていたコーキングが完全に剥がれ、そこから雨水が浸入していたことが判明しました。
ご覧のとおり、こげ茶色に変色している範囲全体が、長期間にわたり雨漏りしていた証拠です。
作業前の約一週間は雨が降っていなかったにも関わらず、この状態ということは、以前のコーキング処理がいかに不十分であったかがお分かりいただけるかと思います。
このように、一時的なコーキング処理では雨水の浸入を完全に防ぐことは難しく、内部の木材を腐らせてしまう原因となります。
やはり、劣化した谷樋は根本的に新しいものへと交換することが、建物を長持ちさせるためには不可欠なのです。

訪問販売のリフォーム業者や、専門知識のない業者が、穴の開いた谷樋に安易にコーキングを勧めることがあります。
その背景には、技術不足や協力業者の不在、安価な材料で利益を上げたいといった理由が考えられます。
中には、「コーキングで雨は止まるだろう」と安易に考えているケースも。
しかし、このような応急処置は、お客様にとって多くのデメリットを生みます。
数年おきに補修費用が発生したり、業者と連絡が取れなくなったりすることも。
真面目な専門業者は、屋根の日の当たる場所へのコーキングを一時的な処置と考え、保証もしません。
長年の経験を持つ専門業者は、谷樋へのコーキングが根本的な解決にならないことを知っています。
飛び込みの業者や素人同然の業者には依頼せず、必ず地域の信頼できる専門業者に相談することが、将来的な安心に繋がります。
新しい谷樋鉄板を取り付けて行きます

長年の雨漏りの原因となっていた古い谷樋鉄板を撤去し、いよいよ新しい谷樋の取り付け作業に入ります。
現在、住宅の谷樋に使われる主な素材は、耐久性に優れたガルバリウム鋼板と、錆びにくく美しいカラーステンレス鋼板の二種類が主流となっています。
ガルバリウム鋼板は、そのコストパフォーマンスの高さと耐久性から広く採用されています。
一方、カラーステンレス鋼板は、さらに高い耐食性を持ち、美しい外観を長く保つことができるのが特長です。
お客様のご希望や予算、そして屋根の状況などを考慮し、最適な素材を選定し、丁寧に新しい谷樋を取り付けていきます。

新しい谷樋鉄板の接合部分には、雨水が隙間から浸入し、逆流するのを防ぐために、しっかりと防水コーキング処理を施します。
谷樋鉄板は、雨水を集めてスムーズに排水する重要な役割を担っています。
そのため、接合部にわずかな隙間でもあると、そこから雨水が入り込み、再び雨漏りの原因となってしまう可能性があります。
上下の谷樋鉄板が重なり合う接続部分にコーキング材を塗布することで、圧着された際にコーキングが広がり、より強固な接着と防水効果を発揮します。
この丁寧な処理によって、長期間にわたり雨水の侵入を防ぎ、建物を守ります。
細部までしっかりと対策を施すことが、雨漏り再発防止には不可欠です。

屋根の先端、軒先部分に取り付けた谷樋鉄板の先端には、雨水がスムーズに軒先の雨樋へと流れるよう、特別な加工を施します。
この加工を施すことで、雨水が谷樋の先端で滞ったり、外壁を伝って汚したりするのを防ぎます。
雨水が効率よく雨樋に集められるよう、角度や形状を丁寧に調整することがポイントです。
小さな工夫かもしれませんが、この一手間を加えることで、雨水の排水効率が格段に向上し、建物をより長く、美しく保つことに繋がります。

谷樋の側面からの雨水侵入を防ぐため、屋根材と谷樋の間に「水密材」という部材を設置します。
この水密材には適度な高さがあり、後で屋根瓦を取り付ける際に、谷樋との間にできる隙間を最小限に抑える役割を果たします。
隙間が小さくなることで、台風のような強い横殴りの雨でも、雨水が奥へと浸入するのをしっかりと防ぐことができるのです。
このように、細部にまでこだわった丁寧な作業により、経年劣化で穴が開いて雨漏りの原因となっていた谷樋鉄板の、新しい素材への取り替え交換工事は無事に完了いたしました。
次回のブログでは、一時的に取り外していた屋根瓦を、新しく設置された谷樋鉄板の上から再び施工していく様子を詳しくご紹介いたします。
どうぞお楽しみに
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『東浦町 雨漏りが解消する作業!谷樋交換後の瓦屋根復旧~職人の技で安心・長持ちの屋根へ』
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