名古屋市昭和区にて庇屋根の和瓦葺き替えリフォームで新しい野地板材やルーフィング防水材で耐久性向上

2025年3月1日 2025年2月27日

ヤマムラ建装株式会社

工事のきっかけ

名古屋市昭和区にお住まいのお客様から、庇（ひさし）屋根の劣化についてご相談をいただきました。
長年にわたり、雨風や日差しを防いできた庇ですが、瓦のひび割れやズレが目立つようになり、雨漏りの兆候も見られました。
このまま放置すると、屋根全体の強度が低下し、安全性にも影響を及ぼす可能性があるため、早急な対策が必要と判断しました。
そこで、お客様と相談の上、新しい和瓦への葺き替えリフォームを実施することとなりました。
施工にあたっては、既存の瓦や下地の撤去、新しい野地板の設置、防水紙の施工などを丁寧に行い、耐久性と美観を兼ね備えた仕上がりを目指しました。

建物の状況

築年数　・・・　築８０年以上

工事費用・・・　約４０万円ほど

施工期間・・・　約３日ほど

建物種別・・・　木造戸建て

ビフォーアフター

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施工事例で引用した現場ブログのリンク先

初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市昭和区にて和瓦の庇屋根を美しく！新しい野地板とルーフィング防水で葺き替えするリフォームの全工程』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市昭和区にて経年劣化した庇屋根の葺き替え工事を伴った屋根リフォーム工事！完了後にアンケートにご協力を！』

1 工事のきっかけ
- 1.1 ビフォーアフター
- 1.2 施工事例で引用した現場ブログのリンク先
2 劣化した瓦を撤去し新しい野地板・防水紙を施工して耐久性と美観を兼ね備えた屋根に生まれ変わりました

劣化した瓦を撤去し新しい野地板・防水紙を施工して耐久性と美観を兼ね備えた屋根に生まれ変わりました

名古屋市昭和区にて、窓や玄関の上に設置された庇（ひさし）屋根のリフォーム工事を行いました。
庇は長年にわたり、雨風や日差しから建物を守る重要な役割を果たしてきましたが、経年劣化により瓦の損傷が見られるようになっていました。
そこで、今回の工事では、新しい和瓦への葺き替えを実施し、屋根の耐久性を向上させるとともに、住まいの美観も回復させる計画を遂行しました。

年数が経って劣化し気味の和瓦を取り外して行きます

経年劣化によって傷んだ古い瓦を、一枚ずつ慎重に取り外していきます。
また、瓦の下に施工されていた屋根土も併せて撤去し、屋根の下地を整えます。
取り外した屋根土は土嚢袋にまとめ、適切な方法で処分を行います。

経年劣化により傷んでしまった古い瓦を、一枚ずつ丁寧に手作業で取り外していきます。
瓦を取り除いた後は、瓦の下に施工されていた屋根土も撤去します。
この屋根土は、瓦を接着する役割を果たしていたものです。
撤去した瓦と土は、土嚢袋に集めて適切に処理します。

屋根全体に新しいの屋根野地材を取り付けルーフィングで防水作業を行います

古い屋根瓦と土を撤去し、下地である野地板が現れたら、まずは丁寧に清掃を行います。
長年の埃や塵をしっかりと取り除き、綺麗な状態にすることで、後の作業がスムーズに進みます。
清掃後、既存の野地板の上に新しい野地板を重ねて設置します。
新しい野地板は、一枚ずつ慎重に、屋根の構造を支える垂木に向かって長めの専用釘で確実に固定していきます。
この作業は、屋根の強度を保つために非常に重要です。

新しい野地板を庇（ひさし）屋根全体に設置し終えたら、次の工程として防水紙（ルーフィング）を丁寧に貼り付けます。
ルーフィングは、屋根の防水性能を高める重要な役割を果たすため、隙間ができないよう慎重に施工することが大切です。
この防水処理が適切に行われていれば、多少の雨が降っても室内への雨漏りの心配はなく、屋根の耐久性も向上します。

新しい和瓦を一列ずつ屋根に取り付けて行きます

防水紙（ルーフィング）の施工が完了したら、次の工程として桟木（さんぎ）を規定の寸法に従い、屋根全体に打ち付けていきます。
この桟木は、和瓦をしっかりと固定するための重要な部材です。
新しい和瓦を一枚ずつ丁寧に引っ掛けながら、落下しないよう慎重に設置していきます。
今回の工事では、庇（ひさし）屋根の左端から「逆葺き」という方法で施工を進めます。
（一般的な屋根工事では、右側から施工することが多いですが、今回は屋根の形状や施工条件に合わせて逆葺きを採用しました。）
瓦を取り付ける際には、専用の固定釘を一本ずつ打ち込み、強風などで飛ばされないようしっかりと固定していきます。

和瓦の設置を進める際には、瓦の上面に設けられた釘穴を活用し、一枚ずつ丁寧に釘を打ち込んで固定します。
この作業を確実に行うことで、強風時でも瓦が飛ばされる心配がなく、屋根の安全性を高めることができます。

また、屋根の端部分に取り付けるケラバ袖瓦については、ステンレス製の針金を使用し、しっかりと緊結します。
これは、瓦のズレや落下を防ぐための重要な工程です。
これらの施工を丁寧に行うことで、瓦屋根の耐久性を向上させ、安心してお住まいいただける環境を整えます。

熨斗瓦を使って壁際部の隙間に施工して行きます

新しい和瓦の設置が完了した後、仕上げ工程として窓枠の木製手すり下部の外壁際に熨斗瓦（のしがわら）を積み上げる作業を行います。
熨斗瓦の先端部分に合うように水糸を張り、庇（ひさし）屋根の両端が水平になるよう丁寧に位置を調整します。
その後、熨斗瓦を積み上げる際の高さ調整と接着を兼ねた屋根土を設置し、一枚ずつ慎重に熨斗瓦を並べていきます。
瓦をしっかりと固定するため、上から軽く押さえながら作業を進めます。
この工程を丁寧に行うことで、美しく整った仕上がりとなり、庇屋根の耐久性も向上します。

熨斗瓦（のしがわら）を設置するラインのすぐ下にある三日月形状の部分には、仕上げとして屋根漆喰を丁寧に塗布します。
漆喰を均一に塗り広げた後、その上に熨斗瓦を慎重に重ねていきます。
この際、瓦をしっかりと固定するために、軽く押さえながら丁寧に作業を進めます。
また、仕上がりを美しくするため、漆喰が前方にはみ出さないよう細心の注意を払うことが重要です。
この工程を丁寧に行うことで、庇（ひさし）屋根の見た目を美しく仕上げるだけでなく、耐久性を高める効果も期待できます。

作業の完了と作業範囲を掃除して完了のご報告

おかげさまで、庇（ひさし）屋根の葺き替え工事が滞りなく完了いたしました。
工事完了後には、お客様に写真をご覧いただきながら、今回の作業内容について詳しくご説明させていただきました。
新しく生まれ変わった屋根と、美しく輝く和瓦をご覧になったお客様からは、「想像以上に素晴らしい仕上がりで大変満足しています」という、大変嬉しいお言葉をいただくことができました。