【名古屋市昭和区】屋根点検!瓦の破損を差し替え修理で解決!天窓の劣化も調査し安全なリフォーム作業【トップライト】
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
名古屋市昭和区の屋根修理:野球場のボールで瓦が破損?
雨漏り屋根診断の様子をご紹介している現場ブログリンク先↓↓↓
工事のきっかけ
今回の工事のきっかけは、隣接する野球場から飛んでくるボールが自宅の屋根に当たっているのではないか、というお客様の不安からでした。
日中はお留守のことが多く、衝撃音を直接聞いたわけではありませんでしたが、ご主人がご自身で梯子を用意し屋根の様子を確認された際、瓦に明らかな違和感を見つけられたそうです。
しかし、瓦屋根の上は急勾配で足場が不安定な上、砂や埃で想像以上に滑りやすくなっています。
不慣れな方が調査や応急処置のために登ることは、命に関わる大きな事故に繋がりかねません。
実際、現地へ伺った際にはお客様がコーキング材で補修を試みた形跡もありましたが、屋根の上を移動するのは「危険と連携」であることを改めて強くお伝えしました。
私たちは「お客様に代わって事実を確認し、安心をお届けすること」を第一に考え、安全を確保した上で精密な点検を実施。
すると、グラウンドに面した箇所の瓦に破損が見つかっただけでなく、天窓(トップライト)のシーリング材や水切り部材の劣化も判明しました。
お住まいの現状を写真で詳しく解説し、将来的な雨漏りリスクを未然に防ぐための第一歩として、今回の修理プランがスタートしました。
建物の状況
築年数 ・・・ 築16年ほど
工事費用・・・ 約35万円ほど
施工期間・・・ 3日間ほど
建物種別・・・ 木造戸建て
ビフォーアフター

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「隣の野球場からボールが飛んできて、屋根が傷んでいないか心配……」
そんな切実なご相談を名古屋市昭和区のお客様からいただきました。
屋根は高い場所にあり、ご自身で確認するのは非常に危険です。
今回もお客様が梯子で登られたとのことでしたが、不慣れな方の屋根上作業は転落のリスクを伴います。
そこで私たち現場の人間が代わって詳細な調査を行い、瓦の割れや天窓の劣化を特定しました。
今回は、隅棟(すみむね)が干渉する難しい瓦の差し替えから、見落としがちな天窓の応急処置まで、大切なお住まいを雨風から守るための誠実な点検と修理の全容をお届けします。
目次
【名古屋市昭和区】野球場のボールで瓦が割れた?見逃せない「屋根の損傷」と安全な点検の重要性

名古屋市昭和区のお客様より、隣接する野球場から飛来したボールによる屋根の損傷についてご相談をいただきました。
日中はお留守とのことで直接的な衝撃音は聞こえなかったそうですが、ご主人が自ら梯子で確認されたところ、瓦の異変に気付かれたそうです。
しかし、屋根の上は急勾配で足場も不安定なため、不慣れな方が登るのは転落のリスクが非常に高く、命に関わる危険を伴います。
そこで私たち現場の人間がすぐに伺い、安全を確保した上で詳細な屋根点検を実施いたしました。
調査の結果、やはりグラウンドに面した箇所の屋根瓦に割れが確認されました。
こうした小さな破損を放置すると、いずれ雨漏りの原因となり、住まいの骨組みまで傷めてしまいます。
今回は迅速に瓦の差し替え工事をご提案し、安心してお過ごしいただくためのお見積もりを作成いたしました。
地域に根ざした一員として、一箇所ずつ手作業で丁寧に、大切な住まいを雨風から守るための最善を尽くしてまいります。
屋根の目視点検


屋根瓦の破損箇所を調査したところ、お客様がコーキング材で補修された跡がありました。
しかし、根本的な解決には至っておらず、瓦の破損は2箇所確認されました。
これらの破損箇所は、いずれも隅棟部分が干渉しているため、修理には隅棟瓦からの解体が必要です。
これは、割れた瓦を安全に取り外すために必要な工程です。
点検後、お客様には屋根の状態と修理方法について詳しくご説明し、隅棟瓦からの解体を含む工事のご提案をさせていただきました。
お客様の住まいを長期的に守るため、最適な修理プランをご提供いたします。

屋根に設置された天窓も点検したところ、ガラス部分とカバー材の接合部に使用されているシーリング材の劣化が確認されました。
シーリング材は、天窓からの雨水の浸入を防ぐ重要な役割を果たしていますが、紫外線や風雨にさらされることで劣化し、ひび割れや剥がれが生じやすくなります。
シーリング材の劣化は、雨漏りの原因となるだけでなく、建物の内部に湿気が侵入し、カビや腐食を引き起こす可能性もあります。
特に天窓は、屋根の中でも複雑な構造をしているため、一度雨漏りが発生すると、修理が困難になることがあります。
今回の点検では、シーリング材の劣化が初期段階であることが確認されました。
早めの補修を行うことで、雨漏りのリスクを最小限に抑え、建物を長期的に保護することができます。
お客様には、シーリング材の打ち直し工事をご提案し、天窓の安全性を確保することをお勧めしました。


天窓(トップライト)の水切りエプロン部(水下スカート)も、経年劣化により穴が開いていました。
この部分は雨水が溜まりやすく、穴から雨水が浸入すると屋根裏に流れ込み、雨漏りの原因となります。
水切りエプロンは、雨水を効率的に排水し、建物内部への浸水を防ぐ重要な役割を果たします。
しかし、長年の風雨や紫外線にさらされることで、劣化が進み、穴や亀裂が生じることがあります。
特に天窓周辺は、複雑な構造をしているため、一度雨漏りが発生すると、被害が広範囲に及ぶ可能性があります。
早期の補修は、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために不可欠です。
今回の調査結果を踏まえ、水切りエプロン部の修理または交換、および周辺の防水処理をご提案させていただきます。
お客様の住まいを雨漏りから守るため、最適な解決策をご提供いたします。
屋根全体の調査を終え、スマートフォンで撮影した写真をお客様と共有しながら、調査結果を詳しくご説明しました。
工事のご提案として、まずは最も緊急性の高い屋根瓦の差し替え工事のお見積もりをご提示しました。
また、谷樋の交換や天窓の修理についても、別途お見積もりを作成することにしました。
お客様のご要望やご予算に合わせて、最適な修理プランをご提案させていただきます。
ご不明な点やご要望がございましたら、お気軽にお申し付けください。
飛んできたボールで破損した瓦の差し替え工事

屋根瓦の差し替え作業は、破損した瓦を取り除き、新しい瓦を設置することで雨漏りを防ぎ、屋根の耐久性を回復させる重要な工事です。
しかし、破損した瓦が隅棟瓦と干渉している場合、作業は複雑になります。
新しい瓦を安全かつ正確に設置するためには、まず干渉している隅棟瓦を一時的に取り外す必要があります。
隅棟瓦は、屋根の重要な構造部材であり、慎重な取り扱いが求められます。
経験豊富な専門家は、隅棟瓦を傷つけないよう注意深く取り外し、新しい瓦の設置後に再び正確に取り付けます。
これにより、屋根の美観と機能を損なうことなく、瓦の差し替え作業を完了させることができます。

破損した屋根瓦を取り外した状態を確認すると、隅棟部分だけでなく、上の段の平瓦とも重なり合って干渉していることが分かりました。
また、隅棟瓦と棟漆喰も干渉しているため、この周辺一帯の瓦をすべて取り外さない限り、新しい屋根瓦への差し替えが困難な状況です。
この複雑な構造は、屋根の耐久性を保つために重要な役割を果たしていますが、同時に修理の難易度も高めています。
無理に作業を進めると、他の瓦を傷つけたり、屋根全体のバランスを崩したりする恐れがあります。
そのため、経験豊富な専門家は、周囲の瓦を傷つけないように慎重に解体し、新しい瓦を正確に設置します。
お客様には、この作業の必要性を丁寧にご説明し、安全かつ確実な修理をご提供いたします。

破損していた屋根瓦を、新しい平瓦に差し替え交換する作業が無事に完了しました。
干渉していた他の屋根瓦や取り外していた棟瓦も元の位置に戻し、しっかりと固定しました。
屋根瓦の差し替えは、雨漏りを防ぎ、建物の耐久性を保つために重要な作業です。
私たちは、お客様の住まいを末永く守るために、細部にまで注意を払い、丁寧な施工を心がけています。
今回の作業により、お客様の屋根は再び雨風に強く、安心して暮らせる状態になりました。
もう一か所の破損した瓦の差し替え

ここでは、以前にお客様がコーキング材で応急処置をされた、もう一箇所の破損箇所について説明します。
お客様ご自身で屋根に上がり、応急的に補修されたとのことですが、屋根の上の作業は非常に危険を伴います。
コーキング材は一時的な防水には有効ですが、長期間にわたって雨水の侵入を防ぐものではありません。
特に、屋根瓦の破損は、放置すると雨漏りや建物内部の腐食につながる可能性があります。
今回の作業では、コーキング材による応急処置箇所を丁寧に点検し、根本的な解決となる屋根瓦の差し替え工事を行います。
これにより、雨漏りのリスクを解消し、お客様の住まいを長期的に守ることができます。

こちらも先ほどと同様に、隅棟付近の屋根瓦の差し替え作業となります。
周辺の屋根瓦が干渉しているため、安全かつ確実に作業を進めるには、まず隅棟瓦を取り外す必要があります。
隅棟瓦は、屋根の構造上、重要な役割を担っており、雨水の浸入を防ぐために欠かせない部材です。
しかし、その形状ゆえに、他の瓦と干渉しやすく、差し替え作業を困難にすることがあります。
経験豊富な専門家は、隅棟瓦の構造を熟知しており、周辺の瓦を傷つけないように慎重に取り外します。
そして、新しい瓦の設置後、再び隅棟瓦を元の位置に戻し、しっかりと固定します。
この作業を通じて、屋根の耐久性を維持し、お客様に安心と快適な住環境を提供します。

干渉する屋根瓦を注意深く取り外し、必要な箇所を少し浮かせることで、破損した屋根瓦を新しいものに交換することができました。
この作業は、屋根の構造を熟知した専門家による正確な判断と技術が求められます。
屋根瓦の交換は、単に新しい瓦を取り付けるだけでなく、周囲の瓦とのバランスや防水性を考慮する必要があります。
私たちは、長年の経験と知識を活かし、お客様の住まいを雨漏りから守るために、細心の注意を払って作業を行いました。
今回の作業により、お客様の屋根は再び美しい外観を取り戻し、雨風からしっかりと守られることでしょう。
私たちは、お客様の安心と快適な住まいづくりに貢献できることを誇りに思っています。

新しい平瓦への差し替え作業に伴い、剥がれた屋根漆喰部分に新しい漆喰(南蛮モルタル)を塗布し、雨水の侵入を防ぐための養生を行いました。
写真をご覧いただくと、古い漆喰は白っぽく、新しい漆喰は黒っぽいため、色の違いが気になるかもしれません。
しかし、古い漆喰も元々は黒色の南蛮モルタルでした。
長年の風雨や乾燥により、色が抜け、白っぽく変化してしまったのです。
今回塗布した黒色の漆喰も、時間の経過とともに徐々に色が薄くなり、白っぽく変化していくと考えられます。
漆喰は、屋根の美観を保つだけでなく、雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばす重要な役割を担っています。

破損した屋根瓦を新しいものに交換するため、干渉していた棟冠瓦などをすべて取り外し、交換後に再び元の場所へと戻し、ビス釘でしっかりと固定しました。
これで屋根瓦の差し替え修繕作業は完了です。
今回の作業では、屋根の構造を考慮しながら、雨水の侵入を防ぎ、屋根全体の耐久性を維持することに重点を置きました。
瓦一枚一枚を丁寧に扱い、ずれや隙間が生じないよう慎重に作業を進めました。
屋根は、住まいを守る重要な役割を担っています。
私たちは、お客様に安心と快適な住環境を提供するために、これからも高品質な施工を心がけてまいります。
天窓の水切りエプロン(水下スカート)の補強作業の様子

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天窓のエプロン部分に発生した穴に対しては、応急処置としてコーキング材で塞ぎ、防水処理を施しました。
お客様は将来的に天窓の撤去も検討されており、LED照明の普及により採光が不要になる可能性も考慮されていました。
弊社では、天窓の撤去工事も承っておりますので、必要に応じてご相談ください。
すべての作業が完了した後、スマートフォンで撮影した作業中の写真をお客様にご覧いただき、作業内容を詳しくご説明しました。
お客様は、破損していた屋根瓦が綺麗に差し替えられたことに大変喜ばれ、「ありがとうございます」と感謝の言葉をいただきました。
FAQ(よくある質問)
1.天窓のメンテナンスはどれくらいで必要ですか?
一般的に10年ほどでシーリング材の劣化が始まります。
雨漏りが発生する前に点検を受けることをお勧めします。
2.屋根の漆喰の色が違うのはなぜですか?
新しく塗った南蛮モルタルは黒っぽい色をしていますが、数ヶ月から数年かけて徐々に乾燥し、周囲に馴染んだ白っぽい色に変化します。
3.火災保険は適用されますか?
飛来物による損害など、条件に合致すれば適用される可能性があります。
保険申請に必要な写真撮影などもお手伝いいたします。
初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓














